伝聞情報なので、詳細は不明なのですが。
先日、同僚のM君を襲った強盗3人組が、死体で発見されたとか。
どういう状況で発見されたのか、事故なのか、殺されたのか、そういうところも不明です。でもタクシー運転手を含め3人が一緒に発見されたということ、所持品の中からM君が奪われたものが見つかったということは事実らしい。
ちょっとゾゾゾゾ~ッといたします。強盗に襲われた。ここまではまだ、日常なんですよね。
でもその犯人がまとめて死んでしまった、というのは。
以前、グアテマラでエルサルバドル選出の中米議会議員がグアテマラの警察官に殺害されたという事件のことを書いたことがあります。
この国でパンディーヤ、マラと呼ばれる青少年を中心とした犯罪者、時にはストリートチルドレンと思しき子どもたちが死体で発見される事件は度々あるのですが、警察発表によれば、こういうのは大抵マラ間の抗争によるものなんだとか。でも人権擁護団体は以前から「警察官が違法に犯罪者の処刑を行っている(=超法規的処刑)」と指摘しており、こちらの方もあながち根拠がないわけではなさそうなのです。
これでもグアテマラは法治国家ですから、犯罪者だから殺してよい、という理由は成り立たないのですが、悲しいかな、そういう事実がまだまだ存在しているらしい。というよりは、中米議会議員殺害事件の時のように、むしろ冷血にそれを実行できるのが警察官だと言った方が正確なのか・・・。
そういう深淵を垣間見たような気がして、なんだか怯えてしまわずにはいられないのです。
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