車両通行税 

昨日の続きを書こうかと思ったのですが
今日はあまり時間が取れなさそうなので、
その話はまた別の日に、ということにして。


今日は税金のお話。
日本で言うところの何税に当たるのか良くわからないけれど
Impuesto Sobre la Circulación de Vehículosという税金。
車両通行税とでも言えば良いのかしら。
年1回、車を所有する人が支払うこととなっています。


車の種類、年式等に応じて税額が決定されますが、
税金としてはそんなに高いものではありません。


加えて支払う期間は1月から7月末日、
SAT(税務署に相当、サットと読む)でさっと払ってきても良いし、
市中の銀行(どの銀行でも良いわけではないけれど)でも払えるし。
支払った人には車に貼り付けるシールが手渡され、
こうして税金を支払った人と支払わない人が区別できる、という次第。


こう書くと、支払うの簡単だし、
ほとんどの人が期間内に支払った、と思うでしょ。


ところがところが。
最終日だった昨日8月2日の15時時点で、未納が25%。
7月の最終日が土曜日になったことから
2日延長されて8月2日が納付期限となっていたのですが
それにも係わらず、25%が未納。


支払う方に問題があるのか、集金する方に問題があるのか。
いや多分、どっちもそうなんでしょうけれど。


この簡単そうに見える通行税の支払いがなかなか煩雑になるのは
車に交通違反の罰金がついている場合。
この場合、罰金を支払わないと通行税を納付することができません。
税金を払おうとすると窓口でチェックされ、
罰金がある場合には支払いを受け付けてもらえない仕組みになっているのです。


じゃあ、さっさと払えばいいじゃん!!って思うでしょ。
ところがそれが大間違い。


なぜならグアテマラの交通違反の罰金って、
各市町村が管轄になっていて、
グアテマラ市の交通違反の罰金はグアテマラ市へ、
隣のミスコ市の交通違反の罰金はミスコ市へ、
はたまたビジャ・ヌエバの交通違反の罰金はビジャ・ヌエバへ・・・
とそれぞれ支払うことになっています。


で、ここがグアテマラの本領発揮だと思うのですが、
自分の車が交通違反で罰金の対象になっているかどうか、
調べるのがものすごく大変なのですよ。


駐車違反の場合は、車を動かせないようにタイヤを固定するセポを取り付けてくれれば
まだわかりやすいのですが、
その他の違反、例えばスピード違反。
大抵の場合、これは市内数ヶ所に設置されている交通監視カメラとスピードガン(多分)で
自動的に監視されており、そのデータを元に罰金がかかるようになっています。
違反切符なんてものがないので、
違反したかどうか、自分で調べてみないことにはわからない。
グアテマラシティの場合、市のウェブサイトで見ることは可能ではありますが。
でもって違反者はこういう風に車の写真を公表されてしまうのであります。


で、こんなのが各自治体ごとにあるわけですよ・・・。
今のところ国内の全自治体が交通警察を有しているわけではないし
交通違反の取締りをやっているわけでもないのでまだマシですが
ひょっとして国内の332自治体全部でやるようになったらどうなるんだろう・・・・・・。
ああ、なんだか目眩が・・・・・・


しかも、もっとびっくりすることに、
昨年通行税を支払った時には罰金がなくても
今年支払おうとすると数年前の罰金が突如出現することもあったり。
多分、データを入力する人たちの仕事が遅いだけなんでしょうけれど、
それにしても不可解にして不可思議。


交通違反の罰金って、
基本的に通行税より高かったりすることが多いシロモノなのですが、
罰金が発生してから1ヶ月以内に支払わないと、
罰金の罰金、えーと、延滞料ですか?が発生します。
これはもちろん、支払わなかった期間が長ければ長いほど
雪だるま式にどんどん増えていくので、
いきなり2,3年前の罰金なんかが出現されても困るわけです。


更に。上記の監視カメラが捕らえている場合は間違いないのですが
警官が駐車違反を取り締まった時なんかに控えるナンバーが間違っていたり。
あ、この場合も基本的には違反切符なんかありません。
前述のセポは警官各自が腰に装着してパトロールできる・・・ようなシロモノではないので
セポがない場合は当然その場で違反だけメモって手続きし、
車の持ち主が知らない間に罰金が発生している場合があるわけなのですが、
このメモ書きの字が汚すぎて本人にも読めなかったりとか
警官が車種を知らなかったりとか、
加えて純粋なミスがあったりとか、
とにかくミスが多いのです・・・。
なので市側も駐車違反とかは写真撮影をして自衛していたり。


違反データに載っている車のモデルとナンバーが合致してなかったりして
市側のミスが明らかになれば
車の所有者がクレームした時点で取り消される・・・と思ったら大間違い。
市役所勤務の判事が無効決定してくれない限り、だめなのです。
もっともこの決定は比較的早く出るのですが
それでも市のミスなのに、自分が時間を使って手続きをするなんて、
割り切れない気持ちになるのもまた事実。


で、こんなのが1ヶ所でならともかく、
あちらでもこちらでもあったとしたら・・・。
目眩どころか、気絶しそうです。


ちなみに、数年前の罰金がいきなり出現して
罰金が支払えないような場合も、
ここに持ち込めば減額してくれる、かもしれません。


この通行税、もちろん支払期限を過ぎても納付は可能ですが
この場合もやはり延滞料(確か年18%ではなかったかしらん)がかかります。
加えて、未納のまま道路を走ってて見つかると交通違反で罰金Q500。
この罰金を支払わない限り、税金も支払えず、
一方で税金を支払わないとどんどん延滞料が増えていくという悪循環。


そういう次第なので、半年以上の支払い期間があっても
案外支払いにくいのですよね、この税金。
もうちょっと納税者の都合を考えたシステムを築いて頂きたいものですが
幸い私は今年も無違反で通行税を支払うことができたから、
ま、いっかー。



[ 2010/08/03 23:13 ] できごととか | TB(0) | CM(1)

パンディーヤの事を読むとガテマラが無法地帯でとても住める平和が無い様におもいます。なぜそんな風になったのでしょう。きっとそうなるには原因と長い歴史が有るのでは。もちろん貧富の差。それとマヤ(原住民の)の人たちが差別されていた長い時代。20年前に行ったガテマラでそれを目撃してショックを受けた事が有ります。それを思い出すとそんな事が今に繋がっているのかなあと言う気がしますが。
[ 2010/08/04 07:04 ] [ 編集 ]

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