ビクトル・リベラのこと - 暗殺 

7日の深夜に起こったこの事件のことを書いた方がいいものか、
書くとしてどう書いたらいいのか、いろいろ逡巡してみたのですが、
あまりいい考えの浮かばないまま、書き始めてみます。


国内の治安・公安を担当する内務省に、
ビクトル・リベラという人物がおりました。
肩書きは内務省顧問。
ベネズエラ人です。
犯罪事件のスペシャリストで、主に大事件の捜査に係わっておりましたが、
数日前に大統領から解雇されたばかり。


7日は第15区にあるレストランで21時にとある人物と会合を持ち、
その後23時過ぎにそのレストランを出、車で自宅に向っていたところ、
2台の車からの追跡を受け、
両側から挟みこまれる形で撃たれて亡くなりました。
同乗していたアシスタントは怪我を負ったものの、
命に別状がなかったのは不幸中の幸いではありました。
Siglo XXIの記事


このリベラという人物。
謎につつまれた部分の多い人ではあります。


グアテマラには現グアテマラ市長のアルバロ・アルスーが大統領だった
1996年にやって来たと言われています。
当時のグアテマラでは、身代金目的の誘拐事件が多発しており、
隣国エルサルバドルで誘拐事件のスペシャリストとして活躍していたリベラを
スカウトした模様。


実際、誘拐被害者の家族たちにとっては救世主のような存在だったといいます。
その何よりもの証拠は、リベラが亡くなった後、
新聞に多数掲載されたお悔やみの広告。
当時毎日のように起こっていた誘拐事件が
潮が引くように減少していったのにはリベラの活躍もあったのかもしれません。


またオスカル・ベルシェ大統領時には内務省長官のカルロス・ビエルマンの側近として
大事件の解明に当たっていたそうです。
2007年の2月にエルサルバドルの中米議会議員3人と
その運転手が殺された事件の捜査もリベラが行っていたとか。


そんな人物でしたから、リベラが殺された後、
「やばい事件を多数扱っていた人物を解雇して、
何の警備も提供しなかったのか」
と大統領や政府に非難轟々。


コロンがリベラを更迭した理由は定かではありません。
表向きには、多分、以前から指摘されていた
「秘密組織を指揮して(犯罪者を抹殺して)いる」
とかなんとか、違法行為があった(と言っても証明されていない)という辺り。


でもコロンの人事って、自分の側近で周囲を固めようとしているのがありありですから、
実際にはそちらの方なんじゃないの~?という見方が多数です。
特に、後任を決めないまま更迭を発表したことも
「まず更迭ありき」という印象を植え付けることとなりました。


そんなこんなで、リベラを惜しむ声はいろいろとあるのですが・・・・・・。
この項、続きます。



[ 2008/04/10 23:04 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

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