今日のブログはbrujaさんの宇柳貝四方山話にリンクしています。
そちらを見て頂けば、私はもう何も言うことがなかったりしますが・・・(^ ^;
あの終戦から60周年の今年、広島では「突然ノ朝」と題した、世界各地の8月6日午前8時15分をデジカメの画像で結ぼう、という企画が行われます。この8時15分を写真で撮ってくださる方、募集中。
私の説明よりも、是非brujaさんのブログ、または「突然ノ朝」実行委員会?のサイトをご覧下さい。
世界のあちこちでテロが起こっている昨今(一方でIRAが武力闘争の放棄を宣言したりしていますが)、千羽鶴を折ったり、写真を撮ったりする行為など、暴力の前にはまったく無意味と映るかもしれません。
それでも、心を込めて千羽鶴を折る、または、あの日の朝を偲びつつ写真を撮る。そんな人たちが一人でも増えていけば、平和を求める人の底辺は確実に広がっていくのではないでしょうか。
そういう希望を広げていくことこそが、次世代のために私たちの世代に課せられた最小限の責任なのだ、と、私は思うのです。
27日、アメリカの下院で、アメリカとグアテマラ、エル・サルバドル、ホンジュラス及びドミニカ共和国間の自由貿易協定が可決されました。
217対215というギリギリの僅差!上院は6月に可決していますので、これで国会を通過したことになります。
自由貿易協定、輸出を増やして経済力強化を目指す中米地域としては、是非ともこの協定を実現したい!というのが何年も前からの願いでした。ここ数ヶ月は、当地の国会議員もワシントンで熱心にロビー活動していたそうで、これで苦労も報われたというところ。
もっとも国内では根強い反対がありまして、今日(29日)には、労働組合を中心に、自由貿易協定反対デモが行われるそうです。
これで少しは物価も下がるかな?でも関税が撤廃されたとしても、アメリカ産より中国産の品物の方がまだ安いんじゃないか、って気もするんですけれど。
通りを歩いていると、時々道を尋ねられます。
ちょっと考えて頂きたいのですが、皆さんが道に迷った時、明らかに外国人とわかる人物に尋ねられますか?普通はあまりしない、ですよねぇ。それがここでは、アタリマエのように道を聞かれます。地図みたいなものがないせいもあるのでしょうが・・・・・・。
あと多いのは、時間を尋ねられること。腕時計を持っている人をさりげなくチェックして尋ねてくるのですが、すれ違い様なんかにいきなり
-¿Qué hora tiene? (ケ・オーラ・ティエネ?)
と尋ねられるので、足踏みしながら時計を見て答えるわけです。スペイン語で時間をいう、いい練習ではあるのですが、急いでいる時には、うざったい。
さて、スペイン語を学習中の方は、上記の言い方に?と思われたかもしれません。普通、時間を尋ねるセンテンスとして習うのは
-¿Qué hora es? (ケ・オーラ・エス?)
ですよね。
もちろん、これでも十分いいのですが、誰に尋ねているのかが漠然としちゃうからなのか?道で尋ねられる時は、どの人もこの人もtieneを使っています。英語にすれば
-What time do you have?
私的には「あなたの時計では今何時?」ってなニュアンスで捕らえています。
それにしても、一目で外国人、ってわかる人間相手に、よく道やら時間やら聞いてくるよな、ってちょっと感心しちゃいます。それとも、これって、ひょっとして、私の個人的な魅力、ってやつのせい?
や、でも、道を尋ねるフリして、ひったくりとか強盗とか、あってもおかしくないので、聞かれた時は、いつも一瞬どきっとします。
通りを歩く時は、いつもそこらだ中にガン飛ばしながら歩いているつもり、なんですけれどもね。
26日の新聞記事を見て、どうにもやりきれない気持ちになってしまいました。見出しは「暴行犯に35000ドルを支払うよう国に命令」。
・・・・・・もっとも、今朝の新聞で「$35000じゃなくて$5000でした」てな訂正記事が出ておりまして、インパクトはかなり減ったような気はしますが。
事の起こりは1997年5月10日に遡ります。グアテマラ南部、太平洋の港町イツァパで、12歳のハスミンちゃんの遺体が見つかります。検視の結果、ハスミンちゃんはレイプされ、殺害されたことが明らかになりました。
犯人として逮捕されたフェルミンは、1998年3月6日に一審で死刑判決を受け、控訴、上告が棄却された後、大統領に特赦を要請しますが、2000年6月ポルティーヨ大統領(当時)がこれを棄却、死刑判決が確定していました。
フェルミンの弁護人はこれを米州人権裁判所(CIDH)に提訴。そして先ごろ、「正等な裁判が行われていなかった」という理由で、政府に対し、この裁判の経過を見直し、再度裁判を行うこと、訴訟費用として5000ドルを支払うこと、が命令されたわけです。
死刑囚にだって生存権があり、正当な裁判を受ける権利がある。CIDHのおっしゃることは、もっともなんでしょう。でも他方で、この人口1200万人の国で、毎月少なくとも約150人が犯罪者により殺されている、という事実があります。治安の悪化をなんとかしてほしい、というのは住民の切なる願いです。
犯罪に脅かされながら生活する者にとっては、大切なのは一人の犯罪者の命を救うことではないのです。脱獄だってマレではないこの国では、むしろ、一人の犯罪者がこの世からいなくなることによって、殺されなくてすむ複数の命があるのではないか。正義に基づく考え方ではありませんが、正直な気持ちです。
それに加えて、この国の司法のあり方には失望する以外ありません。警察や検察は言うに及ばず、裁判官の能力不足も傍から見て明らか。今回の事件で指摘された裁判の不備、はこの事件に限らず、ありとあらゆる事件にも当てはまるのではないかと思います。無罪になっちゃう重罪犯がいる一方、冤罪だって、きっとゴロゴロしているんでしょう。
被害者のお姉さんのコメントです。
「この苦しみを味わったことのない人に、どうしてこんな人殺しをゆるすことができるわけ?もう、裁判なんて信じない。神様の、永遠の裁きだけしかあてにならないってことだよね」。
ママはどうやら、スイスのかんきょう についてのレポートをかんせいさせたようです。
「ママがしゅくだいをやってあげたんだから、ブログかきなさい。
ほら、いっしゅくいっぱんのじんぎ、ってやつならぬ、いっしゅくだいのじんぎよ」
とわけのわからないことをいっているので、
どうやら、かなりオーバーヒートしているようです。
あばれだすまえに、とにかくかかなくては。
ママといっしょにスイスのこともしらべたのですが、
ゆきがあって、でんしゃがあって、ひょうががあって、
やまがあって、みずうみがあるそうなので、
ボクはすっかり きにいりました。
ママに「こんど、スイスに あそびにいこうね!」っていったら、
なんだかぎょっとしたようにみえたのは、
たぶん、ボクのきのせい、でしょう。
それにしても、ママのかくことは むずかしいっ。
コンタミナシォン・デ・アイレって、たいきおせんのことらしいんだけれど、
これって、おならのことかなぁ?
とくに、ママのはきょうれつ・・・・・・だもんね。レシクラッヘ、ってゴミをぐるぐるまわすことなのかな。
そしたら、またつかえるようになるんだろ、きっと???よくわからん。
ま、いいや。そのままかきうつしちゃえ。
で、せんせいにきかれたら、
「スイスのひとたちは かんきょうをまもるために
おならをしないように しているそうです」ってこたえておけばいいや。おしまい。
昨日のブログにJunさんから
スラム街を撮っている日本人写真家から聞いたのですが、中米の中でグアテマラのゴミは上等なのだそうです。ニカラグアなどはろくなものがないらしく、スラムに住み、価値あるゴミ収集で生計をたてている人のなかにはグアテマラのゴミ埋立地に出稼ぎにきている人もけっこういるそうです。
というコメントを頂きました。あらためてゴミ再考。
グアテマラのゴミが上等、というのはわかるような気がします。だって、グアテマラ・シティって、町の規模としても大きいですし、加えてここは消費都市。周りを見回しても、一体どうしたら皆こんなにお金持ってるの?と私なんかが不思議に思うくらい、ショッピングモールやレストランが繁盛しています。つまり、中産階級以上の購買力はかなり高い。
加えて人口。なんだかんだいっても、グアテマラ・シティって、中米最大の人口を抱える都市。さくっと100万人、としておきましょうか(本当はもっといると思いますが)。それだけのゴミが全部Zona 3にあるゴミ埋立場にいくのですからねぇ。
サン・サルバドルも購買力はあると思うのですが、あそこは街の規模が小さいし・・・・・。マナグア(ニカラグア)やテグシガルパ(ホンジュラス)は、まだ中産階級が育っていないから、ゴミの質も落ちるのではないかな、と。
そういえば、先のG8で決定された、途上国の債務取消。中米からは、ホンジュラスとニカラグアの二カ国がめでたく債務取消国となっています。グアテマラも狙っていた?のですが、残念ながら?落選。ま、それだけの経済力があるでしょ、って認められたわけですから、喜んでいいんでしょうけれど。なんだか微妙なところではあります。
息子の宿題のおかげで、多忙してます。そう、例の「スイスの環境」についてのレポート。
一応、内容は、スイスは自然に恵まれた美しい国だ、だけど公害やゴミ問題などもあり、それについてはスイスの人は様々な対応をとっている、私たちも見習いましょう、おしまい、という感じかなあ、と。
ま、いろいろ調べていてわかったのは、スイスにはあの狭い国土に4000m級の山が40個あること、湖が150個あること。エコ対策については、一般に先進国で行われていることなので、日本に住んでいる人から見れば目新しさはないかもしれません。
ただ、環境にうるさいヨーロッパらしく、ノーカーデイが年に1回とは言え、実際に行われているというのはさすが。これがグアテマラなら、「そんなのは通行の自由を保証している憲法違反だ」って声が上がりそうな気がしますが。
ゴミ、といえば、グアテマラは分別しないんですよね。大きなゴミも小さなゴミも、皆まとめてポイ。このゴミは、収集車が回収して、グアテマラ市の場合は、街の真中にある谷地に設けられたゴミ埋立場に運ばれます。
途上国では良くみかけられる光景ですが、このゴミ埋立場で、売れるものを探し出し、売って生計を立てている人たちがいます。ガラスや缶、金属、紙、ペットボトルなど、とにかく換金できるものを拾って業者に売り、これでお金を稼ぐわけです。
それなりの稼ぎになる、という話。ただし、産業廃棄物のような、生体に害を及ぼす可能性もあるゴミすらも一緒に廃棄されていますし、ガラスの破片やら何やらでケガをしたり、病気に感染したり、という危険には常にさらされているわけです。特に子供の場合は、呼吸器疾患や皮膚疾患にやられることも多いですし、「ゴミ崩れ」に埋もれて亡くなるケースだってあります。
こういう人たちに対し、グアテマラ市が職業訓練をした上で、緑化課の職員として雇用するプログラムが実施されています。既にこのプログラムを利用して市職員となった人もいますが、実のところ、収入は減収となったのだとか。
それでも、良い環境下で仕事ができるのはありがたい、とか。グアテマラの環境対策、ってのは、こんなところから始まっているのかもしれませんね。

ただいま22日午前6時半。スクールバスで通う息子を送って家に戻ると大体こんな時間です。今朝は靄もかかっていて、少しうすら寒い。太陽が昇るとともに、この靄も少しずつ晴れていくのですが。
そういえば、昔、チマルテナンゴから峠を2つばかり越えて、職場まで約1時間半の道をバスで通っていた時のこと。
9時の始業に間に合わせるために7時くらいにバスに乗るのですが、遠景の山々の中腹、あるいは山の麓の村がすっぽりと雲に包まれているのが窓から見えたりします。その雲が太陽の光に照らされて輝きながら徐々に昇っていく風景の美しかったこと。今頃、雨季の時分によく見られるのですが、印象に残る風景です。
高地ならではの風景としては、雲が近い!ってのもあります。時には、ビルから手を伸ばすと届きそうな感じがするくらい。
雲が近いと、空も近いような気がするんですけれど、これってやっぱり単なる錯覚、なんでしょうか。
13日のブログにも書きました、前大統領のポーヨ君、18日付で裁判所から逮捕命令が発行されました。容疑は背任(Delito de Peculado、デリート・デ・ペクラード、多分背任でいいんだと思いますが、辞書に出てなかった・・・)。
ただし、この命令、不服請求ができますので、確定するのに3日かかるという。検察も3日待ってから行動を起こすつもりらしいです。といっても、メキシコに逮捕を要請するのではなく、強制送還を請求するみたい。で、帰ってきたところで逮捕、という算段。さてさて、うまく行くんでしょうか。
この逮捕命令を出したのが、急病で仕事ができなくなったエレーラ判事の代理のディノラ判事。笑っちゃうのは、エレーラおじさん、18日から職務に復帰しているんだそうです。この逮捕命令の手続だけを避けていたというのがミエミエ。茶番劇ですよねぇ。
今後、この事件はエレーラ判事が担当することになるわけですが、どうなることやら。先が思いやられます。
エミリーちゃんはメキシコ北部に上陸したようですが、グアテマラは快晴続き(^ ^)。やっぱ、こう来なくっちゃ。
一方、息子の小学校の後期の授業が始まって3週間。今月初めにやっとアルファベットの文字全部を覚えたばかりですが、そろそろ後期最初の試験となる時期でもあります。これに加えて、またしてもごっつい宿題が出てしまいました。
「スイスの日」のお祝いが近づいてきました。皆さんもご存知の通り、子供たちはこの活動のためにいろいろな能力を発揮する機会を得ます。プレパラトリオ(小0)のテーマはスイスの電車で、これをケーキで作ります。その材料として・・・・・・・・・を持たせてください。
これ以外にも、各自がスイスについて調べなければなりません。息子さんのテーマは「環境」です。提出期限は28日です。
このお知らせを見ただけでもう絶句!用意しなければならないものもかなり細かくいろいろあるのですが、それにしても、スイスの環境、ですか・・・・・・。あまりにもテーマが漠然としていて取っかりがない・・・・・・と考えること数日。
まだまとまりませ~ん\(ToT)/
何しろ、6~7歳の子供ですからねぇ、「環境」って言葉自体、理解していないようなヒトに、一体何を書けってんだか。多分、そういうことを親子で考えなさい、ってことなんでしょうけれど。
ちなみにどうして「スイスの日」なのかといいますと、この学校、スイス系グアテマラ人が創立した学校だからです(非常にわかりやすいですね)。
というわけで、急募!スイス&環境について詳しい方!知恵を貸してくださ~い!<(_ _)> お礼は出ませんが。
今日18日は久しぶりに一日中太陽の顔を拝めた、暑い日でした。
あらためて、ここって、暑いか寒いしかないのね・・・・・・と実感しましたが、お陰さまで、体調も回復。どうやら単なる日照不足が原因だったようで。
まじめな話、冷え性で低体温の私は、暑さにも寒さにも弱く、ここのところ寒い日が続いたのが、体調不良の一つの要因だったように思います。
そう、グアテマラは南国だけれど寒い!グアテマラ・シティも含めて、マヤ系先住民が多く住む西部高地というのは、大体が標高1500m以上ですから、日中の温度差も大きく、雨季や12~2月の寒い季節(冬ではないのですが)には、かなり冷え込みます。
こういうところで、インディヘナの女性は地べたに座って生活しますから、きっと私のように体が冷えている人が多数いるんではないか・・・・・・。
余談ですが、女性が地べたで男性が椅子に腰かける、というインディヘナの習慣、これは別に男尊女卑とかいうわけではありません。彼らの宇宙観では、男性は空に属するもの、女性は大地に属するもの、なのだそうです。故に男性はより空に近く、椅子に腰掛け、女性はより大地に近く、地に腰を下ろす、という風になっているのだとか。
さて、話は戻りまして。冷え性の人が多いに違いない、って思うでしょ。ところがどっこい、インディヘナは、昔からサウナを利用して体を温めていた、ので冷え性知らず(多分)です。
テマスカル(TemascalまたはTemazcal)と呼ばれるこのサウナ、なかなかのスグレモノです。泥でつくったイグルーのような、沖縄の墓のような無骨な形ではありますが、使用法は中に焼けた石を置き、これに水をかけて発生する蒸気を体に浴びる、というシンプルなもの。薬用のある木の枝などを持ち込んで体を叩いたりするのですが、これでものすごく体が温まるそうです。
都市部では、泥ではなく、コンクリート・ブロック製だったりしますが、やることは一緒。
最近では、ホテルやスパでもこのテマスカルを売り物にしているところもあるようで(メキシコに多いようですが)、こちらはイグルーよりは遥かにオシャレな造り。
グアテマラでは、今でも地方に行くと割りと簡単に見つけられますが(アティトラン湖周辺が目につきやすいかも)、私が昔間借りしていたインディヘナの家2軒には、ありませんでした。そのうち、グァテマラ・シティのスパ辺りでも、これを取り入れるようになるんじゃないかな。でも、その頃には、本家本元の方は、すっかり廃れていたりして。
伝統的なテマスカルは、こちらのサイトでご覧下さい。
他に書きたいこともあったのですが、今日はいささか体調が悪く、根性がありません。
現在18日朝、グアテマラは久しぶりに清々しい朝を迎えています。もっとも、この天気が今日一日持つとは思えないんですけれど。
一方、ハリケーン・エミリーはユカタン半島北部に上陸。この半島の先端にある観光地カンクンでは昨日から観光客や住民が避難を開始しています。
きっとエミリーちゃんも、名高いカンクンに遊びに行きたいんだと思うけれど、彼女が行っちゃったら、あのきれいなビーチも台無しでしょ。
そうしてエミリーちゃん、ますます大荒れ状態で、今度はアメリカ本土に行っちゃうのかな。
グアテマラも、どうやら低地は水浸し状態になりつつあります。これ以上、被害が大きくならないといいんですけれど。
コロンビアのノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケス(Gabriel García Márquez)の代表作、「百年の孤独(Cien años de soledad)」の後半、マコンドの町が崩壊する前兆のように4年11ヶ月2日にわたって降り続く雨が出てきます。この小説の登場人物は、何かしらひとつのことに執着する習性があるようで、雨もまた例外にあらず。
そのマコンドの雨ほどではないとはいえ、こちらもやはり雨が降り続いています。いくら雨季だといっても、こんなに執着することないでしょ。もう雨はいいよ~。
これに加えて、今のところグアテマラの天気に直接影響を及ぼしてはいないようですが、カリブ海をハリケーン・エミリーが北上中。ユカタン半島に上陸しそうな気配です。
現在位置はキューバ島とホンジュラスの間くらい。右側のTu Know Guatemalaの欄にあるNOAAやThe Weather Channelなどで衛星写真を見て頂くと、図体の大きなエミリーちゃんがぐるぐるしているのが一目瞭然です。「何よ、ちょっとあんた、私に文句でもあるの!」と言いたげなエミリーちゃん、どうやら荒れております。
国内では、橋が流されたとか、家が水につかったとか、土砂崩れが起こったとかいうニュースが各地から伝わってきています。アップダウンの多いグアテマラ・シティでは、スラムは崖にへばりついて作られていることが多く、こういう地域では既に住民の避難も行われています。
このスラム、毎年のように死者が出て、毎年のように避難が繰り返され、「もうこんなところには住めない」と言って出て行く人もいる一方、新しくやってきてはここに家を建てて定着する人もまたあり。多分、「住めない」と言って出て行った人の中にも戻ってくる人はいるのでしょう。ガルシア・マルケスの書くような不条理がここにもあったりします。
写真(クリックすると拡大できます)は家の近くの池、ではなく道路。アップダウンのダウン側になる道路は、排水が全然追いつかないので、雨が降るとかなりの水が溜まります。
歩行者は水浸しになりながら道路を歩かないといけないですし、車から水をはねかけられることもまた多々(元々濡れているんだから、ま、いっか)。
車だって、豪雨の中、お腹を濡らしてしまいエンストしてる光景もよく見かけます。つーっと華麗に滑ってる車は言うに及ばず。
それでも、毎朝律儀に太陽が出てくるあたりは、さすが、グアテマラ!って気もするんですけれど。
邦題では「海を飛ぶ夢」というそうですが、原題はMar Adentro(マール・アデントロ、英題はThe Sea Inside)、のDVDが出たので見てみました。
今年のベネチア国際映画祭の銀獅子賞(審査員特別賞)と主演男優賞、アカデミー賞の外国映画賞を獲得したスペイン映画です。監督はAlejandro Amenábar(アレハンドロ・アメナバル)、主演はJavier Bardem(ハビエル・バルデム)。
邦題は意訳しすぎなような気もするのですが、原題が日本語になりにくいのもまた事実。この「海を飛んでいる夢」を見ている時に「誰も寝てはならぬ(プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の歌)」が流れてくるのですが、この名曲が映画のストーリーを暗示しているかも。
事故で首から下が麻痺し、尊厳死を訴え続けたラモン・サンペドロという水夫の実話を元にしたストーリーなのですが、この寝たきりのラモン役を演じるハビーのすごいこと。実年齢はまだ40歳前(撮影時が36歳くらい?)だそうですが、ラモンは50代の役。これが全然違和感なく、ものすごい存在感で訴えてくるのですよね。「生きることは義務ではなく、権利だ」というラモンの言葉が重いです。
重いですが、べっとりとした重さではなく、心の中にずんと響き、じわじわと広がってくる重さ。つまり、感動、ってやつです。機会があれば、ぜひ、ぜひ、見てください。
オフィシャル・サイトもどうぞ。
むむむむむ。最近トラブルのなかったライブドアなのですが、今日は調子悪い。今朝アップしておいた記事が、未だにトップページに表記されてないではありませんか。
これは6月20日から手作業でやっている(としか思えない)サイト・リニューアルの影響かしらん?もっとも私のサイトは未だにリニューアルされていないサイトなのですが。
と、ここでこんなことを書いても、トップページに反映されなきゃ、誰も読んでくれないのよね。
早くしてよ、ライブドアさん。じゃないと、他のブログへ移っちゃうぞ。
・・・・・・どーぞ、行ってください!(ってそこで言っているのは誰だ!)
12日の新聞を読んでいて、思わず「座布団一枚!」とうなってしまった見出しがコレ。
EL POLLO A LA GRANJA. . . PENAL
(エル・ポーヨ・ア・ラ・グランハ...ペナル)
このタイトル、日本語にすると、「ニワトリ、ついに刑務所へ」というワケのわからない訳になってしまうので、ここで解説コーナー。
Pollo:鶏のこと。前大統領Alfonso Portillo(アルフォンソ・ポルティーヨ)のあだ名でもある。
Granja:養鶏場。他の動物を飼っている、比較的小規模の農場をさすこともアリ。
Granja Penal:刑務所。
すなわち、「ニワトリが鶏小屋へ」というのと「ポルティーヨが刑務所へ」というのが掛け合わされている、というワケ。なかなか気の利いたタイトルだと思いませんか?
さて、これは論説のタイトルだったのですが、既に何となくおわかりの通り、前大統領ポーヨ君に対し、検察庁が1年半をかけて、やっとこすっとこQ3000万(4億円以上)の公金横領の容疑で逮捕令状の発行を請求しました。
もっとも、請求を受けた裁判官は、決定を下す前から「あたしゃ、これには賛成じゃないけれどもね」などとマスコミに話しておりますので、どうやら見通しは暗いのではないかと。
・・・・・・と思っていたら、この裁判官(ビクトル・ウーゴ・エレーラ・リオス)、いきなり病気で入院しちゃったそうです(12日)。「過労でしょ」というのが最高裁的意見ですが、一般的な見方は「脅された、逃げた」というところ。代わりの裁判官が任命されています。13日中に決定を下さなければいけないわけですが。
ちなみに、この国、検察官や裁判官への脅迫、嫌がらせ、襲撃は決して珍しいことではありません。事件の重要証人が殺されてしまうことも、また多々あり。
なんにしても、我らがポーヨ君、汚職が発覚しそうになった時点で既にメキシコに高飛びしており、大統領在任時に汚職でかき集めたお金で、リッチな生活をしているという噂。グアテマラに残っていた妻と娘も、気がついたらしっかりメキシコに引き上げているし。
たとえ逮捕令状が発行され、メキシコの司法当局がポーヨ君の身柄を拘束してグアテマラ当局に渡したとして、裁判で本当に有罪判決が出るかどうかは、かなり怪しい感じがします。
今後の展開がどうなるか。グアテマラの司法に期待したいところなのですが。それともやっぱり、「神の正義」に頼らざるを得ないんでしょうかねえ。
7月も半ばというのに、これでもか、これでもか、という具合に、本当によく雨が降る毎日。そのせいかどうかは知りませんが、最近電球が良く切れます。
日本では蛍光灯が一般的ですが、この辺りは普通の電球が主流。蛍光灯も売っていますが、電球の暖かい明かりになれると、どうも蛍光灯の光じゃ落ち着かない気分になります。とは言っても、職場は蛍光灯ですけれど。
電球、安いのはいいのですが、このあたりの、全然安定していない電圧への適応力は低く、ちょっとしたことですぐキレル(最近のナントカは・・・みたいな)。それにしても、一週間に3個は多すぎだろう。最近の電球の平均寿命は、なんと一日。
さて、いきなり話は変わりますが、この前、息子と外出した時のこと。突然にわかに空が暗くなり、雨が降り出しそうになったところで、ヤツが一言。
Mejor regresamos a la casa antes de caer el aguahueso.
(アグアウエソが降り出す前に、家に帰った方がいいね)
あ、アグアウエソぉ~!?ぷぷぷっ、それを言うなら、Aguacero(アグアセロ、土砂降り)!どこでどう勘違いしたのやら。Aguahueso(アグアウエソ)なる単語は存在していません。agua-水、hueso-骨、という意味ではありますが。
でも良く考えたら、「骨のようにごっつい雨が降る」という意味なら、あながち間違っていないかも。というか、センスいいじゃん、我が息子。ここで降る雨はホント、こんな感じだもん。
それ以来我が家では、「あ、aguahuesoだ!」「急がないとaguahuesoが降ってくるよ!」と、この単語が大活躍。
ついでにここでも披露して、この単語の普及を企んでいたりします。目指すは、スペイン語の権威、スペイン王立アカデミーのスペイン語辞書に載ること!
というわけで、皆さん、Aguahuesoって、使ってみてくださいね!
グアテマラの住人たち、今回はユカタン半島在住の
ヌマワニくんです。
このワニ、いろいろ呼び名があるようで、
Cocodrilo de Pantano(ココドリーロ・デ・パンターノ、ヌマワニ)が
グアテマラでは一般的なようですが、
他にもペテンワニ(えー、ペテン師のペテンではなく、ペテン地方のワニという意味)、
鼻ペチャワニ(!)、クロワニなどと呼ばれています。
写真はラ・アウロラ動物園の、水草の生えたヌマワニ。
・・・・・・いや、生えてませんよ、実際には。
英語ではMorelet’s Crocodile、学名はCrocodylus moreletii。
大きさは2.5mから大きいもので4mほどと、比較的小型のワニです。
グアテマラ在住のワニには他にも
アメリカ大陸各地で見られるアメリカワニなどがあるのですが、
このヌマワニの居住地域はメキシコ、グアテマラ、ベリーズのユカタン半島方面、
つまり熱帯ジャングルの沼地限定。
なんと、ティカル遺跡近くの湖にもいる!
恐竜時代の生き残り、爬虫類の王者のワニの末裔のヌマワニですが、
ここにきて絶滅の危機に瀕していると言われています。
人口増による環境の変化もあるのですが、皮を狙った密猟も後を絶たないよう。
皮以外の部分、つまり肉も美味なんだとか。
確かに、水の中では敵なしのワニですが、
ぽかーん!と口を開けて日向ぼっこしてたり、
起きているのか眠っているのかよくわからないとろ~んとした眼で眠っている姿は、
どこからどうみてもスキだらけ。
陸に上がったナントカ状態で、案外人間には捕らわれやすい動物なのかもしれません。
そういうグータラ系ではなく、
もう少し精悍な?ヌマワニくんを見られるページをリンクしておきます。
やっぱりワニは水の中にいるところがらしいですよね。
目つきもすっかり違っているし。
この出目だけを水の外に出して丸太のようにぷかぷかと浮き、
獲物が近づくのをひっそりと待つのがワニの戦略。強力な顎を持っているので、
一旦食らいついたらこちらのもの。なんだそうです。
ワニ一般については、
熱川バナナワニ園のサイトが良いかな。
【2008年3月追記】
ティカル国立公園の入り口手前にある池、ワニに注意!の看板があるんですよね。
で、そう言えば確かにワニがいまして、写真を撮ったっけ・・・。
この写真じゃはっきり何ともわかりませんが、
この大きさというか小ささはヌマワニくんだったのかも。
こりずにアクセス解析で、どんな検索語句からこのサイトを訪れているか、を見てみました。
この一ヶ月の、最多検索語句は「グアテマラ」で64回。次は「グァテマラ 国際結婚」で13回。
むむ。いろいろと大変だとは思いますが、がんばってくださいね。国際結婚に関してご質問のある方は、コメント下さい。
そしてその次が、「スカートの中」の12回。以前より増えている!こんなキーワードでこのサイトを訪ねてきても、お探しのものはないと思いますけれど。それにしても、「スカートの中」を探している日本人って、かなり多いようですねぇ。
あと、やっぱりあるのが「トイレ覗き」で4回。
ひょっとしてこのサイト、「スカートの中から覗くグアテマラ」とかっていうタイトルにしたら、アクセスも増えるかも・・・・・・。
グアテマラは、比較的最近(20年くらい?)、7月のこの時期にボーナスを支給することが義務、となりました(世界的には、ボーナスが年1回、年末だけのところもかなり多いそうです)。
Bono 14(ボーノ・カトルセ)と呼ばれるこの手当、法的には1ヶ月分の基本給を特別手当として支給すること、となっています。ちなみに、年末にはAguinaldo(アギナルド)と呼ばれる年末手当がありますが、こちらも支給は1ヶ月分のみ。
日本は複数月分でるのに・・・・・・。
ついそれを思わずにはいられないのですが、それでもやっぱり嬉しいボーナス。ボーナス商戦なんてのもちゃんと存在しておりまして、家電製品、車、をメインに、大きなものでは不動産の広告が増えるのもこの時期。
おもしろいのは、グアテマラの人たちって、もらったボーナスはきれいさっぱり使う傾向があること。何かを購入することもありますが、借金の返済に充てていることも多々。
といいますのは、グアテマラ人、貯めるよりも先にまず使っちゃう。手元にお金がなくても、ローンでどんどん物を買っちゃう(家電製品や不動産がメイン)。
だから結構、自転車操業なお金のやりくりをしている人も多いようで、「こんなに借金して大丈夫なの?」と他人事ながら思ってしまうこともあったりします。
計画性がないのか、はたまた算数に弱いだけなのか。どっちもあてはまる気もするのですが、ま、そこを何とかするのがグアテマラ人。
逆境に強い、って言うんでしょうか。そういう才能にはものすごく恵まれた人たち・・・・・・なんですよねぇ。
職場にとあるサービスの人がやって来ました。Tico(ティコ、コスタリカ人のこと)だというその彼、Ticoらしく色白で背が高く、コスタリカなまりで話します。
グアテマラとコスタリカのスペイン語の差、って大きな違いではないのですが、それでもやっぱり違うんです。アクセントも違うし、言い回しも異なっていたり。そんな話でしばらく盛り上がったのですが、この彼、実は日本語も少しかじっていました。
日本語に触れるきっかけとなったのは、Videojuego(ビデオフエゴ)、つまりゲームだったのだそうです。ニンンテンドー、っていう単語がかなり小さな子供たちの間でも使われるくらい、日本のゲーム機&ソフトは知れ渡っています。
で、彼が最初始めたのは英語のものだったのだそうですが、続けていくうちに、日本語のものに行き当たるようになった。そこから少しずつ日本語に興味を持つようになり、今は漫画やアニメにはまっている。てなことでした。
アニメはテレビさえあれば、簡単に見られますが、マンガの方は、英語版を入手して読むんだそうです。そうして今はまっているのが「天上天下」なんですって。
「このタイトル、《天地》、って意味だって聞いたけれど、どうして《天地》、ってタイトルにしなかったの?」
・・・・・・知るか、そんなこと。
「《めぐりくる時に》って、どういう意味?」
「《やがて》って意味だよ」
「じゃあ、どうして《やがて》って単語にしなかったんだろうねぇ」
・・・・・・知らんってば!!
技術畑の人らしく?文学的修辞よりも、意味をつきつめていくことの方に興味があるようで。
そんな彼の夢は、いつの日か日本に行くこと、なんだそうです。
「だって、日本女性って美人だし!」
・・・・・・これだから、ラテンの男は、もう。
「ダム建設に賛成ですか?」こんな内容の住民投票が、日曜日、東部のサカパ県リオ・オンド市(Río Hondo)で行われました。
このリオ・オンド、小さな町なのですが、グアテマラ・シティからホンジュラス(コパン遺跡方面)やカリブ海に向かう道の途中に位置しており、プールのついた小奇麗なホテルが並んでいたりします。旅の休憩にもってこい、というロケーション。
さてさて、グアテマラにモタグア川(Río Motagua)という、多分国内で最大の川があるのですが、リオ・オンドのあたりでこの川に新しいダムを造ろう!という計画が持ち上がりました。建設を計画しているのは50%がイタリア、25%がアメリカ、残る25%がグアテマラ資本の会社です。
ところが、地元住民がこれに反対。反対理由は何だと思います?環境破壊?
それも、一応理由の一つには上がっています。でも、どうやら本音は別にあるらしい。要約すると「ダムの建設によって地元住民に利益があると言っているけれど、そんなの嘘っぱちだ」ということのようです。
「水がなくなる」というのが住民の最大の懸念。リオ・オンドからさほど遠くないところに建設されたパサビエン・ダム流域がそうなんだそうです。会社側はリオ・オンド市用の上水施設も建設する、って言っているのですが、反対派は「そんなのウソに決まってる」と全然信用しない、てな状況です。雇用が増える、ってのも全然無関心らしい。
ま、そういう住民の声を受けて、住民投票でダム建設の賛否が投票されました。有権者9,600人の29.4%、2,831人が投票し、賛成64、反対2,735の圧倒的多数で否決(30票が無効、2票が白紙)。投票率が20%を越えていれば住民投票が成立するそうなのですが、反対が多い、というよりも無関心の人が多いって感じ・・・・・・。
ま、この住民投票そのものには建設を中止させる力はありませんが、この結果を政府がどう捕らえるか、が今後の見所。
このダムで年間130GWh(ギガワット時、でいいのかしらん?)の発電を目論んでいた電気屋さんはがっかり。
がっかりしているのは私も一緒。この国、火力発電の割合はそれほど高くない、と思うのですが、原油値上がりを理由に、元々高い電気代が、最近無茶苦茶高くなっているのであります。
やって来る請求書を見るたびに、ため息ばかり。だって使用している量は変わらなくても、料金の方は去年の倍近く、となっているのですもの。
この前は1時間近い停電もあったりして、サービスの質は相変わらず、なのに。停電起こしたら、その分、すみません料として、少し返せっ!って、つい思っちゃいますよね。あ、夜更かしなんかしたらまた電気代がかかってしまう。さっさと寝よっと・・・・・・。
現在7月5日朝6時半。スクールバスで通う息子を送って帰ると、大体この時間になります。久しぶりに、朝から気持ちのいい晴天で、太陽がまぶしい!
乾季と違って、雨季の雨は空気中の埃なんかも落としてくれますから、晴天の朝のさわやかさ、では雨季の方は上。最近は湿度が高く、珍しく空気がべっとりとした感じなので、もう少し日が高くなってくると暑さと湿度が辛くなってくるのでしょうが。
いつになっても5時半起床、というのには慣れないのですが、こういう日は、なんだかものすごく得をしたような気分です。
私たちが外へ出る6時過ぎ、にはもう仕事に向かっている人の姿もちらほら。この時間に多いのは、建設現場で働く人たち。早いところでは6時から仕事を始めていたりします。そういう人たちを狙って、路上で朝食を売っているおばさんもいたり。かと思うと、ジョギングしたり、犬の散歩をしている人がいたり。
それでも、本格的にこの町が動き出すのは7時を過ぎてから(地方に行くと、朝はもっと早いのですが)。いつもはちょっとしたことで吠え出す、近所の犬の声さえも聞こえず、今しばらく、半ばまどろみの中にいるような、そんな感じのグアテマラ・シティ。
あっ、小鳥の声が。
日本でも最近やたらと雨が降っているようですね。こちらも、どうも今年は雨が多い。と思っていたら、当地の気象庁(INSIVUMEH、インシブメーと読みます)によりますと、今年は1969年以来の降雨量の多い年なんだとか。
あら、INSIVUMEHって、1969年の統計をちゃんととってあったのね。
そっちの方にびっくりしたりしますが、ま、道理で雨が多いわけだ。場所によっては例年の2倍の降雨量だとか。特に南部(太平洋岸)で多くなっています。
その割には、今のところ、川が決壊した、とか橋が崩れた、というニュースがないのが奇跡のような感じですが(多分、これから?)、土砂崩れや浸水はあちらこちらで起こっており、降雨による死者は既に38名。
雨季が始まってまだ一月半。心配なことに、これからもまだまだ雨は続くだろう、とINSIVUMEHは予想しています。
でも、INSIVUMEHがそう言っているんだから、これからはもう降らないんじゃないかって気も、かなりするんですけれど。
グアテマラの住人たち、といっても今日は木ですが。
マヤの時代から珍重されていた
ラモンの木、
を取り上げようと思っていろいろ資料を探したのですが、かなり苦戦しました。
まず、写真がない。
アップされているサイトもないわけではないのですが、余りいい写真がなかった・・・・・・。
更に文書資料も余りない。
あるにはあるのですが、林業関係の、私にはチンプンカンプンの内容だったりします。
というわけで、その
ラモン。
英語の
Bread-nutという名前が一番イメージがつかみやすいのではないかと思いますが、
この実、たんぱく質、ビタミン、鉄分などが豊富です。
そのためマヤの古代から食用にされていました。
ただし、生食はできません。
茹でて、塩をかけて食べてもおいしいそうですが、別の食べ方もあります。
ちょうど主食のトウモロコシの蓄えがそろそろ底をつこうか、という時期に実をつけるのがこの木。
そこで実をゆでて粉状にし、トウモロコシの粉とあわせ、
主食のトルティーヤにして食べる、んだそうです。
トウモロコシだけで作ったのとほとんど同じ味わい、ってことですが、どうなんでしょ。
食べてみたいですねぇ。
雰囲気的には、栗の実のような感じかなぁ・・・・・・。
トゲトゲのイガはないですけれど。
また、
ラモンの葉を飼料に使うと、動物の成長も良くなるそうです。つまり、太る!ってことですね。
体重が気になる向きには勧められないかもしれないなぁ~。
この
ラモン、
グアテマラの最初の首都となった(スペイン総督府の首都、です)テクパン・グアテマラ市の
イシムチェ遺跡に生えているのを見たことがあります。
マヤのカクチケル族の遺跡なのですが、
建物の跡が土で覆われて小高い丘のようになったところに生えているから、ちょっとびっくり。
遺跡の保護はどうなってんだ。
ことほど左様に、この木、成長も早いし、育て安いんだそうです。
木材としても商品価値があることもあって、
今、グアテマラではラモンの植樹があちこちで行われています。
今年は1万本とかいう話だったかな。
畑作のために開墾され、切り開かれたような山に、ラモンの木が植えられていく。
このプロジェクトには地元の子供たちが参加しており、
植樹した子どもたちとともに、森も成長してゆく、という予定です。楽しみですよね。
さて、写真・・・・・・ですが、やっぱり
ここしかない!?リンク先はグーグルのイメージ検索です。
木や実や葉の他、木目とか板の写真もあったりします。
きこりのホームページの
森(杜)の話 海外編もご覧ください。
グアテマラのところをクリックすると、
ラモン以外にもグアテマラの木に関する話が出てきまして、なかなかおもしろいです。
また、同じサイトの「テーマ別」にあります
「トウモロコシ物語」も、是非ご一読を。
【2008年3月追記】
わお。年月を経れば、新しい情報も出てくるわけで。
The Equilibrium Fund(英語)
ラモンの実のどアップ写真がある。木の写真もありますが、大きすぎて入りきらない・・・・・・。
多分この辺在住のブロガーが一斉に「今日はすっごい雨だった」って書きそうな今日(現在6月30日夜)。
折角の祝日だというのに、今日は午前中から雨降り。一旦上がったものの、午後になって今度はもーっのすごい土砂降り。数m先の視界さえ覚束なくなるほどで、これほど激しく降ることは、さすがのグアテマラでもそうそう多くはありません。
さらに。このものすごい土砂降りには、なんと雹のオマケ付。
雷こそはなかったのですが、雹がガラスにはねる音がものすごく、息子はすっかりビビッテおりました。
今日の降雨量はどうやら43mm!のようです。一番激しい雨はせいぜい30分程度ですが、半分以上がこの30分に降ったのではないかしら。ほとんど一日中、暗雲が立ち込める寒い日で、今日は昼間でも上着がいるくらい。
そんなこともあって、衛星写真など眺めておりました。右側の”Tu Know Guatemala”という欄にはってあるサイト、NOAAはいろんな衛星写真が見られます。どう読むのかわからないのもありますがf(^ ^)、見ていて楽しい。The Weather Channelは画面が見やすいですが、どうやらグアテマラの数字データはないようです。どうしてなんでしょ?
追記
NOAAに表示されているUTCという時間。協定世界時、というもので、グリニッジ・タイムとほぼ一緒ですが、その誤差を修正したもの、なんだそうです。グアテマラはUTC+6時間。
このNOAAのImage Loopというところをクリックすると5枚の連続写真(動画みたいな)が見られますが、雲の動きが日本と逆で興味深いです。そう、ここは貿易風圏内。是非、ご覧ください。
6月30日は軍隊の日という祝日。普段から国を守ってくれている兵隊さんに感謝する日?なのかしらん。でも、グアテマラの軍隊は外国と戦争したことはなかったんじゃあなかったかな・・・・・・?
ま、それはともかく今日は余談系。
私のブログ、一応アクセス解析をはらせて頂いております。で、「どんなキーワードでこのブログにやって来ているか」を見てみたところ、次のような結果が。
圧倒的に多かったのが「グアテマラ、グァテマラ、グアテマラ市」。これは当然、でしょうね。
続いて「トイレ」。・・・・・・これもよくわかります。動物関連、サッカー関連、バッド・エデュケーション関連の検索語句も見られます。
変わったところでは「アメリカ トイレ 歴史」。トイレだけがヒットですが・・・・・・。
「スカートの中」「スカートの中が・・・」・・・・・・。そう言われてみれば、「トイレ物語」で書いたかもしれない、この語句。
「公衆トイレ 覗き」f(´-`;) 公衆トイレは確かにヒットですが・・・・・・。
「しゃがんで はいていない」( ̄ー ̄?) んー。ヒットしてるかもしれないけれど・・・・・・。
えーっと、ですね、こんな検索語句でこのサイトに来たアナタ!ここは確かにピンク色のサイトですが、アダ○ト・サイトではありません!(皆まで書くとまたグーグルのアドセンスが反応しそうなので、一部伏字で)
それにしても、いろんな人がいろんなキーワードでいろんなものを探しているのですね。