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第5回米州サミット 

トリニダード・トバゴで第5回米州サミットなるものが開催されています。
米州サミットですから、オバマさんもチャベスさんも同席。
ただし、キューバは欠席、というか参加してないというか。


今回のサミットでは、アメリカとキューバの関係改善が大きなテーマになりそうですが、
まあでも、昨日のサミット開始の演説をテレビで見ていた友人曰く
「オルテガ(ニカラグア大統領)なんか、いきなりソモサの話を持ち出しちゃって、
 昔話に酔っちゃってるんだよねぇ、何だかあんまり痛々しくって、
 強烈で、もうそのことしか覚えてないのよねぇ」だそうです。


ソモサってのは3代に渡って大統領となり
合計で43年間ニカラグアを支配した一家でして、
倒されたのが1979年のニカラグア革命。
そのソモサの話だけじゃなくて
「アメリカ大統領が生まれたばかりの頃、
 アメリカの情報機関によるキューバへの侵攻があったんだ」って、
ええ、これ、1961年の話です。


オルテガと言えばFSLN(サンディニスタ民族解放戦線)の一員として
ニカラグア革命にも参加、
84年の大統領選挙で当選し、以降85年から90年まで大統領、
その後2006年にも選挙に当選し、07年から2度目の大統領就任中。
ラテンアメリカの中でも、
カストロ(キューバ)、チャベス(ベネズエラ)、モラレス(ボリビア)と並ぶ
強烈な反米の人であります。


そんな人が、ニカラグアの将来を見据えるのではなく、
過去の栄光に酔ってアメリカを非難するのが何とも辛かった、と。
その後に演説をしたオバマさんが大人の対応でそれをかわしていたというのもまたお見事。
「私が3ヶ月だったときに起こったことについて
 私のせいだと非難しなかったオルテガ大統領には感謝します」と軽いジョブ。
「アメリカは変わった。容易なことではありませんでしたが変わったのです。
 この場の指導者の皆さんには、
 変わるべきなのはアメリカだけではないことを思い起こして頂きたい。
 ここにいる私達すべてに、未来を見つめる責任があるのです」。


こういうレトリックは、さすがにオバマさん。
数週間前にはオバマのことを「哀れな無知」と言ってたチャベスまで
すっかりファンになった?とかで
お友だちになりたいとばかりにお気に入りの本を献呈したとか。
「心をこめて、オバマ氏へ」と書かれたこの本は
ウルグアイのエドゥアルド・ガレアノが書いた「ラテンアメリカの破れた血管」。
原題はLas venas abiertas de América Latina、
この本、ひょっとしたら巷でも急に売れ始めるかもね。


あ、陰の薄いウチの大統領ももちろん出席。
民間人の飛行機を借り上げて行ったとかいうので疑問視されている上、
大統領夫人の他、何故にアナタが一緒に行くの?てな人もまたあって
きっとこれ、帰ってきたら話題になるんでしょうが
まあそれでもちっとは大統領らしいことをしてきてくれやぁ~、とりあえず。



[ 2009/04/18 19:16 ] ニュース | TB(0) | CM(2)