教員スト 

最近巷が騒がしいのは、総選挙のせいもあるのでしょうが、またしても教員がストをやる、というか、やっているから。これ今年3回目のストであります。

 

この国では、組合員である公務員の権利というのは無茶苦茶しっかり守られていて、どんなに不良教員がいても、実際にはなかなかクビにできないのが実情であります。

 

そのいい例が警察官。汚職や犯罪で起訴されているような人物で、警察庁がクビにしたとしても、この人物、労働裁判所に駆け込みまして、不当解雇を訴える。そうしますと、この裁判が終わるまでは、もう一度職務に復帰せざるを得なくなってしまうのですね。

 

警察が機能しないのにはこういう理由もあった・・・・・・のですが、最近法制が変わりまして、警察官についてはこの「復職」なしでの解雇が可能になりました。そんな次第で、23日、560人の警官が一斉解雇にあったばかりです。

 

・・・・・・ひょっとして、警察官って、一人も残らなくなるんじゃないの?という心配もないではないですが・・・・・・。

 

さて教員。これがねー、またひどいんですよ。教員の数はとにかく多いですから、組合としても最大級。この組合を取り仕切るホビエル・アセベドは教員として登録され、教員として給料をもらっていますが、ここ数年間、一度も授業をしたことがないという人物。もちろん、組合員は組合法で保護されていますが、「仕事を全然しなくてもいい」とはどこにも書かれていないんですけれどもね。

 

こんなヤツがいる限り、国内の教育は絶対に良くならない。今年は既にこれで3回目のストで、今日は国内の道路封鎖も予定しているんだとか。いやいや力が入っています。

 

それにしても、要求がまたふざけてるんですよ。給料のアップはもちろんですが(国の予算がいくらか知ってて要求してるのかしらん???)、誕生日には休ませろとか、法定の有給休暇以外にも10日間休暇をよこせ、とか。教員って、1月半ばから10月始めまでしか、基本的には仕事をしませんから、他の職業の人よりも休日が多いんですよね。それなのに、もっと休日がほしいんかい(うーん、あたしだって欲しいかも)。

 

今は、グアテマラ大司教や人権擁護局のトップ(この人物、一体何をしたいのか良くわからない人ですが)が話し合いの仲裁に入っていますが、見通しは暗い模様。子供たちのことが気にならないのかな、先生たち。




[ 2007/04/26 03:56 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

GuatemalaからGuatepeorへ 

国内の治安の悪さは相変わらず・・・・・・・なところに、
今年は選挙イヤーで、さらに治安が悪くなるかも?
という気もしないでもないのですが、
先ごろ、治安担当のトップである内務省長官と警察庁長官が交代したばかりのグアテマラです。


前任の長官はいずれも辞任した形になってはいますが、
選挙イヤーのこんな時期に辞任せざるを得なくなったのは、
余りにもアマリな事件が続いたため。
中でも、「中米議会議員殺害事件」は絶句せざるを得ないような事件だったのでした。


事件が起こったのは2月19日。
中米議会は、その名の通り、
中米各国からの代表によって構成されているモノなのですが、
議場はグアテマラ市にあります。エルサルバドルの3人の議員が
議会に出席するために陸路やってきたところ、
何者かに連れ去られ、
銃で撃たれた上に乗って来た車とともに焼かれて死亡した・・・というのが第一報でした。


その後、これに警察官、
それも犯罪捜査部のトップらが係わっているということが明るみに出、
22日に警官4人が逮捕されます。
この迅速さにはちょっと警察を見直したものではあった・・・というか、
捜査部員なのに、証拠隠滅という概念のなさがアマリにもお粗末だったので、
余計に心配になった・・・のがこの時期。


しかし25日には、
この警官4人が重警備刑務所の中で殺害される・・・・・・という
更に衝撃的な事件も発生します。
これには刑務所の職員も係わっていたと見られ、当時の職員らが全員逮捕されています。


これらの事件に恐れをなした別の警察官が自首してきたのが28日。
この人物が現在どこにいるのかは、秘密にされています。


その後、FBIからも捜査員が派遣され、捜査は現在も続行中。
新たな容疑者も逮捕されたりしていますが、
捜査の進行状況などは余り公表されなくなりました。


この事件で殺害された議員の一人が、エドゥアルド・ダビッソン。
エルサルバドルに詳しい方なら、
このダビッソンという名字にピン!と来ると思うのですが、
エルサルバドルの内戦を残酷なものにした張本人とされる
ロベルト・ダビッソン(故人)の息子で、
父ダビッソンは現在エルサルバドルの政権を握っている政党ARENAの創始者。
それだけに、一時はエルサルバドルとグアテマラの関係悪化も心配されたのですが、
何とか持ちこたえております。


・・・・・・もっとも、エルサルバドルからグアテマラへやって来る旅行客は
かなり減少しているようですが。
内務省長官にアデラ・デ・トレビアルテ(Adela de Torrebiarte)が就任して
もうすぐ1ヶ月。
この方、グアテマラサッカー連盟の会長をしてたこともありますが、
人権グループの代表などもしており、今のところは無難な船出をしております。
ババぬきのババのような警察庁長官に彼女が選んだのは、
今までのような外部の人間ではなく、たたき上げの人物です。


ですが、警察官=殺人犯、というこの構図。
長官が変わったくらいでは、そう簡単に変わるものとも思えず、
グアテマラ社会にひそかな不安を生んでいるのは間違いなく、
「こりゃあもう、GuatemalaじゃなくてGuatepeorだよね
(mala-悪い、ひどい-の比較級)なんて揶揄ですら、
笑って聞き流せないような有様だったりするのです。


[ 2007/04/24 04:13 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

結核センター 

職場で健康診断、てなものがありました。ちょっと目新しいのは、今回はこれを国立の病院で行ったこと。国立とは言っても、評判の悪い総合病院ではなく、 Liga Contra La Tuberculosis(結核センター) というところ。

 

なぜこの病院だったかと申しますと、ちょっと話は長くなりますが、こんな事情です。ウチの職場である日突然、

「そういえば、ウチの職員たちって、公の社会保障制度に入ってないみたいだけど・・・」

「でも、社会保障に加入するのって、義務だよね」

「うん、義務なんだけれど、掛け金は高いのにメリットがないから、誰も入りたくないんだよね」

「でも、法律って義務って定められているのに入ってないと、まずいんじゃないの」

といろいろとすったもんだありまして、本音を言えば誰一人として入りたい人はいないのですが、加入せざるを得なくなりました

 

その加入にあたりまして、まず必要だったのが「医者の証明書」。この証明の中に、「肺カード」なるものがありまして、このカードを発行している機関というのが、グアテマラで唯一、この結核センターだったのであります。そう、これ、結核にかかってませんよ、って証明なんですよね。

 

そんなわけで行ってきました、結核センター。職場であらかじめ予約をしてあったので、行ったら直ぐにアテンドしてもらえたのですが、その後の早さにはビックリ!結核診断のためのレントゲンなんて、台に乗ったと思ったら、その瞬間、「はい、OK!」と声がかかるすばやさで、ほんとに写真撮ってるのかしらん???と疑問になるくらい。その後の採血も実に手馴れたもので、あっという間に終了したのでした。

 

私立の病院と比べれば、確かに診察室などは狭いし、美しいとは言いがたいものがあるのですが、清潔だし、何よりも応対の良さには感心してしまいました。私立の病院も親切なのですが、客(?)が少ないせいか、ペースがゆっくりなんですよね。結核センターは、カードを必要とする大量のお客さん(求職の際に求められることがある)を裁かないといけないですから、とにかく早い!という印象でした。

 

さてさて、検査結果もあっという間で、翌日にはすべての検査結果(尿、便、レントゲン、血液)が出たのですが、この検査で4人がひっかかり、「証明書」がお預け、ということになってしまいました。

 

実は私もその一人で鉄欠乏性貧血との診断。再度結核センターに行くハメになってしまいました。他の3人は寄生虫が出たらしい。今度は、検査部ではなく、クリニックの方。こちらも待合室には大量のお客さんがいらっしゃいまして、皆さん、かなり長く待っている模様。大量の患者さんに対し、医師は1人か2人程度。う~ん、これじゃあ、医者も大変だけれど、患者も大変。

 

予約してあった私たちは、幸いそれほど待たずに診察室へと案内され、それぞれに薬を処方してもらい、終了!で、ちょっとばかり、「国立病院」を見直してしまいました。何よりも、とにかく皆、親切。施設も古いですが、清潔にしてますし、快適、とは言えなくとも、気持ちの良いところではあります。そしてもちろん、費用が安いのは大きな魅力。

 

欠点は、待たされる時間が長いこと。まあこの結核センター、救急には対応していませんし、入院施設もない。となると、患者層というのは慢性疾患で、定期的に検査をし、薬を処方してもらう・・・・・・みたいな人になるのかな。待合室には年配の女性が多かったのは「時間がある人のための診療所」ってことなのかも・・・・・・。ま、私たちみたいに「社会保障に加入するために健康診断してひっかかった」系の人たちもいるのかもしれませんが・・・・・・。

 

私が処方されたのは鉄剤なのですが、妊娠中にやはり処方された鉄剤が確か100mg程度のカプセルだったのに、今度は5mgの小さな錠剤。これを毎日1回、30日間服用。15mg程度で貧血治るんかしらん・・・・・・。

 

それにしても、診断されて初めて、「最近むやみやたらと疲れやすかったのは、このせいだったのね」と思い当たりました。疲れやすいし、とにかく眠いし、頭痛はするし、だったのですが、これ、いずれも貧血が原因。

 

・・・・・・ひょっとして、もうそろそろ更年期!?とかって思ってたのですが(まだ10年くらいあるはず)、ま、とりあえずは良かった




[ 2007/04/18 20:41 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

大統領選、本番へ 

す~っかりご無沙汰の日々となってしまいました。

 

多忙だったことも事実なのですが、グアテマラで起こることがあまりにあまりな出来事ばかりで、どうも書く気にもならなかった・・・・・・のでありました。

 

そうこうしている内に、書かない日々にあっという間に慣れてしまいまして、重い腰(いや、その、物理的にではなく、ですね)を上げるのが億劫になってしまったというような状況であります。

 

4月となり、イースターも終わって、今年9月に予定されている大統領選をめぐる争いも、これから本格化しそうです。

 

今のところ、過去の大統領選に出馬しては落ちていたアルバロ・コロンが有力と見られていますが、この人、政治家としての実績もありませんし、とっても根が暗そうなので、私的には余り当選して欲しくない候補だったりいたします。コロンの父親のマヌエル・コロンという人物は元グアテマラ市長。内戦がまだ続いていた頃、グアテマラ市のトップとして、正々堂々と発言していた人物・・・のようですが、暗殺されています(犯人は軍関係者と見られる)。

 

ちょっと話題になっているのはノーベル平和賞受賞者のリゴベルタ・メンチュが立候補していること。ボリビアでは先住民族であるエボ・モラレスが大統領に当選していますが、グアテマラでは「女性かつ先住民」という二重苦は、まだまだ厳しいのではないかな~。大体、メンチュさんて、ノーベル賞で金もらって、外国を旅行して歩いて、こっちでも薬局経営して儲けている、と思われてたりしますからね。ん~、もちろん、メンチュの業績を評価する人もいるのですが、私の周囲では、メンチュを厳しく見ている人が多いのも事実だったりします。こちらも、政治家としての経験はまったくなし。元ゲリラが政党となったURNGよりも更に左を行く(?)メンチュさん、彼女がが当選したら、却って世の中混乱するだろうと思いますので、私も当選して欲しいとは思わないです。先住民が必ずしもメンチュを支持しているわけでもなく、とりあえず今回は出馬してみて、次回以降を狙う、というのが本音かな。と思っています。

 

大統領になりたがり度だったらNo. 1のエフライン・リオス・モント小父さんは、前回の大統領選で負けて遂に「やっぱり、ワシじゃあダメかぁ~」と腹をくくったらしく、操り人形のルイス・ラベー(元通信相)を候補に上げています。あの、汚職でギトギトだったポルティージョ政権で閣僚をしていた人物なので、「こんなヤツがなったら、また同じことの繰り返し・・・」と見られているので、当選どころか、善戦も覚束ないのではないかと思いますが、こんな人物しか残っていないのか、FRGは・・・・・・。スリィちゃん(エフライン小父さんの娘、国会議員)が出てきた方が、よっぽど票が取れると思いますけれどもね。ダンナは米下院議員だし、CIAあたりも応援してくれるかもしれないですけど、今はまだ、子供が小さいから無理なのかな?

 

ま、そんなこんなではありますが、日本から見るとはっきり言ってどうでもいいであろう、グアテマラ大統領選挙、折々に触れて、レポートして見たいと思います。




[ 2007/04/12 21:15 ] できごととか | TB(0) | CM(0)