コロンビアの話 

先日、友人に誘われて小僧連れで講演会に行ってきました。
話をするのはコロンビアで10年間FARC(ファルク、コロンビアのゲリラ)に拉致されていて、
昨年7月の軍事オペレーションで解放されたというライムンド・マラゴンさん。


マラゴンさんは98年8月3日にFARCに拉致されていたわけですから、
小僧が生まれ、おむつをしてミルクを飲んでた頃から
ハイハイして歩き始め、やがて学校にも行き始めて
サッカーなんかもしてみたり、ほのかな恋心なんかも抱いてみたり、
そういう小僧の人生ほとんどの間を人質として生活していたことになります。
気の遠くなるような話。


2008年7月2日にコロンビア国軍が実施した
オペラシォン・ハケ(Operación Jaque)は
まずゲリラを装った兵士を送り込み、囚人の移送を命令し、
ヘリに乗ったところで同行していた本物のゲリラを逮捕し、
15人の囚人を解放するという、ものすごく手の込んだものでありました。
元大統領候補であったイングリッド・ベタンクールがこの人質の中にいたこともあって
何やら彼女ばかりが注目されていたりしますが・・・、
ベタンクールが拉致されたのは2002年のことでした。


ちょうどそのオペの報道ビデオがあります。
1分40秒くらいに出てくるのがマラゴンさん。




10年の人質生活というものがどういうものなのか、想像も及びません。
マラゴンさんは小柄ながら、明るい活力に満ちた魅力的な人で、
今もまだ人質である多くの人や家族の希望を体現してもいるのでしょう。


時間の限られた講演の中では、あまり突っ込んだ話はなかったのですが
それでもおもしろい体験ではありました。
小僧もコロンビア内戦にいささか興味を覚えたようでしたし。


麻薬を元に豊かな資金を有するFARCは
当初の貧者のための革命というスローガンとは豪くまた異なったものになってしまったようですが
故にまた和平に至る道筋もまだまだ見えてこない状況ではあるようです。


それでも、コロンビアの治安はゲリラの活動地域を除けばかなり改善されたそうで
コロンビアから来た友人は「ボゴタの方がグアテマラシティーより全然安全」と言ってました。
内戦があるとは言っても都市部のゲリラ活動さえ収まっていれば実は結構安全で、
内戦後の方が治安が悪くなるのはどの国でも同じような事情ではないかと思います。
FARCのように豊かなゲリラが武器を捨てた後どうするんだ、って話も含めて
和平への道筋がつくといいですよね。


こちらの方がホンジュラスよりもまだ難しいような気はするのですが。



[ 2009/07/23 00:02 ] 雑談 | TB(0) | CM(0)

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