トイレ物語 Part VIII 

長らくご愛読頂きましたトイレ物語も今回で最後・・・・・・。さて、その最終回のテーマは、格調高く「トイレから見るグアテマラの現状と課題」です。

 

まず最初に、こちらのサイトを見ていただけますでしょうか(見た後、戻ってきてくださいね)。15日の当地の最大手の新聞Prensa Libre紙に掲載された記事です。

 

このサイトの写真は何かといいますと、サンタ・ロサ県バルベレーナ市(グアテマラ市からエル・サルバドルに向かう途中、国境からさほど遠くないところにある町)のEscuela Oficial Mixta República de Centro América(エスクエラ・オフィシアル・ミクスタ・レプーブリカ・デ・セントロ・アメリカ-国立中米共和国小学校-ものものしい名前の小学校ですね)のトイレ、であります。

 

記事の概略はこんな感じです。バルベレーナの市街地に位置する生徒数1350人この小学校では、トイレが非常に不衛生な状態である。特に午後部(訳注:グアテマラの公立校は午前、午後、夜間の3つのコースがあり、この小学校では午前と午後に分かれているらしい)の618人は、ろくに清掃さえもされていない、トイレとすら呼べないような場所で用を足さなければならない有様である。

午前部の生徒たちには別のトイレがあるのだが、水不足のため、午後は鍵がかけられている。これは、16ヶ月前に揚水ポンプが壊れ、学校に水が供給できない状態となったことが原因となっている。(ここまで)

 

残念ながら、この学校に限った話じゃないんです。公立校(公立、と書きますが、グアテマラの場合は公立=国立のことがほとんど)では、かなり多くの学校が水不足という問題を抱えており、トイレ掃除にまではとても水が回せなかったりしています。

 

学校、っていっても先生がいるだけで、用務員さんとかはいないですから、掃除をする人もいない。水もない。誰も掃除したくない。そんなわけでどんどこどんどこ汚くなっていくのですね。

 

ここまで汚い学校もちょっとどうかしていると思うのですが、グアテマラの将来を担う子供たちがいる、小学校がこのような状態。こんなところからは、衛生観念はおろか、公共の物を大切にしよう、なんて発想は生まれませんよね。

 

公共のトイレを見ると、その国のレベルが垣間見られる、といったら大げさでしょうか。グアテマラ市内の大手のショッピング・センターでは、トイレに清掃員が常駐して、しょっちゅう清掃を行わせているところもあるのですが、逆に言えば、そこまでしないときれいなトイレを保てない、ということだったりするわけです。

 

他人をちょっとだけ思いやる心やり。グアテマラの人にはちょっと欠けているんじゃないかな、って、ひそかに思っているポイントだったりするのですが・・・・・・

 

ま、それはともかく、小学校のトイレぐらいは清潔に!それと、せめて便器の周りは囲っておいてよね・・・・・・。明るいグアテマラの未来は、明るいトイレから始まるんだから!

 

こうしてグアテマラのトイレ事情の改善を祈って、このトイレ物語も無事、おしまいとなるのでありました。



[ 2005/06/17 03:53 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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