革命の日 

明日、20日は革命の日で祝日。革命、といっても、フランス革命みたいな血なまぐさい革命のお話しではありません。

 

グアテマラの歴史上は、「独裁政権が倒れて民主政治が始まった」革命、と位置づけられているようです。80年代末から、1944年まで、グアテマラでは独裁政権が続きました。コロンビアの作家、ガブリエル・ガルシア・マルケスが思わず「族長の秋」のモデルとせずにはいられないような、「強い男」が続出したのですね。1898年から1920年のマヌエル・エストラーダ・カブレラ、1931年から44年のホルヘ・ウビーコなどがそうです。

 

ウビーコの時代は、ちょうど第二次世界大戦が起こった時期でしたが、国内の勇気ある市民が「311項目の覚書」を突きつけてウビーコの退陣を要求。泡を食ったウビーコは国外へと「逃亡」し、あっけなく革命は成功します。

 

この無血革命、当時としては、本当に天地がひっくり返るほど大変な出来事だったのではないかと思います。今の北朝鮮で、市民が結束してキム・ジョンイルに反旗を翻す、なんてことを想像してみてください。当時としては、それに匹敵するくらいのことだったと思うのです。

 

もっともこの「民主主義の春」はグアテマラでは長続きしません。45年にフアン・ホセ・アレバロが、続いて50年にはハコボ・アルベンスが大統領として選出されますが、「共産主義者」とアメリカからレッテルを貼られたアルベンスが失脚するのが54年。

 

この後、グアテマラは暗黒時代に入ります。そう、軍の独裁による内戦の時代。「民主主義の春」を大きく後退させたのがこの時期です。ひょっとして、革命がなければ、「民主主義の春」がなければ、この内戦もこれほど酷いものにはならなかったのかもしれない。正直、そう思います。

 

それでも、先人が命がけで成し遂げたこの革命。スペインの衰退に伴ってタナボタ式に落ちてきた「独立」よりも、ある意味ではもっともっと価値のあることではないかと、私は思うのです。




[ 2005/10/20 04:15 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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