連帯??? 

最近のグアテマラ国内の情勢を見ていると、
あまりにもシュールすぎて、これはさすがに笑えない・・・ようなことばかり。


例えば政府がここ数年続けているセマナ・サンタのバスツアー。
今まではグアテマラシティーから太平洋のビーチがあるサン・ホセまで
無料でバスを出しましょう、っていう話だったわけですが
今年は何とタオル、帽子、ビーチボール、ミネラルウォーター、スナックもつくという
至れりつくせりの出血大サービス。さすがはアルバロ・コロン旅行代理店。
気前のいいスポンサーを持ってるよなぁ~。
何でもかかる経費はQ1100万だってんだから、こりゃすごい。


・・・ってちょっと待て。誰だ、そんな気前のいいスポンサーって。
それって納税者のアタクシたち?
政府の予算の一体どこから出すんだ、このお金?やっぱりMifapro??
ちなみにこのツアー、Vamos a la playa con solidaridad(連帯してビーチに行こう)というタイトル。
♪バモッサラ・プラヤ、コン・ソリダリダー!!って感じで読むわけですが
ソリダリダーってそり誰だ?と思わず突っ込みたくなる日本人の私としては
政府がありとあらゆるプロジェクトにこのコン・ソリダリダーをいれるのが
とても気に入らなかったりするのです。


いや、問題はそういうところじゃないわけですが。


Q1100万と言えばざっと$138万に相当します。
日本円なら1億3000万円くらい。


大した金額じゃないかもしれない。
だけれど、パトカーのガソリンがないとか、修理ができないとか、
国立の小学校の施設がボロカスだとか、教室が足りないとか
机がないとか、教員に支払う給料がないとか、
病院は相変わらずベッドも足りなければ薬もないとか、
そういう諸々の状況なので増税が必要だ!と聞かされている身には
「はぁ~?」となるわけであります。


そりゃそうでしょ。
旅行代理店の顧客獲得サービスのために税金払っとるのか、私達は。
しかも増税って!


次の大統領選挙まであと2年を切ったこの時期ってのは
次期大統領選用の下準備が始まります。
与党は次の大統領候補を明らかにしてませんが、
現大統領夫人三虎、じゃなかったサンドラが出虎、じゃなかった出馬するのは確実と見られています。
でもってその三虎、じゃなかったサンドラが大統領になるためには、
何でもバラマキ・コン・ソリダリダーってのをやらないと誰も投票してくれないのですよね。


そう言えばこの三虎、じゃなかったサンドラ、
この前見たアリス・イン・ワンダーランドの赤の女王を彷彿とさせる・・・。
日本では映画の公開もうそろそろですか?写真はここで見られます。
こんな顔して「クビをちょんぎっておしまい!」とか喚くわけです。怖い怖い。


これ以上書くと三虎、じゃなかったサンドラに
Q500くらいで本当にクビをちょん切られてしまいそうなので話題を変えます。


24日、米州機構の事務総長選挙ってのがありまして
2005年から事務総長をしているホセ・ミゲル・インスルサが再選されました。
チリ人。任期は5年で2015年まで事務総長となります。


でもって今日ネットでいささか話題になっていたのが
このインスルサへのCNNのインタビュー。
インタビュアーはパトリシア・ジャニオットというコロンビア人。
スペイン語CNNのメインキャスター的な人です。


下のビデオは、そのインタビューの一部、
パトリシアが「ベネズエラの人権問題」を取り上げた部分です。





ベネズエラの言論弾圧、人権活動家への抑圧は
もれ聞くだけでも強権的で、とても賛同はしかねるものとなってきています。
それについて米州機構は理事会で取り上げないのか、
何らかのアクションを起こさないのか、というのがパトリシアの質問の趣旨。


ビデオで見ても明らかな通り、インスルサは不快そうに(地顔?)質問を遮り
趣旨に添わぬ一方的な発言。
笑っちゃうのが
「ベネズエラは米州人権委員会の委員を入国させませんが」
とパトリシアがコメントした時、またその発言をさえぎってインスルサが
「その通り、私も、私も入国できないんだよ、
 私が旅行するためには許可が必要なんだ、その許可がないから旅行できないんだ」
って誰もそんなこと聞いてないっつーに。


そこでパトリシアが再び、
「この件を常任理事会に提案することはできないのですか?」
と質問したら
「私はベネズエラに行って、どんな状況か見てみたいんだ、
 だけど許可がないからできないんだよ」
と返答して
「いや、私はそんなこと聞いてませんけれど・・・」
とさすがのパトリシアも困惑気味。


というわけで、インスルサはこの問題を取り上げられるのがとっても嫌だということと
ベネズエラに旅行したがっている、ということだけがよくわかったのでありました。
なんや、このおっさんも他人の金で旅行したいんか。


それはともかく、インスルサがこの質問に答えたくないのは明らか。
パ:「ベネズエラと商取引を行っている国々は取り上げてほしくないわけ・・・」
イ(パトリシアを遮って):「じゃあ、どうしたらいい、何をしたらいいんですか」
パ:「多くの人があなたのリーダーシップに期待しているのですが」
イ:(大きなタメイキ一つ)
という攻防はなかなか見応えがあったりします。
まー本当にこの狸親父、煮ても焼いても九円というか食えんというか、
だからチリ人ってイヤなのよね、と話はいきなりぶっ飛ぶのでありました。


最後にインスルサは
「ベネズエラ問題についてアクションを起こすようにと公式に申し入れてきたのは
 この5年間でアメリカのコンドリーサ・ライス国務長官(当時)だけだ」
と付け加えております。
そこで事実確認のために視察を申し入れたんだけれど
ベネズエラ政府に断られてオシマイだったんだとか。
米州機構って役立たずなので必要ない、って意味だと解釈すればいいんでしょうか。


米州機構が各国の内政に口出しをできないのは事実ですが
例えばホンジュラスのクーデターの時のように非難決議をすることとか
米州機構から追放することとか、そういうことは可能なわけです。
インスルサは「まず現地を見て」と固執しており
そりゃ視察するのはもちろんいいんですが
「ベネズエラ政府が視察してもいいって言ってくれない、
 だから行きたいのに行けない」
なんて泣き言を、こんな怖い顔と野太い声して言ってはいかんと思うのです。
インスルサは明らかに感情的になっていて、この勝負はパトリシアの勝ち。
もちっと腹のすわった人かと思っていたのに、あらびっくり~。


ただ、パトリシアというかCNN側はそれを予測して
インスルサが触れられたくないところにカーブを投げたのでしょうから
インスルサ、うまく嵌められただけかもしれないですけれど。


いやでも外交官として長い人なんだから、
これくらいは華麗にかわしてくれないとなー、やっぱり。
米州機構も先行きは暗いや。やれやれ・・・・・・。



[ 2010/03/25 23:17 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

美容院 

今日22日は、グアテマラは世間一般普通の日なんですが
私はたまたま仕事が休みに当たっていたので
朝小僧を学校に送り出したらのんびりあれやらこれやらしよう!
としばらく前から考えていたのでありました。


しかし!!!


そういう時に限ってどうしてこうなる!?


今日は朝早い時間から都市間を結ぶ中・長距離のバスが一斉にスト。
ストだけならまだ良かったんだけれど、バスを何台も道路に並べて交通封鎖。
それも盆地にあるグアテマラシティーに出入りする幹線道路をふさいでしまったのであります。
こんな感じ
バイクはひょっとしたら通れるかしらん。
でも四輪車はおろか三輪車も通れないような・・・。


学校の職員の中にも職場に辿り着けない人が出た模様。
それも朝早くから回りだすスクールバスの運転手さんはともかく、
バスに同乗する指導員はかなり厳しかったみたいです。


普段通り6時にはバス停でスクールバスを待っていたのですが
20分ほど経ってもバスは来ないし、ちと寒かったので
バスの故障か何かかしらん?と思って一旦家に引き上げ
車で小僧を送って行こうかと思ったその時。
小僧にクラスメートから電話が入りました。
「今日、学校ないんだってーーー」
にゃ、にゃにい~!?


てっとり早い話が、バスが回れないから休校なんだそうです。
その後、ちょっと外出したら、ちゃんとやってる学校もあったようですが
小僧の学校の他にも何校か休校したみたいです。
そりゃもう小僧は大喜び。宿題もないとなればそりゃ最高だわ。
気持ちはわかるんだけれど、私はやっぱりしゅーーーーん。
これとかあれとか、久しぶりに一人でやろうと思っていたのにさ。


「ボク家でちゃんと大人しくしてるから、ママはやりたいことやったらいいよ」
そんな私の顔色を伺ったらしい小僧の生意気なセリフにうるっとしながらも
そうか、ありがとっ!じゃ、早速ママは外出、君は留守番。じゃねー!!


というわけで行った先は美容院。
何と何と、一昨年の11月に行ったきりだったのですが
乾季で髪がパサパサと傷む上、最近白髪が目立ってきたので
この辺りを何とかしたい、と以前から思っていたのでした。
平日や土日だけでは、なかなか行けなかったりするのですよね、我が家の場合。


行った先はしばらく前から目をつけていた近所の美容院。
徒歩圏内だし、割と長く続いているお店だし、無茶苦茶高そうな雰囲気もないし。


切るのはいいんだけれど、どういう髪型にしたい、というポリシーのない私は
いつも適当に短く刈り込んでもらいます。
樹木の剪定みたいなものかしらん。


しかし、今日の美容師さん、手が遅・・・。
丁寧なのは確かで、きっちりカットしてくれたのはいいんだけれど
私の経験上最遅の仕事だったな・・・。
(早くてテキトーな仕事の人は何人か経験済、それよか遥かに良いけれど)
櫛を入れて、指で揃えて、ハサミを入れるじゃないですか。
そのハサミ、普通、シャッシャッシャッ!!ってリズムよく入れますよねぇ。
でもこの方、指でそろえるのも目でしっかり確かめながら、
それで間違いないね、って目視をしてから
丁寧にハサミをジャキッ、ジャキッ、と入れる感じ。
子供の工作のような雰囲気がちょっとする・・・・・・。


いやでも、出来上がりは子供の工作よりは遥かに良いです。
頭も軽くなったところで、毛染めだ~。


実は私、美容院で染めてもらうの初でした。
自分で染めたことは何度かあったりするんですが。
「赤くしてもいい?」って小僧に聞いたら半泣きになりそうだったので
我慢して普通の色。濃い栗色にしてもらいました。
と言っても今のところ全然黒と変わり映えしないかも。
多分もう少し落ち着いてきたら少し色味が変わるかなー。
でも白髪が見えなくなったのが嬉しい。


染色剤を塗ってくれたのはカットしてくれたのとは別の人で、
その染色剤を水洗いしてくれたのがまた別の人。
この彼女が「眉の脱毛、サービスでやってあげるわよ」と言うので
やってもらうことにしました。眉の脱毛初体験。


いやちょっと痛かったけど。
クリームを塗って貼って、ぴっ!と剥がすアレです。
痛い痛いと思っていると、やがてそれが心地よくなってきた・・・
ような気もする頃に終了。
びっくりするくらいすっきりとした眉になっていました。
さすがプロフェッショナル。
自分じゃできないなぁ、こんな風には。
しばらく目の回りが赤くなってましたが、
心なしか目元ぱっちりになったような(いや、気のせい・・・)


最後はブロー。これはカットしてくれた人が担当です。


でもって、これがまた実に丁寧でゆっくりなんだなー。
ここまで丁寧にブローされたのは生まれて初めてだわ。
というくらい初物の多い美容院で、いやいやなかなか有意義な体験だった・・・かも。
ブローにたっぷり30分以上はかけて、やっと終了したのでありました。


ちなみにカット&毛染め&ブローで何と3時間!!!
美容院に3時間もいたのも初めてだよ・・・


その他にも、サービスでコーヒーを出してもらった、とか
汚れないよう着替えの服(病院の診療着のおしゃれなヤツ)があったとか
こういう初物もありました。


私が3時間いた間、結構お客さんの出入りは多かったです。
でも大抵の人は梳かしてもらって少し結い方を変えてもらう程度。
この方たち、自分で梳かす代わりに
ここに来て髪を仕上げてもらっているのかしら?
何しろ一応ハイソな住宅街にある美容院なので
客層もそんな感じではありました。


カット頼まれることが余りないのなら、
あの手の遅さもわかるかもなーーー。
それにしても3時間もかかると、気軽にはこれないよなぁ、次回。


今日の最大の目標は美容院に行くことだったので、
眉まですっきりしてしまった私としては、なかなかゴキゲンです。
なので午後は小僧の相手をしてあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
でもって、洗濯をするのをすっかり忘れてしまっていたのでしたが
ま、そりゃ明日すれば良いか。


明日もストをすると言っていたバス業者、
ストと道路封鎖はとりあえず凍結するらしいです。
明日は小僧は学校へ、私は仕事へ。また日常が始まるのであります。


多分。


[ 2010/03/22 23:27 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

彫刻フェスティバル その2 

承前

DSCN2523.jpg DSCN2524.jpg DSCN2525.jpg DSCN2526.jpg

こちらは「無題」と題された作品。
案内にある当初の予想図と完成図がまったく異なっているのがこの作品。
どうやらこれも完成しているみたいです。


いや、まだまだ削ってもいいよね、って気もするけれど。


しかしこの大胆な削り方。
さすがの大理石も、文字通り形無しって感じ。
それでもこの荒削りの彫刻、見るほどに面白いですけれど。


下の石に上の石をクレーンで積み重ねたらしい作品です。
こんなのなら私もできるかも、ってちとそんな気になってみたり。


2枚目の写真、奥の方に見える赤いのは救急車です。
一台ここに常駐させてたみたいですが
その間、呼び出しとかは大丈夫だったのかしらん。


DSCN2536.jpg DSCN2537.jpg DSCN2538.jpg

こちらはグアテマラ代表。
じゃなかった、グアテマラから唯一参加している
エドゥアルド・サクの作品。(語呂合わせじゃありませんから)
タイトルのKowinem(コウィネム)はキチェー語で力と調和を意味するのだとか。


力と調和というのは今ひとつピンとこない私でしたが
大理石の様々な表情をうまく捉えていて素敵です。
3枚目の写真、大理石をぐぁああああああ~ん、と削っていたところで
またしても削り大理石粉が舞い上がっておりますが
いろんな模様が組み合わさっているのがおわかりになるかと。


この作品もまた当初の模型とは
ちと異なったものになっているようですけれど
実際の石を見て、石を生かした作品を造ることができるなんて
格好いいですよねぇ~。
私も彫刻家になればよかった。


四十の手習いで彫刻家になれるか!?
というわけで、早速石を入手して試してみることにしました。
これをとりあえずは光が通るくらい薄く透明な板にしたいなぁ~。

DSCN2529.jpg

いや、さっきのは嘘です。
できたら素敵だ~、とは思うけれど
そんな技術があるわけでもないので。


彫刻家たちが切り落とした大理石片が、
一輪車に山積みにされていたのですが
その中から記念に持ち帰ってきた破片です。
会場にいた人たち、結構持って帰っていましたね、この大理石片。


大理石のこの断面、温かみのある白がとても素敵です。


さてこんな重たい石だから、パーツとパーツを組み合わせたり
向きを変えたりする時に必要なのがクレーン車。
ここには石材屋のグアテマルモルのクレーン車が常駐していて
必要に応じて出動するようになっていました。

DSCN2540.jpg

写真は向きを調整しているところ。
作品の下に板を敷き、更にコロを噛ませて動かないように調整。
この作品は一見裸体のようにも見える美しい曲線をしていまして
置く時にちょっと苦労していましたね・・・。


DSCN2541.jpg

クレーン車が作業する時、順路が一部閉鎖されるわけですが
ロープが届かないところはこうして人間ロープが出現します。
警備員も朝から晩まで埃の中を立ちっぱなしでご苦労様。
帰宅時には、黒いユニも白くなっているんだろうな・・・と想像。


DSCN2516.jpg

この雑然とした会場にさりげなく立っているハカランダの木。
連日の騒音にも耐えて、きれいな花を咲かせていました。
これだけ暑くなってくると、花もそろそろ終わる頃かもしれません。


さてこうして18日間に終わる彫刻フェスティバルは無事終了したわけですが
コンクールではないので、作品に順位はつきません。
でも人気投票を会場でしていまして、
その結果は発表されるはず。


・・・・・・多分現在開票中だと思われます。


参加する彫刻家には航空チケット、宿泊代、食費の他、$3,000のギャラが出ます。
18日間という短い期間で作品を作り上げるのは大変だと思うのですが
会場を訪れた観客の数はかなり多かったらしく
普段は人前で作品を造ることのないアーティストたちにとっても
いい刺激だったようです(皆が皆そう思ったかどうかはともかく)。


私たちが見てた時も、最後の仕上げに余念のない(はずの)アーティストたちに
サインやら写真やらねだっている人たちが・・・・・・。


ま、その方がいかにも「フェスティバル」って感じで楽しいかも。
このフェスティバルの作品は、多分また空港から市内に向かう通り沿いに展示されると思われます。


DSCN2490.jpg

こんな感じ。
これは第1回のフェスティバルで一番人気があった作品だとか。
タイトルはEl Beso(エル・ベソ/接吻)。
2つの顔にも見えれば1つの顔にも見えるという発想がお茶目。


置いてある場所のバックがもっときれいだったら良かったんだけれど。


何はともあれ、興味深くて楽しかったです、このイベント。
是非息長く続けて欲しいなぁ。



[ 2010/03/15 22:33 ] 風物詩 | TB(0) | CM(0)

彫刻フェスティバル その1 

この前も書いた第2回彫刻フェスティバル、
今日が最終日でもう閉幕式とかあったはずですが、
とりあえず私たちは最終日前日の土曜日に見に行って来ました。


なかなかおもしろかったので、写真をたくさんアップしてみます。
エントリー1つだけだとアップしきれないかもなー。
(今日はサムネール小さくしておきますが、クリックで拡大します)


DSCN2512.jpg DSCN2513.jpg DSCN2514.jpg

これは既に完成しているらしい作品。
Floradaって花が咲いている間のことを言うらしいですが
その名の通り、花でわかりやすい。


名前が入っている案内板にある図は
作品の原案(完成予想図)であって、必ずしも完成作と一緒とは限りません。


3枚目の写真、上の花の花びらに一部黄色い部分が見られるのですが
これはこの大理石が削っていくとこんな風な部分が出てきた、ってことらしい。
ちょっと汚い感じになってしまうのだけれど
これが天然ってことなわけなのね・・・。


DSCN2503.jpg DSCN2504.jpg

こちらはジョージアのIvane TsiskadzeさんのEva(エバ)という作品。
エバって、多分アダムとイブのイブの方のことでしょう。
こちらもほぼ完成のような気がしますけれどね・・・。


2枚目の写真、小さいエバ像があるのが見えますよね。
これが模型で、これを元に作ってるみたい。
作者さんの他に、地元の志願者がアシスタントについておりまして
作者の指示に従ってがあああああああああーーっと石を削ったり
カンカン鑿を入れたり、磨きをかけたりしていました。


3枚目の写真、この作品用のものなのかどうかわかりませんが
四角い大理石を丸く削っているところ。
このおじさんの髪の毛は、この色なのか
それとも大理石の粉でこんな色になったのか・・・
ものすごい粉塵が飛んでいました、この付近。


3枚目の写真、地面にぽーんと放り出してある
丸いカッター、これをぐいーーーーんと回して
石を切ったり削ったりしています。
石に線を引いて、そこにこのカッターを当てて
ぎゅいーーーーんとカットしていくので
ものすごい騒音と粉塵。


会場ではマスクも売ってましたが・・・、
これって、新型インフルエンザでもあまりマスクが売れなくって
売れ残ったのを売っているのかも?


DSCN2515.jpg DSCN2518.jpg DSCN2519.jpg

タイトルのCoátlというのはナワトル語で蛇という意味。
ケツァルコアトル(羽毛の蛇)のコアトルですよね。
もっとも私には蛇よりも手に見えたんですが


2枚目の写真は、指の部分・・・じゃなくて、
蛇の頭の方になるのかな?
ともかく、上部の方をがあがあ削っているところ。


こんな風に、パーツごとに作って
後ではめ込んで完成させる作品も結構多かったです。


3枚目は親指の部分・・・じゃなくて、曲線部分。
ここだけ鑿を入れて、模様を造ります。
これがなかなかに大変そうなのだけれど
この作業で大理石の別の色合いと風合いが出てきていて
興味深かったです。


DSCN2520.jpg DSCN2521.jpg DSCN2522.jpg

こちらは唯一の蛇紋石作品。
ドイツのエッケハルト・アルテンブルゲルさんのSoporosyne。
タイトルはギリシア語らしいのだけれど、日本語で言うとソフロシネ(らしい)。
ギリシア神話に登場する人物というか精というかニュムペというか、
まあそういうものらしいのですが、意味するところは純とか清廉とか。
(ここまで調べるのにエラク苦労したのですが)


そう言われればそういう気もしないでもない・・・・・・かも。
どっちにしても、タイトル難しすぎです。


pureとかintegrityとかいう言葉からすれば
白の大理石の方が合ってるような気がするのだけれど
わざわざそうじゃない石を使ってそういう色を出そうとしているのかしらん。


水を流しながら、菱形のカットを丁寧に仕上げているところでした。
不思議なニュアンスのある作品ではあります。


続く


[ 2010/03/14 23:56 ] 風物詩 | TB(0) | CM(0)

市内バスのプリペイド化 

今週はミッドウィークにもサッカーがある週なので
どうもこちらの方のエントリーを書く時間がなくなります。


そんなわけで、今日は手短に。


グアテマラの市内バスってのは日に何件かは強盗に襲われており、
年に何十人もの運転手さんがマラスに殺されており、
加えてサービスは最悪なんだけれど
運賃だけはQ1.10(日本円で16円程度)と無茶苦茶安い、
というシロモノであります。


その悪評芬々の市内バスですが、
強盗や殺人を防ぐために政府がプリペイドカードの導入を決めたのは昨年のこと。
既にバスはグアテマラに到着してるらしいですが、
カードやシステムの方がまだできあがっておらず、
実際にいつから走るのかはさっぱり不明。
いや、当初の話では確か3月から、ってことだったんですけれど。
今日はもう3月11日ですよね?


カード販売のための「登録作業」ってのはしばらく前から始まってましたけれどね・・・。


この「登録」ってのがクセモノで、
身分証明書の原本とコピーと公共料金の領収書が必要。
未成年については出生証明書が必要。
でもって、申込書に様々なデータを書かせられるわけです。
この申込書が銀行の口座開設やクレジットカードの申し込みよりも
遥かにすごかったというからこれまたびっくり。
「父親の名前」「母親の名前」って何のために必要??
申請に行った人たち、申請するのにものすごく時間がかかったそうで、
センターの前には長蛇の列が出来たという話。


でも、これ、バスに乗るためだけのプリペイドカードですよねっ?
どうしてそんな個人データを提供しないといけないわけ??
その個人データって、何のために必要なの???


誰もがまず真っ先に思いついたのが
「次の選挙でこのデータが使われて、
 偽の身分証明書が大量に作られて
 大量の幽霊票がサンドラに入り、大統領になる」というのと
「Mifaproのデータに流用される」ということ。


何と言ってもこの新バスシステム、市内バスなんだけれど
導入するのはグアテマラシティーではなくてグアテマラ政府。
グアテマラ政府の事業なんだけれど、
運用するのは市内バス協会(AEAU)であって、
カード作成もAEAUが窓口となってやるのであります。
政府のやり方、ずるいっ。


というわけで、当然のことですが
人権擁護官とか野党の議員が「個人データの収集は違法」と提訴、
一審でも最高裁でも「それは違法」という判決が出たのでありました。


政府擁護に立ち上がった(というか立ち上がらされた)のが
金融監督庁のエドガル・バルキン。
バルキンが言うには
「データを集めるのはマネーロンダリング対策」なんだそうです。
「個人データの登録ができなければ、このシステムは資金洗浄に悪用される」
って、それならテレカとかも登録するわけ?


大体、バスのカードって、窓口に持っていってチャージしてもらうんじゃありませんでしたっけ。
そんな大金をじゃぶじゃぶするには向いてないと思うし、
もっと簡単なやり方がたくさんあるじゃない。
ほら、ポルティーヨを見てごらん、ってば。
てか、現政権のMifaproのカネの使い方調べて頂戴。


というわけで各方面から集中砲火を浴びているのは
バルキンであって、その背後にいるはずの誰かさんではありません。
なんだかね。


こうして劣勢になった政府側、
今度はAEAUをピンチヒッターに送ります。
「個人データを登録しちゃダメ、って言うんだったら、カードは有料だっ!」
もう支離滅裂。これって、脅迫ですか。
とりあえず反則でバッターアウトですから。


大体このシステムの欠点は
カードがないと乗れないシステムであることに加え、
このシステムになったからって運転手が安全だとは思えないし
強盗がなくなるとも思えないところにあると思うんですが・・・。


そりゃ運転手は現金を持たないでしょう、
でも通行税はどっちみち取られますよね、間違いなく。
いや、そんなアブナイ地区はこのバス通らないのかな?
それに、乗客を襲う強盗だって続くだろうし。


そう言えば、バスに乗り込んで歌なんか歌ってお金もらったり
物を売ったりしている売り子さんとかはどうなるんだろう?
そういう人たちも締め出されるのかな・・・・・・。


政府はこの新システムでバス3500台を導入すると大花火を打ち上げているのですが
どう運営するのか、全体像が未だに見えてこない状況で
はてさて一体どうなるのでしょう、市内バス。


そう言えば、市内バスだけじゃなくて
グアテマラ市郊外を結ぶ比較的短い距離のバス会社も
「おいら達も同じシステムにして~」と言ってましたっけ。
100%もらうことを期待しているような雰囲気で、
さすがに援助され慣れしている国の人たちだけあるわ。


気がついたら、全然手短かじゃありませんでしたね、
毎度のことながら・・・


[ 2010/03/12 00:18 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

砂糖不足 

グアテマラは砂糖の生産国です。
多分、キューバほどは有名じゃないと思いますが、
ラテンアメリカではキューバ、ブラジルに次ぐ輸出量を誇るのだとか。


至近の統計が見当たらなかったのですが、
2005年はコーヒーの輸出額が575百万ドルで砂糖は497百万ドルだったそうですから
あれだけグアテマラのコーヒーがポピュラーなら
グアテマラの砂糖だってもちっとポピュラーになってもいいのではないか。
いや、砂糖はブランドや産地では売らんからな・・・。


ま、そんな話はともかく。
そのグアテマラで砂糖が不足しているという話。
先々週くらいでしたかねぇ、グアテマラからメキシコに
大量の砂糖が密輸されているというニュースが出たの。
地元の人が小船が沈みそうなくらいの砂糖を積んで、
川を渡って行って、砂糖を向うで売りつけているらしい。


メキシコの方が高く買ってくれるから、というのが理由ですが
そんなニュースが出た頃から、国内のスーパーやお店からは
砂糖の姿がフェードアウト。
先週、私も近場のスーパーを覘いてみたら、砂糖、ありませんでした。
我が家は砂糖ほとんど使わないので、小さい袋があれば1年持つのですが、
職場用の砂糖を買わなければならなかったので、
うーーーんと頭をひねってダイエットシュガーを買ってきました。
何もないよりはいいでしょっ。
おまけにダイエットまでできて一石二鳥さっ!


ついでに末端での砂糖価格もかなり上がっているようです。
スーパーなどでは「1人1袋」と制限しているところもあるのだとか。
そんなわけで、何故か急に砂糖不足となってしまったのであります。


元々はこれ、昨年のインドの旱魃による砂糖キビの不作が原因だとか。
それまでは世界最大の輸出国だったのに、
1万トンの減産となり、輸出国から一気に輸入国に転落。


現在世界最大の輸出国であるブラジルは400万トンの増産となったものの
インドの不作をカバーできるだけの量はなく、
全世界での09/10期の砂糖の生産量はここ10年で最低となる見通しだとか。


そんなわけで砂糖の国際価格は急上昇。
こちらに2001年からの砂糖価格のチャートがあります。
2009年の価格上昇が尋常じゃないことは一目瞭然。
チャートに出ている価格はポンド(453g)のものだと思いますが、
こちらの新聞記事によると
昨年1月には1トン当たり$289だったのが今年1月には$734になったのだとか。
生産者はウハウハですかね?


あまりに高くなって、砂糖を買えない国もでてきたという話もある一方、
今年2月までは上がる一方だった価格も3月に入って急降下しています。
いやいやものすごいジェットコースター。
こんなのに振り回される生産者も大変だね・・・・・・。


ここまでが国際事情。
今度は多分国内事情。


先日、国内大手の砂糖工場&農場を持つペドロ・コフィーニョが
ラジオでぼそぼそしゃべっているのを聞いたのですが
「いくら国際価格が急騰したからと言って
 国内用の砂糖を輸出に回すことはない。
 今年1月には国内の砂糖価格を若干上げたが、
 ここしばらく起こっている砂糖価格の上昇は
 私たちの関与せぬところだ」そうで。


ちなみにこのコフィーニョさんの一族は国内有数のオリガルキー(財閥)で
トヨタのディーラーもこの一族がやってます。
砂糖が多少上がろうが下がろうが、
輸出が増えようが減ろうが、コフィーニョ一族としてはあまり関係ないのかもね?
それよりも、こういうオリガルキーは犯罪者に狙われやすいせいか、
なかなか砂糖会社のデータなんてのもなくて、資料集めるの大変なんですけれど。


で、数少ない資料から砂糖の生産量。
Asazgua(グアテマラ製糖業協会)のサイトから拝借してきました。
(グラフはクリックで拡大します)



棒グラフが砂糖キビ、折れ線グラフが砂糖の生産量。
縦軸は右側の数字が砂糖キビ、左側の数字が砂糖に相当します。単位は千トン。


この内、約30%が国内消費用、70%が輸出用だとか。
ざっくり生産量が200万トンとして、国内用が60万トン。
人口1200万人の国ですから、1人年間50kgの砂糖を消費、と。


え!ちょっと待って!!!
それって多くない?と思ってちょっと見たら、
人口が10倍多い日本の砂糖消費量は230万トンなんだそうです(Wikipedia)。
ってことは1人当り20kgにもいかない。


どうしてこんなに差があるの、というか
そりゃここ、太ってる人も糖尿の人も多いわけかも・・・と改めて思ってみたり。


コーヒーの味がわからなくなるくらい砂糖をたっぷり入れて
「だからボクたちはスイートなんだよ」ってほざいてるグアテマラ男が
20代後半から横幅だけ成長していくのもそりゃアタリマエだわな・・・・・・。
いや、そんなことほざかないグアテマラ女性にも同様の傾向はありますが。


話がどんどん逸れていってしまう(汗;


それでももう12時なので強引に
「そんなわけで、生産者は国内用は十分あるはずだと言ってるけれど、
 メキシコの方が高く売れるからって理由で
 国内用の砂糖をメキシコに売りに行っている野郎がいるから
 国内では砂糖が不足気味である」
というところにとりあえず結論を置いておきます。


グアテマラ政府は、この密輸を防止する手立てはないとかで
メキシコ側がこの密輸を取り締まらなければならないと言ってますが
通関をちゃんとさせなきゃいけない、という意味であれば
輸出通関もしなきゃいけないはずなので、
そりゃ理屈が成り立たないと思うんだけれどな・・・。
何と言ってもグアテマラの税関のセコさと言ったら、
個人宛の国際郵便小包にまで関税をかけようとするくらいですからねぇ。


砂糖をメキシコに売りにいく人たちや
メキシコから買い付けに来る人たちの気持ちもわかるけれど
グアテマラの農村で見られる栄養不足の子供達には
砂糖は大切な栄養素でもあるのです。


そういう子供達のための砂糖がなくなるなんて事態だけは
絶対にあってはならないことなのですが。



*ちょっとデータが古いですが、農畜産業振興機構のサイトに
2001年時点でのグアテマラ砂糖産業の概要が掲載されていますので
宜しければご覧下さいませ。



[ 2010/03/08 23:31 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

マニャーナ・デポルティーバ 

昨日は小僧の学校行事で朝から学校へ。
Mañana Deportiva(マニャーナ・デポルティーバ)という
運動会と文化祭をたして1.9で割ったような毎年恒例の行事。
例年はもっと遅い時期にやってたのですが、
今年はセマナ・サンタがちょうど3月終わりから4月始めになるせいか、
3月になったと思ったらもうこれ。
タイミング悪く朝は曇りがちで風のある日で、
開始時間の8時に到着するように行ったら、寒かったです。


何しろ小僧の学校、グアテマラシティーの中でも標高の高い第16区にあるので・・・、
冷え冷えとした始まりではありました。


運動会といっても日本の運動会のような、全員参加ではないのです。
クラブ活動を選択している子達の中から更に代表が選ばれまして、
他の学校の代表たちと試合をしたり競争したり、
かなりスポーツに偏った運動会。
小僧は陸上をやってますが、代表に選ばれたりはしないのであります。


そんなわけで、私たちは別に8時に行かなくても良かったのですが、
どうやら小僧は開会式にあるチアリーダーの演技が見たかったらしい。
チアリーダーの中には小僧が思いを寄せるマリソル(仮名)ちゃんが・・・。


えーーっと、以前からこのブログをお読みの方はここで「えっ?」と思うかもしれませんが
小僧は昨年の後半くらいにギセラ(仮名)ちゃんからマリソルちゃんに心変わりしてしまったのであります。
この年にしてもう心変わりかよ!ったくラテンの男は・・・、
内心思った私でしたが、まあそれはともかく。


こうしてマリソルちゃんが見れて鼻の下が伸びた小僧でしたが
その後は教室で行われているゲームに突撃。
私は小僧の後をついて行っても仕方がないので、
そのまますきま風吹きすさぶ体育館で
音楽を聴きながらハンドボールの観戦。


DSCN2486.jpg
ハンドボールの他にももちろんいろいろあります。
これは一番小さいカテゴリーの子たちかな。
ハーフコートのサッカー。


写真を撮った時はやってなかったのですが、
周囲のトラックや砂場では、同時に陸上が行われます。
サッカーボールが飛んで行ったりしないのかしらとちょっとドキドキ。




こちらはバレーボール。
その奥はバスケのコートで試合中。
なので一度に2試合見えるはず・・・ですがちょっと見えないかも。


全然映っていませんが、
この右側ではフットサル(ミニサッカー)をやってます。
時にはコートを横切っていく人がいたりして
そのいかにも雑然とした感じがラテンっぽい。
日本だと観客とコートの間にはテープ貼られてそうですよね・・・。



DSCN2476.jpg
このマニャーナ・デポルティーバ、公式行事?なので
3位まではちゃんと表彰式でメダルがもらえます。
団体競技だと盾ももらえるみたい。


これはリレーか何かの表彰式だったらしい。
映ってませんがお立ち台がちゃんとあります。
リュック背負って表彰式か・・・



DSCN2481.jpg
プールもあるので、競泳もあったり。
この寒い中、ご苦労様です。
太陽が出てきて私も外で日向ぼっこし始めた10時頃には
もう競泳はすべて終わったようでしたが・・・。


このマニャーナ・デポルティーバは入場料有料、
ゲームや食べ物も有料で、資金集めという側面も有。
(その代わり、寄付金みたいなものは一切なし)


小僧の学校では、この行事で集めたお金は
スポーツ関係の施設や備品に充てられることになっていますが、
今年こそ、プールに屋根をつけて欲しい!
(ご覧の通り壁はついたのですが)
小僧は風邪引かないので助かりますが、
寒い日には風邪を引く生徒がやっぱり出るようなので、是非。



DSCN2477.jpg
バスケのコートから校舎の方を見るとこんな感じ。
ゲームやら食べ物はこちらの方にあります。
左側の建物はカフェテリアで、
小僧たちが普段昼食を食べたり
間食を買ったりするところ。


こちらの方は学年毎に保護者(親)が
当番制で担当することになってます。


小僧の学年は的当て。
ミルク缶を6個重ねて、テニスボールを当てるという単純なゲーム。
当たればちゃんと賞品がもらえます。


賞品は事前に生徒の家族(時には会社単位)が提供したもので
ガラクタレベルからちょっとお値段の張るものまで種々様々。
小僧もいろんな賞品をゲットしてきましたが・・・
何にするんでしょうね、このガラクタ・・・いやいや、賞品たち。


さてその30分の割り当て時間、私は缶を拾っては積み直す、
なんてことをずっと繰り返してました。
今日膝が痛いような気がするのはひょっとして・・・


それにしてもボールを渡す役をしていたお父さん、
小さい子供たちには力こぶさせてみたり、
「ほらもっと右!上!下!」「もっと前に出て!」
「残念賞、もう1回だけ!」とか
ホントいい感じだったなぁ~。さすがはグアテマラのお父さん。



DSCN2488.jpg
校舎の2階から食べ物の屋台が出てる場所を写したところ。
屋根しか見えないけれど・・・。
保護者が担当する物もあるのですが、
専門の業者さんを呼んで作ってもらうのも有。
保護者有志から寄付を受けたケーキの販売なんてのもあります。


こちらはどこも長い列で、食べ物をゲットするだけでもなかなかに大変。
いやでも、お腹すいてるからそれくらいは我慢しなくては・・・。



写真撮ってないのですが、この他にもカラオケとかディスコとか、
仮装して写真撮ったりとか、幽霊屋敷とか、
更には幼稚園の子供用のエリアとか、いろいろありまして、
いくつの子が来ても楽しめるようになっています。


準備は大変だっただろうと思うのですが、
保護者有志が中心となって準備を進めており、
行事の前日の金曜日は授業までお休みになって
飾りつけやらゲームや食べ物の準備やら、あれこれすることになっています。
こういう保護者の参加が求められる行事が多いのもまた
グアテマラの学校の特徴かもしれません。


3月から4月は国内のあちこちの私立学校で
このマニャーナ・デポルティーバやケルメス(Kermés)が行われます。
ケルメスはスポーツがないけれど、同様に資金集めを目的とした文化祭のようなもので
資金集めだから公立ではやらないのかな。
学校を挙げて一緒にやる行事だからやったら楽しいと思うんだけれどなぁ。


そんなあれやこれや何やらかにやら楽しくも大変なマニャーナ・デポルティーバ、
終わったら今度は今年最初の成績表渡しと懇談会。
こちらの方はひたすら頭痛いかも・・・・・・


[ 2010/03/07 23:06 ] 小学校 | TB(0) | CM(0)

大理石と蛇紋石 

小僧は先日彫刻フェスティバルへ行ってきて
なかなかに興味深かったようです。
大理石のかけらを持ってきて
「これ、1立方メートルあたり1017ドルなんだって。
このかけらだと、いくらで売れるかなぁ~」と取らぬ狸の何とやら。


いや、それ、大きいからその値段で売れるのでありまして、
そんなかけらはいくらにもなりませんから。


でも、白くてきれいな大理石、それはそれはきれいなんですよ。
グアテマラ、翡翠の産地としての方が有名かもしれませんが
私個人は翡翠よりは大理石が好きなのでありまして、
光が透き通って見えるような、でも冷たさのない美しい白の大理石に
私はとっても心ひかれてしまったのでありました。


そんなわけで調査開始。
フェスティバルで使用されている石材はグアテマラ産の
Mármol Blanco Alejandra と
Serpentina Verde Saltán の2種類。


小僧が持ち帰ったのは白いアレハンドラ大理石という名前のものらしい。
で、もう一つのセルペンティーナって、えーーっと、大理石じゃないの?


一夜漬けの学習によりますと、セルペンティーナは蛇紋石。
大理石が元々石灰岩で、熱により大理石になるのに対し、
蛇紋石は火成岩であるカンラン岩の超塩基成分が水と反応してできるらしい。
と言われても蛇紋ならぬ呪文を唱えているような気がするのですが、
根本的に違うものなんだ、ということだけはわかります。
ついでに蛇紋石のあるところには他の鉱物もあることが多く、
一粒で二度以上おいしい・・・ということかしらん。


でこの蛇紋石、グアテマラでは「大理石」という名で流通しているのだそうです。
「グアテマラの緑大理石」てな感じ。
それだけ艶や光沢があるということなのでしょう。
ただ、非常に固い材質らしく、
この彫刻フェスティバルでも蛇紋石を選らんだ人は苦労しているという話を聞きました。


この石、翡翠と同様モタグア川の周辺で取れるそうです。
翡翠も蛇紋石もどちらも緑。ケツァルも緑だけれど、あれは鉱物じゃなくて生物か。
でもやっぱりモタグア川からさほど遠くないところに在住です。


この付近、その名もずばりラス・ミナス山脈と呼ばれている山脈がありますが、
ミナスは鉱山・鉱物の意味で、ケツァルも住む雲霧林に覆われた地域でもあり、
ついでに地震を起こす北アメリカプレートとカリブプレートの境界にも位置するのであります。
いや、なんでもありますね、この付近。


翡翠と蛇紋石は同じ緑とは言え、石の組成も成り立ちも全然異なるものなんだそうです。
その一方、グアテマラホワイトとも呼ばれる白いアレハンドラの白さは
また感動的なくらい真っ白です。


そのグアテマラの大理石の利権を一手に握っている、
もとい、唯一大理石を扱っている(らしい)のがグアテマルモル。
そちらのサイトで一応石の見本を見ることが可能です。
こちらが蛇紋石でそれ以外の白い大理石とか黒い石とか


こちらには実際に石が使われているところの写真がありますが
あ、これ!


グアテマラシティーの第10区、通称ソナ・ビバの歩道に使われているの、
蛇紋石だったんだ!!!と新たな発見。
この歩道、きれいなんだけれど、つるつる滑って、
雨が降った時とかちょっと怖いんですよね。


それでもちょっと感動です。
今度歩く時、良く見てみよっと。



[ 2010/03/03 22:09 ] グアテマラの住人たち | TB(0) | CM(0)

政治とカネと 

最近なにやら無茶苦茶だ。


無茶苦茶に慣れている私でも、
ちょっと待って!と言いたくなるくらい無茶が苦茶苦茶だ。


先週金曜日には農牧省の長官が大統領にクビを切られたかと思うと、
その日の内に憲法裁判所が教育省長官のクビを切った。
そして今週月曜日には内務省長官のクビがコロリ。
これもまた大統領が切り落とした。


とにかく長官(日本で言うなら大臣)のクビがよく転がる国である。
おむすびころりんならぬ、長官ころりんすっとんとん。
それとも長官ころころどんぶりこ。
どっちでもいい。
どっちでもいいけれどこんなにころころするのはいい加減止めて頂きたい。


ちなみに農牧相と内相は汚職絡み、
教育相の方は、裁判所命令に従わずMifaproのデータを提出しなかったため、である。
後日談を言えば、教育相が解雇された後にデータは提出された。
多分きっと、教育相を辞めさせたかったのかもしれない。


それはともかく、こうして政治は益々混沌の様相を深めている。


内相の後任にはカルロス・メノカル(Carlos Menocal)が就任しているが、
何しろ2年と1ヶ月半ほどのアルバロ・コロン政権で、5人目の内相なんだそうである。
国内の治安を担当するのが内務省の仕事だが、これじゃあ安全になどなるわけない。
だからサンドラのお友だち人事は止めてくれ、と言っているんだ。


更迭された内相のラウル・ベラスケスは、
大統領によればPNC(警察)向けのガソリンの購入の際に不正をしたと言う話だ。


元々今の政権は入札に関わる摩訶不思議な動きが多いのだが、
PNCのガソリンは、競争入札が不調に終わった(という建前)ので、
入札に寄らない随意契約によりマスカナ社(Maskana)という奇妙奇天烈な名前の、
しかも創立10ヶ月という会社から購入することになったのである。
契約金額はQ4000万($500万)、期間は不明。


しかしこのマスカナ社、ガソリン屋ではないらしい。
そこからしてまずおかしいと誰もが思うと思うのだが、
もっとおかしいのはガソリンを購入する以前に金を払いこんでいたことだ。
ガソリン購入用のチケットだけ受け取って、多額の金額を支払ってしまうなんて
一体どこにそんなお人好しのグアテマラ人がいるもんか。
日本人だってやらないだろうが。


そんなわけでこのお金、マスカナ社がガソリンとは全然関係ないものの購入に使ってしまい、
PNCはガソリンがなくてパトカーを走らせることができなくなってしまった。
チケット持ってスタンドに行っても、売ってもらえないのだ。
こうしてガス欠で走れなくなったパトカーの数は地方を中心に6916台。
喜んだのは麻薬組織と密輸組織だと思われるが、こちら方面の談話は残念ながら入ってこない。


ともかく、そういう理由でベラスケスは更迭されたのである。
大統領によれば。


しかし。
ベラスケスは「木曜日に口頭で辞職を申し入れた」と言っているのである。
「返事をもらえなかったので、日曜日に返事をもらえるよう秘書官に申し入れた」と言うのである。
ベラスケスの更迭が発表されたのはその日曜日の夜9時頃である。
ローカルのテレビを見ていたらいきなり大統領がテレビジャックをして現れた。
「わふぁひは、ふぁいむひょうひょうはんの ふぉうへふふぉ ひめまひは」
何度聞いても意味不明の大統領談話がいきなり登場する時の不快感をご想像頂きたい。


そんなわけで、ベラスケスはコロン大統領は嘘つきだと言っている。
PNCのガソリン契約問題で検察に告発したのは自分だと言っている。
ベラスケスの言っていることが本当なのかどうかはともかく、
彼の方が滑舌が良いことだけは確かである。


まだある。


新内相のメノカル、最初にやったことは副長官4人をばっさりやることである。
いや、この国は刃物よりは銃器の国だから、バンバンバンバンと撃ち落したと言うべきかもしれない。
とにかくまとめて4人更迭してしまった。
副長官が4人もいたなんて知らなかったなどというのはここだけの話である。
なんでも司法支援担当、総務担当、治安担当、地域担当と分かれていたらしい。


その地域担当副長官が治安担当副長官を暗殺業に関わっていると告発したからまたすごい。
政治の混沌というよりは子供の喧嘩である。


もう少し詳しく書けば、地域担当副長官だったフランシスコ・クエバスは
治安担当副長官だったマルレニ・ブランコはPNCに存在する暗殺集団を率いていたとして
2月4日にCicigに告発をしたと言っているのである。
ちなみにブランコは副長官になる前はPNCの長官もしていたことがある。
全く何の役にも立たない長官だという印象しか残っていないが。


「折角勇気を出してCicigに告発したのにその後全然コンタクトしてこない。
 これでクビになったら、まるで不正したのはオイラみたいじゃないか。
 それくらいだったら、全部ぶちまけてやる」とクエバスは女々しくも考えたのであろう。
いや、最近は女性の方が強いから男々しい奴、と言った方が良いのかもしれない。
何と言ってもブランコも女性なのだ、一応。
そう言えば、サンドラも確か女性だったような気がする。


Cicigは実際、この件を捜査中なのだそうだ。
カルロス・カストレサナは「秘密にしておくべきことをどうして公表してしまうのか」
と例のちょっと困ったような地顔をもっと困った顔にして困っている。


クビになったベラスケスは
「クエバスの言ってることは事実。大統領は正しい判断と決断ができないでいる」とも言っている。
ブランコとその一族が大統領と大統領夫人サンドラ(またの名を陰の大統領)に近いことは巷間の常識。
ブランコとその他大勢がぶつかることは想像に難くない。
問題は、大統領がサンドラだけじゃなく
ブランコにまで物言うことができないらしい、ということの方だろう。


で、である。
こんな状況で内相に就任した人物はさぞ経験豊富かつ清廉潔白な人物・・・と誰もが期待するはずだ。
その期待に違って就任したのがカルロス・メノカル。
元新聞記者で治安部門での行政経験は一切なし。
数日前までは大統領府のCicig担当補佐官。
早い話がCicigとのリエゾン役で、クエバスの告発を知ることのできる立場にいた人物である。
またしてもアミーゴ関係の人選のようで、くらくらする。


というところで今日は終わる予定だったのだが、
まだ付け加えるべきことがでてきてしまった。
これを書いたところでギャラが出るとかギャラが上がるとか、
そういう話は一切ないから切ない話だ。


しかしそれでも現職の警察庁長官が麻薬取引容疑で逮捕されたとあっては
乗りかかった船と言うべきか
毒を食らわば皿までと言うべきか、
はたまた右の頬を殴られたら左の頬も差し出せと言うべきなのか、
とにかくぴったりする比喩が思い浮かばないくらいのものすごいニュースであることだけは事実だ。


ちなみに前任の警察庁長官ポルフィリオ・ペレスも8月だったかにコカインと金を盗んだとして逮捕されている。
ひょっとしたらこのポストは盗人を逮捕するための囮ポストなのかもしれない。
だから後任(未定)もきっとやがて逮捕されるのだろう。
警察庁長官とは片思いのようなものだ。
期待してはいけないのだ。
うまくいくはずがない、と期待値が低いほど、
ダメだった時のダメージは小さく、
間違ってうまく行った時の喜びは大きいというものだ。


あまりに切ない片思いの故に話の筋が逸れてしまったようだが
今日逮捕された方の警察庁長官はバルタサル・ゴメスと言う。
かなり以前から隠密捜査が行われていたらしいが
ベラスケスの更迭理由となったガソリン問題で裁判所に証言に来たところを御用となった。


ゴメスと一緒に麻薬捜査班の警官2人も逮捕されている。
昨年4月に麻薬組織と警官の間で銃撃戦が発生し、
警官5人が亡くなった事件に関与したとされている。
長官に裏切られた末端の警官の不運が悲しすぎる。


話は飛ぶが、公金流用やらマネーロンダリングやらで逮捕され、
どうやら正式にアメリカに身柄引き渡しとなりそうな元大統領アルフォンソ・ポルティーヨについて、
以前カストレサナは「盗んだ金のうち、ポルティーヨの手に渡ったのは25%、残りは麻薬組織に流れた」
という話をしていたことがある。


だからこそポルティーヨの身が危ないという話があり、
だからこそアメリカに身柄を引き渡して司法取引で麻薬組織を摘発するつもりなのだろうと想像するが
最近の事件には常に麻薬の影がつきまとう。


日本のように政治とカネで話がすんでいる間はまだマシで
政治とカネとクスリと犯罪が手を取り合って進んでゆくこの国の行方は想像するだに恐ろしい。


それでもまだかすかな希望を捨てたわけではないのではあるが。


[ 2010/03/02 23:53 ] ニュース | TB(0) | CM(0)