ワカ遺跡のこと 

セマナ・サンタ期間、13区にある3つの国立博物館が無料!と聞いて
喜びいさんで出かけてきました。


国立考古学民族学博物館、私好きなんですけれど
しばらく前から外国人は別料金になってしまって以来、行ってないです。
現在の外国人の入場料金はQ60で、
これって何気に3Dの映画見るより高いんですよ!!!
まあそれ位払っても見る価値はあるとは思うのですが、
やっぱりちょっと足が遠のきますよねぇ・・・。


そんなわけで久しぶりに行った博物館。
張り切りすぎて、どうやら一番乗りだったようでした(笑)。
常設展だけでも十分見ごたえがあるのですが、
ちょうどエル・ペルー・ワカ展をやっていて、これがなかなか素敵だったんですよね。


01 El Perú - Waka'

まずは地図から。
(念のために書いておくと、この博物館写真OKです。フラッシュ禁止)
ペテン県のサン・アンドレス市、ラグーナス・デル・ティグレ国立公園の中に
エル・ペルーと呼ばれる場所がありまして、
ここで発掘された遺跡も当初はエル・ペルー遺跡と呼ばれていたらしいのですが、
その町が昔はワカと呼ばれていたことが近年明らかとなり、
現在ではエル・ペルー・ワカ(El Perú Waka')遺跡と呼ばれるようになっているそうです。


02 Glifo Emblema de Waka'

これがその町の名前を現す文字なんだとか。
私には説明が書かれていてもチンプンカンプンなのですが、
マヤ文字は日本語と同様表音文字と表意文字からなっていて
そのお陰で当時何と呼ばれていたか、またその意味は何か、というのが理解できるんだとか。
で、詳しい説明は省きますがワカはムカデの町、という意味だったと考えられています。


げっ!!!
ムカデは超苦手なんですけれど、あちらの方にはひょっとして多かったんだろうか・・・。
まあそれはともかく以降この町のことはムカデ町、じゃなくてワカと呼ぶことに致します。


ワカではマヤの前古典期後期から古典期末期にかけての建造物が確認されています。
紀元前400年から西暦1000年にかけての、1400年間ほど。
現在確認されている建造物は767個あるそうですが、
70年代に発掘が始まり、詳しい調査が行われたのは2003年以降なのだそうで、
この遺跡の全貌はまだわかっていないようです。


というよりも、マヤの遺跡が多すぎて、全部調査しきれないという方が正しいのか・・・。


そんなわけで、展示されていたのは全体像がわかるものというよりは
発掘品がメインでした。
で、そんな展示品のひとつがこれ。


04 El Rey Muerto y Venado Espíritu Acompañante

05 El Rey Muerto y Venado Espíritu Acompañante

あまりに可愛かったんで、バシバシ写真撮ってしまいました。
土製の小さな人形がたくさん並んでいたんですよね。
元々は着色されていたと思われ、うっすらと色の残っているものも。
でもこのセットのメインはなんと言っても手前の「死せる王と鹿の魂」。


腕を胸の前で組み、跪いているのが死せる王。
短く切った髪の毛はトウモロコシの神に関連しているのだとか。
隣に立ついささか擬人化された鹿は、祈りを唱えているかのように口を開けていますが、
鹿もマヤ的にはトウモロコシの神に関連しており、
特に命やトウモロコシの種や再生をもたらす雨を起こすために必要な犠牲のシンボルなのだそうです。
(雨乞いの儀式で鹿が捧げられたりしたということかしらん・・・)
そういう動物だからこそ亡くなった王が死後の世界へ旅立つ際に導き手として使われている、
ざっとそういう説明が書かれていました。


そう言われてみれば確かに神聖なものなのでしょうが、
それにしては可愛すぎる!
後ろの王やその妻やその周りの人たちや、全部で20体くらいあったでしょうか、
それぞれに可愛らしかったです。
全部まとめてセットにして家に持ち帰って飾りたかったくらい!


中には闘士の人形もあったのですが、
被っている兜がちゃんと取れるようになっているんですよねぇ。
(闘士は雨乞いの儀式に関連して拳闘を披露する人たちみたいです)
本当に素敵でした。


06 Cuenco Policromo con Tapadera

それ以外ではいかにもマヤらしい陶器ですとか。
副葬品として発掘されたものですが、
蓋に描かれている「聖なる鳥(Ave Celestial)」は特別な行事の時にしか使われなかったことから
副葬品として作られたものではなく、別の用途があったのではないかと見られているとか。


07 Cuenco de Ónix

逆にマヤっぽくないのがこれ。
解説に書かれていたónixを信じるなら縞瑪瑙(シマメノウ)なのですが
縞がないよね・・・。
むしろアラバスターの方が近いように思いますが、その辺りはよくわかりません。


どちらにしても、こういう無地の白い器はちょっと目を引きます。
これも副葬品として発掘されたものですが
この墓は王の墓ではないかと見られているそうです。
マヤと言えばヒスイが一番尊まれたわけですが
トルコ石、アラバスター、シマメノウなどもまた大事にされたのだとか。
シンプルだけれど素敵です。


そんな素敵な物が出てきたワカですが、
実はこの町はティカルとの戦いに敗ぶれており、
そのため文字が描かれていた重要な石碑などは破壊されてしまっているのだとか。
まだまだ発掘調査は続いていて、今年は西側の住居跡を調査するそうです。


そんなワカを訪れた方のビデオがありますので、こちらもどうぞ。






[ 2012/04/08 23:59 ] マヤ | TB(1) | CM(0)

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まとめteみた.【ワカ遺跡のこと】

セマナ・サンタ期間、13区にある3つの国立博物館が無料!と聞いて喜びいさんで出かけてきました。国立考古学民族学博物館、私好きなんですけれどしばらく前から外国人は別料金になってしまって以来、行ってないです。現在の外国人の入場料金はQ60で、これっ!!まあそれ位...
[2012/04/09 15:16] URL まとめwoネタ速suru