執着する雨 

Inundacion

コロンビアのノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケス(Gabriel García Márquez)の代表作、百年の孤独(Cien años de soledad)の後半、マコンドの町が崩壊する前兆のように411ヶ月2日にわたって降り続く雨が出てきます。この小説の登場人物は、何かしらひとつのことに執着する習性があるようで、雨もまた例外にあらず。

 

そのマコンドの雨ほどではないとはいえ、こちらもやはり雨が降り続いています。いくら雨季だといっても、こんなに執着することないでしょ。もう雨はいいよ~。

 

これに加えて、今のところグアテマラの天気に直接影響を及ぼしてはいないようですが、カリブ海をハリケーン・エミリーが北上中。ユカタン半島に上陸しそうな気配です。

 

現在位置はキューバ島とホンジュラスの間くらい。右側のTu Know Guatemalaの欄にあるNOAAThe Weather Channelなどで衛星写真を見て頂くと、図体の大きなエミリーちゃんがぐるぐるしているのが一目瞭然です。「何よ、ちょっとあんた、私に文句でもあるの!」と言いたげなエミリーちゃん、どうやら荒れております。

 

国内では、橋が流されたとか、家が水につかったとか、土砂崩れが起こったとかいうニュースが各地から伝わってきています。アップダウンの多いグアテマラ・シティでは、スラムは崖にへばりついて作られていることが多く、こういう地域では既に住民の避難も行われています。

 

このスラム、毎年のように死者が出て、毎年のように避難が繰り返され、「もうこんなところには住めない」と言って出て行く人もいる一方、新しくやってきてはここに家を建てて定着する人もまたあり。多分、「住めない」と言って出て行った人の中にも戻ってくる人はいるのでしょう。ガルシア・マルケスの書くような不条理がここにもあったりします。

 

写真(クリックすると拡大できます)は家の近くの池、ではなく道路。アップダウンのダウン側になる道路は、排水が全然追いつかないので、雨が降るとかなりの水が溜まります。

 

歩行者は水浸しになりながら道路を歩かないといけないですし、車から水をはねかけられることもまた多々(元々濡れているんだから、ま、いっか)。

 

車だって、豪雨の中、お腹を濡らしてしまいエンストしてる光景もよく見かけます。つーっと華麗に滑ってる車は言うに及ばず。

 

それでも、毎朝律儀に太陽が出てくるあたりは、さすが、グアテマラ!って気もするんですけれど。


[ 2005/07/17 19:50 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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