マヤ最古の壁画の発掘-サン・バルトロ遺跡 

日本でも一部で報道されたようですが、
最近グアテマラで、マヤ最古の壁画、というのが発掘されたんだそうです。


場所は、グアテマラは北部のペテン県、ベリーズとの国境に近いサン・バルトロ遺跡。
マヤ前古典期(紀元前1500年~西暦250年頃)の遺跡です。
ここで発掘されたのが、長さ9m、高さ1mという大きな壁画。
マヤの壁画といえば、メキシコのボナムパク遺跡のものが有名ですが、
これは確か、マヤ古典期の遺跡。
現在発見されている中では、このサン・バルトロが最古、になるんだそうです。


ピラミッドの内部に色鮮やかに描き出されていたのは、
世界の創造と思われる絵。
またこの壁画の近くには、
高貴な身分の男性のものと見られる遺体も見つかっており、
おそらく紀元前150年頃のものと推定されているこの人骨も、
現在のところマヤ最古のもの、とされています。


今までマヤと言えば、
ティカルを代表とする古典期の遺跡ばかりが取り上げられてきましたから、
この発掘の意味するものはものすごく大きいのだと思います。
サン・バルトロで見つかっているマヤ文字はまだ解読されていないようですが、
絵や文字の研究が進めば、今までとは違った発見があるかもしれません。


メキシコ、ベリーズ、グアテマラにまたがるユカタン半島の密林は、マヤの宝庫。
現在発掘調査が行われている遺跡も数ヶ所ありますが、
それ以外にも、未だにジャングルの中に埋もれたままになっていると思われる遺跡も多々。


一方で、盗掘にあっている遺跡もまた多数。
残念ながら、広大な範囲に及ぶ遺跡の一つ一つを、
全部きちんと整備することも難しければ、
発掘を続けていくことすら大変なのです。


というわけで、このサン・バルトロの発掘調査に当たっているのは、
グアテマラの団体ではなく、アメリカのニュー・ハンプシャー大学とピーボディー博物館のチーム。


こんなにものすごいニュースが、
外電で伝わってきているあたりはちょっとサミシイ・・・・・のですが、
更なる発見があるかもしれません。今後が楽しみ、ですよね。


ちなみに、この遺跡の発掘の様子は、
National Geographic紙の1月号に掲載されるんだそうです。
ご興味のある方は、是非。


[ 2005/12/16 03:54 ] マヤ | TB(0) | CM(0)

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