大理石と蛇紋石 

小僧は先日彫刻フェスティバルへ行ってきて
なかなかに興味深かったようです。
大理石のかけらを持ってきて
「これ、1立方メートルあたり1017ドルなんだって。
このかけらだと、いくらで売れるかなぁ~」と取らぬ狸の何とやら。


いや、それ、大きいからその値段で売れるのでありまして、
そんなかけらはいくらにもなりませんから。


でも、白くてきれいな大理石、それはそれはきれいなんですよ。
グアテマラ、翡翠の産地としての方が有名かもしれませんが
私個人は翡翠よりは大理石が好きなのでありまして、
光が透き通って見えるような、でも冷たさのない美しい白の大理石に
私はとっても心ひかれてしまったのでありました。


そんなわけで調査開始。
フェスティバルで使用されている石材はグアテマラ産の
Mármol Blanco Alejandra と
Serpentina Verde Saltán の2種類。


小僧が持ち帰ったのは白いアレハンドラ大理石という名前のものらしい。
で、もう一つのセルペンティーナって、えーーっと、大理石じゃないの?


一夜漬けの学習によりますと、セルペンティーナは蛇紋石。
大理石が元々石灰岩で、熱により大理石になるのに対し、
蛇紋石は火成岩であるカンラン岩の超塩基成分が水と反応してできるらしい。
と言われても蛇紋ならぬ呪文を唱えているような気がするのですが、
根本的に違うものなんだ、ということだけはわかります。
ついでに蛇紋石のあるところには他の鉱物もあることが多く、
一粒で二度以上おいしい・・・ということかしらん。


でこの蛇紋石、グアテマラでは「大理石」という名で流通しているのだそうです。
「グアテマラの緑大理石」てな感じ。
それだけ艶や光沢があるということなのでしょう。
ただ、非常に固い材質らしく、
この彫刻フェスティバルでも蛇紋石を選らんだ人は苦労しているという話を聞きました。


この石、翡翠と同様モタグア川の周辺で取れるそうです。
翡翠も蛇紋石もどちらも緑。ケツァルも緑だけれど、あれは鉱物じゃなくて生物か。
でもやっぱりモタグア川からさほど遠くないところに在住です。


この付近、その名もずばりラス・ミナス山脈と呼ばれている山脈がありますが、
ミナスは鉱山・鉱物の意味で、ケツァルも住む雲霧林に覆われた地域でもあり、
ついでに地震を起こす北アメリカプレートとカリブプレートの境界にも位置するのであります。
いや、なんでもありますね、この付近。


翡翠と蛇紋石は同じ緑とは言え、石の組成も成り立ちも全然異なるものなんだそうです。
その一方、グアテマラホワイトとも呼ばれる白いアレハンドラの白さは
また感動的なくらい真っ白です。


そのグアテマラの大理石の利権を一手に握っている、
もとい、唯一大理石を扱っている(らしい)のがグアテマルモル。
そちらのサイトで一応石の見本を見ることが可能です。
こちらが蛇紋石でそれ以外の白い大理石とか黒い石とか


こちらには実際に石が使われているところの写真がありますが
あ、これ!


グアテマラシティーの第10区、通称ソナ・ビバの歩道に使われているの、
蛇紋石だったんだ!!!と新たな発見。
この歩道、きれいなんだけれど、つるつる滑って、
雨が降った時とかちょっと怖いんですよね。


それでもちょっと感動です。
今度歩く時、良く見てみよっと。



[ 2010/03/03 22:09 ] グアテマラの住人たち | TB(0) | CM(0)

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