親が知るべき10のポイント 

26日、小僧の学校から招集がかかったので行ってきました。
プリマリア2(小学部の4~6年生)の親を対象とした集会で
題して「親が知るべき10のポイント」


私が行ったのは当然小僧の学年を対象としたものですが、
他の学年でも同じような集会が行われています。


まあでもしかし。木曜日の18時開始って、
しかも今、我が家あるいは私の職場から小僧の学校方面って
道路工事をしていることもあって、
もともとひどい交通渋滞が半端じゃなくってひどいのです。
職場から我が家に行って小僧をピックアップして学校に着いたのが18 :38。
普通に行けば40分くらいのはずなんですがねぇ、精々。
職場の近くに住んでいるので普段は大して渋滞を経験しない私には
過酷な渋滞で、到着した時にはもうへろへろ。
もちろんのことですが、集会はすでに始まっておりました。


さて。話そのものはなかなか興味深い、おもしろいものだったので、
その10のポイントをここに書いておこうかと思います。

1. 悪影響を与えるものから守る
たとえばテレビ。たとえばインターネット。
子供に影響を与える可能性があるものを自室にこもって使えるようにしてはいけない。
子供がするべきことをしたからと言って、
いちいちご褒美を上げない。褒めてあげれば十分。

2. 家庭のヒエラルキー
家庭でのヒエラルキーは一定しているべき。
子供に決定権を与えている家庭が多いが、
子供の意見を聞きながらも、親が最終的に決定するべき。
親は親であるべきで、子供の友人ではない。

3. 意見の一致
父親と母親がお互いを否定しあっていては
子供につけいる隙を与えてしまう。
両親は別々にではなく、共同で子供に係わるべき。

4. 親としての自信を持つ
権力ではなく権威を持つこと、
親がためらいを見せると、子供はつける隙を見つける。
子供の生活という手綱を親が握ることはとても重要。

5. 堅固さ
必要な場合には「ノー」と言えること。
子供は自分のしたいことがすべて叶えられるわけではないということを
覚えなければならない。

6. 勇気
容易ではないこと、気持ちの良いことではなくても
必要であればやらなければならない。
子供が失敗や困難からも学ぶことができるよう、
容易な道ばかりを選ばせないこと、過保護にしないこと。
子供ががっかりしている時には、
それを乗り越える道を示してやること。
良い親というのは、子供に何も欠ける物がないようにする親ではなく
親として欠けることがないようにする親である。

7. 配偶者間の関係
(これは私には耳が痛かったんですが・・・)
ラテンアメリカでの別居・離婚率は60%を超える。
(その前に結婚してない率も高かったような・・・)
子供は両親の関係から世界を学ぶ。
諍いをどう解決するのか、子供はそれをしっかり見ている。
子供を争いに巻き込んではならないが、
争いを良い方向で解決できるなら、子供はそこから学ぶもの。

8. レスペクト(尊敬の念)
教育は虐待ではないし、甘やかすことでもない。
暴力はその時限りの効果しかもたらさない。
教育は行為ではなく過程(プロセス)である。

9. 愛情
親として子供を愛しているということを
子供にきちんと伝わっていないことがある。
愛情表現だけで、愛されているという安心感を与えられるとは限らない。
過保護であることは、子供が未熟であると言っているに等しく、
あらゆるものを買い与えることは価値観を破壊し、子供を遠ざける。
子供の長所と能力に目を向け、子供のために時間を割く。
困難にあっては力を貸し、結果を受けいれらるよう手を貸す。
愛情の反対は憎しみではなく無関心である。
子供に対する無関心とは、子供の生活に係わらないことである。

10. 知的モラル
善悪の区別を理解し、実行すること。
善意で行ったことに否定的な反応があると子供はダメージを受ける。
親は子供の手本となっているか、
子供に親切心を教えるために何か特別なことをしているか。


以上10のポイントでしたが、基本となるのは
  • ここまでという限度を示しながらしつけをすること
  • 見本を示すこと
  • 手本となること



うう・・・、かなり耳が痛いかも。
子供の教育に当たって親の教育も必要、というのはその通りで
そういう方面に熱心な学校が多いグアテマラですが
こうやって改めて「子供の手本となれるか」って言われると
どきっとしますね・・・。
「子供に失敗から学ばせる」、
子供を傷つけたくない余りについ手を出してしまう時があるのですが
やっぱりそれだけではダメなんですよねぇ。


普段、あまり考えずに生活しているだけに
たまにこうして自分を見つめ直す時間があるのは有難いです。
疲れたけれど。


というわけで、備忘録でした。
あとは実行するのみ、と・・・。



[ 2009/02/28 10:06 ] 小学校 | TB(0) | CM(0)

アスリートの足 

アスリートの足、って言うと何気にいい響きですよね。
でもアスリートの足ことPie de Atletaって
日本でもお馴染みの不愉快な病気というか症状というか。
一言で言えば水虫。
それにしてもこの日本語の響きと
アスリートの足という表現と、
まったく別の物のような気がしませんか?


英語でもフランス語でも「アスリートの足」って表現するそうですが
症状は一緒(アタリマエか)。
いや、アスリートの足の方がちょっと汗臭そうかも。
実際、アスリートは汗かくのにシューズ履きっぱなしだから
アスリートの足になるんだそうです。
というわけで運動選手に多い病気だとか。


実は先日、小僧が「足の指の間がかゆいよ~」と言ったので
臭いのを我慢して見てやったらこのアスリートの足でございました。
小僧も一応アスリートですからね、
アスリートの足になってこそ、一流のアスリートだ!?


ちなみに私は水虫じゃなくてしもやけで苦労しておりました。
しもやけ、ひどくなると足の指が破裂(?)して、
足が痛くて歩けないんですよねぇ、
私の足の指が不恰好なのは、子供時代のしもやけのせい!
(ということにしておいて)


小僧のアスリートの足はまだ軽症のようなので
「アスリートの足用の薬くださ~い」って言って買ってきた
塗り薬を塗って、少し治まってきているようです。
まずは一安心。


とりあえず、私にはうつしてくれるな。
てか、そんな心配しなくても、
私はアスリートじゃないんだから、
アスリートの足にはなるはずがないじゃん(理論上は)!


皆さんもアスリートにならないようご注意を。



[ 2009/02/25 22:10 ] 雑談 | TB(0) | CM(2)

勲章余話 

多分、もっと大切な話はたくさんあるような気がするんですが
笑えたので続けます。
何しろ新聞の一面トップだったしな。


一体誰がどこで聞きつけてこんな写真が一面に載ることになったんだ?
てのはとても不思議な気がするんですが、まずはご覧あれ。



写真は最近話題のケツァル勲章。
等級は一般市民が受けることのできる最高クラスであるグラン・オフィシアル。
コロンがフィデルに持っていったのはグラン・コヤールっていう
とにかく最高級の最上級勲章。
首にかける部分がリボンじゃなくて金の首章になってまして、
お値段もなかなかのものだと聞いています。


さて、この勲章の持ち主はマノロ・ガヤルド。画家です。
1995年、ラミーロ・デ・レオン・カルピオが大統領だった時に受章、
当時はちゃんとした場所に飾ってあったそうなのですが、
フィデル・カストロにこの勲章が授与された後は自宅のトイレに場所を移したのだとか。


「フィデル・カストロに勲章をおくるつもりだと聞いたその日のうちに
 それまで飾っていた場所から外してトイレに移したんだ。
 フィデルが授賞するなんてとんでもない話さ。
 この勲章にはもう何の価値もないよ。
 キューバ国民に、ってなら話は別だけれど。」


価値はなくてもトイレの飾りにはなるのか、この勲章。
いっそのこと、ヤフオクにでも出したらどうでしょうかね?
って、フィデルがもう出していたりして(笑)。


もちろん、フィデルへの勲章授与に賛成する声もあるのですが、
やっぱりどう見てもフィデルとサシで話がしたかったために
手土産として持っていった雰囲気があからさますぎるので
コロンへの批判の声の方が強いようです。


それに怒ったのが、大統領夫人というべきか影の大統領というべきか、の
サンドラ・トーレス・デ・コロン。
2月20日、与党政党であるUNEの議員さんたちと大統領の昼食会の席上、
「大統領のキューバ訪問について、弁護してくれた人は誰もいなかった。
 私が自ら電話して、マスコミにちゃんと話すよう言わないといけなかったのよっ!!!」
ときつーーーい叱責。
いやー、あのー、そのー、マスコミに突っ込まれるのわかっていて
誰にも頼んでいかなかったのでしょうか、あらかじめ。


てか、この人、一体何なんでしょ?
コロン政権の目玉政策を仕切っているのも
本来なら何の権限もないはずのファーストライオン、もとい、
ファーストおばさんことサンドラ。


末はグアテマラ版エビータを狙っていると思われ、
そのために「前進する私の家族」てなタイトルの
現ナマ配り政策に勤しむ日々。
全てが悪いとは言いませんが、
私利私欲のために政府が使われているようで、
ついでに大統領もこき使われているようで、
世をはかなんでしまいますよ、私なんかは。


良く耐えてるよな、大統領。


[ 2009/02/24 23:08 ] ニュース | TB(0) | CM(4)

マヤ暦5125年 

昨日2月22日はマヤの新年だったそうで、
イシムチェ遺跡では新年を迎える行事が行われました。
El viento regirá nuevo año de calendario maya


イシムチェって、かつてはカクチケル族の首都だったところですが
現在ではピラミッド等が少し残されている程度。
それでも遺跡として保存されているので、
今まではこういうセレモニーは認められていなかったのだそうですが
今年は政府からの許可を得て新年のお祝いができたのだとか。
こういう話はいいんですけどねぇ、大統領。


さてマヤ暦といえば260日で一周するツォルキン暦と
365日で一周するハアブ暦とがありますが、
そのハアブ暦の新年が2月21日。
マヤの人たちにとっては5125年の新年なんだそうです。


そしてツォルキン暦でこの日に当たるのがイク(Iq’)。
というわけで5125年担当のナウアル(精霊というか神というか)はイク。
このイクって風、息、生命といかいう意味なんだそうです。


実はグアテマラにはインディヘナ大使っていう役職の方がいらっしゃるのですが、
そのシリロ・ペレスさんによりますと
イクの年は大雨になるけれども大きな自然災害はない、んだとか。
でも嵐と大雨と竜巻がある、って言われるとちとびびりますけれど。


マヤ暦と言えば、
2012年12月に時間が終わるとか世界が滅びるとか、
なんだかそういう話を聞かれた方もあるのでは。
これは「第五の太陽」の終わりの時なんだとか。


マヤの数字の大周期である13バクトゥン(1バクトゥンは144,000日)、
これって1,872,000日になるんですが、
この13バクトゥン毎に太陽が死に、新しい太陽が生まれる。
これ、一年を365日で計算すると5128年になるのでありまして、
マヤが閏年とかも計算することを勘定に入れると
段々ワケわかんなくなるだけなのですが、
今年が5125年だからもうそろそろ現在の太陽も死ぬんだな、
ってことだけは、おぼろげながらにもわかるわけです。


さてこの5つの太陽の時代、こんなことがあったそうです。
第一の太陽(ナウイーアトル、4つの水)の時代には
できあがったばかりの大地に大洪水が起こり、
52年が3回経った頃には男が1人と女が1人がいるばかり。
しかし神は命令に従わなかった2人を犬に替え、
頭を切ってお尻においた。
これが4つの方角の始まり、始まり。
しかしここでまた大洪水が起こり、人間は皆魚に変わる。


第二の太陽(ナウイーオセロトル、4つのオセロテ)の時代には
巨人が住んでおりました。
この時代の太陽は夜の神であり、
1日の半分が昼、半分が夜となったのはこの時代でした。
最後にはジャガーが巨人を殺してしまったのでありました。


第三の太陽(ナウイ-エエカトル、4つの風)の時代には
52年が6回と更に2年が経った頃、人は神を尊敬しなくなり
神はハリケーンを起こし、生き残った人間をサルに変えたのでした。


第四の太陽(ナウイ-キアウイトル、4つの火の雨)の時代には
トウモロコシの神が雨の神の妻を奪い取ったため、
雨の神は雨を降らせなくなったのでした。
雨乞いをする人たちに、雨の神は火の雨を降らせ、
地上は燃え尽きて灰となり、
生き延びることができたのは子供達ばかり、
彼らは鳥になったのでした。


第五の太陽(ナウイーオリン、4つの動き)は
西から骸骨のような姿をした怪物が現れ人々を皆殺しにした時に
地震で滅びる運命となっているのでした。
で、一説によるとこの第五の太陽ってのは
メキシコにあるティオティワカンでつくられたのだとか。
あそこにある太陽の神殿、そこで誕生したんでしょうかねぇ~。


さて、ご覧になった通り、いずれの太陽の時代も
最後には人間は滅び、生き残った人間は他の動物に変わるのであります。
天変地異が起こるかも?
てかそれより、今度は生き延びた人たち、何に変身させられるんでしょ。
そちらの方に興味あってみたり。


さて、先ほどのインディヘナ大使によりますと、
正確な日時は不明ながら、2012年には太陽が数時間にわたって隠れ、
その後新しい太陽が誕生するんだそうです。
そして暦もリセットされ、元年が始まる。
この時代が終わりの世であるということは
いろんな意味での汚染からも見てとれるとか。
紛争による死者があり、核実験があり、金の亡者があり、
様々な要因でもってこの大地が汚されている。
でも第六の太陽の誕生と共にそれらもすべて清められる。


ただし、それに気づく人はあまりいないだろう、とも。


西洋暦が100年毎に世紀末だ、1000年毎にミレニアムだと
大騒ぎするのに比べ、
マヤの人はなんとまあ気が長いんでしょうね。
5128年に1回のこの日に一体何が起こるのか。
心を静めて体験してみたいです。



[ 2009/02/23 22:38 ] マヤ | TB(0) | CM(0)

フィデル詣で チャベス編 

先日、ウチのコロン大統領が勲章を持ってキューバまで行ったのに
フィデルに会えなかったって話
を書いたばかりですが、
この21日、ベネズエラのチャベスがハバナを訪れ、
フィデルと2度も会見したそうです。
Chavez visita a Cuba


チャベスの訪問は以前から決まっていたものではなく
サプライズツアーだった模様。
20日の夜にハバナ入り、でもって21日にはちゃんとフィデルと会見。
しかも、空港にはちゃんとラウル・カストロがお出迎え。
コロンの時は、えーと、大臣クラスだったと記憶しています。


先週でしたか、ベネズエラの国民投票で
チャベスの長期政権を認める憲法改革が僅差で通ってまして
それについてフィデル父ちゃんに報告に行った、
というのがチャベス側の説明。


チャベスは以前からフィデル兄弟を訪れていますし
政治的にも、フィデルをパパと慕うくらい仲良し。
そんなチャベスをコロンと比べちゃいけないかも、ですが
この話を見るにつけ、政治的に利用されるのを嫌ったフィデルが
コロンとの面会を嫌って会わなかったのかなぁという気が致します。
だって、下心ミエミエだったもんね。


スケベ心を出すと嫌われる。
以上、今日の教訓でした。



[ 2009/02/21 22:17 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

テクン・ウマンの日 

ラテンアメリカの偉人の次は、グアテマラの偉人の出番です。
奇しくも今日はテクン・ウマンの日だし。
てなわけで、グアテマラの国家的英雄であり国防の象徴と公式に称えられる
テクン・ウマンさんの登場です。


とは言え、テクン・ウマンさんて16世紀頃の人物。
生年月日も不詳ならば、正確な氏名もミステリー。
残っている資料としてはちょうどラテンアメリカを征服に来ていた
スペイン人たちのものがメインになってしまうため
人物像が見えてこないのでありますが、ともかく、
スペイン人の侵略から人々を守ろうとしたキチェー族の王子、
というのが通説となっています。



グアテマラを征服したペドロ・デ・アルバラードは
「ウタトラン(キチェー族の首都)王国の主だった人物を殺害した」
としたためたレターを上司のエルナン・コルテスに送っていたりとか
それらしい人物がいたことは確認されています。


しかしこの人物がスポットライトを浴びるようになったのは
16世紀も後半、「侵略者の踊り」というのが作られてからだとか。
侵略者代表はペドロ・デ・アルバラード。
それに対抗する人物としてテクン・ウマンがここに登場するわけです。


現在の歴史学者は、テクン・ウマンはキチェー族の皇太子であった
アハウ・ガルエル(Ajau Galel)だと睨んでいるようです。


実際のところ、テクン・ウマンはスペイン人らに対抗したものの
火器や馬を擁するスペイン人らの前に他愛もなく敗戦を喫し、
死んでしまったらしい。


同じような出来事はグアテマラの各地で繰り返されたはずですが、
テクン・ウマンだけが国民のヒーローとなったのはどうして?
ってちょっと不思議な気がしますよねぇ。
実はこれ、国家的戦略だったみたいです。


第二次世界大戦が終わって冷戦が激しくなっていき、
グアテマラ国内の政情の不安定さが加速していった1958年、
ミゲル・イディゴラス・フエンテスが大統領に就任します。
内戦が勃発したのが1960年、
舵取りの難しい時代に大統領になったわけですが、
そこでイディゴラス、国家のヒーローとなりうるような人物はいないかと物色。
そこで白羽の矢が当たったのがテクン・ウマンだったんだそうです。
それにキチェー族と言えば、国内で最大規模の部族でもあったわけだし。


そして1960年、正式に国民の英雄かつ国家の防衛の象徴に祭り上げられたという次第。
ヒーローとするからには名前も必要だってわけで、
恐らくいろいろ調べたんでしょうが、結局テクン・ウマンてな名前になったそうです。


・・・・・・こんないい加減な決め方で良いんだろうか・・・。


ま、それはともかく。
圧倒的に不利が最初からわかっている戦いであっても
矜持を捨てずに立ち向ったテクン・ウマンは
確かに国民のヒーローに相応しい人だとは思うわけです。


良くわからないのは、その大切な英雄が
今ではもう流通していない Q0.50札なんて
小銭の弊紙に印刷されていたことでしょうかね・・・、
ちなみに最高額のQ100札には
グアテマラ最初の司教であるフランシスコ・マロキンの姿。
グアテマラ人ですらない人だったりするのは、なぜ???



[ 2009/02/20 22:58 ] | TB(0) | CM(0)

ロメロ大司教のこと その2 

ラテンアメリカのお馬鹿な大統領コロンなんかのことを書いてしまった後は、
ラテンアメリカの偉人のことでも書かないとバランスが取れないと思うわけです。


ラテンアメリカの偉人、というとチェ・ゲバラを連想される方が多いかもですが、
Monjablanca的イチオシは前にも取り上げたことのある
オスカル・アルヌルフォ・ロメロ大司教。


以前は「もうすぐ福者ロメロが誕生しそう」と書きましたが
教皇が変わった後は、列福・列聖のペースが落ちてしまい
ロメロ大司教も未だ公式な崇敬の対象になっていません。
それでも既に「アメリカの聖ロメロ」てなニックネームがついてますけどね・・・。


今回ロメロ大司教を取り上げたのは、
YouTubeでロメロ大司教の説教が聴けるのを見つけたから。
暗殺される誘因となったとされる1980年3月23日の説教、
実は無茶苦茶長い長い、全部読めば1時間かかるかも?なお説教なのですが、
その内の最後の部分、3分ほどがアップされております。




Yo quisiera hacer un llamamiento de manera especial a los hombres del ejército,
y en concreto a las bases de la guardia nacional, de la policía, de los cuarteles.
Hermanos, son de nuestro mismo pueblo,
matan a sus mismos hermanos campesinos
y ante una orden de matar que dé un hombre,
debe de prevalecer la Ley de Dios que dice: NO MATAR...
Ningún soldado está obligado a obedecer una orden contra la Ley de Dios...
Una ley inmoral, nadie tiene que cumplirla...
Ya es tiempo de que recuperen su conciencia
y que obedezcan antes a su conciencia que a la orden de pecado...
La Iglesia, defensora de los derechos de Dios, de la Ley de Dios,
de la dignidad humana, de la persona,
no puede quedarse callada ante tanta abominación.
Queremos que el Gobierno tome en serio que de nada sirven las reformas
si van teñidas con tanta sangre...
En nombre de Dios, pues, y en nombre de este sufrido pueblo
cuyos lamentos suben hasta el cielo cada día más tumultuosos,
les suplico, les ruego, les ordeno en nombre de Dios: ¡Cese la represión...!


私は特別なかたちで兵士達に、
心の底から国家警備隊や警官達に呼びかけを行いたい。
兄弟たちよ、彼らは同じ国の国民なのです、
あなた方は同じ国の兄弟である農民達を殺しているのです。
ある人物から誰かを殺せとの命令を受けたなら
「殺すな」という神の律法を思い起こさねばなりません。
神の律法に反する命令に従う義務など、どの兵士にもないのです。
道徳に反する法律を実行してはならないのです。
良心を取り戻し、罪を行えという命令に反して良心に従う時が来たのです。
神と神の律法、人間の尊厳、そして人々の保護者である教会は
このような悪行を前にして沈黙しているわけにはいきません。
このように血を流し続けるならば、改革など何の役にも立たないことを
政府には真剣に受け止めて欲しいのです。
神の名において、
そして日々救いを求めて天に嘆きの声をあげるこの苦しむ国民の名において
あなた方に乞い、あなた方にお願いし、あなた方に命令する。
弾圧を止めなさい、と。


あ、涙が・・・。


私には原文に込められた思いも祈りも
うまく訳出できなくて申し訳ないのですがご勘弁を。


私なりの感想もあるのですが
そんなものよりもロメロ大司教の肉声の余韻に浸って頂きたく。


[ 2009/02/19 22:53 ] | TB(0) | CM(4)

フィデル詣で 

G7での中川前財務相の醜態はこちらでも報道されておりまして、
私なんかもいささか恥ずかしい思いをしているわけですが、
ここグアテマラでもちょっとこれは恥ずかしくないかね?
てなことが起こっております。
そしてこちらの主役はアルバロ・コロン大統領。


大統領、今月の15日からキューバを公式訪問しております。
キューバ、今年に入って元首の公式訪問は5人目だとか。
マルティン・トリホス(パナマ)、
ラファエル・コレア(エクアドル)、
クリスティーナ・フェルナンデス(アルゼンチン)、
ミシェル・バチェレ(チリ)、そしてウチ、コロン。


ラウル・カストロ大統領との公式会談の他、
ハバナ大学での講演なんてのがスケジュールになってるわけですが、
キューバと言えばフィデル・カストロ。
左派を自認するコロンとしては是非フィデルに会って話をしたい。
あわよくばサインだって欲しい(え?)


そのためにコロン大統領、
グアテマラの最高位であるケツァル勲章を
手土産に持っていったのでありました。


しかし。
何だかヘンだと思いませんか?
勲章って普通は自国で授与するものですよね?
百歩譲って、公式訪問なんだから持って行きました、ということにしましょう。
勲章授与の理由は、キューバからの多大な医療支援に感謝する、というもの。
まあ、それはわからなくはない。
キューバからはたくさんの医師が来て地方の医療に従事しているし、
グアテマラからはたくさんの学生がキューバで医学を勉強しているし。
でも、じゃあ、なぜフィデル個人になの?ってのはすごく疑問。
そういう理由であれば、現在の元首であるラウルか、
国を代表してグアテマラにいるキューバ大使か、
あるいはキューバ人医師団に対して授与すればよろしいでしょう。


で、折角グアテマラ最大の贈り物を携えていそいそと行ったにも係わらず
フィデルには会うこそすらできなかったとか。
コロンのキューバ訪問の前に行ったバチェレさんは
2月12日にフィデルと会見しているんですが。
仕方なくラウルに渡してきたコロンに、ラウルは
「フィデルは女性を尊重してるからフェルナンデスとバチェレに会った」
と発言していて、いや、さすがマッチョの国。
ま、ともかく、グアテマラはキューバに舐められている。
そんな感想を抱くグアテマラ人も多かったのであります。


そして日本人の私はこんなことも思いました。
日本はグアテマラに対するトップクラスのドナー国です。
じゃあ、日本の元首(って天皇になりますか?)、
あるいは首相とか元首相なんてのにも勲章授与するんでしょうか。
過去に勲章を授与された大使は何人かいたと記憶していますが
いやあ、やっぱり余りにも不自然ですよねぇ。


まだあります。
17日、ハバナ大学での講演。
コロンは1961年にアメリカのキューバ侵攻オペレーションに際して
グアテマラ領でアメリカの指揮の元、
反政府ゲリラに訓練を行ったことを公式に謝罪しました。


これは本当に必要な陳謝だったんでしょうか?
そんなことを気にしているキューバ人がいたとも聞いたことないし。
これって、国民の気持ちを代表しているというよりはスタンドプレー、
もっと言えばキューバに媚を売っているようにしか見えない。


しかも、です。
グアテマラの内戦の時代、
ゲリラの武器はキューバから来たし、
ゲリラの訓練はキューバで行われていたのです。
これは余りにもグアテマラ国民に対する配慮の足りない謝罪です。


謝罪するなら、まず国民に。
いかなる理由があろうとも、
グアテマラ政府は国民に武器を向けた政府だったのですから。


グアテマラの大統領に対して、
ここまでがっかりしたことって、かつてなかったです。


まあでもこの人、名前が悪いから仕方ないのかもな。


ほら、あれですよ。
コロンさんがころんだ!(かなり寒すぎ)


[ 2009/02/18 21:41 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

グアテマラ市の広報ビデオ その2 

以前、グアテマラ市の政策広報ビデオをアップしたことがありましたが、
今月から新しいバージョンが出ておりますので、これもアップ。
登場するのはPMTことグアテマラ市交通警察の皆さんです。





バックに流れる音楽はロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」の
フィガロが歌う「ラン・ラ・レーラ」。
いや、「ラン・ラ・レーラ、私は町の何でも屋」というのが正確なのかな。


理屈抜きで楽しいですねぇ、こういうCM。
そっか、討論の仲裁もしてくれるのか、
もう少し車を捌くのがうまくなってくれれば言うことないんだけれど。



[ 2009/02/17 21:50 ] 街角 | TB(0) | CM(0)

愚痴モード 

ちーとばかしサボリ気味の今日この頃。
いえ、実は書きたいネタはあるのです。
でも、調べものをしないと書けなくて、
それがなかなかはかどらなくていたりします。
今しばらくご容赦ください。


最近とてもびっくりしたことがあります。
実は、先週、小僧の先生に呼び出しをくらいまして、
いや、呼び出しそのものはびっくりというよりは
やってくれたなコイツ、って感じでありました。


仕方なく学校まで出向いて話を聞きますと
「授業中おしゃべりしすぎ」とかそういう話で
どちらかというと小僧のキャラクターを把握することが目的のようで
先生、子供一人一人をよく見てるよな、と思って感心したものでした。


で、びっくりしたというのはその話ではなく、
学校に向う途中、私が通ってきた道の近くで
殺人があったというニュースがラジオから流れておりました。
これもまだびっくりの範疇には入りません。
これくらいなら年に数回は起こります。


びっくりしたのはその翌日。
学校から帰って来た小僧が
「ルイスのお父さんが殺されたんだって」ってな話を始めた時。
よくよく聞いてみると、前日ニュースで流れていた
あの殺人事件ではありませんか。
これにはもうビックリです。


強盗や誘拐事件に関連して殺人が起こるケースもままあるのですが、
この事件は殺し屋による殺人と見られています。
バイク1台と車に乗った一味の犯行と見られ、
バイクに乗っていた男が逮捕されていますが
現場に残された薬莢は18個。
被害にあったルイス・ペレスさんの車、
フロントガラスに何発もの弾痕が残されていて、
実は見慣れた光景ではあるのですが、
被害にあったのがいささかなりとも係わりのある人であったこと、
ひょっとしたら会ったことがあるかもしれない人であることが、
心にずしりと重たいです。


グアテマラではこういう形の殺人は日常茶飯事。
この前バスの運転手を殺害した犯人が逮捕されましたが
彼はその殺人をQ300(2400円4500円の間違い)で引き受けたと言っていました。
バスの運転手というのはマラス(ストリートギャング)に一番狙われており、
昨年来何十人もの運転手が殺されていまして
実に危険極まりない職業になっています。


加えて先週はマラスへの上納金を納めなかったバスに
爆弾が仕掛けられて炎上、などという事件も起こっており、
バスに乗ることすらも命がけになりつつあります。


「ここは危険、危ない」という話は
このブログにはもうあまり書きたくないと思っているんですけれど、
余りに身近に起こった出来事に
ついつい書き散らかさずにはいられなかったのでした。


次回は何か明るい話でも書きたいです・・・。



立春 

最近なかなか書けないでいるのは
小僧の宿題を手伝っていると既に深夜!
な日々が続いているからであったりします。


毎日複数の宿題が出ることが多いわけですが
なかでもハードなのが算数。
現在図形(四角形、三角形、円)をやってるのですが
これがまたどうして、なかなかに難しいのですよ。


算数は毎日授業があって、
レターサイズ(A4より少し小さいかな)のテキスト2ページずつ。
このテキスト、説明がほとんどなくて問題がびっしりです。
学校で基本的なことはやって、残りは家でやってきなさい!
というのがスタイル。


ですが、図形のように覚えることが多くなってくると
少しのことでつまずいてしまい、
そこからなかなか先に進めないようです。
というか、君、問題文を良く読みたまえ。
「正三角形の3辺の長さを測れ」って書いてあるのに
正三角形を描いてどうするのだね???


てなわけで最近はワーキングシングルマザーに加えて
チューター(家庭教師)役もしております。大忙し。


私も算数得意とは言えませんでしたが
日本って教科書以外の自習書が充実しているじゃありませんか。
それで何とかなっていたんですよねぇ。
参考書も教科書に添った内容になっていて、
ああいうのがあれば、私が一つ一つ教えなくてもすむのかなぁ~、
なんてちらりと思ってみたり。


小僧の立場になって見れば、どちらが良いのかわかりませんけどね・・・、
(そりゃ、私に怒鳴られなくて済むから、参考書が良いってか)
今日は円をやっていたのですが、
パズルみたいに考えるとおもしろいのになぁ~、てな問題も、
時間が気になるあまり、悠長に待ってられないのが残念です。


そうして今日は22時過ぎ就寝。
明日の朝はまた5時15分起床。
睡眠時間が少ないのが心配です。
スクールバスの中でちゃんと寝られればいいけれど・・・?


でも、小僧の年齢(10歳)って
日本ならそろそろ中学受験の準備を始める年齢ですよね。
私が住んでいたような地方都市では
中学は公立がまだまだメインでありますが、
私立を受験する子たちは、取りあえず落第しなければいい小僧とは違って
もっと緊張感があるのだろうなぁ~、と
そういういらんことまで考えました、
小僧の宿題につきあっている間に。


塾に行かせなくても、自分で教えてあげられて
それで何とかなる間はまだ幸せですよね。
親子で宿題に取り掛かれるというのも
それはそれでまた楽しいです。多分。


そうして今日も夜は更け、明日も早起き。
今日は冷たい風が吹き荒れる寒い一日で、
地方では風による被害も出たという話。
最大瞬間風速は時速50km、秒速にすると14m程度ですか。
あんなに冷たくさえなければまだ過ごしやすいのに。


1月は比較的過ごしやすかったグアテマラでしたが
最近は冷え込みが厳しくて
今日は最低気温は10度くらいまで下がるかも。
23時現在で、13度くらいだそうです。


巷ではジャカランダが薄紫の花をつけ始めています。
あと1ヶ月もすれば暑い日が始まるわけで、
今はひたすら暑い日々が恋しいですねぇ~。



[ 2009/02/04 23:19 ] 小学校 | TB(0) | CM(0)