二人乗り禁止 続編 

先日からグアテマラ中の話題になっているバイクの二人乗り禁止。
二人乗り禁止に加えて着用義務となるチョッキのことが
やっと先週土曜日に発表になりまして、新聞等には今朝掲載されていました。


早い話が、縦と横の蛍光イエローラインが入っていること、
バイクのナンバーが明記されていること、
の2点さえクリアーすれば、どんなチョッキでもいいんだそうです。


・・・・・・。
わざわざ決めたのは一体何のためだったんだ、って気がするのは
私の気のせいだと誰か言って!!!


手っ取り早い話がですよ、そこら辺でバイク盗んで、
あらかじめ用意してたチョッキに、適当にナンバー書き込めばいいってこと!?
まあでもまだ巷には販売しているところがない、って話だから問題ないか・・・。
まったくもう。


二人乗り禁止の方も、国会議員たちが
正式な法改正をしようと話し合ってるらしいのですが
「首都だけは二人乗り禁止で、他のところはいいんじゃないか」
「後ろに乗るのが女性ならいいことにしとかないか」
とか、聞けば聞くほどワケのわからない事態に陥ってきています。
いや、問題はそういうことじゃないハズなんですけれど・・・・・・。


先週の木曜日にエル・ペリオディコ紙に掲載された
メンデス・ビデスのコラム、
良いコラムだったのでここに簡単に紹介してみます。
「銃はOK、バイクはダメ」というコラムの原文はこちら




内務省は悪人に対しては為すすべをしらないくせに、
無実の者を罰し、行動を制限するためには飛ぶ鳥よりも早く行動する。
バイクに乗った暗殺者は見えるところに武器を所有し、
発砲し、誰かれ構わず殺しまくる。
しかし、悪いのはバイクだというわけだ。


グアテマラでは機関銃やら手榴弾やらピストルやらを家に置いておくのは構わない。
はたまた麻薬商人とか、日曜日にショッピングモールで見かける国会議員のように
その名前さえ知りたくもないような物体で武装していようと構わない。
道化のような判事らはもう判決を下した、十字架につけるべきはバイクだというのだ。
彼らは民主主義では罪を犯した者が罰を受けるのだということに慣れていないのだ。
汚職政治家の次の商売は蛍光イエローのチョッキを売りつけることだろう。
ナンバーと同じ番号を入れたチョッキとメットの着用義務化なんて
犯罪者の高笑いが聞こえそうだ。
追跡されるのはいつも我々だ、何も悪事を起こしていない我々なのだ。


暗殺者はこれからも自転車か、高級車か、徒歩か、
いずれにしても安心して活動を続けていることだろう。
我々は何年も以前から罰金にさらされ続けてきたところに、
今度はチョッキとメットだ。
これではまるで収容キャンプの囚人のようなものだ。
この新規則の影響を受けるのは、バイクを妻を医者や市場に連れて行ったり
仕事に行くために使っている、他に移動の手段を持たない人たちだ。
犯罪者らは刑務所を自由に出入りするわけだから
道端で最初に見つけたバイクを拾って、メットもナンバーもないまま
信号やら渋滞やらで停止してる人たちを殺すことだろう。
奴等は武器を持っていて、誰もその力を奪うことができないからだ。
死は車輪ではなく、武器と共に訪れる。


バイクの利用者はどうするのだろうか。
この町の通りは晴れの日も雨の日もバイクに占領されている。
埃や寒さに耐え、押され、隣のトラックの窓から吼える犬にさらされ、
シールのようにアスファルトに押し付けられ、
生き延びるためにそれに耐えているのだ。
しかし今では、その権利でさえ禁止されてしまった。
美しきかなグアテマラ、無実の武器と悪魔のバイクに満ちた国よ。





[ 2009/04/20 23:37 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

一体何のためだったんだ

って、やっぱり蛍光イエローのチョッキとついでに太い油性マジックを売るためじゃないでしょうか。
グアテマラの素敵な青空の下、蛍光イエローのチョッキを着た数十台のバイクが街中を疾走する光景は、
新たな観光資源になるかも。
そのあかつきには是非、写真の掲載を。あ、チョッキに書かれたナンバーもモザイクにすることお忘れなく。

良いコラムですね。どこの国にも「良心」はありますね。
その「良心」が政治を変えて、いつか政府が「良心」を持つときが・・・・・・・・・・・・うーむ。
[ 2009/04/21 18:52 ] [ 編集 ]

ぷぷぷっ

>pescadorさん

ナルホド。政府と業者が組んでいた、というわけですね。

実はグアテマラシティーの交通警察が蛍光黄緑のチョッキを着用していまして、
この蛍光イエローと実に紛らわしい。
なので、実はグアテマラシティーへの嫌がらせかとも勘ぐったのですが・・・(笑)。

何にしても、チョッキ集団が増えると、
かえって混乱しそうな気がします。
そうですね、そのうち数が増えてきたら是非写真を撮って掲載してみましょう!お楽しみに。

メンデス・ビデス、小説も書く人ですが
文章が読みやすくて、適当に皮肉が利いていて
個人的には好きなコラムニストです。
その中でもこのコラムは秀逸。

政治家が意味不明で無責任な発言を繰り返している中、
こういう人がいてくれることに
やっぱりほっとするのでありました。

[ 2009/04/23 23:33 ] [ 編集 ]

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