金持ち学校・貧乏学校 

今回は小僧の学校の話ではなく、公立校のことを書いてみようかと思います。

 

まずはこちらの記事をご覧下さい。

 

2つ写真がありますが、左側がサンタ・カタリナ・ピヌラ市というグアテマラ市に隣接する市の小学校。右側はこの国の17000の公立小学校の約70%の姿。違いは明らかです。

 

公立校・・・といいますが、この国の場合、大抵の場合が「国立」校になります。でも教育省の予算のかなりの部分は教員の給与やら人件費に吹っ飛んでしまいまして、校舎の建て替えはおろか、保守に当てる経費さえ賄えないような有様。

 

では、サンタ・カタリナ・ピヌラの小学校はどうしてこんなに立派なのか、といいますと、市が校舎を建設したからなのです。

 

市長さん曰く、「2000年に住民に何が必要か、を聞いてみたんだよね」。そこで優先度の高い問題として、小学校の校舎(及び施設)が挙げられたようです。

 

ま、そうは言ってもどこの市でも同じように建設できるわけではありません。サンタ・カタリナ・ピヌラは最近高級住宅地の開発がどんどん進んでいる地域で、固定資産税ががっぽがっぽ入ってくる。そういうおリッチな土地柄なのであります。そういうわけで、この固定資産税の税収でもって建てられたのがこの校舎。

 

やっぱり校舎がきれいだと、子供もやる気になりますよねえ。あるお母さんは「以前はウチの子も『なんで学校に行かなあかんの』と嫌がってたんですけど、今ではすっかり!」と大喜び。

 

かと思いますと、かたや校舎はトタン板で囲まれただけ、雨が降ると先生の話も聞こえない、雨漏りがする、という校舎。写真の学校はそれでもまだマシな方かもしれません。教室に入りきれず、青空学級をしていたり、机も椅子もなくて、かわりにコンクリートブロックなんかを使っているケースもさして珍しくはありませんから。

 

そういう、資金力のない地域には、外国からの援助で建てられた学校があったりします。日本の援助で建てられた校舎もまた多々。これらは「草の根無償」という、返済を要しない小口ドネーション(限度額は1件につき1000万円まで)から出ておりまして、この資金で小規模な小学校があちらやこちらの村に建てられております。

 

鉄筋の校舎が出来ると、生徒の数も増えるんですよね。それにきれいな校舎だと皆で「きれいに使おう」という意識も高まってくれるんじゃないかなあ(グアテマラにいると、そういう公徳心の欠如っていうものをつくづくと感じるんですよねえ・・・)。

 

健全な身体には健全な魂が宿る。といいますが、健全な校舎には健全な生徒が育つ。やっぱり入れ物も大切なんですよねえ。教育は国造りの基礎。ここにどれだけ力を入れることができるかが、この国の未来を決めるとも言えるわけですが、残念ながらまだまだ国にはその力がないようで。




[ 2007/02/01 20:46 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

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