フィラデルフィア 

何気なく見ただけだったのに、いつまでも忘れられないくらい感動してしまう。私にとって、「フィラデルフィア」はそういう映画の一つです。

 

最初に見たのが何年前だったか・・・・・・、記憶にもないのですが、たまたまテレビで見かけただけの映画、だったんですよね。それをレンタルDVD屋さんでたまたま見つけて、思わず借りてしまいました。

 

セットしてびっくり。というのは、このDVD日本語吹替も入っている!普通、この辺りで売られているDVD はスペイン語と英語で、時々ポルトガル語が加わっていたりすることはあります。でも日本語が入っていたのは初めて。

 

で、嬉しくなって日本語吹替で聞いてみたのですが・・・・・・。原語と余りにも雰囲気が違うのに耐え切れず、結局「英語+日本語字幕」にしてしまいました。だって、何だか芝居がかっているんだもん、声優さんたち。

 

ま、それはともかくとして、あの時の感動そのままの映画でした。

 

ストーリーの中心にくるのはエイズや同性愛への偏見、差別といった問題。この映画は93年のものですから、エイズはまだ死に至る病でしたし、偏見も今よりも強かった頃のことです。エイズのため弁護士事務所を解雇されたアンディが事務所を訴える、わけですが、アンディ役がトム・ハンクス、アンディの弁護を引き受けるジョーがデンゼル・ワシントン。

 

この両雄に、アンディの恋人役でスペインの俳優、アントニオ・バンデーラスが出演していたのにはびっくり。というか、以前は全然気がついていなかったのですね。

 

私の記憶にしっかり焼きついていた、オペラ「アンドレア・シェニエ」のアリア「亡くなった母に」を聴くシーン。

 

普段は感情を表すことのないアンディが唯一その感情をほとばしらせる、その深い絶望に圧倒されずにはいられない場面です。アリア自身の美しさ、マリア・カラスの名唱、トム・ハンクスの名演にデンゼル・ワシントンの存在感。いずれが欠けても、これほどの感動は与えられなかったのではないかと思います。

 

この映画、エイズ患者がたくさん出演しており、既に亡くなった人もまた多いのだとか。彼らにとっては、生きていた証といえる映画なのかもしれません。




[ 2005/09/27 04:06 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://guatebuena.blog108.fc2.com/tb.php/308-ff44787c