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環境対策 

息子の宿題のおかげで、多忙してます。そう、例の「スイスの環境」についてのレポート。

 

一応、内容は、スイスは自然に恵まれた美しい国だ、だけど公害やゴミ問題などもあり、それについてはスイスの人は様々な対応をとっている、私たちも見習いましょう、おしまい、という感じかなあ、と。

 

ま、いろいろ調べていてわかったのは、スイスにはあの狭い国土に4000m級の山が40個あること、湖が150個あること。エコ対策については、一般に先進国で行われていることなので、日本に住んでいる人から見れば目新しさはないかもしれません。

 

ただ、環境にうるさいヨーロッパらしく、ノーカーデイが年に1回とは言え、実際に行われているというのはさすが。これがグアテマラなら、「そんなのは通行の自由を保証している憲法違反だ」って声が上がりそうな気がしますが。

 

ゴミ、といえば、グアテマラは分別しないんですよね。大きなゴミも小さなゴミも、皆まとめてポイ。このゴミは、収集車が回収して、グアテマラ市の場合は、街の真中にある谷地に設けられたゴミ埋立場に運ばれます。

 

途上国では良くみかけられる光景ですが、このゴミ埋立場で、売れるものを探し出し、売って生計を立てている人たちがいます。ガラスや缶、金属、紙、ペットボトルなど、とにかく換金できるものを拾って業者に売り、これでお金を稼ぐわけです。

 

それなりの稼ぎになる、という話。ただし、産業廃棄物のような、生体に害を及ぼす可能性もあるゴミすらも一緒に廃棄されていますし、ガラスの破片やら何やらでケガをしたり、病気に感染したり、という危険には常にさらされているわけです。特に子供の場合は、呼吸器疾患や皮膚疾患にやられることも多いですし、「ゴミ崩れ」に埋もれて亡くなるケースだってあります。

 

こういう人たちに対し、グアテマラ市が職業訓練をした上で、緑化課の職員として雇用するプログラムが実施されています。既にこのプログラムを利用して市職員となった人もいますが、実のところ、収入は減収となったのだとか。

 

それでも、良い環境下で仕事ができるのはありがたい、とか。グアテマラの環境対策、ってのは、こんなところから始まっているのかもしれませんね。




[ 2005/07/25 05:21 ] できごととか | TB(0) | CM(0)