爆竹の子供たち 

クリスマス、と言えば、花火。

 

そう、24日の24時、といいましょうか、25日の午前0時といいましょうか、この時間になると、国内各地で一斉に打ち上げられるのが花火なんです。

 

これ、別にどこぞの会社や団体が中心になってやっている、というわけではありません。花火を上げたい人が思い思いに打ち上げているだけなのですが、この量がハンパではなく、文字通り「寝た子を起こす」ものすごい騒動となります。サンタさんも危なくてこの時間にはプレゼントの配達なぞやってる場合じゃないでしょ、ってな感じです。

 

ま、キレイですけれどもね、確かに。ま、この類の打ち上げ花火の他、長い長い爆竹なんかも大活躍します。長いものは5mほどでしょうか。

 

こうして花火とともに、にぎにぎとクリスマスをお祝いするのがグアテマラの習慣となっています。

 

さて、この花火、輸入されてくるものもありますが、爆竹に限っては、基本的には国内生産が基本。この爆竹をつくっている町としてはサン・ライムンドなんかが有名ですが、大きな工場なんてのがあるわけではなく、すべて家内制手工業。

 

そして多くの子どもがこれに携わっているのですが、これが児童労働として、多くの批判を浴びてもいます。

 

実に、この地域の子どもたちの10人中9人が爆竹を作っている、と言われています。それも自宅の中ですからね。同じ家の中で、火薬も扱えば、料理もする。消火器なんて気のきいたものがあるはずもなく、時折こういう家で火災、というか爆発が起こり、悲惨な事故になることも珍しくはありません。

 

グアテマラは児童の労働を禁じた条約を批准していますし、18歳以下の子供が火薬を取り扱う仕事に携わることを禁じる法律もあるんだそうです。ですが、実際問題として、他に何の産業もないような町から、爆竹の生産を取り上げることはできませんし、目の前に食べるものがない人たちに、子供を働かせるな、とは言えないですよね。

 

毎年この時期になると、いつもいつも取り上げられる話題なのですが、改善されている様子もなく、子供たちは小さなうちから一生を爆竹生産に捧げることになるのです。




[ 2005/12/23 16:58 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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