書きたいことがないわけではないのですが、
職場で何台ものパソコンとの戦いの日々をすごしております。
日中それをやると、夜、自宅でそれをやろうという気力が失せてしまい
ここ数日ご無沙汰が続いておりますが、こういう時に便利なのがビデオ。
今日は8月15日のグアテマラシティーのお祭りの写真を貼って逃げてしまいます。
出てくるのは第2区の北部競馬場付近。
毎年、この界隈に露店が並び、たくさんの人が訪れるという話です。
・・・・・・行ったことないけど。
今年はどうやら、マイケル・ジャクソンも登場??
タイトルがFeria de Jocotenangoになっておりますが、
ホコテナンゴはアンティグアに隣接する市でして、
グアテマラシティーに遷都された時、
ホコテナンゴから被昇天の聖母の像が運ばれてきたことに由来する、
という話だったと記憶しています(あやふやですが)。
なので、グアテマラシティーの市祭なのにホコテナンゴ祭と呼ばれる、
ちょっとばかり奇妙な話になっておりますが
要は楽しければ名前なんかどうでもいいじゃん。ってことで。
イースター前の四旬節と言えば
アンティグアを始めとする国内各地でプロセッションと呼ばれる
御輿行列が行われるのが有名。
その宗教行事とは直接に関係ないけれど、
毎年聖週間前の金曜日(苦しみの金曜日と呼ばれる日)に行われるのが
ウエルガ・デ・ドローレス(苦しみのストライキ)。
正確にはHuelga de todos los Dolores(あらゆる苦しみのストライキ)
と呼ばれるこの行事、企画・運営は国立大学生。
今年が111回目に当たるんだそうで、ってことは1898年からやってるんですか?
元々は抑圧され、自由にモノ申すことができなかった国民に代わり
大学生が年に1回その時代の為政者に対し、風刺を利かせてモノ申す、
というのが事の始まりだとか。
学生が覆面着用なのも、抑圧の時代に始まったものだから、なのでしょう。
お陰で何だか怪しげで、あまり近寄りたくない雰囲気ではあるのですが。
その後、もっと過激に抑圧された時代があるのは周知の通りで
このストライキ自体が実行できなかった年もあるようですが、
それでも毎年繰り返されるこのストライキというか行列、
近年では地方都市の大学でも行われるようになっています。
今年も先週の金曜日がこの行列の日になっておりまして
まあそれなりに盛り上がるわけですが
今年はここのアメリカ大使が行列を見に行ったとかで
話題になっていました。
・・・・・・いやそれにしてもフットワーク軽いのよね、この方。
YouTubeでビデオを探してみたのですが、あまり良いビデオがなくて。
今年の行列の様子はむしろ
こちらの方 が良いかな、と。
復活祭までの40日をカトリック教会は四旬節と呼び
反省と節制と自己犠牲の期間としています。
その節制の一環として、この期間には肉食を避ける、
という習慣があるのですが、
肉断ちをして何を食べるかと言うと魚。
もっとも、日本にいた頃の神父様は
「日本は魚もおいしいから、
魚も我慢しましょうねぇ~」とおっしゃっていて
そりゃもっともだよなぁ~とは思っていたのですが、
グアテマラ付近ではそんなことありません。
巷の食堂のメニューにも魚が増えるのがこの季節。
でもだからと言って、スーパーなんかの店頭に
新鮮な魚が並ぶ・・・なんてのは望むべくもなく。
そりゃ、港方面まで行けばキトキトのおいしい魚があるんですが。
そんなわけで、この季節に人気があるのは
オイルサーディンと塩鱈。
オイルサーディンは年中売られているのでまあ良いとして
問題は塩鱈。
これがまた、本当にこの季節にしか店頭に並ばないのであります。
もちろんグアテマラ近海で鱈が獲れるわけはなく
(ちょっと沖まで行けば?マグロなんかは獲れるらしいです)
み~んな輸入物。
それも薄い身に塩がびっちり貼り付いていて、
身そのものよりも塩の層の方が遥かに厚そうな
塩と鱈の身のサンドイッチ状態。
もちろん、塩抜きして食するわけなんですが、
それでもかなり塩辛い。
でも近年はも少し塩の層が薄くて身が厚い、
高級塩鱈なるものが店頭に並ぶようになっています。
ものすごくおいしそうなんですが、これがまた無茶苦茶高価。
毎回手に取って眺めて、う~んと唸っては
結局元のところに戻してしまい、
その次に行った時にもまた手に取って眺めては
やっぱりう~んと唸って元に戻す。
で、ある日突然品切れになっていると、
やっぱり買っておくんだった~!と激しく後悔する。
そういうシロモノです。
でも今年は両者の中間のような、
身もほどほどで塩もほどほどの、そういう塩鱈がありました。
切り身ではなくて、小さな鱈の身を塩漬けにした物が出ていて
お値段もまあ、これくらいならなんとか。
これを思わず買ってきて料理に使って、
何だかものすご~く幸せです。
塩抜きしてもまだちょっぴり塩辛いのですが
それでもご飯と食べると、あ~幸せ。
海の魚の香りです。
そんなわけで、四旬節の節制が全然できないにも係わらず
年中四旬節だといいのに。
とちょっと思ってしまう私は罰当たりかも・・・。
セマナ・サンタも真ん中の聖水曜日となりまして、
グアテマラはなぜか聖水曜日の午後(12:00)から祝日で、
聖木曜日、聖金曜日と続きます。
国によってはイースター明けの月曜日まで祝日のところもあるようで、羨ましい限り。
まあ、セマナ・サンタまるまるお休みのところもたくさんあるけれど・・・、
その代表は学校とお役所!
学校はともかく、役所まで休みってのはね・・・、
労組が強いところの特権なのかも。
お役所いいよなぁ~、と横目で見ながら、
私もやっと今日の午後から日曜日まで休みです。
さて。グアテマラのセマナ・サンタは国外からの観光客も押し寄せる時期ですが、
有名なのはスペイン植民地時代の首都であったアンティグアのプロセッション。
最近はセマナ・サンタのサイトもあるので、
興味のある方は是非ご覧下さい。