母の日、って言うと「お母さんありがとう」っていうのが、日本の場合は普通じゃないでしょうか。でもスペイン語圏は大体
「母の日おめでとう!(¡Feliz Día de la Madre!)」
を使います。
だから、自分の子どもじゃない人からも、「おめでとう」と言われたりハグされたりするのは当たり前。小さなプレゼントをくれる人さえいる始末。う~ん、さすがはマザコンの国!
さてさてグアテマラの母の日は5月10日です。おもしろいことに、この日は「母親は有給休暇をとることができる」、と労働法で決まっています。でも、父の日にはこういう規定はないんですよね。これって、ひょっとして性差別なんじゃないの?って気がしますが、マザコンの国だからいいんでしょ、きっと。
どういうわけか5月10日は大抵の学校もお休みになります。これでは折角仕事が休みになってもお母さんが休めないでしょ!と思うのですが、多分、学校側もお母さん教員を休ませないといけない?という事情があるのでしょう・・・・・・。何となく矛盾してるような気がするのですが。
それはともかく、9日、息子の学校では「母の日」の行事がありました。これに欠席する母親は母親に非ず・・・・・・という暗黙のプレッシャーがあるので、とりあえず、朝の8時から始まる行事に行ってきました。
実に本格的な行事で、国旗・校旗の入場、国旗の誓い、国歌斉唱(グアテマラの国歌ってのが、また長い)、校歌斉唱と続いて、やっと始まる。内容は合唱とか詩の朗読とか、たわいないものなのですが、初等部のみならず中・高等部の生徒も一緒に参加していたのが、私にとってはちょっと新鮮な感じでした。
式が終わると講堂の外へ出て、子どもたちからプレゼントを受け取ります。それが写真のものですが、色を塗ったのは息子だそうです。筆の毛が貼り付いているのがご愛嬌。もちろん、材料代は私が負担しています!(これもなんだか矛盾してるよーな)
こんな風であったいなかったりと、カタチは様々ではありますが、とにかく国中あらゆるところで母親という母親が祝われる。それがグアテマラの母の日の風景、なのでした。