彫刻フェスティバル その2 

承前

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こちらは「無題」と題された作品。
案内にある当初の予想図と完成図がまったく異なっているのがこの作品。
どうやらこれも完成しているみたいです。


いや、まだまだ削ってもいいよね、って気もするけれど。


しかしこの大胆な削り方。
さすがの大理石も、文字通り形無しって感じ。
それでもこの荒削りの彫刻、見るほどに面白いですけれど。


下の石に上の石をクレーンで積み重ねたらしい作品です。
こんなのなら私もできるかも、ってちとそんな気になってみたり。


2枚目の写真、奥の方に見える赤いのは救急車です。
一台ここに常駐させてたみたいですが
その間、呼び出しとかは大丈夫だったのかしらん。


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こちらはグアテマラ代表。
じゃなかった、グアテマラから唯一参加している
エドゥアルド・サクの作品。(語呂合わせじゃありませんから)
タイトルのKowinem(コウィネム)はキチェー語で力と調和を意味するのだとか。


力と調和というのは今ひとつピンとこない私でしたが
大理石の様々な表情をうまく捉えていて素敵です。
3枚目の写真、大理石をぐぁああああああ~ん、と削っていたところで
またしても削り大理石粉が舞い上がっておりますが
いろんな模様が組み合わさっているのがおわかりになるかと。


この作品もまた当初の模型とは
ちと異なったものになっているようですけれど
実際の石を見て、石を生かした作品を造ることができるなんて
格好いいですよねぇ~。
私も彫刻家になればよかった。


四十の手習いで彫刻家になれるか!?
というわけで、早速石を入手して試してみることにしました。
これをとりあえずは光が通るくらい薄く透明な板にしたいなぁ~。

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いや、さっきのは嘘です。
できたら素敵だ~、とは思うけれど
そんな技術があるわけでもないので。


彫刻家たちが切り落とした大理石片が、
一輪車に山積みにされていたのですが
その中から記念に持ち帰ってきた破片です。
会場にいた人たち、結構持って帰っていましたね、この大理石片。


大理石のこの断面、温かみのある白がとても素敵です。


さてこんな重たい石だから、パーツとパーツを組み合わせたり
向きを変えたりする時に必要なのがクレーン車。
ここには石材屋のグアテマルモルのクレーン車が常駐していて
必要に応じて出動するようになっていました。

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写真は向きを調整しているところ。
作品の下に板を敷き、更にコロを噛ませて動かないように調整。
この作品は一見裸体のようにも見える美しい曲線をしていまして
置く時にちょっと苦労していましたね・・・。


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クレーン車が作業する時、順路が一部閉鎖されるわけですが
ロープが届かないところはこうして人間ロープが出現します。
警備員も朝から晩まで埃の中を立ちっぱなしでご苦労様。
帰宅時には、黒いユニも白くなっているんだろうな・・・と想像。


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この雑然とした会場にさりげなく立っているハカランダの木。
連日の騒音にも耐えて、きれいな花を咲かせていました。
これだけ暑くなってくると、花もそろそろ終わる頃かもしれません。


さてこうして18日間に終わる彫刻フェスティバルは無事終了したわけですが
コンクールではないので、作品に順位はつきません。
でも人気投票を会場でしていまして、
その結果は発表されるはず。


・・・・・・多分現在開票中だと思われます。


参加する彫刻家には航空チケット、宿泊代、食費の他、$3,000のギャラが出ます。
18日間という短い期間で作品を作り上げるのは大変だと思うのですが
会場を訪れた観客の数はかなり多かったらしく
普段は人前で作品を造ることのないアーティストたちにとっても
いい刺激だったようです(皆が皆そう思ったかどうかはともかく)。


私たちが見てた時も、最後の仕上げに余念のない(はずの)アーティストたちに
サインやら写真やらねだっている人たちが・・・・・・。


ま、その方がいかにも「フェスティバル」って感じで楽しいかも。
このフェスティバルの作品は、多分また空港から市内に向かう通り沿いに展示されると思われます。


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こんな感じ。
これは第1回のフェスティバルで一番人気があった作品だとか。
タイトルはEl Beso(エル・ベソ/接吻)。
2つの顔にも見えれば1つの顔にも見えるという発想がお茶目。


置いてある場所のバックがもっときれいだったら良かったんだけれど。


何はともあれ、興味深くて楽しかったです、このイベント。
是非息長く続けて欲しいなぁ。



[ 2010/03/15 22:33 ] 風物詩 | TB(0) | CM(0)

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