凧揚げ 

もう10月も終わり。1年の過ぎるのはあっという間・・・と毎年この時期になると思うわけですが、この、1年の終盤を飾って?毎年111日には諸聖人の祝日が祝われます。

 

諸聖人・・・と言ってもカトリックじゃない方にはピンと来ないと思うのですが、ま、カトリックの祝日の中でも大きなもので、天国に行った人たちを祈念する日・・・とでもいいましょうか。

 

この1日と翌日の2日の諸死者の日は、日本のお盆のような、祖先の供養を行う日になっています。

 

・・・・・・まあ、この辺りの説明は昨年も書いたような気がするので以下省略することとして。今日のメインの話題は、この死者の日に行われる凧揚げ。

 

日本では凧揚げといえばお正月、と相場が決まっていますが、ここグアテマラでは凧揚げと言えば諸聖人の日。伝統的には、墓地で凧揚げをするのが正統凧揚げ。といいますのも、凧揚げは、単に遊んでいるんじゃなくって、ご先祖様とのコミュニケーションを取るためにやっているからなのです。つまり、タコは電話みたいなもんですかねえ。

 

「もしもし、ご先祖様」

「おー、子孫か。達者でやっとるかー」

「へえ、おかげさまで。ご先祖様、天国の暮らしはいかがなもんでしょうかねえ」

「いやいや、なかなか居心地が良くてな。お前もそんなところでグズグズしとらんと、はようこっちに来んかい」

 

てな会話でも交わすんでしょうか。

 

さてその凧揚げの様子を、こちらから見られます。

 

ちょっと画像が荒いのが残念なのですが、こちらのタコの大きさ、雰囲気なんかがつかめるのではないかと思います。カラフルなのはグアテマラ仕様。これくらい派手派手で、皆楽しそうにやっていると、ご先祖さまも楽しくなってやって来るんじゃないですかねえ。




[ 2006/10/31 20:32 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

Bancafe騒動その後 

先週は、Bancafe閉鎖ショックに明け暮れた一週間・・・だったような感じ。

 

個人的にはこの銀行には口座を持っていないので、余り関係がないと言えばないのですが、それでもいろんな支払い関係をこの銀行で行っていたこともあって(日本のような振込みシステムが一般的ではなくて、指定された銀行まで出向いて支払いを行うケースが多いのですが)、若干の影響くらいはあるかもしれません。

 

さて、木曜日からはBancafeの支店を他の3行が引き受けて開業する・・・予定だったのですが、これは金曜日にずれ込み、金曜日からは旧Bancafe支店はいずれも大混雑。中には前夜から支店前に毛布持参で並ぶ人たちもいたりして、いやはや本当に大変です。

 

それでもまだ、お金を引き出せた人はマシだったよう。大勢の客が押しかけたため、システムダウンが相次いだ上、「全額を引き出せなかった」という人も多く、この騒ぎ、来週くらいまではひきずりそうです。

 

金融監督庁のトップのウィリー君は「私がこの銀行に口座を持っていたとしたら、来週の月曜日まで待つけれどもね」なんて、金持ち的発言を行っていますが、一週間近く口座がいきなり凍結されてしまった一般庶民は生活がかかってますからね。

 

今回の騒動で不思議なのは、今まで横領などで銀行がつぶれそうになってきた時には、政府が介入して、なんとかかんとか銀行を建て直してきていたのに、今回はなぜ、いきなり操業停止なのか、ということ。

 

まあ、当時と今とでは政権も違うので、一概に比較はできないのですが、国内、特に一般庶民に大きな混乱をもたらすことがわかっていて、それでもどうしていきなりやっちゃうのか、ということ。

 

Bancafeって、顧客サービスでは国内トップレベルを行く上に、ボーナス面などでの行員への待遇も良かったんだそうです。そういう銀行がこんなにあっさり潰されてしまうのはちょっと寂しい。Bancafe側は猶予措置を求めていますが、こちらについてはまだ結果が出ていません。

 

もう一つ不透明なのは、Bancafeのオフショア銀行、Bancafe International Bankへの預金。Bancafeへの預金については、政府は「預金は全て保証されている」と申しておられますが、Bancafe Internationalへの預金は、この銀行の本店がバルバドスだったか?にあることもあって、不透明です。というか、返ってこない可能性が高く、そうなると、この銀行に投資していた個人・法人は打撃を受けることになってしまいます。

 

さてさて一体どこへ行くやらグアテマラは。楽しみなような、恐いような。




[ 2006/10/30 21:38 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

いきなり突然の政府発表 

1020日は革命記念日。というわけで久々の3連休だったのですが。その20日の朝(正確には19日の夜なのでしょうが、ニュースを見ていなかったので)、大ニュースが飛び込んできました。

 

それは、金融審議委員会(Junta Monetaria-JM)が国内の大手行の一つ、Bancafe(バンカフェ)の業務停止を決定した、というニュース。

 

行政が民間企業、それも国内の経済を担う有力銀行の閉鎖をいきなり突然発表してしまうなんて、無茶苦茶ですよねえ。グアテマラはこの先どうなるんだ・・・。

 

今回のこの閉鎖劇、政府の説明によれば、Bancafeのオフショア銀行であるBancafe Internationalが投資していたウォールストリートの某社の破綻スキャンダル(200511月だったか、の話のようですが)のため、Bancafe Internationalの不良債権が一気に増大。この不良債権の額が法定限度額を超えたため、なんだそうですが・・・・・・。

 

なぜいきなり突然?どうしてこの時期に?憶測はいろいろ流れております。

 

なんといっても、来年が大統領選挙ですからねえ。大統領選挙の候補予定にエドゥアルド・ゴンサレスという人物がいるのですが、この人、このBancafeの元会長であり現在も大株主。でもこのスキャンダルによって、政治生命を絶たれたと言ってもいいような状況に追い込まれています。

 

まあ、いまいち良くわからないのが、行政といえば与党なわけですが、このゴンサレスさん、与党の大統領候補。与党内での権力闘争???といえるほどの他の有力候補も見当たりませんし・・・・・・。相変わらずよくわからないグアテマラの政治と経済。

 

それにしても、いきなり職を失った行員たちはどうするんでしょ。70億ケッツァルといわれる預金は、政府曰く「銀行にあるはず」という話なんですが、銀行ってお金転がして稼いでいるわけで、預けたお金がそのまま金庫にあるわけじゃあないですしねえ。「資産があるはず」って、それは現金じゃないでしょっ。

 

政府の目論見としては、Bancafeの口座をそっくりそのまま別の銀行に移してしまうそうなんですが、今のところ、どこの銀行になるかは未定。・・・・・・。こんなことでは、一般の人の不安は高まるばかりでしょーが。

 

相変わらず、下々の人たちのことが全然わかっていないお役人様がいきなり決めた銀行業務停止、連休明けの月曜日には取り付け騒ぎが起こるのは目に見えています。というか、既に連休の間にも、Bancafeの前は人だかりだったらしい・・・・・・。幸い?私はBancafeには口座を持っていないので、列を作る必要はなかったのですが。

 

アタリマエのことですが、Bancafe側はこの決定を不服として、恐らく憲法裁判所に持ち込むようです。さてさてどうなることでしょう。

 

それにしてもいやはや一体、どこへ行くのかグアテマラくん。ちょっと私も、さすがに先が心配になってきたような。




[ 2006/10/23 20:24 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

最後の宿題? 

グアテマラの学期というのは1月に始まって10月に終了、という形を取っています。

 

一部の学校ではもう既に今年の授業を終了し、約3ヶ月という長~い休暇に入っているところもありますが、サッカー小僧の学校は授業が26日まで続き、2728日は授業がなくて(この間に先生たちは成績つけをするのです)、29日に成績表をもらっておしまい。

 

というわけで、最後の試験も終わってあとは通知表を待っていればいい・・・んだったらラクチンなんですが、最後の最後に、また面倒くさいレポートやら何やら作成するという大仕事が待っています。

 

今回のテーマは「グアテマラの郷土料理」。まだ料理の仕方もわかってないチビスケ君たちに、どうしてこんなテーマなんだろうか(小僧は目玉焼きくらいならつくれる、かな・・・)。と思いつつも、やるわけです。

 

郷土料理、というテーマで小僧が取り上げたのは「フィアンブレ」。なかなかタイムリーなテーマです。

 

これ、111日(祝日)、2日の両日限定で食べられるものなのですが、野菜(煮て酢で味をつけている)と冷肉(ハムやらソーセージ類)をあわせた料理です。多分、以前ここでも取り上げたことがあるはず。ほらほら、ここです。

 

フィアンブレの詳細はリンク先を見ていただくことにして。この死者を記念する行事、いささか東洋的だな~と感じます。合理的なキリスト教では、死者と食べ物を分かちあう、という発想はありませんからね。マヤの宗教って、神道に似ているとも思うのですが、まあそういう込み入った話を、8歳のレベルにまとめるのはどうもね~苦手。

 

というか、小僧にやらせればいいんですが、小僧がレポート書いた日には、1ページも埋まりきらない。というわけで、小僧の作文を元に、いろいろと話をふくらませていくのが親の宿題!だったりします。

 

まあ、そんなこんなでちょっと忙しい日々。しばらくはあまり書けない日があるかもしれません。




[ 2006/10/16 21:09 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

違反切符 

やり手のアルバロ・アルスーが市長になって以来、グアテマラ・シティーが力を入れているものの中に「市内の美化」があります。

 

特に、緑化、というか花壇つくりには熱心です。我が家の近くには、ラス・アメリカス通りというゆったりとした中央分離帯のある通りがあるのですが、ここにもともとあった木を伐り、広場をつぶして、花壇をつくってはわけのわからない花やら観葉植物やらを植えています。

 

や、それが悪い、ってわけじゃないんですけれどもね。花壇は奇麗でいいと思うんですが・・・・・・。広場だってあった方がいいと思うんだけれどなあ~。

 

さて、美化と関係があるのかどうかはよくわからないのですが、市が最近進めている政策?に「路上の物売りの撲滅」というのがあるようです。

 

基本的に、屋台のようなものは市のライセンスが必要で、これについては以前から取り締まりがあったのですが、現在は道端で野菜を売り歩いたり、その辺りにアクセサリーを並べて売ったり、というのも取り締まりの対象になっているようです。

 

我が家の近くの角には、バナナやピーナッツを売っているフランシスカさんという女性がいます。自称90歳。毎日、道端にバナナやらピーナッツ並べて日銭を稼いでいる人です。

 

私たちは大抵土曜日に1ダースのミニバナナを買っていたのですが、サッカー小僧のこともかわいがってくれ、いつもバナナをおまけしてくれたりする、気のいい方なのですが、その彼女のところにも、この前交通警察が違反切符を切っていったのだそうです。

 

曰く、市の許可なく、路上で果物を売ってはいけないんだとか。

 

多分、確かにそうなのでしょう。警官は、きまりに従ったに過ぎない。それはそうだとしても、です。

 

ドニャ・フランシスカにどうやって暮らしていけというんでしょう。高齢の彼女の場合、他に仕事があるとも思えません。

 

年金のような社会保障制度がほとんど存在しない国で、公権力を代表する警察官が、自分の母親、あるいは祖母のような年齢の、決して豊かではないどころか、おそらくその日を暮らせるだけの稼ぎしかないような人に違反切符を切る。

 

切ない話・・・・・・。ドニャ・フランシスカは、「また警察が来るかもしれないから、こわくてあまり長い時間は仕事ができない」と言っていました。

 

法は人を守るためのもの。弱い人の立場を更に追いやるために執行してはいけない、と思うのです。もちろんケジメは必要なんでしょうけれども。

 

このドニャ・フランシスカのようなケースは、どうやらあちこちで存在しているようです。こういう人たちを排除するだけではなく、別の仕事を割りふってあげられるくらいの度量があるのなら、何の問題もない・・・のでしょうが。

 

その話を聞いた後、ドニャ・フランシスカとはまだ会っていないのですが・・・・・・。彼女が安心して、毎日バナナを売れるようになればいいんですけれどもね。




[ 2006/10/11 19:49 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

ホンジュラスとの親善試合 

7日はサッカーの国際Aマッチの日。ヨーロッパはユーロコパの予選がありましたが、この付近では親善試合がちらほら。グアテマラも、ホンジュラスとの親善試合を行ったのでした。

 

ホンジュラス・・・といえば、中米では最強、と言われるチーム。先のワールドカップこそは、最終予選にも残れませんでしたが、それでも実力は誰もが認めるところ。ここで新代表チームの実力がある程度わかるかな・・・・・・。

 

さて、注目の先発メンバー、今回は新しい名前もちらほら見られます。

リカルド・トリゲーニョ(GK)、リゴベルト・ゴメス、パブロ・メルガル、ヘンリー・メディーナ、グスタボ・カブレラ、エクトル・サウル・デ・マタ、フレディ・トンプソン、ギジェルモ・ラミレス、マルビン・アビラ、ドワイト・ペサロッシ、セサル・アレグリア。

 

キャプテンはフレディ・トンプソン。今までと比べても、若手の多いメンバーとなっておりまして、ちょっとばかり楽しみな顔ぶれです。

 

前半は、ホンジュラスがボールを支配することが多いのですが、うまい攻めで2-0とリード。ゴールはタンケ(戦車)・ペサロッシとマルビン・アビラ。アビラって、風貌・・・というか髪型がブラジルのゼ・ロベルトに似ているのですが、うまいゴールでした。

 

後半になって、俄然ホンジュラスが攻め始め、最終的には3-2で負けてしまいました・・・。でも、失点のうち2点はペナルティー(2点目のファールはちょっと厳しい幹事でしたが)で、流れの中から点を失ったのは1点だけ。という意味では、悪くなかった・・・・・・ともいえるかしらん。

 

まあ、全体として見た時には、速さ、強さで勝っていたのはホンジュラス・・・と言えるでしょう。グアテマラ側が優れていたのは、コンビネーションかしらん。若い選手が増えても速さに欠けるのは寂しい限り。まだまだミスも多いし、ファールも多い。速い相手を止めるためにファールが多くなってしまうのですが、結局それがペナルティーにも結びついていたわけですし。それでも、今までのプレーよりはかなりマシになってきたかな、という気がしております。

 

ボリージョが監督になってから、未だ勝ち星こそはありませんが、まだまだこれから。次の試合が楽しみです。




[ 2006/10/08 21:02 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

プロモーションビデオ??? 

今日はあまり時間がないので、これでお茶を濁そうかな、なんて・・・

  

グアテマラの人や風景を撮ったビデオです。や、私がつくったものではありませんが。3分半ほど。

宜しかったら見てくださいね。




[ 2006/10/07 04:24 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

パボン物語 V 

パボン刑務所のレポートなんか書いてる間に、
当局がパボンに踏み込み、セペダらCODのトップを殺害、
刑務所を管理下に置いたとのニュースが入ってきました。


このオペレーションが行われたのが9月25日。
午前3時に武装した警官・兵士・更生施設局職員ら約3000人が入り、
7時40分頃には所内を制圧。
なんとこのオペレーションには戦車4台と軍用ヘリ3機も加わっておりまして、
ちょっとした内戦のごとき様相だったようです。


6時40分頃に、収容者の「家」やら収容房に踏み込み、
しばらくは銃撃戦も続いたようですが、
そこはスナイパーまで配して重要人物らを殺害した当局側の作戦勝ち。
生き残った囚人1651人は近くにあるパボンシート拘置所に移送されました。


映画もどきのこのオペレーション、寝耳に水、というか寝耳にミミズ、という感じ。
こんなオペレーションを実際に実行するなんて、
ましてやそれがこんなに大成功するとは、誰も考えてなかったんじゃあないでしょうか。


このオペレーション後の所内の立入検査では、
武器がゴロゴロ出てくるのはもとより、密造酒がたっぷり作られていたり、
ホント、刑務所というよりは、一つの町のような雰囲気だったようです。


この内部検査が終わった後、パボンは再び整備されて刑務所になる予定ですが、
これには莫大な費用がかかりそう。


やっぱりやればできるんだよね。


この調子で、町中の殺人やら強盗やらマラやらなにやら、
全部とりしまってはもらえないものなんでしょうかねえ・・・


[ 2006/10/04 20:04 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

パボン物語 IV 


この刑務所の中では、ラム酒が1本Q250で売られている。
ビールは1本Q35である。
「最近、施設局が厳しくて、酒が余りない。
 だけど、それでもちゃんと入手はできる。
 ここにはサンドバル先生(社会保険病院の公金横領にかかわったとされている人物)みたいに、
 来る日も来る日も酔っ払っている人もいるくらいだ」と酒の売人。


刑務所内で権力を握る囚人らは、ビリヤード場まで持っている。
これは所内に住宅を80軒以上と店舗を6軒所有し、
あらゆるスポーツ団体の会長を務めるカルロス・レネ・バリエントスのものである。


外の世界と同じように、サッカーの上手い選手は高く取引きされる。
この移籍を扱っているのもCODで、
金のある囚人は、自分のチームに良い選手を集めることができる。


ジャンマティは、CODはマフィア組織の氷山の一角ととらえている。
「刑務所の外にも中にも、CODに代理人を送り込んでいるような連中がいる。
 CODでは犯罪が民主化されていて、この組織からはみ出すと殺されてしまう」。


囚人の中には、この刑務所の中で誘拐された被害者や指名手配犯を見たことがあると言う者もいる。


一方、ジャンマティはCODに対するコントロールを強めている。
そのためにマフィアは、ジャンマティは囚人の人権を侵害していると非難している。


刑務所内の電話の所有者はマルドケオ・メルガルである。
メルガルはCODが他人の会話を盗聴することができるよう、電話線まで引いている。


CODの力は電話会社にまで及ぶ。
CODは刑務所当局に知られることなく、電話回線を7本引くことに成功している。


パボン物語、第1部はこれでおしまいです。
物語はこれで終わる・・・と思ったら、数日前に当局がパボンの中に踏み込む!
という事件(!?)がありました。


その時の話はまたあらためて。


[ 2006/10/01 19:01 ] ニュース | TB(0) | CM(0)