バクトゥンの道 1 

なぜか人間て終末論が好きなようで、
20世紀末には地球が滅びるという話がありましたが、
無事に21世紀になってみれば、あっけないもので。


今まことしやかに噂されているマヤ暦の終わり=世界の終わり説もまたしかり。
今年の12月21日にマヤのカレンダーが13バクトゥンを満了するわけですが、
「マヤにとって13は特別な意味のある数字だからきっと何かある」って言われても・・・。


ま、それはともかく。
13バクトゥンと言えば1872000日に相当するわけで、
ひゃくはちじゅうななまんにせんにち、というのは5125年間。
起点となるのは紀元前3114年頃になります。


そんな昔に一体誰がマヤ暦(と呼ばれるもの)を始めたのかは謎のまま。
マヤと呼ばれる民族は紀元前1000年頃から文明を築いていったとされていますから、
ひょっとしてまだまだマヤと呼ばれる以前だったマヤ人が作ったものかもしれないし、
あるいはその地に住む他の住民が作ったものかも知れない。


何はともあれ、マヤ人がそのカレンダーを長年の間カウントしてきたのは事実で、
その暦が節目を迎える今年はマヤ民族にとっても意義があるに違いない・・・と私も思います。


そう思うのは何も私一人ではないようで、
グアテマラ政府もここぞとばかりに観光キャンペーン実施中。
その名もLa Ruta de los Bak'tunes(ラ・ルータ・デ・ロス・バクトゥーネス/バクトゥンの道)。


バクトゥーネスはバクトゥンの複数形で、
マヤの長期暦をカウントする単位で1バクトゥンは約394年のことですが、
そのバクトゥンにあやかろうという次第。


マヤの人にとってもスポットライトを浴びることになるわけで
喜んでいる人もいるそうです。まあ皆が皆かどうかは知りませんけれどね。


そのバクトゥンの道のサイトはこちら(英語、スペイン語もあり)。
13バクトゥンのカウントダウンもついています。


このサイトで取り上げられている11の遺跡がグアテマラの中では整備され、
比較的アクセスしやすいと思われるものらしい(かなりお金次第のような・・・)。


2つのルートが設定されていて、一つは「生の文化」コース。
タカリク・アバフ、
エル・バウル、
クマルカーフ、
カミナルフユ、
イシムチェ
の5つが上がっていますが、
クマルカーフとイシムチェは後古典期、
残る3つは前古典期の都市なので、
一緒にまとめるのはちょっと乱暴なような気がするんだけれど・・・。


もう一つはマヤの花、古典期の都市跡で、
セイバル、
ティカル、
ウアシャクトゥン、
ヤシャ-ナクン-ナランホ、
キリグア、
エル・ミラドール
の6ヶ所。
セイバルは遠いし、エル・ミラドールは陸路だとジャングルの中を徒歩かロバで数日、
ヘリなら数時間だそうですが、料金お高め。


そんなわけで、このルートを全制覇できる人なんて
ほとんどいないんじゃないかって気がいたしますが、
まあ気は心です。


新聞にこのバクトゥンの道のガイドが挟まっていたので、
簡単に抜粋しておきます。


タカリク・アバフ (Tak'alik Ab'aj)
場所:レタルレウ県エル・アシンタル市(屋外)
時間:月~金 7:00~16:00、土 8:00~12:00
入場料:無料
施設:駐車場、ガイド、トイレ、博物館。ホテル、レストラン、キャンプ場も近くにあり。


オルメカ文明及びマヤ文明の遺跡。
オルメカはマヤ以前に栄え、マヤの基礎となった文明と言われています。
マヤ同様に石の文明だったのですが、オルメカはなぜか巨大な石頭をゴロゴロ残しています。


エル・バウル (El Baúl)
場所:エスクイントラ県サンタ・ルシア・コツマルグアパ市(博物館)
時間:月~日 8:00~17:00
入場料:グアテマラ人 Q5、外国人 Q50
施設:駐車場、トイレ


遺跡そのものは都市開発で破壊され、その大部分は現在サトウキビ畑になっているのだとか。
7バクトゥンの日付のある石碑が出てきた遺跡で、
ものすごく価値がある場所のはずなんですけれどもね・・・。
紀元前に人が住み着き、西暦100年頃には放棄された都市だと言われています。


クマルカーフ (Q'umarka'aj)
場所:キチェー県サンタ・クルス・デル・キチェー市
時間:月~日 8:00~16:30
入場料:グアテマラ人 Q5、外国人 Q30
施設:駐車場、トイレ、博物館


キチェー族の都市跡。
都市はスペイン人に焼かれてしまっていますが、現在は遺跡公園になっています。


カミナルフユ (Kaminal Juyú)
場所:グアテマラ県グアテマラ市7区
時間:月~日 8:00~16:30
入場料:グアテマラ人 Q5、外国人 Q30
施設:駐車場、トイレ、博物館


現在のグアテマラシティに昔あった大きな都市跡。
グアテマラシティの都市開発のため、大部分が失われていますが、
一区画だけ遺跡公園になっています。


カミナルフユは紀元前1500年頃から西暦900年頃まで栄えた都市と言われています(諸説あり)。
オルメカ的な出土品もマヤ的な出土品もあり、
やがてティオティワカン(メキシコ)的な物も見られるようになっていきますが、
これが商業的交流によるものなのか、ティオティワカンに征服されたのか、その辺りもまだ不明。
カミナルフユの住民が後のキチェー族やカクチケル族になったと言われ、
ここもまた歴史的価値の高い都市跡ではあるのですが。


ちょっと離れた場所にあるミラフローレス博物館も
カミナルフユ遺跡に関係したものを展示しています。


イシムチェ (Iximché)
場所:チマルテナンゴ県テクパン・グアテマラ市
時間:月~日 8:00~16:30
入場料:グアテマラ人 Q5、外国人 Q50
施設:駐車場、トイレ、博物館、キャンプ場


カクチケル族の都市跡。
カクチケル族はスペイン人侵略者と手を結んだため
イシムチェのあったテクパンはグアテマラ最初の首都でもありました。


途中ですが、深夜になってしまったので、残りはまた後日。


[ 2012/07/22 23:54 ] マヤ | TB(0) | CM(0)

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