バス襲撃事件 

先週は小僧の学校の行事に使うものを夜なべしごとで作っておりまして、
こちらの方は書くだけの気力がなかったのですが、
それも何とか無事に終えることができてホッとし、
ふと気がつくともう8月!になっていました。


7月の私は一体何をしていたんだろう???
もう覚えてないかも・・・・・・。
こうしてあっという間に年を取っていくんだなあと思うとちょっとぞぞっ。
折角だからブログでも書いて今日何かした証拠を残しておくことにしよう・・・・・・。


といいながら、今日書くのは今日の出来事ではなかったり。
去る7月12日、グアテマラシティで乗り合いバスに手榴弾が投げ込まれ、
死者3人、負傷者17人を出す事件が起きています。
その事件を伝える記事はこちら(スペイン語)


手榴弾がバスに投げ込まれるという事件はこれが初ではなく、
今年だけでも他に5件が起きているのですが
死者を出しているのはこの7月12日の事件だけ。


交通量の多い場所で日中起こったこの事件、
聞いた時にはさすがにぞぞっとしたのですが
それでも私は以前こそはバスを利用していましたが
車に乗るようになってからは一切バスに乗らなくなっていますから
こういう事件にも係わらずバスを使わざるを得ない人たちにとっては
それだけでは済まない話だったと思うのですが。


なぜバスやバス運転手が襲われ続けるのか、と言えば
警察の無能は真っ先に上げられるべきな気がしますが、
これはグアテマラシティの治安悪化に多いに貢献している
パンディーヤとかマラスとか呼ばれているグループに拠るところが大きいのであります。


度々このブログにも登場頂くグループですが、
雰囲気を掴んで頂くために表現するならばストリートギャング。
平たく言えば、犯罪者集団ですね・・・・・・。
特徴は年齢層が低めであること。
犯罪行為を実際に行うのはティーンエイジャーのようで、
命令されれば殺人だって厭いません。
13歳の少年が命令されて殺人を実行したなんて事件も少し前にありましたね・・・。
完遂だったか未遂だったか、その辺りは記憶からすっぽ抜けておりますが。


話が横道に行ってしまいましたが、
そのパンディーヤの現金収入源となっているのが恐喝。
相手は誰でもいいのですよ。
そこら辺の商店主に「襲われたくなかったら金払え」と言い、
年頃の娘さんを持ったお父ちゃんには「娘が可愛かったら金払え」と言い、
所轄の警察の警官には「事件起こしてほしくなかったら金払え」と言う?
・・・いや、本当のところ、どこまで恐喝しているのかは不明ですが、
警察よりも数は上、持ってる武器も上、組織力も上、ですから
パンディーヤの縄張りとなっているところは、
警察ですらうっかり踏み込めない状況になっています。


もちろんピザのデリバリーなんかとんでもない!
出前という出前のみならず、宅配便やらタクシーですら
そちら方面の荷物やお客は拒否。
そんなわけだから不動産の価値もガタ落ちで、
「引っ越したくても、家を売ることもできない」
という嘆きが聞こえてくるような状態です。


で、ですね。
そのパンディーヤがバス会社やら運転手やらをも恐喝している、
とやっとここに話が辿り着くのですが、
バスに対しては1日いくらだったか、週にいくらだったか、
忘れたけれど結構な金額を支払うよう要求しており、
これを拒否する運転手は片っ端から殺されたり撃たれたり、
会社ぐるみで拒否する場合は手榴弾が投げ込まれたりしていたのが
昨年からの流れ。


それ以前にも皆無ではありませんでしたが、
バス運転手が襲われる事件が目立って多くなったのは去年のことです。


そして更に物議を醸しているのがトランス・ウルバノという新バスシステム。
このバスの導入経緯も胡散臭いのですが、その話は置いておいて。
現行のバスは乗車時に運転手に現金で運賃を手渡すことになっているのですが
新バスシステムでは現金は一切使わず、すべてカード払い。


すべてカード払いなので、グアテマラに旅行にやって来た人が
いきなりバスに乗ろうとしても乗れないのであります。
しかもこのカード、発売しているところがまだ少なく、
空港でも販売されていないという代物。


・・・・・・もちろん空港からいきなり乗り合いバスに乗る人は珍しいけれど。


それも1人1枚という訳のわからないシステムで、
無料で乗れる赤ちゃんなんかも、
乗りたければカードを入手しないといけないという複雑さ。
だったら病院とか戸籍登録所で一緒に販売したらどうよ・・・・・・。


突っ込みどころが満載なグアテマラだと、
どうしても話が横道に逸れてしまうのですが、で、ですね。
これを導入したグアテマラ政府曰く、
「バスでは現金を扱わないから恐喝もなくなる」んだとか。


どういう理屈でこうなるのか私には理解不能。
現金なくったって、収入あるわけだから
「金持って来~い!」でいいわけですよ。
いや、相手に収入があろうとなかろうと、
そんなことはパンディーヤの知ったこっちゃないわけで。
「金払わないと、手榴弾投げるで」
というわけで、この新しいバス、既に1台襲われてましたね、そう言えば・・・・・・。


一応この新バスシステム、鳥かごのようなバス停が
歩道一杯に造られておりまして
道を歩きたいだけの人には大いな邪魔となっているのですが
そのバス停には一応監視カメラが設置されており
係員がほぼ常時いるという念の入れよう。
金を使うところを間違っている、と思っているのはきっと私だけじゃあるまい。


さてやっと結論に辿り着いたかしら(長かった・・・)。
7月12日のサンフアネラという会社のバスが襲われたのは
このトランスウルバノが開業して間もない時期だったこともあり
トランスウルバノに営業妨害されていると思ったパンディーヤの仕業ではないかと言われています。


もっとも、先のような理由から、
これで恐喝が無くなるかと言えば、そんなことはないと思いますが・・・、
さすがに新バスが襲われた後は国軍兵士が市街地のパトロールに出ることになったそうで
(見かけた記憶がないのだけれど、いるところにはいるのかも)
バスに制服警官が見張りのために乗っている姿も時々見かけます。


で、我らが大統領は
「これは最早一般犯罪ではなく、テロ行為だ」と仰られておりまして、
はいはい、犯罪でもテロでもなんでもいいからどうにかしてよ!!!
と思う一般市民の気持ちを逆撫でしていたりするのであります。


まあでも「テロ宣言」をしたことによって、
多分本音では一番支援を頼みたくない相手であるアメリカに
FBIの派遣を要請することになったようで・・・。


ここのパンディーヤが麻薬組織の手足となってることを考えれば
アメリカともまったく無縁ではないのは事実なので
ひょっとしたらアメリカにもメリットあるかも・・・?
そうじゃなきゃ、本気でやってくれるとは思えないのでね、正直なところ。


何だかまとまりのない話になってしまいましたが、
今年グアテマラで流行している「バス襲撃事件」について
ちと書いてみたのでありました。


・・・・・・実はここまでが前置きで、
本当に書きたいことは別だったのですが
さすがに今日はもうこれで十分過ぎるような気が。


本題は次回に。



[ 2010/08/02 22:46 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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