11月ももう終わり。今年も1ヶ月を残すのみ、となりました。先週の寒さも今週に入ってすこし和らいでいますが、今週末からまた寒さが厳しくなるとのつれない予報。 そんな寒いグアテマラを離れて、もっと寒い日本へと旅する予定でおりますが、日本にはとりあえず、暖房がありますからねえ。グアテマラで暖房といえば、暖炉のことで、大きな一軒家ならともかく、普通の家庭、ましてや我が家のようなアパートにはついていない代物です。 暖炉、暖かいし、火を見ていると気持ちが和みますけれどもね、確かに。それにしても、どうして他の暖房がないんでしょ???というのは昔からの私の疑問ではあります。 さて、突然ですが、12月一杯はこのブログもお休みさせていただきたいと思います。帰国する予定もあり、準備もあり、ちょっと気持ちに余裕のないこの時期は思い切って休んで、年明けからまた始めようかな、と。 というわけで、いささか気が早いですが、皆さん、よいお年をお迎えくださいね。それでは、また来年!
とにかく毎日、「寒いね~」が挨拶代わりの今日この頃。グアテマラ市内でも最低気温が10度を切っていますが、西部では既に氷点下を記録したとか。既に、この冷え込みによる死者まで発生しており、まだ11月だというのにこの先一体どうなる???と皆戦々恐々としております。 去年のこの時期も結構冷え込みが厳しかったような記憶があります。でも、その後は寒さが緩み、しのぎやすい日々が続いたのですが、今年はどうやら12月、1月と気温が下がる日が続くという予報。 私もこんなブログなんか書いてないで、さっさと暖か~いベッドにもぐりこもうと思います。それでは。
雨がやっと降らなくなった・・・と思ったら、急に冷え込みの厳しい日々が始まりました。冷え込むだけではなく、風がまたやたらめったらと強く、そんな折も折り、市内最大のターミナル市場で、花火を売っている店舗から出火、風にあおられてあっという間に火が広がり、18人が亡くなるという惨事も起きています。 なんだか気の晴れるニュースもないのですが、先日書きました同僚の息子さん、重傷は重傷なのですが順調に回復しており、一応退院もしたそうです。 ・・・・・・一応、というのは、日本ならまだまだ退院できるような状況ではないのでしょうが。この国立病院、医師もいなければ薬もない、ケアをしてくれるだけの人もいない、という状況で、病院にいる方が、精神的にも、また、実際に二次感染の可能性も高く、こんなんだったら家で療養した方がいいでしょ。って程度なのであります。 痛み止めの薬さえなくて、同僚がドクターに薬の名前を教えてもらい、薬屋さんに買いに行く、というような有様。これが、厚生省の庁舎のすぐ隣にある、某国立病院の有様です。トイレもとにかく汚く、つまっていて流れないとか。 「あの病院にいるだけで、気が滅入って病気になる」というのが、今週から復帰した同僚の言。腸と膀胱に傷を受け、全治6ヶ月の重傷を負った息子さんを、自宅でケアするのも楽ではないでしょうが、まずは一安心。長い道のりでしょうが、快方に向かってくれることを心から願ってやみません。
今日は、昨日の世論調査について書いてみよう・・・と思っていたのですが。 仕事に行くと、同僚の22歳になる息子さんが、金曜日の夜、強盗に襲われて撃たれ、重傷だという知らせを聞きました。 息子さんは国立ルーズベルト病院に運ばれたのですが、弾丸が腸にあたっており、手術が必要だったとか。ところが、知らせを聞いてかけつけた同僚は、息子さんに会わせてもらえず、日曜日になってやっと、面会ができたのだそうです。 手術はしたものの、傷跡はまだ縫合されておらず、衛生状況も悪ければ、多忙で、患者の最低限の世話だけはなんとかやってくれても、患者の家族の面倒まではとても見られない国立病院。 こんなところでは、良くなるよりも悪くなる可能性が高い・・・・・・と、転院を希望しても、ここは患者自らが病院を探し、移動の手段を探さなければならない国。おまけに、転院を希望しても、なかなか退院の許可がもらえない・・・。転院先は私立病院、すなわち、医療費はバカ高い・・・・・・。 幸い、職場でかけてもらっている医療保険が適用できそうなので、治療代の方はなんとかなりそうですが、これからまだまだ大変な日々が続くことになるのでしょう。 いやいや、私にとっても他人事ではない・・・のです。残念ながらグアテマラではこれは日常茶飯事。明日の犠牲者が私や私の息子である可能性だって、決して小さくはないのです。 ・・・・・・もっとも可能性が高い、と思っていたら、さすがにここには住んでいないのでしょうが。 とにかく、一日も早く良くなるといい!と心から思います。
その3。
25. グアテマラ人は心配があると、酒を飲んで忘れようとしがちでしょうか。 酒を飲んで忘れようとする 87.7 / そんなことはない 11.8 26. グアテマラ人は借金は期日通りに返済するでしょうか。 期日通りに返済する 22.6 / しない 77.3 27. グアテマラ人は性格が良いでしょうか。 良い 53.8 / 悪い 46.2 28. グアテマラ人はおしゃべりでしょうか。 おしゃべり 73.0 / 無口 26.8 29. グアテマラ人は、他人を羨む方でしょうか。 羨ましがり 81.8 / そんなことはない 18.2 30. グアテマラ人は野蛮でしょうか、物静かでしょうか。 野蛮 58.8 / 物静か 41.2 31. グアテマラ人は、思いやりがあるでしょうか。 思いやりがある 33.9 / 自己中心的 66.0 32. グアテマラ人は、他人の言うことを気にする性質でしょうか。 気にする 80.1 / 気にしない 19.6 コメントは明日にでも。
字数制限にひっかかってしまって、1回で載り切らなかったので、全部で3回に分けて掲載です。 13. グアテマラ人は良い人だと思いますか。 良い人 76.8 / 悪い人 22.0 14. グアテマラ人ははっきりと物事を言うのが苦手でしょうか。 苦手 76.1 / 苦手ではない 23.4 15. グアテマラ人は自分の過ちを認める方だと思いますか。 認める 25.3 / 認めない 74.5 16. グアテマラ人は、目標を遂げるためには真実を言うでしょうか、嘘をつくでしょうか。 真実 22.9 / 嘘 76.8 17. グアテマラ人はうわべを装いがちでしょうか。 うわべを装う 70.1 / そんなことはない 29.9 18. グアテマラ人はやることが早いでしょうか。 早い 55.5 / 遅い 44.1 19. グアテマラ人は誠実でしょうか。 誠実 45.5 / 不誠実 54.4 20. グアテマラ人は、困難に立ち向かうでしょうか。 立ち向かう 39.8 / 避けて通る 60.1 21. グアテマラ人は怠惰でしょうか、仕事熱心でしょうか。 仕事熱心 37.9 / 怠惰 61.9 22. グアテマラ人は物事が上手くいくよう努力するでしょうか、それともその場しのぎをするだけでしょうか。 努力する 37.5 / その場しのぎ 62.3 23. グアテマラ人は物事を最後までやり遂げるでしょうか。 やり遂げる 32.5 / やり遂げない 67.5 24. グアテマラ人は物事を時間通りにするでしょうか、それともぎりぎりまで何もしないでしょうか。 時間通りにする 7.3 / ぎりぎりまで何もしない 92.5
12日の新聞に「グアテマラ人が見たグアテマラ人」てな世論調査が載っておりました。これがなかなかおもしろいんですよねえ。 えーっと、ざっと質問と回答を上げてみましょう。回答はいずれも%表示、無回答、無効を除きます。 1. 現在の社会状況を鑑みて、グアテマラ人は幸福と感じるのが普通だと思いますか。 幸福と感じるのが普通 25.6 / 不幸だと感じるのが普通 25.6 2. グアテマラ人は、目標に向かって戦う人が多いと思いますか。 目標に向かって戦う人が多い 50.5 / 諦める人が多い 48.6 3. グアテマラ人は、変化にすばやく対応できると思いますか。 対応できない 71.2 / 対応できる 28.6 4. グアテマラ人は人生に満足していると思いますか。 満足している 22.9 / 満足していない 77.1 5. グアテマラ人は楽観的でしょうか、悲観的でしょうか。 楽観的 45.9 / 悲観的 53.7 6. グアテマラ人は自分に自信を持っていると思いますか。 自信をもっている 27.5 / 自信がない 72.1 7. グアテマラ人は臆病でしょうか、冒険心があるでしょうか。 臆病 62.1 / 冒険心がある 37.4 8. グアテマラ人は権利にうるさいでしょうか、それとも我慢する人たちでしょうか。 権利にうるさい 37.2 / 我慢する 62.8 9. グアテマラ人は暴力犯罪に慣れてしまったと思いますか。 慣れている 72.1 / 慣れていない 27.5 10. グアテマラ人の長所はなんでしょう? 仕事熱心 25.78 / 正直・誠実 18.04 / 親切 8.63 / マナーが良い 3.24 / その他 68.82 11. グアテマラ人の短所はなんでしょう? ぎりぎりになるまで手をつけない 15.49 / 不誠実 13.92 / 怠け者・怠惰 8.63 / 嘘つき 6.76 / その他 54.12 12. グアテマラで、人生の勝利者となるために必要なことを次の4つから選んでください。 ハードワーク 60.5 / 人脈 19.5 / 節約 14.6 / 能力 5.2
内戦というと、もうすっかり過去のことになりつつあるような気がするのですが。でも、そんな内戦の亡霊が思いがけず姿を現すことがあるんですよ。 リゴベルタ・メンチュがスペインの裁判所にエフライン・リオス・モントらを「内戦時に人道に反する犯罪を犯した」と提訴し、スペインの裁判所がグアテマラに身柄送還を請求してきていたのですが、先日、グアテマラの裁判所が「4人については逮捕・送還を認める」という判断を下した、のです。 ところが、肝心のリオス・モントは蚊帳の外。そう、なぜかリオス・モントについては「証拠不十分」で逮捕が認められなかったのです。 今回逮捕命令が出たのはオスカル・ウンベルト・メヒア・ビクトレス、アンヘル・アニバル・ゲバラ、ベネディクト・ルカス・ガルシア、ヘルマン・チュピーナ・バラオナの4人。スペインからの逮捕請求には、この他、ロメオ・ルカス・ガルシアも含まれていたのですが、この元大統領は本年5月にベネズエラで病死しています。 さて、グアテマラの裁判所が認めた罪状は「テロリズム、殺人、誘拐」についてのもの。スペインの裁判所の請求理由の一つ、「虐殺」というのは含まれていません。 これがどう影響していくのか、この先一体どうなるのか、まだまだよくわからないのですが、国内ではやはり「裁判所はリオス・モントには手を出そうとしない」「金で買われたんだ」「リオス・モントを裁かないで、本当の正義はあり得ない」などなどという声が多いようです。 何と言っても、「グアテマラの内戦」を語る時に、真っ先に名前が出てくるのが、リオス・モントですからね。内戦の行方を大きく左右した指導者たち、こういう人たちがアタリマエの生活を送っている限りは、グアテマラに、本当の意味での平和は訪れないのかもしれません。
なんだか最近仕事が忙しくて、家に帰ってまでPCに向かう気力の起こらない日々が続いておりました。 あまり楽しい話題もないしねえ・・・。そうですねえ、それにちょっと近い話題は、サッカー小僧、来年2年生(日本の3年生に相当かな)に進んでも宜しいと言われたので、昨日、来年の登録手続きを行ってきました。 小学校なんて、普通にしてれば進級できるじゃん・・・というのは日本の話。グアテマラは公立も私立も、試験で一定の点数を得られなければ、容赦なく落第となってしまいます。実は、小僧のクラスにも、最終の成績表をもらった時点で、進級を認められなかった子が一人だけいたのだとか。 こういう場合、小僧の学校では「算数とスペイン語が合格点であることを条件として」落第した科目について再試験を受けることができます。・・・・・・そうでなければ落第???いやはや、小学生といえど、厳しいです。そういう意味では、子供の適性を見極めて学校選びをしなければならない、親の責任も重いのですが。 ま、そんなわけで再登録手続きに行き、お金を払うと、今度は学校にある文具店で来年の教科書やノートをもらいます。大抵の学校は、教科書や文具のリストを渡すだけで、親は自分で探して買ってこないといけなかったりするのですが、小僧の学校はこの時点で全部まとめて渡してくれるので、ものすごくラクチン。 ま、この後、教科書・ノートのすべてにカバーをつけるという大変な作業が待っていたりするのですが。 小僧も、新しい学年の新しい教科書をもらって、大喜び。この、新しい教科書をもらう時って、ワクワクしますよねえ。私の方は、新しい本を見て、「げっ、来年はこんなことまで勉強するんかい」と戦々恐々。今のうちから、少しずつ勉強しなくては。
以前、グアテマラが国連安保理の非常任理事国入りを目指している、というお話を書いたことがあります。そうそう、こちら。 その後日談なのですが、実際に投票をしてみたところ、ベネズエラもグアテマラも規定の票を集めることができないまま、遂に35回も投票が繰り返された後、「ちょっと皆で頭冷やしてみんかいね」ということになりました。 グアテマラの名誉のため?に書いておきますと、当初は「ベネズエラが有利だべさ」と思われていたようですが、フタを開けてみるとグアテマラの方が20票ほど多く得票しておりました。 ま、このブッシュとチャベスの代理戦争のようなこの投票、「このままじゃー、何年経ったって決まらないようっ」と悲鳴を上げた国々のご意見もあって、ベネズエラもグアテマラも候補を降りることになってしまいました。 代わりに候補に名乗りを上げたのがパナマ。ま、今度はすんなりと問題なく決定するハズでございます。これって、正しく漁夫の利、ってヤツ。 メンツと潰された形のベネズエラも、悲願の叶わなかったグアテマラも、かなり工作費をかけていたと思うんですけれどもね。いやいや残念無念のお話でございました。
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