悪魔焼き 

悪魔くん

悪魔焼き、って言ったって、別にドラ焼きとかたこ焼き、と言った食べ物の話ではありません。

 

これ、ラテン・アメリカでも多分グアテマラだけで行われているのではないかと思うのですが、日本風に言えば、厄除け、お祓いみたいな行事。そう、文字通り、悪魔を焼く、んです。

 

由来はカトリック。128日といえば、真珠湾攻撃の日。いや、これは関係なくて、128日といえば、無原罪の聖母の祝日。

 

原罪、と言われてピンと来る日本人は少ないと思うのですが、ま、簡単に説明しますと、アダムとイブが禁断の実を食べたことにより、人類は原罪と呼ばれる罪を負うものとなったのですが、この原罪を免れたのが聖母マリア。で、8日はこの聖母の無原罪のお祝いでございます。

 

さて、聖書の創世記、そのアダムとイブが楽園を追放された後のところに創世主が二人を誘惑した蛇(サタン)に対しこう言います。

 

「私は、おまえと女との間に、おまえのすえと女のすえとの間に敵意を置く。女のすえは、おまえの頭を踏み砕き、おまえのすえは、女のすえのかかとをねらうであろう」。

 

ここで出てくる「女のすえ」は聖母。そして、様々なタイトルのあるマリア様ですが、この無原罪の聖母が、実に悪魔を踏み砕くかかとを持つマリア様、なのであります。

 

そう、だからそのマリア様の祝日の前日に、悪魔を焼いて、聖母の勝利を祝福する、のですね。

 

・・・・・・でも実体は悪魔を焼くというよりは、単にゴミを焼いてるだけのような気も・・・・・・。また、この火の中に爆竹を投げ込むのも習慣?でして、下町や住宅街へ行くと、7日の午後6時になると、一斉に爆竹の破裂する音と白い煙がもうもうと立つのであります。

 

いやはや。

 

そういえば、昔、こんなことがあったんだそうです。南米でハイジャックされた飛行機が、犯人の指示に従い、グアテマラのアウロラ空港に着陸しようとしたのが127日の午後6時。もうもうと上がる煙や火を見て、犯人は気を変えて別のところへ向かったんだとか。

 

なにはともかく、騒々しい日、であります。

 

私たちには、悪魔というよりも赤鬼、って感じですけれどもね。なかなかかわいいし。金髪バージョンもあり、大小様々売られています。この時期にグアテマラを訪れるなら、あちこちで売られているのが見られると思いますが、おみやげに一つ、いかがでしょう?




[ 2005/12/09 04:30 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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