大統領就任式 

2008年1月14日。やっとこさ新大統領の就任式です。
この式、テレビで生中継されるのが常で、
私も仕事の合間になんとなく見てしまうのが常です。


しかし、今回は・・・・・・。
長いよ、大統領!
何分しゃべってたんだろ。40分くらい?
コロンの就任演説、さすがに全部は見られませんでした・・・・・・。


あんまり長すぎて何を言ってたのか全部は覚え切れません。
BBCがうまくまとめてくれたので、これを参考にしますと。


まあ、覚えてる範囲のことしかここには書かれてなかったりするんですが、
「このような脆弱な政治システムにありながら、
 11月4日(の決選投票)に奇跡が起きました。
 あらゆるすべてのことに反して、私が勝利したのです」。
・・・・・・。何が言いたいねん。


まあBBCが解説しております通り、
コロンは内戦後の民選大統領としては6代目、
その中で初の社会民主主義を標榜する政党の政権になります。
でもコロンが言いたいのはそういうことではなくて、
単純に、事前の予想では敵方(オットー・ペレス)が有利だったのに
票を開けてみたらボクが勝っちゃったよ。わっはっは。て話だと思います。


というわけで
「この50年間で初めて、グアテマラは社会民主主義への変革を行います。
 これは社会に重点を置いた政府なのです」。


左、という意味では、1951~54年のハコボ・アルベンス政権が有名ですけれどもね。
アルベンス政権は米系企業の利権を侵害して虎の尾を踏み、
共産主義アレルギーだったカトリック教会&アメリカから憎まれて
CIAの干渉によるクーデターで失脚したのでしたが、
その後は軍部による政権担当が続き、
60年には内戦も始まり、社会はますます混乱、
選挙によって選ばれた大統領ってのは1986年まで出てこなかったのでした。


もっとも、コロンがメンションしたのは、
アルベンスの前のフアン・ホセ・アレバロ大統領。
精神的社会主義ですか?を標榜して、
グアテマラの「民主主義の春」と呼ばれる時代を生み出した人でした。


話がそれました。
で、一番のポイントとなったのも、社会民主主義の人らしいこの部分でしょう。
「貧者が優先される時が始まるのです、
 今まで機会を与えられなかった者が優先される時が」。


先ほどのリンク先のBBCのサイト、
40分ほどの中のわずか44秒ですが、ビデオがありまして、
ちょうどこの部分を含んでおります。
出だし、"Estoy onvencido."
って言ってるように聞こえますが、kの発音がうまくできてないだけで
"Estoy convencido(私は確信している)"と言いたいのであります。


というわけで、国立劇場で行われた就任式の後、
国家宮殿前の中央広場で就任セレモニーが行われたのですが、
ここには国内各地からの先住民が招待されておりまして、
メッセージを読み上げたり、民族舞踊を踊ったり。


そういうのにケチをつけるつもりはないのですが、
コロンが指している「貧者」が
イコール「先住民」になっているようなのがちょっと気になる・・・。


グアテマラは人口の半分がマヤ系インディヘナの国、
ですけれどもね。インディヘナが皆貧しいわけではないし、
ラディーノ(先住民とスペイン人の混血)が皆豊かなわけではない。


むしろ、インディヘナには政府も気をつかえば、
世界からも援助が届きやすいのですが、
ラディーノの貧困層というのは、いつも置き去りにされてしまうんですよね。


そして、インディヘナと言えば、コロンの支持層。


・・・・・・まあ、いいですけれど。


さて、この就任式にやって来た国家元首と言いますと、
  • フェリペ・カルデロン(メキシコ)
  • アントニオ・サカ(エルサルバドル)
  • マヌエル・セラヤ(ホンジュラス)
  • ダニエル・オルテガ(ニカラグア)
  • オスカル・アリアス(コスタリカ)
  • マルティン・トリーホス(パナマ)
  • アルバロ・ウリベ(コロンビア)
  • ウーゴ・チャベス(ベネズエラ)
  • ラファエル・コレア(エクアドル)
  • ルイス・ルーラ・ダ・シルバ(ブラジル)
  • 陳水扁(台湾)(欧米では Chen Shui-bianと表記)
の皆さん。


チャベスとオルテガは隣り合わせの席で濃ゆかったですよ・・・。
元首・元首級は壇上に上って新大統領と挨拶をするのですが、
チャベスさんはコロンに敬礼!してましたね。
オルテガは背広じゃなくて何?ジャンパーだし・・・・・・。さすが。


変り種はスペインで、政治家ではなく王子様を派遣してきています。
フェリペ皇太子、グアテマラにももう何度も来てたと思いますが、
日本だといくら友好国でも
大統領就任式に皇室の人を派遣する・・・なんてないですよね?


でその日本は特派大使として山口泰明衆議院議員。
昨日のうちにコロンさんと既に会談をした、という話です。


そんなこんなな1日でしたが、
実は今日、公立学校の新学期でもあります。
マリア・デル・カルメン・アセーニャ教育相は任期最後の日までお仕事。
市内の小学校を訪れ、子どもたちの笑顔に囲まれて始業式を祝い、
最後の仕事を終えたのでした。


ま、とにかく。前政権の皆さんご苦労様。
新政権の皆さん、頑張っていきましょー!


[ 2008/01/14 23:14 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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