メンデス・ビデス 「らい病者」 

実は、職場で業務用に使っているAccessで作ったデータベース、
使い始めてもう3年目になるのかな?9000件くらいのデータがあるのですが、
今年、そのDBの基本となっているコードが大幅に改変され、
お陰で私もDBに手を加えねばならず、
いろいろやっている内にいろいろと不具合が発生するようになって、
昨日・今日と、別のPCまで借り出して
あーでもない、こーでもないとやっていたのですが、
結論として、やっぱり最初から組み直すしかない!ということが判明しました。


それまでにもRDBを触ったことはあったのですが、
アクセスで作ったのはこのRDBが初めてで、
まだ右と左くらいしかわらかないうちにやり始めたこともあって、
かなり妙な造りになっているのですよね。


「そのうち、根本的にやり直さないといけないよな~」
とはずーーーーーっと以前から思っていたのですが、
「そのうち」ってのは「遠い未来」だとばかり思ってたんだけれどな・・・。


そんなこんなで、今日はかなり目がしょぼしょぼしている上、
神経も疲れているので、細かい話が書けません。


という、ここまでが前振り(言い訳とも言う・・・)、って長すぎですが。


今日はこの前読んだ本の話など、とりとめもなく書いてみたいと思います。





メンデス・ビデス(Méndez Vides)、本名はAdolfo Méndez Videsかな。
グアテマラ人の現代作家で、
エル・ペリオディコ紙にはコラムも執筆しています。


そのメンデス・ビデスのEl Leproso(エル・レプローソ)という小説を読みました。
日本語にすれば「らい病者」。らい病って差別語でしたっけか?
でも「ハンセン氏病持ち」では小説のタイトルにはならんだろう・・・。
本当のらい病患者が出てくるわけではありませんが、意味深なタイトルです。


この小説、グアテマラでの生活に耐え切れず、
アメリカはロサンゼルスへと渡っていったカンチェ・チャベスが
10年振りに故郷のグアテマラシティーに戻ってくるところから始まります。
(え~と、思いっきりネタばれします。読もう!と思う方は注意)


カンチェ・チャベス、ぱりっとした身なりに格好いい車で
自分の町、ベタニアへ凱旋。
まるでヒーローのように祭り上げられるのですが、
実はアメリカでの生活に疲れ果て、
家族や友人たちのいる故郷での生活に戻りたいと思って来たのでした。


ここで注目して頂きたいのは、ベタニアという設定。
ここ、実は市内でも超危険地域として有名なところです。
ファーストフードのデリバリーはおろか、
宅配便すら配達を拒否するような町なのですが、
カンチェ・チャベスが家を後にした頃はまだそうではなかったらしい。


この小説を読めば、ベタニアの人たちさえ
他愛のない、どこにでもいるグアテマラ人のようにも思えますが・・・、
私自身、近づこうとも思わないので、真実のところはわかりません。


それはともかく。
そんなベタニアの人たちのところへ戻ってきたカンチェ・チャベス、
憩いの場所を求めていたのでしょうが、
友人の元にはおろか、家族の元にすらそれを求めることができず、
まるでらい病者ででもあるかのように
ベタニアから吐き出されたところで小説は終わります。


なんとも救いようのない、足元が沈んでいくような感覚に襲われる結末。
カンチェ・チャベスのように、現実に満足できず、
より良いものを目指してリスクを犯すものが直面する現実の厳しさと、
現実の流れの中を泳げるもののしたたかさ。不条理さが切ないな・・・・・・。


評点は星5つのうち3.5。
メンデス・ビデスの別の作品もちょっと読んでみたくなりました。


メンデス・ビデスについてはWikipedia(スペイン語)をご参照ください。
http://es.wikipedia.org/wiki/Adolfo_M%C3%A9ndez_Vides



[ 2008/04/24 23:05 ] | TB(0) | CM(0)

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