グアテマラの鉱業をおそるおそる覗いてみた 

グアテマラの鉱業について書いてみるにあたって、
一体どのくらい採掘許可があるんだろう?と思って
エネルギー鉱山省(Ministerio de Energía y Minas, 以下MEM)のサイトを見てみたら、
原油を除いて、ざっと400件くらいがリストになっていました。


最古のものは何と1901年に採掘許可が下りていて、現在もその許可が有効。
ウエウエテナンゴ県のサン・セバスティアン・ウエウエテナンゴにある、
金属を採掘していた小さな鉱山のようですが、ちょっとびっくりです。


20世紀初頭に発行されて現在も有効な採掘許可はその他にもいくつかあるのですが、
鉛の鉱山ばかり、しかも全部ウエウエテナンゴ県に集中しているのが興味深いです。


20世紀後半になると、建築用材として
石の採掘許可が増えていきます。
石灰岩や堆積岩、火山岩の他、大理石(これも広義では石灰岩なんでしょうか?)、
そして土や砂や漆喰もあり、
この時代は建築材としての採掘が増えていったのだろうなーと想像します。


金の採掘開始は、ちょうど内戦の終結の時期と一致しているようです。
現在の採掘許可で最古のものは1998年のイサバル県モラレス市のもの。
採掘許可の前に採掘調査があったでしょうから、
その前から手続きしてたはずとは思うのですが、詳細不明。


当時のアルスー政権は伝統的オリガルキー出身の人でしたから
どうやら鉱山開発を積極的に進めたらしい・・・。
と10年以上経ってからやっと理解している私ですが、
金属鉱山の開発は2000年を過ぎた頃からどんどん増加しています。
外資系の企業が参入して、
広大な土地の採掘が行われるようになったのもこの頃。


最大のものはこの前の話に出てきたCGNこと
Compañía Guatemalteca de Niquelが
アルタ・ベラパスとイサバル両県の
カアボン、セナウ、パンソス、エル・エストール4市にかけて採掘権を持つ248km2


CGNは元々はロシア発で現在はキプロスに本拠を置くSolway Groupが所有しているのですが、
ソルウェイ社はロシアはもちろん、
ラテンアメリカ、アフリカ、東南アジア、東ヨーロッパと
世界中に展開して鉱物の採掘をやってる他、
モスクワなんかで住宅開発もやってる会社みたいです。


この地域では他にマヤニッケル社、
ニクロメト・グアテマラ社がやはり採掘を行っていますが
どちらもカナダの会社の100%子会社。


マヤニッケル社を所有しているのは
アンフィールド・ニッケル・コーポレーションという会社なのですが
アンフィールドのウェブサイトを見ると、
やってるプロジェクトってグアテマラのマヤニッケルのものだけなんですよね。
ここだけで会社を回していけるくらいの利益が出ているのか・・・。すごい。


なんだかそういう魑魅魍魎がうようよしていそうな世界で
おっかなびっくりで既に腰が引けてはいるのですが、
そういう世界をちょっと覗いてみようかと思います。



[ 2012/07/29 23:49 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

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[ 2012/07/30 01:14 ] [ 編集 ]

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