業務停止の日 

グアヨの言い分を書く前に、やはり当時の報道を引用しておいた方がいいですね・・・と思い直しまして、今日は2006年10月20日金曜日のPrensa Libre紙の報道を引用してみたいと思います。エドゥアルド・スミス及びエルベルト・エルナンデスの署名記事です。


金融審議会Bancaféの業務を停止、預金は保証


Bancafeは1年以上前に端を発した問題を解決できず。資金を他行へ移すため、精算審議会が任命された。

金融審議会(以下JM)は本日、Bancafeの業務を全面的に停止することを発表した。なお、預金については他の銀行から引き出すことができると保証している。

本日午前0時過ぎ、JMは記者会見を開き、この決定を伝えた。

グアテマラ中央銀行(Banguat)総裁及びJM会長のマリア・アントニエッタ・デル・シッド・デ・ボニーヤは、清算審議会(Jeap)が同行の資産を他行へ移し、預金者への支払いを行うと説明した。

金融監督庁(SB)長官のウィリー・サパタは、支払い手続きについては来週以降発表するが、預金は預金保険機構(Fopa)の資金及び同行の資産で保証できるとしている。Fopaが有する保険金はQ16億であり、この全額をBancafeの顧客の支払いに引き当てる必要はないという。

今回の業務停止は、2002年に現行の金融法が施行されて以来、我が国初である。

8月時点では、Bancafeは317千件の小切手口座と822千件の普通預金口座を有し、預金総額はQ49億8600万であった。

なおサパタは、Bancafeに口座を有する個人及び法人は、来週以降、Jeapが清算手続きを進めるまで、本日より国内の支店・ATMでの引き出しはできないと説明している。

プロセス
デ・ボニーヤは、他の機関がBancafeの資金を利用することができるよう、Jeapが信託をつくり、そこにBancafeの資産及び債務を移すとしている。

また、業務停止となった銀行について公的資金を投入することはしないとも付け加えた。

なおJeapのメンバーは、フリオ・エリック・レシーノス、ホセ・フランシスコ・アセンシオ、ロランド・カスタニェーダである。

サパタは、同行はSBが課した調整計画を遵守せず、また他の点でも銀行法に抵触していたと話した。

Bancafeが抱える問題の一つは、アメリカの先物取引大手Refcoへの投資$204百万が焦げ付いたことであるという。

サパタは、この度の決定がJMの全会一致によるもので、その目的は顧客の利益を保護することにあったと付け加えている。

銀行の重み
SBによれば、去る8月31日時点で、Bancafeは現金、取立金、不動産、投資などを合わせてQ7,766百万の資産を有していた。

負債(定期預金、利子負担、預金他)はQ7,128百万であり、資本金はQ638百万である。

なお同期の収益はQ116百万である。

サパタによれば、業務停止の時点で、銀行は既に資本割れあるいは赤字の状態であったという。

なお同行は、資産額では国内第4位の銀行であった。

歴史
Bancafeは1978年10月16日にコーヒーの生産及び輸出を支援することを目的に創立された。
現在の支店数は165、従業員数は2000人を超える。
1998年、個人への融資に特化していた小規模銀行であるMultibancoを買収した。

BancafeグループにはBancafe International Bankというオフショア行もある。

影響:政界への波及
Bancafe前頭取で現在Ganaから大統領候補に名乗りでているエドゥアルド・ゴンサレスは、筆頭株主でもある同行がJMにより業務停止になった後、態度をはっきりさせなかった。

与党(GANA)の総裁アフレッド・ビラは「私たちにとって一番大切なことは、正しくことを行うことにある」と話し、ゴンサレスが選挙戦に参加し続けるかどうかについては言明を避けた。

当紙はゴンサレスの話を聞こうとしたが、電話には応答がなかった。

今後
本日より、Jeapが今後のプロセスを策定する。当局は当面の間、1日2回の記者会見を開き、同審議会の活動について報告するとしている。

また、JMは、同行の従業員については月曜日の通常の業務時間に銀行に出勤しなければならないと付け加えた。

また銀行界からは資金の移動について協力を申し出ているところもある。



ううう~ん。経済についてはホント、良くわからないので、訳し間違えているところもあるかもしれませんが、第一報全文です。

訳しながら、なんともどうにも不可解な感じ。何がって、「どうしてBancafeが業務停止になったか」という部分が、あまりにもさらりとしか触れられていない点。この文章の中心は「Bancafeに預けてあったお金はちゃんと払いますよ」っていうところにあって、どうしてBancafeを業務停止という処分にせざるを得なかったか、については至って説得力のない説明しかなされていません。

預金者保護、って言うんだったら、こんなにいきなり突然の業務停止ではなく、今まで政府主導で何度か行われてきたように、他行との合併を進めた方が良かったんではないの?

実際に、こんな話がありました。私の職場で支払いに渡した小切手、先方はBancafeに預金したのですが、タイミング悪くその翌日にBancafeが業務停止。引き落とされなかったこの小切手は宙に浮いてしまい・・・・・・。

小切手って、6ヶ月を経過するともう効力がなくなりますから、6ヶ月を過ぎてからまた小切手を作って渡したのですが、こういうケースは氷山の一角と思われ。

「資産があるから大丈夫よ」と言っていたJMの皆さん、一体どこが大丈夫なのよ・・・?

まあ、JMは気合い入れて清算してたんで、預けていたお金をもらえなかった、って人はなかったようです。

というか、これ、清算というよりは、態のいい銀行乗っ取りのように見えなくもないですね。Bancafeは結局、Banco Agromercantil、Banrural、Bancorの3つの銀行に寄ってたかられてしまいました。

次回こそは、グアヨの言い分。



[ 2007/07/18 14:52 ] 誰がグアヨを陥れたのか | TB(0) | CM(2)

ますます怪しい

この原文を見てますます怪しい感じがしますね。
隠したいことが多そうで。
こういうことがあると、グアテマラが本社の銀行は怖くて利用したくありませんね。
クスカトラン銀行とかそういう所を利用すべきかと思っています。
ちなみに、元々グアテマラが本社のバンルラール・G&Tなどは職員の質が低いので個人的には利用しませんが。。。。。
[ 2007/07/18 16:11 ] [ 編集 ]

グアテマラの銀行って

確かに怖いですよねぇ~。ちょっと噂が流れると、もう取り付け騒ぎ状態になっちゃうのも、銀行が信頼されていないからなんでしょうし。

G&T、私は口座ないのですが、支払先がこの銀行になっているものがありまして、毎月出向いております。
この銀行、どの支店に行ってもいつも混んでいるので、好きじゃないんですが、仕方ないです。

そう言えば、Bancafeが扱っていた積立預金をG&Tが引き受ける、という話が今日の新聞に出ていましたね。これもなにやら???きな臭い感じがします。

ちなみに私が口座を持っているのはクスカトランとウノ。どちらもCitibank傘下になったので、とりあえずは安心かな、と(笑
[ 2007/07/19 23:16 ] [ 編集 ]

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