第2回彫刻フェスティバル 

ヴァンクーヴァーの冬季オリンピックも遂に閉幕したようで、
冬季オリンピックには全然関心がないからテレビ放送がないのか、
テレビ放送がないから誰も関心を示さないのか、
グアテマラでは話題にもなりません。
いやでも私は見たかったし、小僧だって結構興味示してたんだけれどもなぁ~。


今はネット時代ですから、日本ではストリーミングで見られるようになってるようですが、
日本のオリンピックのストリーミングは日本国内向けで、
海外からはアクセスできないんですよね・・・。
まあ探せば見られるサイトはないわけではないですが、画像もきれいとは言えないし。
サッカーの欧州チャンピオンズリーグみたいに、
有料でいいから公式ビデオサイトを作ってくれればいいのにぃ~、と思った私です。
もっともそっちの方はテレビで見られるからいいんですけれど。


さて。


冬がないグアテマラでは、オリンピックの代わりに?彫刻フェスティバルってのが始まりました。
2月25日から3月14日まで、13区にある国立近代美術館で開催されています。


彫刻家を一同に集め、作品を造っていく過程を一般公開するというもので
2007年に第1回を実施しており、今年のが第2回。
第1回の時の作品は、空港から市街地に向かう通り沿いに展示されています。


そういうわけで第2回。
今、この美術館でちょうどピカソ展をやっていることもあって
この週末、小僧を連れて行こうかなと思っていたのですが、
どうやら小僧は明日学校の遠足でこの彫刻フェスを見に行くらしく
だったらもう少し日をおいて行った方が良いかなぁ~、と思って結局行かなかったのですが。


この第2回、380件の応募の中から選ばれた12人が参加しています。
グアテマラ人が1人、その他はヨーロッパやラテンアメリカの人たちらしい。
使う材料はグアテマラ産の大理石なんだそうですが、
この国でやるんだったら、マヤ風な石灰岩とか砂岩とか使ったらおもしろいかも?
などと密かに思ってみたり。


その様子はこちらでちらりと見られます。



インタの声が、がぁああああーーーっと大理石を削る音にかき消されて
よく聞こえなかったりしますが・・・。


公式サイトはこちらが英語こちらがスペイン語
英語と書かれていながら、本文スペイン語だったりしてるけれど・・・。
少ないですけれど、日毎の写真ギャラリーも有。
いやそれにしても、ものすごく埃が立つのね大理石。
参加者のマスク取った顔がすごい・・・。


Facebookのアカウントをお持ちの方は、
Festival Internacional de Esculturaを探してのぞいてみて下さいね。
(公式サイトにリンクが貼られているので、そちらからどうぞ)
こちらの方にも写真がありますし、
作家や作品の紹介は公式サイトより詳しいかも、ただしスペイン語のみですが。


グアテマラシティーではレフォルマ通りやラス・アメリカス通りに
彫刻が佇んでいたりするのですが、
製作過程なんて滅多に見られるものではありませんから
これ、ちょっと楽しみです。


行く時は多分、マスクを持参した方が良いんだろうな。
そして帰りにマスクをはずしたら、
私もやっぱりパンダみたいになってるんでしょうかね・・・。
ちょっと心配。


[ 2010/02/28 23:50 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

歯の矯正 II 

先月から歯の矯正を始めた小僧ですが、
先週、1ヶ月検診てのがありまして、行って来ました。


歯をチェックして、ブラケット(矯正具)をチェックして、
少しきつめにセットして、おしまい!のはずだったのが、
斜めに生えている歯につけたブラケットが2度も取れてしまうハプニングがあり、
その度毎にまた歯医者に行かねばならず。


歯医者さんが近くにあるのでまだ助かるんですけれど
ちょうど仕事の忙しい時期だったこともあって
なかなかにハードな日々だったよなー。
と今更ながら思ったりするのであります。


さてそのブラケット、日本だと矯正しているのが目立たないように
透明のを使ったりするようですが、
ここはその真逆を行ってまして、派手な色を使うんですよね。
その証拠が小僧のブラケット。

DSCN2376.jpg

歯医者さんに行くとブラケットにするアイスクリームの棒状のもう少し大きなものが
カラフルに(色数がまたたくさん!)用意されていまして、
「いくつでも選んで」とトレーごと渡されるのであります。
そこから自分の好きな色を適当に選んで渡し、装着してもらう、という次第。


こんなハデハデだから、「にかっ」と笑ったら目立ちます。
いきなりこんな口で「にかっ」と笑われたら
私ならちょっとぎょぎょっとするよな、と思うんだけれど。


矯正って、している間は若干ではあっても食事制限はあるし、
不愉快な時もあるし、見た目もやっぱり気になるし、
歯磨きは大変だし、長い間つけてないといけないし、で
決して楽しいものじゃないですよね。
でもそれすら、少しは楽しいものにしよう、
ネガティブじゃなくてポジティブに捉えよう、ってのが
ここらの人の考え方なのかなぁ~、と思ったりします。


実際、小僧は自分のブラケット、すごく気に入っているようだし。


そんなに好きなブラケットなんだから、
お願いだから、もう落とさないで。


[ 2010/02/26 23:34 ] できごととか | TB(0) | CM(2)

トヨダじゃなくてトヨタ 

ネットでBBCのスペイン語サイトを眺めていたら、
こんなタイトルがありました。
「なぜにトヨダじゃなくてトヨタ?」


私が見た時点では今一番読まれているニュースになってたので
どれどれと私もクリック。


それによれば、
「トヨタの画数(カタカナ3文字の総画数)は8画で
 アジア圏で縁起が良いとされている数字になるから」
トヨダじゃなくてトヨタなんだそうです。


えー、それって何だか眉唾。
と思いながらひらがなでも試してみたら、こちらも8画。
いや、縁起を担ぐんだったら8画じゃなくて、
漢字で末広がりの八画と書かなければ。


リコール問題はあるものの、それでも天下のトヨタとあろうものが、
マジでそんな単純な理由なんですか。
でもBBC曰く、トヨタの英語のサイトにそんな説明があるんだそうです。


どれどれと思って探してみたんですが・・・、私には見つけられず。
でもWikipediaの英語のサイトにはそういう説明がさらりとされていました。
ついでにスペイン語のWikiもそうなってるな。
って、これは英語のをスペイン語に訳しただけじゃないかしらん。
いやしかし・・・、日本語のWikiにはそんなこと書かれてないんですけれど。


で、BBCのサイトに戻りますと、そのトヨタ末広八画説の他にも
トヨタの前身の豊田自動織機製作所から説き起こして、
当初の名前は「とよだ」だったけれど
アメリカに商品を輸出するようになって
新しいエンブレムを作ろうとアイディアを公募した際、
トヨタという名前で作られたものが採用されちゃったという話も書かれています。
日本語のWikiで説明されているのはこちらのエンブレム説。


BBCの記事はまだ続く。ここで出てくるのは日本人らしき人々。
「日本人は漢字の画数は気にするけれど、ひらがなの画数なんて」
トヨタ末広八画説を一笑にするのがキヅさん。
でも日本人の私はこれに深く納得。
カタカナとかひらがなの画数数えたの、今日が初めてだよ。


おまけに
「日本では八画は中国ほどにはラッキーナンバーだと思われてない」
というトヨタ末広八画説の全否定とも言える専門家のコメントまで。
誰だよ、不思議の国日本のトヨタ末広八画説なんか唱え始めた奴は。


こうしてカンカンガクガクケンケンゴウゴウのトヨタ論争は
ウェールズのカーディフ大学で日本学を教えているクリストファー・フード氏の
「日本語のトヨタのサイトを調べた結果、八画説はどこにも記載されていない」
という〆で終わるのですが、ちょっと待ってBBC。
これトヨタ末広八画説を否定する根拠にもならんだろーーー。


さすがにやっぱりそう思ったのかBBC、最後には
「トヨダよりもトヨタという音の方が市場でのウケが良い」説まで登場して、
収拾のつかないまま終わるのでありました。


妙に力が入っているように見える記事だけに
肩透かし食わされたような気分。
闘牛場の牛って、こんな気分なんでしょうか。
天下のBBCともあろうものが、せめてトヨタの広報に聞いて記事にしてくれーーー。


そういう私もトヨタの広報には確認しないまま、
中途半端なままこの記事を終えたりするのでありますが。


ま、でも私は別に天下のmonjablancaってわけじゃないからな。


[ 2010/02/25 23:52 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

トリフィニオ計画 

トリフィニオ計画(Plan Trifinio)という名前の計画があります。


トリフィニオって3つの国の国境地点のことなんだそうですが
日本語では何と言うのでしょう?
地続きの国境のない日本にはあんまり縁のない言葉のような気がしますが。
何でもこのトリフィニオというもの、世界中に157ヶ所あるんだそうです。
グアテマラはメキシコとベリーズに接する部分で1ヶ所、
ホンジュラスとエルサルバドルに接する部分でもう1ヶ所。
残る155ヶ所はさあどこだ。


それはともかく、トリフィニオ計画と言えば
1988年に始まった、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル三国の国境地帯の
開発及び資源保護計画を指すものらしく、
グアテマラではこれを担当するのが副大統領府。
ちゃんと副大統領府のサイトにも簡単な案内が載っています。
plan trifinio | vicepresidencia


もう少しきちんとトリフィニオ計画について知りたい方は次のサイトの方が良いかも(スペイン語)。
Plan Trifinio // Agua sin Fronteras // El Salvador, Guatemala, Honduras
Comisión Trinacional del Plan Trifinio(SICAのサイト)


この三国の国境地点って、雲霧森の広がる地帯です。
エルサルバドルでは唯一の雲霧森になるのかな?
モンテクリストと呼ばれる地帯でレンパ川の源流となり、
グアテマラ側から言えばエスキプーラスの近くの山地にあたります。
レンパ川の源流という意味では、
エルサルバドルがこの地域の保護に一番熱心なのではないかという気がしますが、
それはさておき。


そのトリフィニオ計画に従事していたのは副大統領府の職員4人。
ところがこの4人、どうやら給料を貰いすぎていたらしい。
4人とも副大統領府の職員としての給料と
トリフィニオ計画担当職員としての給料を二重にもらうという法律違反をしていた上、
トリフィニオ計画の予算で
上着やら下着やら整髪代やらED治療薬まで
ありとあらゆるものを落としていたらしいということが発覚。
その内容のあまりの程度の低さに失笑を買っています。


まあその不正を発見したのは副大統領のラファ・エスパーダでありまして、
トリフィニオ計画のグアテマラ代表であった人物は
エスパーダの私設秘書官(かな)であった人でもあり、
エスパーダさん自身が「もう誰も信頼できない」と気落ちしてはいるようですが
だからと言って「自分は関係ない」とか言ってもなんだかなー。


このようなわけで副大統領府を初めとして
会計検査院がいろいろと調査をしているようですが、
これに限らず、今の政権はお金の使い方がどうも明らかではなくて
汚職の影がつきまといます。


その代表例がMifapro(=Mi familia progresa、前進する私の家族、という名の計画)。
以前にも何度か書いたような気がしますが、
貧困家庭に現金を渡す、貧困対策と言えば聞こえは良いですが、
実際に貧困を改善する力のない、バラマキ政策です。


先日憲法裁判所がMifaproの実務を取っている教育省に対し、
同プログラムの支給対象者リストの開示を求めている国会議員に
リストを提供するよう命令を下したにも関わらず、
教育相はのらりくらりとかわして時間を稼ぎ、
今日やっとリストを渡したらしいですが、
肝心のデータが入っていないものだったとか。


本当にいいプログラムで、正しいことをやっているのなら、
予算の執行状況の確認のために資料を求める議員に
リストの提供を断る理由がない。
というわけで、このプログラムもいろいろあるのでしょう。
何と言っても、各省庁の予算を横取りしてできているプログラムなのだし、
中心にいるのは次期大統領(予定)のサンドラ・デ・コロンなわけだし。


その他にも、すったもんだの末やっと昨年末に決まった最高裁長官は
就任早々「ボクは旅行代理店にはならない」とタンカを切っておきながら、
新年早々のブラジルに出張。
しかも「ボクはポルトガル語が話せないから」と
トライリンガルのセクレタリーを公費で同伴。


ところが出張費用は先方持ちだった上、
会議の公用語はスペイン語とポルトガル語で、
更には会議の期間よりも長い日数向うに滞在していたりして、
トライリンガルセクレタリーは会議用ではなく私用だったわけね、
と言うわけで最高裁の権威もずたぼろ状態。


こういう、汚職がボロボロボロボロ止まらないのは
ポルティーヨ政権の頃を思わせるものがあります。
あの時も大統領のみならず、周囲の高官たちも寄って高って公金使いまくり。
ポルティーヨは某国からの援助金をそのままポケットにつっこんだくらいだしな・・・。


あの時私は「貧乏人が大統領になるとロクなことないなぁ~」と思ったのでした。
いや、金持ちが汚職をしないという意味ではないですけれど
公金にそのまま手をつけるようなあからさまなマネはさすがに致しません。
そうではなくて、身内の会社に利益誘導・・・・・・(ムニャムニャ)
で、マスコミも・・・(モグモグ)
ポルティーヨはそういうオリガルキーとは無縁の人物でしたから
マスコミからは叩かれまくりでありましたが。


ま。叩かれる理由が十二分にありすぎたポルティーヨは逮捕され、
拘置所に入ったかと思うと最重警備刑務所に送られ、
かと思うとまた拘置所に送り返され、
今度は「心臓が」という話で病院に入院。


でもこの人、大統領在任期間には
友人から借りていた家の家賃をすっかり踏み倒す、なんて芸当をしてみせて
心臓に剛毛が生えているところを見せてくれたのに
一体どうしちゃったんでしょうね。


それよりも心配なのは、ケチのついたトリフィニオ計画の行方ではありますが・・・。


[ 2010/02/22 23:51 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

四旬節 

最近ちと調べ物をしていまして、
こちらを書いている余裕がないのですが、ちょっとだけ。


四旬節に入りまして、グアテマラではあっちでもこっちでも
プロセッションが行われる時期となりました。


有名なのはアンティグアのものですが、
ここグアテマラシティーも実はちゃんとやってます。
第1区にたくさんあるカトリックの教会が組織しているもので、
そう言えば、私、去年もこの話書きましたよね、
ってこれを書きながら思い出したのでゴソゴソ探してみました。
プロセッション(御輿行列)


今年のプロセッションの様子は以下のサイトで見られるかしらん。

Cuaresma y Semana Santa en Guatemala
多分一番最新の写真とかがある。写真はこちらから。

Semana Santa en línea
メジャーじゃないプロセッションの情報とかも有。
ニューヨークでもプロセッションしてるって、それちょっとすごいかも。


他にもいくつかサイトはあるのですが、
いくつもある割には今日はどこそこのプロセッションが
どこそこを通る、みたいな話はあまり出ていなかったり。
今日も第1区だけでプロセッションだろ、とか思っていたら、
近くの教会でプロセッションがあったりしてドツボにはまることもたまにあります。


こうして、セマナサンタに向けて盛り上がりを見せるグアテマラですが
それは宗教的な厳かさというよりは
宗教行事というよりは伝統文化になっていて、
日本のお祭りに近いように思います。


セマナサンタのアルフォンブラ作りを毎年しているという友人は
今からデザインやら準備やらに余念がないようで
ホント、楽しそうなんですよねぇ~。


四旬節と言えば我慢の時期、と日本の教会では教えていて、
いやもちろん、こっちでだってそうなんですけれど、
はるかに楽しい四旬節になっちゃうのはどうしてなんでしょう。


やっぱり不思議です。


[ 2010/02/21 23:55 ] 風物詩 | TB(0) | CM(0)

「手負い虎の内乱体験記」【追記あり】 

先日の「大統領のお給料」について
Beguateさんから頂いたコメントや
自分なりに思うこともあって、続きを書きたいと思っているのですが、
ちと資料を(というか頭の中を?)なかなか整理できずにいたりします。
というわけで、この話はまた後日。


そう言えば先日、アメリカからマネーロンダリングの容疑で
国際指名手配され、グアテマラ国内で逮捕された
元大統領のアルフォンソ・ポルティーヨが、
拘置所から最近できあがったばかりの最重警備刑務所に移送された、
なんてことがあったのですが、
その理由というのが
「最近、拘置所の方に危険な人物が収容されたので、
 元大統領の身の安全を図るためだ」
なんて冗談のようなことをウチの内相が宣まわれておりました。


いやでも、それ、違うでしょ。
最重警備刑務所ってのは危険な囚人を安全に収容するための施設であって
ポルティーヨみたいな粗暴犯じゃないの入れるのって、それ、嫌がらせ・・・。


しかも「テレビやパソコンは持ち込みOK」という特別待遇なんだけれど
面会に行ってる元妻によれば「電気がない」んだとか。
無茶苦茶ですな・・・。


ちなみにアメリカは
ポルティーヨが$7000万をマネーロンダリングしたとして告発してますが
これ、公金を横領したものをじゃぶじゃぶ洗ってたら$7000万になったらしいです。
いやいや儲かりますな、大統領って。


この話をこれ以上続けると、
「大統領のお給料」の話に戻っていくのでここで中断。
構想を練らなくては・・・。


♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪


いきなりここで話は変わるのですが
先日このブログを見つけて、寝不足になりながら一気に読み進めてしまいました。
ブログを書いていらっしゃるのは手負い虎さん。
内戦(手負い虎さんは「内乱」という言葉を使われています)のエルサルバドルで
生活していらっしゃったことのある方です。


私もエルサルバドルに住んでいたことはありますが、
私がいたのは内戦終結直後の92年11月からの1年間で、
私の見た風景や印象とはかなり異なるものがあるのもまた興味深く、
当時のことを思い出しながら(と言っても私の記憶はかなりいい加減なのですが)
懐かしく思ったり、悲しくなったり。
そして何よりも、文章に込められた思いの深さに感動したのであります。


さてそのブログ、私が発見しただけでも3つ!あるのですが、
楽天のとlivedoorのをここで紹介させて頂きます。

手負い虎の中米内乱体験記
現在時点の出来事等について書かれているのはこちら。


手負い虎の中米内乱体験記・ギャラリー・エッセイ
「内乱語り部画家」である手負い虎さんの絵は
こちらのブログの方に多くアップされているのではないかしら。


何を隠そう、私もあっち読んでこっち読んで、とかやっていると
段々どっちがどっちだったかわからなくなってしまったのでありますが・・・。


実は私が手負い虎さんのブログを見つけたのは
最近livedoorのブログの方にアップされた「グアテマラ漫遊記」(なんと1から25まである!!)が
私の検索網に引っかかったからなのですが、
そこから始まって一番最初のエピソードまで戻り、本当にずんずん読みました。


普段私の書くグアテマラになじんでいらっしゃる方には
この「グアテマラ漫遊記」は新鮮かつ興味深いに違いない!ので
まずはそこから読んで頂くのも良いかしら・・・。
というわけでここにもリンクを。
「グアテマラ漫遊記」1


2002年にグアテマラのアンティグア、トドス・サントス・クチュマタン、
サンティアゴ・アティトラン、チチカステナンゴ等を訪問された時の記録です。
旅行会社のツアーではなく、某女史(実は私も知り合いです、世の中狭すぎ)主催のツアーなので
普通のツアーではできないようなこと、行かないようなところ、いろいろ有。


ただし、読む前に一つだけ注意。


読み始めると止まらなくなるので、寝不足にはくれぐれもご注意を・・・。


【追記】
手負い虎さんから掲示板の方にコメントを頂きましたが、
掲示板はコメントがやがて忘却の彼方に押し流されてしまうので、
こちらに再掲しておきます。



なんだか、紹介されちまったので、内乱体験記の作者からも、余計な一言。
同じ記録を、MSNにコミュニティーがあった8年前から書き始め(初版)、
コメントの投稿のたびに順序が狂う面倒くささに、
メルマガに切り替え(第2版)、
くるるというサイトに移し、(第3版)
そこも閉鎖になったので、あわててそっくり楽天ブログ(第4版)に移したのですが、
日記とごっちゃになって自分でも読みにくいので、
体験記だけを独立させて添削しながらライブドア(第5版)に移すという作業をしているため、
お読みになるのは、ライブドアだけで十分です。


ただし、読みやすいのは、ブログではない、小説形式のFC2のほう。
これは第6版です。写真はライブドアが一番載せやすいのは確かです。
試行錯誤でいろいろやっているので、第6版が気に行ったら、あとは全部消すつもり。よろしく。




ということですので、FC2のアドレスも追記しておきます。
とは言ってもブログではなくFC2小説というサービスの方にありまして、
確かにこれが一番読みやすいですが、一番たどり着きにくいかも・・・。

「自伝および、中米内乱体験記」


ついで、と言ってはなんですが1980年のエルサルバドル内戦の
ドキュメンタリーと思われるビデオ映像を見つけました。
かなり生々しい部分があるので、苦手な方はパスして頂ければ・・・。




わ!ロケ・ダルトンが出てる!



[ 2010/02/17 23:58 ] monjablancaのお気に入り | TB(0) | CM(0)

グアテマラの韓国人 

グアテマラの治安がよろしくないことは度々私も書いていますし、
あまりこういう話を繰り返すのもどうかなぁ、と躊躇するところもあるのですが。


最近韓国人が誘拐・殺人事件の被害者となるケースが増えているようで、
大使館からも「韓国人に間違われる可能性があるので注意するように」
なんてメールがやってきておりましたが、
その韓国人を狙った犯罪には韓国人が関わっていた、という事実が
数日前に明らかになっております。


そんな折、2月13日付の朝鮮日報のオンライン版に
グアテマラに住む韓国人と犯罪についての特集記事が何本かアップされていましたので、
リンクを張って置きます。
是非、ご一読頂きたく。


ルポ:グアテマラ在留韓国人1万人を襲う「恐怖」(上)

ルポ:グアテマラ在留韓国人1万人を襲う「恐怖」(中)

ルポ:グアテマラ在留韓国人1万人を襲う「恐怖」(下)

ルポ:グアテマラの誘拐経験者が語る「恐怖の5日間」

ルポ:グアテマラの輸出の10%を担う1万人の韓国人(上)

ルポ:グアテマラの輸出の10%を担う1万人の韓国人(下)

おびえる在グアテマラ韓国人、急がれる安全対策

グアテマラの韓国人殺害、韓国人の犯行

【記者手帳】同胞を信じすぎた罪


[ 2010/02/14 15:07 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

大統領の給料 

月曜日の朝刊各紙にコロンビアのポルタフォリオという経済誌が発表した
「アメリカ大陸の大統領の給料」という記事が掲載されました。


とは言え、この大陸の大統領全員ではなく12人だけなのですが、
それ以外の人の給料がもっと低いからなのか、
あるいは単にデータが取れなかったのか、その辺りについては不明です。


それでもウチのコロン大統領がオバマさんに次いで大陸2位の高給取りと発表されれば
世間は当然注目するわけで。
順位は次の通りとなっています。


1バラック・オバマアメリカ$32,371
2アルバロ・コロングアテマラ$18,277
3ミシェル・バチェレチリ$13,297
4フェリペ・カルデロンメキシコ$12,699
5アルバロ・ウリベコロンビア$8,964
6ウーゴ・チャベスベネズエラ$8,167
7ルイス・ルーラ・ダ・シルバブラジル$6,324
8アラン・ガルシアペルー$5,279
9ラファエル・コレアエクアドル$4,880
10クリスティーナ・フェルナンデスアルゼンチン$4,133
11ダニエル・オルテガニカラグア$3,137
12エボ・モラレスボリビア$1,850

コロンがエボの10倍かぁ。これってどう解釈すべきなんだろ・・・。


と思って、今度は各国のGDPと比較してみることにしました。
経済音痴の私ですから、意味があるのかどうかはわからないけれど、
GDPに占める大統領のお給料の割合みたいな感じ。
本当は月額ではなくて年収と比較したかったのですが、
各国のボーナスの規定とかがわからないので、月額で比較しています。
数式は 給料÷GDP×100。
GDPのデータは世界銀行の2008年のものですが、百万の単位から下は割愛して計算。


大統領GDP
1ダニエル・オルテガニカラグア$6,59247.59
2アルバロ・コロングアテマラ$38,97746.89
3エボ・モラレスボリビア$16,67411.10
4ラファエル・コレアエクアドル$52,5729.28
5ミシェル・バチェレチリ$169,4587.85
6アラン・ガルシアペルー$127,4344.14
7アルバロ・ウリベコロンビア$242,2683.70
8ウーゴ・チャベスベネズエラ$313,7992.60
9クリスチーナ・フェルナンデスアルゼンチン$328,3851.26
10フェリペ・カルデロンメキシコ$1,085,9511.17
11ルイス・ルーラ・ダ・シルバブラジル$1,085,9510.39
12バラック・オバマアメリカ$14,204,3220.23

オルテガとコロンが断然トップってどういうこと!?
もちろん、GDPの大きい国ほど比が小さくなるのはアタリマエなのですが
グアテマラとかニカラグアって、
身の丈に合わないほどの給料払ってるってことじゃないんだろうか。


もっともコロン大統領のために一言弁明させて頂くならば、
給料を上げたのは彼ではなく、私の記憶では確かポルティーヨ時代だったような。
(定かではありませんが)


それでも、パラグアイのフェルナンド・ルーゴが就任した当初、
「ボクは貧者の金は奪えない、お給料はいらない」
ってさっそうと給料を返上したような例もあるわけで、
いやあ格好良かったですよ、ルーゴ、あの頃は。


去年、隠し子騒動で散々ミソをつけてしまいましたけれどもね。
カトリック教会の司教だったルーゴ、
政治家に転身する前は自分の金などなかったはずで、
無給で養育費も払っているのなら、それはかなり同情するかもしれないけれど・・・。


話がパラグアイに飛んでいってしまいましたが、
実はこの国には「給料は減額改定することはできない」と労働法に定められておりまして
ひょっとしたら無給で働くとか減額するとか、
そういうのは法に反することだからできないのかもしれないです、
いや、ホント、ひょっとしたら、の話ですが。


でもやっぱり「給料泥棒~!」と思ってしまうのは何故なんだろう。



[ 2010/02/11 22:32 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

Facebookのこと 

今時の子供達にとってはネットは重要なツール。
サイトを見たりゲームをするのはもとより、
メールやチャットもアタリマエ、
宿題の調べ物に使うのも常識なら、
宿題そのものをmoodle使ってやっちまう、という時代。
(友人の息子さんが行ってる学校は、昨年からmoodleを導入したのだけれど、
 アクセス過多でサーバーがダウンし、宿題ができなかったことがしばしばだとか)


ちなみにmoodle(ムードル)とは
「インターネット上で授業用のWebページを作るためのソフト」なのだそうです。
今のところは小僧はドイツ語の宿題のみこれを使っていて
やったらその場で採点結果がわかるという仕組み。
間違ったところの復習とかもやってくれたりしないのかな・・・。


さて。子供をもつ親なら誰でも、自分の子がどんな風にネットと係わりを持つかは気になるところ。
現代の子供にネットは不可欠ですが、
友人の9歳の姪っ子が見知らぬおじさんと音声チャットしてたなんて話もあるように
使い方を間違えれば危険なツールになることは間違いなく、
我が家的には「リスクがあることを教えながら使わせる」ことにしています。
まだまだおっかなびっくりですが。


さてその小僧が最近やりたいと言ってきたのがFacebook。
何でもクラスの同級生のかなりの子達がもうFacebookをやっていて
メッセージを送ったりチャットをしたり、ゲームをしたりしているのだとか。


うーーーーん、と考えてOKしました。
「まだ早い、もう少し待ちなさい」と言うこともできたけれど、
こうやって素直に言ってくれる内に、
一緒にやりながら教えていった方が良いかなぁ、と思ったので。


先ほど書いた9歳の姪っ子がいる友人は、
その出来事に恐れをなして、中学生の息子さんにネットを禁止したのだとか。
うーーむ、それもまた過激な話で、
大体禁止されたら、親のいないところで隠れてやるようになりますよねぇ。
私にはそっちの方が心配です。


幸い?なぜか私はFacebookのアカウントを持っていたのでありました。
好奇心からアカウントは作っていたのですが、ちらりと覘いたっきり。
まあでもお陰で、自分で使いながら「ここはこうしときなさい」とも言えるし、
小僧がどんなことをしているかも、ある程度の見当はつくわけです。


ただ、こうしておけばカンペキかと言えばそうではないでしょうし、
やっぱり心配ではあります。
そんな私の心配をヨソに、奴は今日もFacebookを開き、
呑気にゲームなどしているのでありますが。


[ 2010/02/10 23:55 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

再会 

以前当地で一緒に仕事をしていたTさんが
新婚旅行に訪れてくれました。


ちょうど小僧が誕生した前後にいた女性で、
あれから早くも10年が経ったのだなぁ、と感慨もまたしみじみ。
なかなか長くは取れない休暇なのに
はるばるとこんなところまで来てくれるなんて!
と当時からいる同僚たちと一席設けたのでありました。


と言っても彼女の方も
グアテマラを初めて訪問するダンナ様にいろいろ見せてあげなきゃいけないし
他にもまた旧交を温めたい人たちもいるというわけで、
時間が取れたのは月曜日の私たちの昼休みの1時間。
已む無く近くのカフェでホットドッグをぱくつきながらの再会となったのであります。


二人がグアテマラ入りしたのが土曜日の早朝、
そのままアンティグアに移動してその日は市内をぶらぶらしたり、
友だちを訪ねたり。
日曜日は早朝からティカルへ日帰りのツアー、
そして月曜日は午前中アンティグアからグアテマラシティーへ、
私たちとの昼食の後は市内を観光し、
翌火曜日は早朝にメキシコのカンクンへと移動という、
日本人らしい弾丸ツアー。


そう言えば、グアテマラまでの道中、
大阪発の飛行機はハワイ経由だったので、
ワイキキで2時間過ごすというオマケ付だったようで、
ハワイみやげまで貰ってしまいましたが・・・。


ご存知の通り、日本からグアテマラは遠いです。
日本からはもっと行きやすいところに魅力的な国が多々あるわけで、
短い休暇なのに
飛行機に乗っている時間ばかりがやたらと長いこんなところに
わざわざやって来てくれる人なんて、そうはいないのです。
そう言えば、彼女は数年前にも一度私たちを訪問してくれたことがありましたねぇ。
こんなに何度も来るリピーターはかなりの希少種です。


ここにいた当時は仕事に慣れなくて大変そうだった彼女も
今ではすっかり大人になって、
幸せそうな家庭を築き始めている様子で、
一緒にいる私たちまで幸せが伝染してくるような感じ。


女性にばかり囲まれた上、スペイン語はさっぱりのダンナ様、
(英語は上手なのですが)
さぞ居心地悪かっただろうと思いますが
嫌な顔一つせずに付き合ってくれました。
いいなーーーーーー。


私は離婚もしているし、
どうやらオトコを見る目がないということを自覚しているし、
母子家庭の気楽さにも慣れてしまったので
今更自分が結婚しようとは全く思わないわけですが
こんなカップルいいなーーーと、一緒に嬉しくなったのでありました。


2人と別れた後も同僚達と
「彼女、全然変わってなかったねぇ」
「素敵なカップルで、良かった」
「あー、私も結婚したいわ」
とまだまだ話題の中心でした。


一同、お二人の幸せを心より祈ってますよ。
そして、また遊びに来てね。


[ 2010/02/09 22:45 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

ペテンの熱帯雨林 

タイトルが紛らわしいですが、ペテンはペテン師のペテンではなく
グアテマラ北部にある県名でありますので、
熱帯雨林がペテンにあったというわけではありません。
いや、熱帯雨林がペテンにあるのはそうなんですけれど(あーややこし)、
それはともかく、monjablancaフォトアーカイブより
ペテンの熱帯雨林をゴソゴソと引っ張り出してみたのであります。


グアテマラの森と言えば忘れてはならないのが、
中米の肺とも(たまに)言われるペテンの熱帯雨林。


グアテマラですと首都から北へ行くとベラパスの雲霧林につきあたり、
更にそのまた北、ユカタン半島の根っこの辺りはこの熱帯雨林になります。
ユカタンももっと北に行くと熱帯雨林とはまた植生が違ってくるのですが
そこまで行くともうメキシコになってしまいます。


ペテン県はほぼ全体がこの熱帯雨林に覆われており、
未だにマヤの遺跡が森の中に眠っていると言われておりますが、
そのペテンのマヤ遺跡の代表と言えばティカル遺跡。
ティカル国立公園は遺跡だけではなく、付近の森もまとめて公園になっています。


23 1059

ティカル遺跡の入り口から神殿までは、案外遠いのであります。
炎天下の登り道をえっちらおっちら約30分、
どこまで歩いたらいいんだーーー!!
と叫びたくなる頃に見えてくるのが第1号神殿の後姿。


神殿に辿り着くまでは森の中に作られた遊歩道を歩きます。
野生の動物各種有。
一番お目にかかりやすいのは、ホエザルとかクモザルとかいったサルかな。




23 1126
ティカルと言えばこの写真。
てか、このアングルの写真が一番ポピュラーでしょうね。


ティカルで一番高い第4号神殿から、第1号神殿と第2号神殿を眺めたところ。
(スペイン人到来時に残っていた建造物では新大陸で一番高いものだったとか)
樹海の木々も決して小さくはないのですよ、
それなのに、その樹海から頭を出している神殿たち。


背中を見せている第2号神殿は高さ50m、
樹海は30mくらいはありますかねぇ。
第4号神殿から見ると、この樹海がとにかく果てしなく広がっているのであります。
地平線ならぬ、樹平線?



24 1103 Desde Templo V

こちらは第5号神殿から見た第1号神殿(右)と第2号神殿。
森がもりもりしているのが良くわかると思いますが、
この付近の木になると、何が何なんだか、私にはさっぱりです。


わかるのは大きなセイバの木くらい?(ってこの辺りにはなさそうですが)
セイバは高さ60m以上にもなる大木でして、
どんなに頑張っても写真に入りきらない困り者。
ティカルの入り口を入ってちょっと行ったところに
1本大きいのが生えてましたよね、確か。


セイバ、和名ではカポックとかパンヤノキになるようですが、
この付近でセイバ(Ceiba)と呼ばれるのは
学名でCeiba pentandraと呼ばれる種になります。
ティカル付近ではありませんが、ペテンには200年以上の樹齢とされるセイバがあるとか。



24 0703

再び第4号神殿から。
早起きして夜まだ明けない暗闇の中、第4号神殿に登頂。
ご来光を拝んだ後は、朝日に映える樹海を眺めて過ごします。
太陽が出ると共に樹海から一斉に立ち上る雲。


それが少しずつ上ってゆき、
樹海や神殿が雲の中から顔を出してゆく様子は
そうそう見られるものではありません。


遠景に見えるのは地平線ではなく、樹平線でもなく、
雲平線とでもいいましょうか・・・・・・。



24 0655 Templo IV

同じような写真なので説明は不要かな。
森を見に行ったわけではないのですが、
ダイナミックで生命に満ちたこの森は、
訪れる人を元気にしてくれるような気がします。


それとも単に私が森フリークなだけ・・・?




[ 2010/02/04 00:23 ] グアテマラの住人たち | TB(0) | CM(0)

「ヨハネはマリアに嘆願する」 

あっという間に2月。日本はもう節分ですか。
最近は仕事から帰宅した後が何やら慌しく過ぎてしまい、
ゆっくり文章を紡ごうという気にならないことがしばしば。


それでも今日は、先日古い書類を整理していたら出てきた、
こんな詩を紹介してみたいと思います。
(宗教詩なので、興味のない方は飛ばしてくださいね)


今からなんと22年も前の1987年のことなのですが、
カトリック教会の教区報にさりげなく掲載されていた詩でした。
その詩の持つ静かな佇まいに惹かれ、
その詩の日本語訳をされた神父様に手紙を書いて、
元の英文(と言ってもそもそもの原文はポーランド語なのですが)を送って頂きました。


ここではまず平沢神父様の試訳をアップし、英文は追記のところに書いておきます。



ヨハネはマリアに嘆願する


母よ。私の心のうねりを小さくしないでください。
私の心のうねりはあなたの目に向かいます。
母よ。他の愛ではなく私の心のうねりを
あなたの半透明な両手の中に向かわせてください。


主はそう望まれたのですから。


私は魚取り。
愛すべき所など少しもありません。


私は湖の岸辺に静かに立って
足下の砂を踏み砕いていますと
突然、主を感じたのです。


母よ。あなたは御子(おんこ)の神秘を私の中にもう抱き締めることはないでしょう。
でも私は静かにてんにんかの木の枝のようにあなたの思いを覆い包みます。
あなたのことを「お母さん」と呼べとは主のお望みなのです。
私はあなたにお願いします。
この主の言葉があなたのために無意味なものとならなうように。


私達二人に向かって吐かれた言葉の意味を推量することは容易ではありません。
御子を信ずるすべての人が
これらの言葉に秘められた
初めの愛を黙想するためなのです。


(カロル・ボイティワ枢機卿 「母」より、平沢忠雄試訳)




ヨハネはキリストの使徒であり、愛弟子であった人ですが、
キリストの死後、ヨハネが聖母マリアに向かって言葉をかける形になっています。


キリストは亡くなる直前、十字架の上から側にいるマリアとヨハネに
「この人はあなたの母です」「この人はあなたの子です」
との遺言を残しており、カトリック教会的には
この言葉が聖母を教会の母と遺言したのだという解釈がなされるわけですが、
そういうゴタクはともかくとしまして、
情景としては、そう、子を亡くして悲しむマリアを慰めるヨハネ、ということになるわけです。


作者のカロル・ボイティワは後にヨハネ・パウロ2世教皇となった方ですが、
20代か30代の若い頃に詩をいくつも書いていたとかで
1950年に「母(Matka)」として出版された詩集の1篇がこの詩にあたるのであります。


秋の午後の穏やかで透明な陽射しの中で、
葉を落としながらも凜といずまいを正す木だとか、
あるいはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章だとか、
そんなものをふと思わせる詩、です(私にとっては、ですが)。


22年前、まだまだ感性の鋭かった私には
心が震えるような印象を与えた詩だったのですが、
久しぶりにそんな自分であったことを思い出してちと嬉しくなりまして、
そんな自分のためにアップしておくことにしたのでありました。


そんな自己満足にお付き合いくださってここまで読んでくださったそこのあなた!
感謝しておりますですよ、はい。



[ 2010/02/02 23:33 ] monjablancaのお気に入り | TB(0) | CM(2)