グアテマラの新星☆マリオ・チャン 

小僧の不在を利用して大人向けの映画(成人映画って意味じゃありませんから、念のため)を見たり
いつもと違うテレビ番組を見たりなんかしていると
やっぱり少し独身だった頃の気分。
お陰様で少しリフレッシュできたような気がするような。


そんなわけで、突然ですが今週はカルチャー・ウィーク!!
私の気の向くままに好きなものを適当に紹介する、いい加減なコーナーです。


最初に登場するのはグアテマラのテノール歌手、マリオ・チャン(Mario Chang)氏
どしてこの人から始まるかというと、たまたま今日がお誕生日らしいので。
とりあえず、23歳のお誕生日おめでとーーー!!


チャン、という名字からすると中国系なのでしょうね。
母方の姓はダビラなのでお母さんはグアテマラの方だと思いますが、
どちらにしてもアジア系の風貌ではないような。


1986年生まれのマリオ君、本格的に声楽を始めたのは2006年なんだそうです。
いささか遅いスタートではありますが、それでも翌年の2007年には
ペルーのトゥルヒーヨで行われた国際リリコ声楽コンクールで入賞。
あ、リリコって声の質でして、明るく透明感のある美しい声、
イタリアオペラの主役に多い、キラキラ系の声のことです。


その後はグアテマラ国内で活動、
と言ってもグアテマラはオペラはおろか、
クラシック音楽だって一般的じゃありませんからね。
それでも近年、フランシスコ・マロキン大学なんかが
カルチャー・プログラムに力を入れていていたり、
オペラの上演なんかも年に数回は行われるようになってきていて、
できることなら私も行きたいのですが、チケットは高いし、夜公演しかなくて、
子連れじゃちょっと難しいよな・・・・・・てな状況なんですが、
とりあえずそのマロキン大学の「モーツァルト・ガラ」で歌手としてデビュー、
「マノン・レスコー」、「マダム・バタフライ」、「トゥーランドット」などのオペラの他
国立オーケストラとの共演もして、まずまずのスタート。
2008年にはエクアドル、ニカラグアでもガラコンサートに参加しております。


えーっと、余計なお世話かもしれませんが、ガラコンサートってのは
お客さんが全然入ってくれなくてガラガラのコンサート。
ではなくてですね、何かの記念などで行われることが多い、
オペラのアリアや小品、ソロパートなどを並べて行われるコンサートのことです。


さて、でマリオ君。
今年は5月にイタリアのベルーノで行われた声楽コンクールに参加。
これ、コンクールというよりはオーディションと言っていいのかしらん、
入賞すれば7月にやるオペラに出演できる、というのか、
そのオペラの出演者を捜すためのコンクール、というのか、
まあそういうものだったようでして、
10人のファイナリストに残ったのみならず、見事入賞。


こうしてドニゼッティの「愛の妙薬」というオペラの主役
ネモリーノの役をゲットしたのであります。ぱちぱち。
ネモリーノには「人知れぬ涙」というこのオペラで一番有名なアリアがありまして
タイトルご存知なくても、聞いたら「あ、この歌!」と思われる方が多いのではないかと。
というわけでリンクを貼っておきます。
名曲アルバムのものなので解説付きですよ~。


こうしてとんとん拍子でやって来たマリオ君、
今後が大いに期待される、グアテマラのキラキラ星。
主な役どころは
  • ドゥカ(ベルディ「リゴレット」)
  • ネモリーノ(ドニゼッティ「愛の妙薬」)
  • ドン・オッタービオ(モーツァルト「ドン・ジョバンニ」)
  • ピンカートン(プッチーニ「マダム・バタフライ」)
など。
う~ん、リリコってやっぱりおいしい役どころが多いのよねぇ~。
でもやっぱりもう少しできる役柄を広げていかないと。


そんなマリオ君の歌はこちらで聞けます。
まだあまりYouTubeにはないのですが、
これはアンティグアで行われた野外コンサートの1シーン。
歌っている歌は「グラナダ」。


グラナダってスペインの町ですが、
この歌はなぜかメキシコ人のアグスティン・ララが作っているのに
とてもスペインっぽい歌だったりします。
個人的にはこの歌を聴くとホセ・カレーラスを思い出します。
まあそんな能書きはともかく、まずはお聞きあれ。録音良くありませんけれど。



いかにも声楽家らしい寸胴体型のマリオ君。
テノール・リリコにしては声が太めではありますが、この声の色艶。
オーケストラが何人束になっても出せないその艶を一人で補って余りある。
イタリアでの経験を経て、今後順調に成長してくれることを心から願っています。


こちらにマリオ君のサイト(マネジャー氏がやってる模様)がありますので、
スペイン語オンリーではありますが、ご覧になってあげてくださいね。



[ 2009/06/08 22:49 ] monjablancaのお気に入り | TB(0) | CM(2)

素晴らしい マリオ チャン

パチパチぱち。です。マリオ君本当にきらきら星ですね。先週東京のサントリーホールにオペラ歌手の音楽を聞きに行きました。 入場券16000円 見栄を張って購入しました。それに比べマリオ君のあの舞台もいい臨場感があります。暖かです。そのうちあの気取った大ホールででマリオ君も登場するようになるのも時間の問題でしょう。このビディオをみて素晴らしい歌声をあんな場所で聞けるってうらやましい。パーカッションの雑音もかき消されるボリュウムですね。聞くことができ有難う
[ 2009/06/09 06:52 ] [ 編集 ]

>新山礼子さん

こちらこそありがとうございます。
ここではオペラ歌手なんて珍しいですけれど、
ヨーロッパへ行けば履いて捨てるほどいますから、
そういうところでも本当に認められるようになればすごいですよねぇ。
素晴らしい声をしているのだから、このまま順調に伸びてほしいです。
問題は、音楽ってお金がかかることだったりするんですが・・・・・・。

私も日本にいた頃はあちらこちらのコンサートに出かけました。
入場券16000円ですか!!!うひゃ~、高い。
サントリーホールのような素晴らしいコンサートホールで素晴らしい演奏を聴けるなんて、すごいですよね。
うらやましい限りです。

私的にはマリオ君に頑張ってもらって、
グアテマラでも素敵なコンサートがたっくさ~ん行われるようになってほしいなぁ!!
あ、でも入場料はお安めでお願い。
[ 2009/06/10 00:54 ] [ 編集 ]

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