サヤスチェ 

アルタ・ベラパス県北部の山中に源流のあるラ・パシオン川は
ペテン県でゆったりと蛇行しながら流れていきます。
この川のほとりにはかつて多くのマヤの都市が栄え、そして滅んでいったのですが、
その都市の跡を縫うようにゆったりと流れ、
やがてサリーナス川と合流してウスマシンタ川へと流れ込みます。


サヤスチェはこのラ・パシオン川沿いにある町で、人口は約6万人。
19世紀頃にケクチ族の住民が他の町から移住、段々大きくなったのだそうですが、
内戦時には自分たちの住んでいた土地から逃げてここに住みついた人も多数いるそうです。


サヤスチェのことをちょっと検索していて出てきたのが
去年、パシオン川をフェリーで渡っていた食用油を積んだタンクローリーが川に落ちた!というニュースで、
折角なのでここにリンクを貼っておきます。
こんな感じ。


重量オーバーだったようですが、普通なら満載してても大丈夫なはずなんですけれどもね。
何といっても普段はこんな感じ・・・。


これをフェリーと呼んでいいのか、というのは非常に気になる点ではありますが、
今回はそれがポイントってわけではないのでちょっと置いておいて。


川に落ちたタンクローリーが積んでいたのは記事中「食用油」と書かれていますが
これは多分パーム油だったのだと思われます。
サヤスチェにはアブラヤシの農場が4つもあり、栽培面積では国内最大級。


ここで本来ならグアテマラ椰子生産者組合(GREPALMA: Gremial de Palmicultores de Guatemala)のデータを参考にしたいところなのですが、
GREPALMAのサイトにアクセスできないので
どんなデータが存在しているのかも把握できないのですが、
昨年8月のRevista Summaから少しデータを拾ってみました


  • 栽培面積:2005年の57千ヘクタールから2011年には90千ヘクタールへ
  • 2018年には110千ヘクタールの栽培面積となる見込み
  • 直接雇用は17,000人、間接雇用は40,000人
  • パーム原油の生産量は17万トン。内30%が国内消費、残りはメキシコや中米諸国などへ輸出


一方で土地がないと言っている農民がいるのに、
アブラヤシの農場はものすごい勢いで増えているのか・・・。


次回からはそのサヤスチェのアブラヤシ農場の話になる予定です。


[ 2012/10/15 06:00 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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