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非常災害宣言 

5月5日のこどもの日(ってグアテマラ関係ないですけど)に
最初の感染者が確認されたと思ったら、
1日おいて7日の今日には非常災害宣言ってのが公布されました。
6日にゴニョゴニョと内容を練って、7日の官報で公布、
このグアテマラとは思えない手際の良さはどうしたんでしょう。


さて、で、この非常災害宣言、って一体何かというと、
普通は天災(ハリケーンとか大雨とか)での被害に出るので、
これも天災ってことなのか。
災害、っていうのとはちと違うような気がしないでもないけれど。


内容については大使館から送られてきたメールが詳しいかしらん。


当国における非常災害宣言の発出
(1)6日夜、エスパーダ大統領代行(コロン大統領が外遊中のため)は、保健大臣
など関係閣僚との協議を経て、新型インフルエンザへの感染が確認された当国にお
いて、政府が有効な対策をとるため、非常災害宣言(Estado de Calamidad Pú
blica)を発出する決定を下した旨発表しました(政令07-2009号)。
(2)エスパーダ副大統領は、この非常災害宣言で規定している全ての措置が即時
に採られる訳ではなく事態を見守りつつ政令で規定された必要な措置を採っていく
としています。
(3)5月7日付の非常災害宣言に関する政令の概要は以下の通りとなっています。
(a)期間:30日間
(b)内容:新型インフルエンザ問題への対策に関する諸対応を保健省に集中する
、集会の開催に対する制限、大勢の人が集まる商業施設に対する一時的営業停止措
置、感染が確認された地域の住民への立ち退きの指示、国境地域における保護のた
めの必要措置、自由な移動に対する制限(車輌の移動、感染が確認された地域への
出入りに際しての衛生措置など)等。




とりあえず出しておいて、何かあったら対策を取る、
という感じのようなのですが、
ちょっと問題になっているのが(3)の(b)。


これは帰り道にラジオで聞いてたのですが、
今日、20時からメキシコの某歌手によるコンサートが予定されておりました。
しかしエスパーダ大統領代行氏は、その歌手に直接電話をかけて
「こうこうこういう理由だから、コンサートはキャンセルしてくれたまえ」
と言ったんだとか。


ラジオではこのコンサートをオーガナイズした責任者に話を聞いていたのですが
その時点では正式な中止命令なんてもの受けておらず、
「コンサートやるよ」という話でした。


いやぁ、その、副大統領が興行主ではなく歌手の方に電話かけるのって、
これ、事実だったらとんでもお間抜けな話。
「電話をかけて話つけたからコンサート中止」って
マスコミに気軽に言っちゃうあたりも実に不可解。
エスパーダさんって心臓外科医から副大統領に転身された方で
大統領よりはマシかもしれないけれど、
やること、話すことに政治的センスがないんですよねぇ。


さて。肝心の発生者は現在のところまだ1人、
でももう1人感染の可能性が高い人がいるんだとか。


さきほどのコンサートの他、
毎年5月にコバンで行われているハーフマラソンも中止になったとか。
まだ国内で感染者が多発しているわけでもないこの時期から
そんなことをしてしまうと、経済の停滞が心配です。
やがて国内でももっと感染者が増えるでしょうし、
そうなっても耐えられるのかな、この国の経済。


私も経済音痴ではありますが、
現政権も相変わらず経済的側面からこの国を見ることができないままで
それなのに増税しようとか、
今年の税収は減少しそうだから国債発行しようとか、
ちっとは頭冷やして支出を減らせーーー!とタメイキの出る今日この頃です。


話は戻りまして。先ほどの非常災害宣言の文言の中で
個人的に気になるのは
「感染が確認された地域の住民への立ち退きの指示」という一文。


新型インフルエンザが国際的に広がっているのは
感染した後、潜伏期間である間に
アメリカやメキシコから持ち出されるケースがほとんどですよね。
それと同じで、「感染している地域の住民」を立ち退きさせたら
感染地域が広がるじゃん!!!って思うんですけれど。


発症した場合は病院へ隔離、
残りの人はその場所に隔離して検疫期間を設けて健康チェックをし、
それで発症しなければ他の地域へ移動する、って風にしないと
意味ないじゃん、って思いません???
そんなことはわかっている。


わかっているハズですよ、ねぇ?



[ 2009/05/07 22:01 ] ニュース | TB(0) | CM(2)