死にゆくサンゴ礁 

カリブ海といえば、椰子の木の並ぶ海岸と美しい海とサンゴ礁というイメージですよね。ひょっとしたら、今年はそれにハリケーンってのが加わったかもしれませんが。

 

さてその美しいサンゴ礁ですが、今年はカリブ海のあちこちで、白化が認められているんだそうです。その原因はどうやら海水温の上昇にありそうだとか。そう、地球温暖化が関係しているというわけです。

 

えー、サンゴというのは動物なのですが、褐虫藻という藻を体内に住まわせていて、部屋を貸してあげる代わりに、褐虫藻が光合成によってつくる栄養をもらっている、んだそうです。その栄養で成長しているので、褐虫藻がいなくなれば、サンゴは成長できず、死ぬ運命となります。これが白化。

 

ここまでが、生物の復習。

 

さて問題となるのは、この褐虫藻が生息できる海水温が2528度と、ものすごく限られていること。

 

今年3月から、カリブ海の海水温が例年より高くなっていることが確認されていました。例年なら、貿易風の影響で水温が下がるのですが、理由は不明ながら、この貿易風がいつになく弱かったため、水温が下がらなかったんだそうです。

 

ご存知の通り、サンゴ礁というのは浅い海に出来るものですが、これは褐虫藻には光合成が必要だからなんだとか。逆に言えば、水深の浅いところであるからこそ、どんどんどんどん水温が上がりやすくなってしまう。

 

そんなわけで、あまりの暑さに耐えかねて、「こんなところに住めるか!」とサンゴアパートを出て行ってしまう褐虫藻くん。こうして空家となったサンゴ礁は、メンテナンス不足で廃墟と化していくわけです。

 

世界各地で観測されている白化ですが、カリブではプエルトリコやバルバドス諸島で確認されています。様々な生物にあふれた、命に満ちたサンゴ礁が、廃墟と化していくのは悲しい有様です。

 

今年、強力ハリケーンが大発生したのも、やはり海水温の上昇に原因があると言われています。サンゴ礁の白化も、一時的な現象で、海水温の低下と共に復活してくれるのなら良いのですが。

 

ってゆーか、海水温、ちゃんと下がるんでしょうね?




[ 2005/11/05 03:39 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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