マルリン鉱山 その2 

マルリン鉱山の健康被害に関して、
「人権のための医師団(PHR – Physicians for Human Rights)」というところが
昨年ここを調査、最近その報告書(英語)を発表しています。



調査対象となった個体数は23人。
いくら何でもとちょっと少ないんじゃ・・・という気はしますが、
実地調査を行ったのはたったの4日間。
日数から考えれば、仕方ないのかしらん・・・・・・。


でその4日間の駆け足調査によると、
鉱山近くの住民の血液や尿からは水銀、銅、砒素、亜鉛、鉛などが検出された、と。
その濃度は今のところ健康に被害を与えるレベルではないけれど
今後は濃度が高くなる可能性はありうる(そりゃそうだ)。


鉱山の近く、遠く、その間、での有意調査については差は認められず。
職業別の調査については鉱山労働者、農民、教員、その他なんだけれど
ブツによって高く出たり低く出たりで、評価はちと微妙。


また鉱山周辺の河川の水質も、鉱山を通る前後では有意な差が確認されたものの、
住民の人の「川の水が農作物をダメにしている」という発言の裏づけは取れず。


そんなわけで、何とも玉虫色な報告書・・・になっちゃってますが、
ま、4日間の仕事の報告書ならこんなものかも。
むしろ、4日でこれだけやった方がすごいんだろうな、多分。


なお開発会社(現地法人はモンタナ社)の担当者は、
「鉱山労働者については6ヶ月ごとに血液と尿の検査を行っており、
 現在のところ問題は発生していない。
 政府からも水質については問題ないとの報告を得ている」
と言っていまして、これも現在のところは今回の報告書とあってはいるようです。


もっとも、原因が何にあるかは不明ながら重金属による汚染が確認されたからには
この鉱山の最大の受益者である政府は
今度こそ公的な健康調査をやって、住民の不安を和らげ、
会社側に改善すべき点があれば、改善させるべきでしょうね~。


この項、あと1回くらい続きます。



[ 2010/05/19 23:57 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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