レイ・ローサの新刊を読み始めました 

今週辺りから復帰するつもりだったのですが、
この前買ってきた本を読み始めると止まらなくなってしまいました。


本というのはグアテマラの作家、ロドリゴ・レイ・ローサの新刊で、
タイトルはLos Sordos(ロス・ソルドス)
sordoは聾者のこと。
ただし聾者について書いているのか
それとも聞こえない人達について書いているのかまだ不明です。



こんなプロローグから物語は始まります。



サン・ミゲル・ナグアラパンに貧しい3人のキチェー族が住んでいた。
老女と孫が2人で、子供らの父親はアメリカへ出稼ぎに行き、
母親はコスタスールのコーヒー農場で働きに出かけているためほとんど家におらず
老女が2人の世話をしていた。


上の男の子は聾で、その地域に古くからある手話で祖母と話をした。
その村では聾は恥でもなんでもなかった。
「聾者は別の世界を知っている。特別な力があるんだ」と言う者もいた。


下の女の子は3歳で、いつも祖母に背負われていた。


木曜日と日曜日は市の日で、火山に囲まれた湖まで
メタテと挽き石を持って出かけるのであった。
キチェーの人々は朝早くに街道まで出かけ、
6時のバスに乗り、ロス・エンクエントロスで降りると
ピックアップに乗り換え、湖の町まで行く。
そこにはキチェーの人々がカシュラネスと呼ぶ白い肌の観光客がいる。
祖母は手話で孫に別の国から来た人達だと説明した。
彼らは幽霊のようなもので、力があり、気まぐれで、中には悪い者もいる、
祖先の土地を横取りした人達のように、
でも友人になれる人もいる、つまり市場まで持っていたメタテを買ってくれる人たちだ。


12月半ばのある日曜日、荷台に人や物が満載されたピックアップトラックが
カーブで横転した車を避けようとして急ブレーキをかけ、急ハンドルを切った。
ピックアップは道路脇に引っ繰り返り、女の子は亡くなった。
祖母はソロラの保健所で手当てをうけたが、男の子の姿はどこにも見えなかった。



こういう印象的なプロローグの後、
物語は現代のグアテマラシティに飛ぶのですが、
今のところ本当にありそうな物語がずっと展開されています。


この先どうなるのか楽しみ。


ちなみにこのプロローグと1章の最初の方はエディターのサイトで見ることが可能。
eBookもあるようなので、ひょっとして国外でも買えたりするのかしら・・・。


230ページほどなので、日本語なら数日で読みきれるのですが
スペイン語だと何日かかるだろう・・・。
で、読み終わるまでは多分あまりブログも更新しないと思います、ごめんなさい。


読み終えたらまたご報告いたします。


[ 2012/11/27 21:55 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

そろそろ復帰です 

しばらくブログを休んでしまいました。。。
仕事が忙しかった頃から
肩から首にかけて張って
肩関節がピリピリ痛むという症状まであって
家でのパソコンはちょっと控え目にしていたのですが
やっと少し楽になってきたところです。


その間、グアテマラでは地震があり
オベリスコ広場にはクリスマスツリーが組み立てられ
急激に寒くなり
あちらもこちらもクリスマスっぽくなり
最重警備刑務所では暴動があり、と
相変わらずもりだくさんだったりします。


いやしかし寒い~。
今朝はグアテマラシティでも10度ほどまで気温が下がったそうで
それでも暖房はないし、半袖がデフォルトだし。


半袖は何枚重ねて着たってやっぱり寒いのであります。


暑いところに行きたいなー。
とりあえずは写真でも貼り付けて雰囲気だけ。


Pacific Ocean


エスクイントラ県プエルト・サン・ホセ市のチュラマール海岸。
あの辺りはいつも太陽がギラギラ輝いていて
太平洋の荒波が海岸を洗っているイメージ。


グアテマラシティの人達が太陽を求めて行くのはこの付近なんですよね。
あー久しぶりに行きたくなってきたよ、海。


[ 2012/11/20 23:03 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

今週はお休みです! 

10月の間は週3回という私的には脅威のペースで更新していたのですが、
今週は本業が忙しいこともありまして、
ブログをお休みすることにしました!


多分来週には再開できると思います。


多分。


これだけではさすがに字数が少ないので
写真を貼ってスペースを埋めておきます。


名前も知らない青い花ですが、
ひゅっと伸びたおしべがなんだかおもしろくて。


Flor Azul


[ 2012/11/05 06:00 ] お知らせなど | TB(0) | CM(0)

再びオオカバマダラ 

前にもウチのモナルカ蝶(オオカバマダラ)のことアップしてますが
先月末からまた2匹の幼虫が住み着いています。


気がついたのは先月の後半。
トウワタの葉っぱが齧られていたので、ひょっとして・・・
と探してみたらゆうゆうと食事中の子がいたので
2代目モナと2代目ルカ、と取り合えず名前をつけてみました。


DSCN7235

2代目ルカ。
葉っぱがガジガジ齧られているように、お食事中です。
体の両端に触覚みたいなのがありますが、
長い方、つまり写真の下側が頭。


ルカが枝を伝って歩いてきて
葉っぱによっこらしょっと移動すると、
もうすっかりデブなルカですので
葉っぱはもちろん垂れ下がり、ルカの頭は下側に。
その姿勢のまま食事をするのが
どうやらモナルカ蝶の作法らしいです。


消化に悪いんじゃないかとか余計な心配してしまいますけれどね・・・。


ま、お尻が上になるのはデブだというだけではなく
お尻の部分に強力接着剤みたいなものが装備されているのも理由みたいです。


DSCN7233

こちらは2代目モナ。


例によって頭は下側。
お尻のところから何か白いものが出ていて枝にくっついているのが見える。
ちなみに手足?というか接地点は4ヶ所と顎の辺りにもう1ヶ所。


最近は季節風の強い日も多く、
トウワタの枝も激しくゆさぶられて
モナやルカが振り落とされたりしないか・・・とハラハラしたのですが
どうやらこの強力接着剤のお陰で
頭はゆらゆら振り回されても尻ピタ状態でくっついていられるみたいです。


ま、落ちなくても十分酔いそうですが・・・。


モナはこの格好で一日じっとしていると思ったら
その翌日にはこの位置で蛹になっていました。


お尻の接着剤部分がそのまま枝にくっついている状態。
相変わらず風が吹けばゆらゆら振られたりしているわけですが。


約2週間後には蝶の誕生が見られるかなぁ・・・


[ 2012/11/04 06:00 ] 雑談 | TB(0) | CM(0)

ペテン県のはなし 

モノカルチャーの話をさらっとおさらいした後で、話は再びペテン方面に戻ります。


ユカタン半島の根っこに位置するペテン県では
数多くのマヤの都市跡が見つかっていますが、
マヤ文明がその地で栄えたのは紀元前250年から西暦900年頃のことでした。


大都市群は放棄されたものの、マヤ族がその地からいなくなったわけではなく。
ペテン・イツァ湖の周囲には小規模ながらいくつものイツァ族の町があったことが知られています。


そのイツァ族の町の一つ、現在のフローレス島にあったノー・ペテン(Noh Petén、大きな島の意)は
メキシコを征服したコンキスタドールのエルナン・コルテスらの攻略にも屈することなく
1697年まで抵抗を続けます。
(一般に最後まで抵抗を続けたのはタヤサルと言われていますが、
 タヤサルの町はフローレス島の北の半島部分に位置しており
 フローレス島にあったのはノー・ペテンであった模様)
そういうこともあってスペイン人が入植して来た時期も遅かったのですが、
ペテンへの入植者らは広大な土地を利用して牧畜を始めたのだそうです。


1821年にグアテマラが独立しますが
ペテン地方に移住しようとする人はまだ少なかったといいます。
何しろ首都から遠い上、
熱帯の密林で、マラリアやデング熱みたいな病気もあるし、
スペイン人にとっては決して生活しやすい環境ではなかったでしょうねぇ・・・。


マホガニー等の高級材の伐採が始まったのも独立以降のことで
20世紀になると輸出材としてのチクレ、ゴム、木材、それから石油といった天然資源の採取が盛んになります。


それでもペテンはまだまだ北のはずれの遠い地方でしかなかったのですが
豊富な資源や広大な土地に着目したのが1945年に大統領となったフアン・ホセ・アレバロ。
アレバロは国策による入植を進めようと、ポプトゥンに農業入植者のための町を作ります。
そうやって器は一応できたのですが、
肝心の道路がまだ整備されていなかったりして、どうやって辿り着けというんだか・・・。
ま、そんなわけで当時もまだ移住する人は少なかったのだそうです。


そんなペテンが大きく変貌していくのは
国営ペテン経済開発推進会社(FYDEP: Empresa Nacional de Fomento y Desarrollo Económico de Petén)が設立された1959年以降のこと。


次回はそのFYDEPについて触れてみようかと。



[ 2012/11/02 06:00 ] ニュース | TB(0) | CM(0)