「カラスを育てると」その後のこととか 

前回のパナハッチェルの覆面集団に対するルシア・エスコバルの告発は
その後各方面に反響をもたらしているようです。


まず最初に起こったのがエスコバルに対する脅迫や嫌がらせ。
そのためエスコバルはしばらく前よりパナハッチェルを出て
別のところに住んでいるとか。
少しずつこの話が広まり、取り上げるメディアが増えていたところ、
先週土曜日には治安委員会のビクトル・マヌエル・アンレウとフアン・マヌエル・ラロンの2人が
職権濫用、略取誘拐、拷問、殺人、社会粛清、超法規的処刑の容疑で逮捕されました。
この二人は治安委員会の委員長と副委員長に当たり、
エスコバルが指摘していた人物でもあります。


用意はしていたけれどアップできないままになっていた10月23日付のEl Periódicoの記事、
折角だから復習も兼ねてここにアップしておこうかな。



共同体開発審議会がソロラ県の19自治体に市民治安協議会を設置したのは3年前のことである。住民らが自らパトロールを行い、麻薬や犯罪予防を行うことが目的であった。


今でも協議会が残っているのは6自治体であり、夜間のパトロールを行っている。一方パナハッチェルでは「覆面隊」と呼ばれる一団が活動しているが、住民らはこのグループを犯罪組織と認識している。


実際、ベネディクト・テナス検事はこの一味をファシストのような性質の凶悪な犯罪グループと指摘している。住民や観光客を脅している上、数々の失踪事件、傷害事件、家屋への不法侵入に係わっているとみられている。


この一団は約100名で、リーダー格なのは15人程。9つの地域に分かれて活動するが、棍棒、電気警棒や刃物で武装している。


現在、このグループが関係したとして捜査が行われている事件は15件ある。しかし、このグループを恐れる住民らは、犯人が誰かを知っていても、告発することはほとんどないという。


10月4日から行方不明となっているルイス・ヒルベルト・ティアンの妻ロレナ・カアルは、このグループが夫の失踪に関与していると指摘している。なお彼女は、このパトロール隊のリーダーはビクトル・アンレウ、フアン・マヌエル・ラロン、ダビッド・アルゲタだと話している。


カアルによると、夫はその日、地元の祭りの後、友人2人と夜更けまで飲んでいたのだそうだ。そこへやって来たパトロール隊が3人を捕らえようとしたが、2人は逃れ、ティアンだけが捕まった。隠れていた2人は覆面をしたグループがティアンを連れて行ったのを見ている。数日後、湖でティアンのセーターとサンダルが見つかった。カアルは3人を告訴したが、現在までのところ当局は何の捜査もしていないという。


ミチェル・ペラサは13年以上グアテマラに住んでいるシンガーソングライターであるが、今年1月、このグループの被害にあったとして、グループのリーダーであるラロンを名指しで告発している。ぺラサを襲った一団は、彼の鼻を折って川に投げ込み、更に電気ショックを与えている。


ぺラサは夜、セレモニーの後、恋人と友人といたところを50人程のグループに捕らえられた。3人の内、被害にあったのはぺラサだけであったが、検察に行った被害届はその後進展を見せていない。なお、ぺラサはその日からグアテマラシティに住居を移している。


市当局からは認可されていない、治安委員会の副委員長であるラロンは、治安委員会は治安審議会よりも上位に位置する組織であり、皆、委員会の活動について誤解していると話している。委員会のメンバーは1800人いるが、毎日地区ごとにパトロールに当たっているのは15~20人程度だという。覆面については、この地域は気温が低いので毛糸のマスクを着用する必要があるとしている。また、パトロール隊のメンバーは皆身分証明書と蛍光色のベストを着用していると話しているが、住民はこれを否定している。


「覆面グループについては私たちも知ってますよ」とテロン。検察もグループのメンバーを知っており、3人が逮捕されているという。ティアンの妻の告発については、違法行為を行っている外国人や首都から来た人間の嘘を信じ込んでいるのだと指摘している。
ある人物は、このグループの行動には恐怖を覚えると話していた。元々は治安審議会の一部であったが、やがてそこから独立した。パナハッチェルの警察署長ラファエル・ゴンサレスは、告発を受けていることを認めているが、現在までのところ逮捕された者は皆無である。


一方検察は、現市長のヘラルド・イゲーロスからの協力が得られないとも指摘している。市長は公式行事の席上、そのような秘密グループについては一切知らないと断言したが、住民らは市長こそがこのグループを創った人物だと言っている。テナス検事は、パナハッチェルの通りを夜間歩くのは、観光客にとっても住民にとっても危険な行為だと認めている。


ソロラ県知事のエレナ・ヨフコムは、覆面グループがどのように活動しているかは知らないが、検察に届出があった事件については知っていると話している。また、パトロール強化のため、内務省が迅速に警官の増員を行ってくれたことも付け加えている。


ヨフコム同様、パナハッチェル市長もグループの活動については認識していないした上で、先月からこのグループの活動を禁止しようとしていると話している。市長自らが委員会の元に出向き、これ以上違法な行為を続けるならば、捜査せざるを得ないと説得したのだという。


市は現在、別のパトロール部隊を作る予定でいる。新しいパトロール部隊のメンバーは1000人で、緊急事態への対応の他、湖岸の清掃に当たるのだという。
(以下略)




[ 2011/11/01 23:30 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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