Fu Lu Sho 

日本の話はちょっと置いておいて、久しぶりにグアテマラ関係の話など。


というか、たまたま読んだ記事が気になっただけなのですが。


グアテマラシティの1区と言えば、
薄汚い、小便臭い、雰囲気悪い、建物汚い、治安悪い、てなイメージを持たれている方も多いかと思います。
実は私もそうでして、たまに通ると緊張したりします。
その1区が、数年前からセクスタ・アベニーダ(6a. Avenida)の整備もあり
今ではパセオ・デ・ラ・セクスタ(Paseo de la Sexta)という名前の
すっかりオサレな通りに変身してしまいました。
・・・という話をセマナ・サンタに書いたわけですが。


6a. Av.を通られたことのある方なら、
18 Calle辺りから中央公園に向かって歩いていくと中ほどに
中華料理のレストランがあるのをきっと覚えているのではないかと思います。
1区は中華のお店も多いのですが、6a. Av.にあるFu Lu Sho(福禄寿)というレストランは
一度見たらなぜか忘れられないインパクトがあります。


周囲になじんでいるようでなじみきらない、不思議な空間なんですよねぇ。


オープンは1956年、当時の大統領はアルベンス政権を倒したカスティーヨ・アルマス。
6a. Av.が華やかだった60年代(とか見て知っているように書いているけれど)、
内戦の暗い影に覆われた時代(これも実際のところは知らないけれど)、
そういう歴史と共に生き延びてきたレストランですが、
このお店が閉店せざるをえなくなるかもしれない・・・というコラムが
エル・ペリオディコ紙に出ていたのでありました。
そしてまたディナ・フェルナンデスがそれについてコメントしていたりとか。


Fu Lu Shoの場合はお店のある建物を買った家主が店舗の賃貸料の引き上げを求めており、
レストランの経営者はそんな金額はとてもじゃないけれど支払えないと言っているんですよね。
どうやら別のファーストフードレストランが家主に賃貸を申し入れており、
できることならさっさと出て行って欲しい、ということらしい。
というわけで6a. Av.の再開発のとばっちりと言っても良いのかも。


もちろんこの通りで営業していたお店の中にはとっくの昔に出て行ったところもあり、
その理由も治安の悪化とか、駐車場がなくて不便だとか様々で、
汚くて治安の悪い場所で営業続けてもジリ貧だったでしょうから
再開発されたからいけなかったとも言えないようには思います。


Fu Lu Shoだけを特別扱いするのは間違っているのかもしれないのですが、
60年以上同じ場所で歴史を綴り、
カピタリーノ(グアテマラシティーの人たちの呼称)達にも知られている
シンボリックなその場所がなくなってファーストフードになってしまうのは
ちょっとやりきれない気がします。


特に再開発された後に入ってきた店舗が
他の地区にあるモールにも入っているようなレストランやカフェばかりで
古き良き1区を思い起こさせる物とは縁遠いだけに
何とか残せる方法はないのかな・・・と私も思ってしまいました。


このお店、昔1,2度入ったことがあります。
エビタマドンだったか何か、そんな雰囲気のものを食べたようなかすかな記憶・・・。
実は昔1区に住んでいたことがあるので、この辺結構ブラブラしたりしてたんですよね。
ビンボー時代で、外食という贅沢はあまりできなかったのですが時間だけはあったので。
そういう自分の思い出ともちょっと重なってついついノスタルジー・・・。


アイデンティティーを守りながら再開発していくのは難しい。
この地区は建物も古いですから、維持費もかかりそうですしね。
いっそのことグアテマラシティーがこの地区丸ごと買い上げて
切り盛りしていってくれればいいのに・・・とかつい他人事のように思ってしまいました。




このビデオ、1区の再開発の話ですが、
最初の方にFu Lu Shoとレストランオーナーのマリエロスさんも登場しています。


新聞記事の方はすごい反響だったそうで、マリエロスさんも大いに励まされた模様。
家主と賃貸料金について交渉して、何とかお店を続けたいと言っておられます。


是非、そうなってくれますように。




[ 2012/07/18 23:47 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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