水面下のグアテマラ 

金曜日になって全国的に雨も小康状態となってきています。国内の道路網が寸断されて通行不可となっているため、救出活動も支援活動も困難を極めているようですが、少しずつ状況がはっきりしてきています。

 

国内の幹線道路は、首都から西へ向かうパンアメリカン・ハイウェイが土砂崩れや道路の陥没のために寸断されています。ソロラ-トトニカパンで大きく道が崩れており、しばらくこの道は復旧しなさそう・・・。

 

首都から太平洋岸へ向かう道は、サン・ホセ辺りまでは問題なく行けるようですが、ここから西、メキシコ国境へ向かう道がやはり寸断されています。橋が落ちているところもあり、こちらも復旧には時間を要する模様。

 

そして国内の電話網。未だに一般回線・携帯とも、使用不可となっている地域があります。私の同僚にソロラ県(アティトラン湖のあるところ)の出身の人がいるのですが、昨日までは全く連絡が取れなかったところが、何とか向こうからの電話がつながるようになったりしています。首都からかけてもつながらない・・・のは相変わらず、のようですが。

 

それによると、彼の出身地、サン・ペドロ・ラ・ラグーナ自体は、大きな被害は受けていないものの、市役所は、住民や近隣の町の住民で一杯だそうです。サン・ペドロは大被害を出したサンティアゴの隣町。

 

その、村が丸ごと飲み込まれたサンティアゴ・アティトラン(同じくソロラ)の土砂崩れ。未だに何人が土砂の下となっているのか不明です。約600人が埋まっているという話もあり、死者の数はまだまだ増えそうな気配です。

 

メキシコ国境のサン・マルコス県タカナ市。ここでも崖崩れのために約90人が死亡、50人が行方不明になっているというニュースが伝わっています。山間地で、マスコミがカバーしている地域ではないため直接報道されているわけではないのですが、「バイクでも通れない」という道を、多分歩いてサン・マルコス市へやってきたタカナの住民が明らかにしたものです。

 

更に。7日の正午前、今度は地震が発生。震源地はエル・サルバドル。同国では被害が出ているようですが、詳しいことはまだ伝わってきていません。国内でも、影響が出ているとか出ていないとか。早い話が、雨のせいだろうが、地震のせいだろうが、どっちでも一緒、ってところでしょうか。

 

多分、76年の地震以来の大災害なのではないかと思います。特に、太平洋岸、中部高原といった、一大農業地帯が強烈な被害を受けていますので、穀物や野菜の被害は恐らく壊滅的。道路が通行不可になっていることもあって、既に野菜が値上がりしているとかしていないとかいう話も伝わってきます。

 

アメリカ、メキシコ、ホンジュラスがヘリコプターでの救出作業を既に始めています。日本は緊急支援を決定したとか。

 

確認されているだけでも、死者は200人を超しています。着の身着のままで逃げ出した人も多く、支援は急を要するのですが、余りにも被災地の範囲が広い一方、道路が通れなくなっているため、支援活動も困難を極めています。

 

せめてこれ以上雨が降り続かないことを祈るのみ・・・なのですが、非情にも今週末にはまた雨が降るという予報。現在深夜0時前。寒い夜です。グアテマラ市内は、少し前から雨が降り始めています。グアテマラ市に降る雨は、やがて太平洋側へと流れて行きます。

 

・・・・・・どうか大きな雨とはなりませんように。




[ 2005/10/08 20:58 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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