ハラパ旅行 その3 聖金曜日 

私達が旅行したのはイースターの聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日にあたります。
地方都市ではアンティグアやグアテマラシティーのような
大掛かりなプロセッション(御輿行列)はあまりやらないのですが、
聖金曜日だけは別。


この日はグアテマラのありとあらゆる市(えーと確か331だっけか)で
プロセッションが行われます。
ハラパ市もまた例外ではありません。
ありませんどころか、ここ、司教様のいる司教座聖堂(カテドラル)があるのです。
やらないでどうする、ハラパ人。


ここでまた横道にそれるのですが、私が常々不思議だと思っていること。
(ひょっとしたら以前も書いたことあるかも、
 そんな気がする人は飛ばしてください)
ハラパ人のこと、スペイン語でハラパネコ、って言うんですよね。
どうして-ネコになるんだろう?


ハラペーニョって名前の有名な青唐辛子がありますけど、
なぜハラペーニョじゃないの?(さすがにイヤかも)
あるいはハラペンセとか??
こういうのの方がよっぽどスペイン語らしいのに・・・。


とずーーーっと以前から思っているわけなのですが
未だにこの謎が解明できません。
ご存知の方はmonjablancaまでご一報を。


まあともかくそういうわけ(どういうわけ?)でハラパ人はハラパネコ、
ハラパのネコはハラパネコネコ。


で、そのカテドラル、写真撮り損ねました。
1日目には前を通ったのですが、なぜか2日目と3日目は辿り着かず。
市の真ん中よりは東寄りに位置していたはずなのですが
どうも行き損ねてしまい、ちょっと残念です。
ちらりと見た感じでは、カテドラルというには小ぶりで地味な感じでしたが。


DSCN2693.jpg

その聖金曜日は朝からあちらでもこちらでもアルフォンブラ造り。
お陰であちらもこちらも車が通れず行きたいところに行けなかった(泣)
なんて裏事情もあるのですが
でも皆さん、楽しそうに嬉しそうに一生懸命やってるんですよねぇ。


写真のは着色したおがくずを使ったもの。
最初に土台のおがくずを敷き詰め、その上に色のおがくずで
模様を描いていきます。なので、結構な手間。
柄を入れるために、ちゃんとベニヤ板なんかで型を用意してあります。
型を置いて、おがくずを詰めて、はい、できあがり。
いやでもそれ、3つや4つくらいならいいですけど・・・。


DSCN2718.jpg

そんな事情で、予定変更してプロセッション見物。
ものすごく暑い日で、しばらく外にいるだけでくらくらするような日でしたが、
御輿を担ぐ人は暑さなんかもなんのその。


アンティグアやグアテマラシティーの、やたらと豪華な御輿よりも
こういう素朴なものの方が、宗教儀式らしくはあります。
元々このプロセッション、住民への布教や贖罪のためであるはずですが
今ではすっかり宗教儀式というよりは伝統行事になりつつあり。
伝統行事になりつつあるけれど、プロセッションをやるのはカトリックなので
やっぱり宗教行事ではあるのです。


御輿の上は、十字架の道を行くキリストの像。
30人弱で担ぐ御輿のようでした。
市内を何時間も練り歩くので、いくつものグループが交代で担ぐようになっています。


DSCN2722.jpg

その後を行くのは使徒ヨハネとマグダラのマリア。
この行列、聖書に書かれていることをなぞりますので、
キリストの御輿とその他の御輿は別々に出発し、
途中でばったり会うようになっています。
というわけで、これはばったり会った後のシーン。


DSCN2724.jpg

そして悲しみの聖母。
聖母像というのは女性が担ぐことになっています。
しかしこのひらひらふりふりのレースの衣装、ちょっとすごい・・・。


DSCN2725.jpg

こちらは御輿は担がないけれど、行列に参加して一緒に歩く人たち。
写真にはありませんが、これ以外にもブラスバンドがありますし、
神父様ももれなくついてきます。
神父様はただ歩くわけではなくて、場面に合わせての祈りを唱えたりするのが仕事。


暑い日でしたので、傘をさしている人が多くてちと写真の邪魔。
日傘じゃなくて、雨傘を使うのがグアテマラ風。


DSCN2727.jpg

行列が通り過ぎた後は台風一過みたいなもの。
折角の見事なアルフォンブラも踏み荒らされてしまっているし
皆ゴミを撒き散らすし。


というわけで、さっさとお掃除。


いや、実は聖金曜日って、この朝から昼にかけてのプロセッションに加えて
午後(場所によっては夜間)もプロセッションが行われます。
なので、さっさと掃除をして、また新しいのを造らなきゃ・・・という訳。
本当にご苦労様です、皆さん。
こうしてグアテマラの伝統行事は受け継がれてゆくのだな・・・。


DSCN2729.jpg

しばらく外に出ていただけで、あまりの暑さにくらくら。
聖金曜日はほとんどどこも閉まっているのでホテルで昼食。
この日は聖金曜日用のメニューでした。


すなわち、禁肉食。


鶏だって肉じゃん、て言われそうですが、
カトリックの伝統では四つ足の生き物はダメだけれど
二つ足の生き物はいいんだそうです。
てことは人間を食べてもいいんでしょうか・・・


ピンク色というか紫色というか、そんな色をしているのは
ビートで色をつけたゆで野菜の酢づけ。
これもこの時期には良く付け合せにでるような気がします。


DSCN2730.jpg

で、初めて見たのがこれ。
この地方で食べられるタマリートらしいです。
渦巻きしてるのはフリホーレス。


普通のタマリートってトウモロコシの粉を練ったもの、なんですが
この渦巻きフリホーレス入りタマリート、すごくおいしいっ!!
ちょっと重たいのであまり食べられないのが残念ですが、
個人的には鶏とかいらないから、このタマリートだけ食べていたかった・・・。


DSCN2764.jpg

行列が切れて少し道路が通れるようになったところで、郊外を少しドライブ。
この辺り、山また山と幾重にも折り重なる風景がとてもきれい。


DSCN2771.jpg

西郊外からハラパ市を眼下に。
こじんまりとした、落ち着く町でした。
何と言っても静かだし。
いやでも噂によれば銃を腰にさして歩いている人ばっかりらしいですよ。
私は見かけなかったですけれど。


そう言えば、夕食は外で食べたのですが
小僧が
「ハラパって安心して歩けるね。
 夜、こうやって外歩くのっていつ以来かなー」と呟いておりました。


いやそれ、首都が安全じゃない、ってのも確かにあるけれど、
車じゃないとどこにも行かないって駄々こねるのって、どこの誰でしたっけかね?


[ 2010/04/06 23:58 ] 旅行記 | TB(0) | CM(6)

お久ぶりです。

着色したおがくずですか?綺麗なもんですが風吹くと飛びそう。
タマリート、見るのも聞くのも初めてですが、グアテマラでは普通に食するものなのでしょうか?

術後の体調も良さそうでなによりですね。

グアテマラ人のことグアテマラテコって言うんですよね。●■ニョ ってのと ○△コ ってのがあるんですか?

まぁ、何れにしても
「ハラパ人はハラパネコ、ハラパのネコはハラパネコネコ」
気に入りました。



[ 2010/04/07 01:17 ] [ 編集 ]

すてき

こんばんは、このblogには初めてコメントさせていただきます。

ハラパの町、雰囲気が良さそうですね。道端とか建物とか、こざっぱりしていて荒れてない感じ。

アルフォンブラもプロセシオンも素敵だな~~。
私はアンティグアのしか見たことがないんですが、違う町の行列も見てみたくなっちゃいました。


[ 2010/04/08 06:31 ] [ 編集 ]

お元気でご旅行なさって以前のように活発に(?)なられたのですね。 私も30日ほどオーストラリアに出掛けておりましたので たまったブログを楽しく一気に読みました。オーストラリアもちょうどイースター休日なのでお店がやはり閉まっていました。 オーストラリアのどでかさがとても国民性を表わしていて兎に角ゆったり、おっとり、のんびり焦らずにで、私はせかせかと毎日過ごしていますのでこの間ずいぶんゆったりとした毎日でした。また帰国しましたら、急に忙しくなりました。 お住みになって居らっしゃるシティはきっと忙しいのでしょう。田舎に行く事って何かを取り戻せるような気がしました。 
[ 2010/04/08 06:33 ] [ 編集 ]

>pescadorさん

そーなんです。風が吹くと飛び散るので、水まきは必須。
おがくずが水を含んで重たくなってくれればしめたもの、なんですが
この時期暑いし・・・、日中だと結構こまめに水まきしないといけないかも。

まあでもそれでも、雨がざーーーっと降ってくるよりはマシ。
実はこの聖金曜日、午後にざーーーっとかなりの雨が降りまして、
せっかくのアルフォンブラがかなり雨に叩かれたのではないかと思います。
道路もまだ排水口がつまった状態(雨季になる前に掃除するものらしい)なので、水がたまるし。
なんだが妙ちきりんなお天気でした、この日は。

タマリート、割と良く見かけます。
タマル(タマレス)は中に鶏肉とか入ってて、バナナの葉っぱに包まれて蒸し上げられますが
これはトウモロコシの粉がメインでトルティーヤ代わりのようなもの。
大きさも小さめで、おやつ代わりにもなっているのではないかしらん。

グアテマラ料理のレストランなんかでペピアンを頼むと大抵小さいタマリートがついてきます。
これは更に小さくカットしてペピアンの中に入れて食べるとおいしい。
もちろんそのままでも食べれます。

首都だとチピリンの葉入りのタマリートとか
スイートコーンのタマリートだとか
道端でよく売ってまして、おいしいですっ!!
あー、食べたくなってきた。

ああそうそう、グアテマラ人はグアテマルテコでした。
これもちと不思議な言い回しではあります。
そう!で、そのハラパネコネコの写真でも・・・と思ったのですが
街中にいるのはハラパネコイヌばかりで
ハラパネコネコにはついぞお目にかからなかったのでありました。

残念。
[ 2010/04/08 22:03 ] [ 編集 ]

>tsuji_koさん

こちらの方にも来てくださってありがとうございます!

グアテマラの良さは地方都市にあると思うのですが
この何もないハラパ(いやほんと、原っぱしかないし)も
時間がゆるやかに流れるところでした。

確かに町並みがこざっばりしていましたね、
ところどころヤギの糞とかあったりしましたけれど・・・。

アンティグアのプロセッションって、町中が同じ雰囲気になりますので
もちろん素敵で感動するのですが
人が多すぎて、個人的には一度行けばいいか・・・と思ってしまいます。

地方のこの行事、それぞれの町の雰囲気が出ていてそれもまた素敵。
テクパンのを見たことがありますが、ここは結構大規模(ハラパよりも大きかった・・・)。
そこはカクチケル族の町なのですが、正装したコフラディア(住民の代表、信心会という訳があたるかもしれないけれど、ちょっとぴったりこないような)が
行列に付き添っていて、厳かな雰囲気をかもし出しています。

確かここはアルフォンブラはそれほどなかったと思うのですが
行列にはローマ兵とかもついていて、参加している人が多かったように思います。

多分他のマヤ系住民の町もそれぞれに特色がある行列をしているんじゃないですかね。
私も他の町もどんな雰囲気なのか見てみたいです~。


[ 2010/04/08 22:20 ] [ 編集 ]

>ペコさん

お帰りなさいっ!!
オーストラリアでしたか。のんびりと過ごされたようで、何よりです。

グアテマラシティー、せかせかしていると言っても日本の比ではなくって、
実は日本に帰国するとちょっとストレスになることがあります(笑)。

グアテマラシティーは車も多いし人も多いし犯罪も多いし、
そういう意味でもストレスがたまるのですよね。
道路を歩くときは、どいつもこいつも皆犯罪者だと思え、とか
警察官の制服着ててもみだりに信じるな、とか、
そういう人間不信ばかりが増えていくのがどうも・・・。

本当に子供のためを思うなら、田舎暮らしの方が良いのかも?
とちと思わないでもない今日この頃です。

ハラパへ行く道中の風景にもかなり癒されました。
やはり美しいものっていいですねぇ。
[ 2010/04/08 22:30 ] [ 編集 ]

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