サトウキビ畑の子供達 (今度こそ最後) 

「サトウキビ畑の子供達」で結構エネルギーを使い果たしてしまいました(笑)。


実はブログにアップした後、もう一度全文をリライトしていたのですが、
それもようやくなんとかできたのでこちらにリンクしておきます。
タイトルは原題の通り「グアテマラ砂糖業界における児童労働と労働搾取」
PDFファイルになっています。


さて、内容に関して私のコメントを少し書いておきます。


リポートに出てくるフラメンコ農場の状況が劣悪なのは事実ですが、
例えば子供が働いている理由が一方的にオーナーにあるかと言えば
それはやっぱり違うかも、と思います。


基本的に子供は親に言われて仕事をするから。
もちろん親は子供を育てるためにお金が必要だから、なわけで、
突き詰めて言えば、一日に2トンの収穫では必要なお金を賄えない低賃金が悪い!ということなのでしょう。


参考までに宮古島でサトウキビの収穫を体験されたやのすけさんのブログを元に
少し比較してみます。
やのすけさんによれば、サトウキビ収穫に必要なのは「力 と スタミナ と コンディション」。
でも一番ポイントになるのは力なんだとか。


一方、オーナーの方は2人で6トンの収穫、というのを前提にしておられ、
1日3トンの収穫をして8000円が相場。
熟練者なら1日4トンで10,000円の収入というのも可能だとか。
やのすけさんによれば、「1日2.5トン以下の人はこの仕事に向いてないかも」とか。


リポートに出てくる人たちは頑張って3トンと言っているわけですが、
日本とグアテマラの労働者達の栄養状態の違いはかなり大きそうだし、
グアテマラの農園の労働者は収穫して運ぶという作業があるので、
仕事量としては同じ程度のものなのかもしれません。


しかし、日本で3トン収穫すれば8000円ですが、
グアテマラでは3トン収穫しても60ケツァル。
文中に出てくる通り7.5ドルで計算すると600円程という計算になります。
農園の人たちを日本へ出稼ぎに送ってあげたい(涙)。


搾取と言われればその通り、前近代的と言われればごもっとも、ですが
グアテマラの産業は労働者の低賃金を前提に成り立っているものも多く、
これを改善しようと思うならば産業が発達する必要があるのでしょうが、
未だに農業に依存するところの多いグアテマラでは
まだまだ先行きは厳しいのではないかと思います。


一昨年でしたか、国内の砂糖が安価なのでメキシコに大量に密輸出され、
国内の砂糖が品薄になったことがありました。
砂糖は近年値上がりしていますが、それでもまだ海外と比べれば安価なようで、
でもしかしその価格もこういう社会のひずみを一身に負ったような人たちの
低賃金が支えているという事実は、なんともやるせないものです。


こういう告発記事が出ることで待遇が改善されるのなら良いのですが、
最後の方に書かれている通り、フラメンコ農場は経営を放棄、
当時働いていた人たちは皆クビになったと、アルセはTwitterで報告しています。
「こんなつもりではなかったのに、畜生」とか何とか書かれていた記憶。


まだ書きたいことはあったのですが、
そろそろ時間も遅いので、まとまりがないですけれどこの辺で。


コスタスールに行くと幹線道路脇に一面にサトウキビ畑が広がり、
サトウキビ刈りをする人たちを遠目に見かけたことはありますが
炎天下のコスタスールで
この作業を何年もの間ひたすら続けている人たちがいるのか・・・と思うとちょっと目眩を感じます。


そういう人たちのお陰で成り立っている国なんですよね、グアテマラって。


[ 2012/03/18 23:58 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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