まるで子供のケンカ - 市の境界線紛争 

今、グアテマラ市とサンタ・カタリナ・ピヌラ市との間で、両市の境界線をめぐって壮絶なバトル・・・・・・というよりは、子供のケンカみたいな争いが繰り広げられている。

 

このどこにあるのか誰も正確に知らない境界線、グアテマラ市の南部から国内東部(エル・サルバドル国境方面)に向かう、金持ちの家が並んだあたりにある。つまり、

★ポイント

 ・地価が高い。

 ・固定資産税が高い。

わけで、この境が少し動くだけで、税収が大きくかわってしまう、のがケンカの原因らしい。

 

サンタ・カタリナ市のコロ市長が大通りにいきなり「ここが境界線」という看板を立てたかと思うと、グアテマラ市のアルスー市長はそのちょっと先に突然信号を取り付けて、サンタ・カタリナからの交通を妨げる作戦を展開(そのため、サンタ・カタリナからグアテマラ市に入る路線は毎朝大渋滞)。

 

アルスーは看板撤去を求めて裁判所に訴え、この請求が通ると2時間後にはまたしても交通を妨げつつ看板撤去(と同時に信号も撤去)。コロはと言えば、この判決に対する保護請求訴訟を別の裁判所に起こし、今度はこれが通ってしまった。グアテマラ市は2日間以内に、この看板を再度取り付けなければならない。

 

この問題、原因はいい加減な土地登記にある。この付近が宅地化されたのは3040年ほど前だろうか。宅地化(おおまかな地番すらなかったような土地に、番号を振っていく作業)するにあたって、グアテマラ市よりもサンタ・カタリナ市の方が固定資産税が安いのに目をつけた業者(あるいは住民)が、グアテマラ市ではなくサンタ・カタリナ市の土地登記所にこの土地を登記してしまった・・・・・・という話らしい(といっても、この国の固定資産税、実にびっくりするほど安いです、これはまた改めて)。

 

大変なのは地元住民。固定資産税をどこに支払えば良いのかも定かではないし、払わなければ不動産差し押さえだし、水道といった基本的なサービスすら、どちらから受ければ良いのかも、わからない。

 

この住民不在の仁義なき子供のケンカ、まだまだ続きそうである。今度はアルスーがどんな手にでるか。目が離せない。




[ 2005/04/16 03:22 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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