最後に-ポロチク地方のこと 

今年の1月に政権が変わり、
ポロチク地方は政府の福祉プロジェクトである
Hambre Cero(アンブレ・セロ-ハングリー・ゼロ)の対象地域に入っています。


このプロジェクトは慢性栄養失調の撲滅を目標としているもので
国内の栄養失調児の多い地域を対象に、
母子保健のケア、栄養強化したトルティーヤの配布などが内容ですが、
農民が要求している土地の提供はこれには含まれていません。


現代において、一度私有地として登記されてしまった土地は
何度占拠しても、その土地の所有者にはなれないわけですが、
それでも「この土地でなければ」と体を張ってその土地を守ろうとする人達に対しては
どんな法も理屈も通用しません。


と同時に、ウェンディのような重度の栄養失調の子供は法や理屈では救えない。


必要なのは対話なのでしょうが、それも不調に終わっている。
「政府や金持ちは信用できない」という農民の意識が障害となり
一歩踏み出すことすらできずにいるのは残念なことです。
もちろんそれには至極もっともな理由があるわけで
そのことで農民を責める気にすらなりません。


時間がないのでさっと書くに留めますが
グアテマラの憲法は私有財産の保護を謳うと共に
生存権を保証し、
先住民の伝統や慣習への尊重を保証し、
先住民への国有地の配分を保証し、
歴史的に先住民のものとされてきた土地の所有権を保証しています。


先住民の土地問題というデリケートなテーマについては
国が責任を負うことになっていますが、
その国を信用できないであれば、
国ではなく、第三者的な仲裁機関(望ましくは国際機関)の関与なしには
これ以上、どちらの方角へも一歩も進まないだろうと思います。


そしてそれには何年もの月日が必要なわけで・・・。


良い解決策があるものなら、是非教えて頂きたいです。


これはグアテマラの話ではありませんが、見て頂きたいビデオ。
アーロン・ヒューイがアメリカの先住民、ラコタ族について話しているものです。
英語ですが日本語字幕を選択できます。










こうして長々と書き続けてきたポロチクの話は終わりです。
問題が大きすぎて、私ではちょっと力不足でしたが・・・。
もう少し書きたかった話もあるのですが、
明日から(日付が変わっているのでもう今日・・・)しばらく日本へ行くので
その間はブログの更新もありません。


参考にした本やサイトなどを最後にまとめてリストアップしたかったのですが、
その時間もないようで(今夜は2時間ほどしか寝られなさそう・・・)、
それは後日付け足すということにして。


帰ってきたらまたボチボチとアップすることに致します。
それでは~



[ 2012/06/02 01:44 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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