グアテマラの住人たち-日本名がなさそなパロ・デ・ピト 

Palo de Pito 久々のグアテマラの住人たちシリーズ。
今日の主役はPalo de Pito(パロ・デ・ピト)です。


マメ科エリスリナ属の仲間。
というとチンプンカンプンな感じですが、
沖縄の県花デイゴの花もエリスリナ一家に属するんだとか。
やっぱりチンプンカンプンか。


いろいろ調べてみたのですが、日本名がわからない。
というか、多分ついていないんじゃないかな、という感じ。
なのでここではパロ・デ・ピトまたはピトで通していきたいと思います。


グアテマラでは低地から高地まで、割とアタリマエに見かけられる木で、
我が家の近くでも街路樹として活躍しています。
グアテマラからパナマあたり、各国で見られるようですが、
マヤとも密接な関係を持っている木でもあります。


シグアナバの伝説にもこの木がさりげなく登場したりするのですが、
グアテマラのとあるマヤの町で見られるマシモン(Maximón)が、
ピトで作られていることは意外と知られていません。
マシモンって、木製の、仮面をつけた男神なのですが、
酒とタバコが大好きで、願い事をする場合は、
酒を飲ませたりハマキをくわえさせたりしなければなりません。
ま、マシモンのことはまた別の機会に取り上げるとして、
このマシモン像には、必ずこの木が使われるそうです。


マシモン以外にも、民芸品の仮面や工芸品などにも利用されていますが、
家具用、という話を聞かないのは、
木そのものがそれほど大きくならないからなのでしょうか。


樹高はせいぜい3mくらい。
3月頃に咲く花は、ピンクのものと白のものと2通り見かけます。
花の後になる実(少し大きめのインゲンマメのような)は、
エル・サルバドルではさやごと食用。
グアテマラでは食べないのですが、おいしくて、私は結構好きでした。
食べた後、なぜか眠~くなってくるところも、幸せ感を増幅させてくれるのかも・・・。


【2008年3月追記】
この木がパロ・デ・ピトだよ、っての、
カクチケルとツトゥヒルの人から聞いて、「あ、この木」と覚えたのですが、
今、ネットで調べてみると???何だか疑問もあったりするんですが。


まあともかく。マシモンだけではなく、
このPalo de Pito、もともとはTz'ité(ツィテ)と呼ばれておりまして、
マヤの神話、ポポル・ブーの人間の創造のくだりで出てきます。


現在でも、占いなんかに使われているという話で、
マヤの人たちとは深く係わりのある木であります。


[ 2005/08/01 20:02 ] グアテマラの住人たち | TB(0) | CM(0)

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