Pandillero(パンディエーロ)の意見 

今日の地元最大手Prensa Libre(プレンサ・リブレ)紙に、Pandillero opina(パンディエーロの意見)」と題された投稿が掲載されていました。パンディーヤ、つまりストリート・ギャングの中でも最も強い勢力を誇るMara Salvatrucha(マラ・サルバトルチャ)のメンバーと名のる人物からの投稿のようですが(それにしては文章がしっかりしているような気も・・・)、興味深かったので、私訳でお届けさせていただきます。

 

文中登場するmarero(マレロ)、pandillero(パンディエーロ)はほぼ同義に使われる言葉でストリート・ギャングのメンバーをさします。mara(マラ)、pandilla(パンディーヤ)はそのギャング集団をさしています。

 

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自分はマラ・サルバトルチャのメンバーです。最近、マスコミでは自分たちのこと、どうしてマラのメンバーになったり、どうやってそこから抜けたりするか、どのように活動しているかということを盛んに取り上げていますが、自分たちの抱える問題や必要、またその解決策についてはほとんど興味を示してくれないことに不満を覚えています。

 

パンディーヤの若者を支援する施設があるといわれていますが、自分も含め、パンディーヤのメンバーの多くが、一体どこにあるんだと思っています。実際のところ、そんな施設は存在していないのです。こういったグループに係わった若者の更生のために、大統領農園が提供されたとのニュースがありましたが、これはまったくのデタラメです。ここでは何ら成果を上げていませんが、マスコミはこのことを取り上げようともしていません。

 

他にも首を傾げたくなるような対策が取られてきましたが、自分たちは結局以前のままです。世間は自分たちのことを泥棒だといいますが、自分たちが世の中のひずみから生まれてきたものであることには気づいていません。多くの場合、パンディーヤになるのは警官の横暴に原因があります。不運にも貧乏で、貧困地域に生活しているというそれだけで、自分たちのことを容疑者として扱うからです。

 

何ら犯罪に手を出していないにも係わらず、何人もの若者が逮捕されていく光景を数限りなく目にしました。彼らに開かれる最初の扉というのが刑務所の扉なのです。そこは犯罪の学び舎で、誰もが自然とパンディエーロや犯罪者、麻薬の密売人になってゆくのです。その一方で、世間ではパンディーヤ学やグアテマラの青少年についての評価、研究、報告といったものがなされています。しかし、これは自分たちがパンディーヤから足を洗ったり、食べていけるようになるための手助けにはなりません。まず何よりも、事実を直視し、事態を明らかにしていく必要があります。

 

あなたがた、マスコミにお尋ねします。あなたがたと自分たちパンディエーロとで、どのようなグアテマラをつくっていくことができるのでしょう。世間が自分たちのことを犯罪者と切り捨てるだけではなく、自分たちを助けてくれることを、期待しています。

 




[ 2005/04/30 03:35 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

6ドルで一日の食費をまかなう!? 

仕事でグアテマラの消費者物価指数関係のデータを見ていたら、ちょっと興味深い数字を見つけました。グアテマラ人の世帯のCanasta Básica(カナスタ・バシカ、最低限の必要を満たした生活をするために必要な金額)の統計です。

 

国立統計局の出しているこの数字、一世帯を5.38人として計算しています。CBACBV2つがありましてCBAの方は「一家に必要なエネルギー量及び栄養を最低限満たせるだけの食費」CBVの方は「一家の基本的な必要を満たすことのできる生活費(食費、被服費、住居費、家財、医療保健、交通費、通信費、娯楽費、教育費、その他)」なのですが、さて、実際には、いくらぐらいだと思われます?

 

最新の統計の3月の数字は、CBA1,431.08ケッツァル(188.30ドル)CBV2,611.46ケッツァル(343.61ドル)5.38人が生活するために最低限必要な数字、がこれです。

 

一日辺りの食費が6ドル、って、一体何をどう計算したらこんな数字になるんでしょ?トルティーヤ(主食のトウモロコシ料理)にフリホーレス(主菜となるマメ)、それに卵と若干の野菜、かな。おやつにパン菓子を買うくらいのこともできるかも。

 

国内で生産できる食品は比較的安価ですので、確かに不可能ではない金額です。でも、外食などとんでもないし、毎日同じよなものばかりを食べるハメになるかな。ちなみに、マクドナルドとかに行けば、セットメニューで30ケッツァル(3.95ドル)くらいはかかります。市場などのComedor(コメドール、食堂)でも、最低10ケッツァル(1.32ドル)から。

 

もう一つのすべてを含めた生活費、の方もおもしろいですね。CBAからCBVをマイナスした1,180.38ケッツァル(155.31ドル)が食費を除いた生活費、になるわけですが、これで電気やガスや水を払い、家具を買い、洋服も買って、薬代も出るかなあ???やりくりが厳しそうですが、持ち家であれば、何とかやっていけるかも。テレビはやっぱり贅沢品かな?ちなみに、息子が通っている私立学校の授業料は月額1,200ケッツァルで、この数字を軽くクリアーしたりしています。

 

さて一方で、法定最低賃金は一日30数ケッツァル。法定の手当などを含めても、月額1,200ケッツァルにまで及ばない、のですね。てことは、一家5.38人のうち、2人がせっせと仕事をしたとしても、最低賃金しか得られない場合は、この最低限の生活すら満たせない。うーん、一体どうやって暮らしているのだ、グアテマラ人(ちなみに、こうやって毎日せっせと汗水たらして最低賃金もらうより、路上で物乞いしたりする方が稼ぎが良かったりします)。こんなことでいいのか、最低賃金!

 

グアテマラ・シティのショッピング・モールなんかを見ていると、モノは溢れているし、土・日は外食する人でレストランは一杯。でも、この国全体でならしてみれば、こういう生活のできる人はまだまだ少数派なんだ、ってこと、久しぶりに思い出しました。多分、Canasta Básicaに満たない基準で生活している人たちもまだまだ多いはずだと・・・・・・。




[ 2005/04/29 03:35 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

秘書の日、といえば・・・・・・ 

誰が決めたのかは知りませんが、426日はDía de la Secretaria(ディア・デ・ラ・セクレタリア、秘書の日)。ボスが秘書たちに日ごろの感謝を表明する日、で、グアテマラでは、秘書たちを食事に招待したり、プレゼントを贈ったりしているようです。

 

私は実際のところは秘書ではないのですが、職場の同僚たちがなぜか「秘書の日おめでとう!」と祝ってくれるので、とりあえず「ありがとう」と笑顔で応じる、なんだか不思議な日、でもあります。

 

この日のためにレストランやホテルでも特別のプランが用意されていたりします。その中でもセクレタリーたちに一番人気なのは、Sólo para mujeres(ソロ・パラ・ムヘーレス、女性専門)。女性向けのヌードショーです。

 

登場するのは、もちろんん男性。それにヌードと言っても(こんな言葉を入れると、またアドセンスが過剰反応するかも?)、全裸になるわけではなく、ビキニタイプのショーツだけは確保している、健全なショーです。そういうわけで、秘書の日になると、ホテルその他でこの類のショーが催され、うら若き(?)セクレタリーたちで一杯になる、という次第。

 

Despedida de Soltera(デスペディーダ・デ・ソルテーラ、独身サヨナラパーティー)でも登場することがあるようですが、仮面をつけた男性が音楽(と手拍子)に合わせて衣装を取っていく(って、文章にすると、ホント、それだけのことですね)。一方観客の方はキャーキャーと歓声やら嬌声やらが飛び交い、時には失神する人も出るという大騒ぎになる、らしい(残念ながら実物を見たことがないので・・・・・・)。

 

「秘書」と「ヌード」っていうこのミスマッチ、なかなかいいですよね。かく言う私も機会さえあれば・・・・・・・とちょっと羨ましく思わないこともない、そんな秘書の日、なのでした。

 

アルゼンチンのものですが、Sólo para mujeresサイトがあったのではっておきます。興味のある方はどうぞ。

http://www.fiestaydiversion.com.ar/lugar/solomujeres.html




[ 2005/04/28 03:34 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

ピエロもやって来るバースデー・パーティー 

やっとVeladaが終わったと思ったら、続いて日曜日には誕生パーティー。本音を言えば家でゴロゴロしていたかったのですが、息子の大の仲良しの誕生日ともなると、そんなわけにもいかない。というわけで、重たい腰を上げて行ってきました。

 

地方では自宅でパーティーをすることが多いと思いますが、首都には子どもの誕生パーティー会場が何ヶ所もあります(もちろん大人用のパーティー会場も)。マクドナルドやバーガーキングでもやってくれますが、この日はLa Jirafa(ラ・ヒラーファ、きりん)という、本格的?パーティー会場が舞台。

 

たかが子どもの誕生日ごときにこんなにお金をかけるの?という気もかなりするのですが、こういうところにケチらないのがグアテマラ人。今回やって来たのは親戚を始め、学校の友達(とその親)、大小あわせてざっと50人強(招待状そのものは、もっとたくさん撒いているはず)。

 

加えてこのパーティーをしきるのはピエロのお兄さん(多分これは別料金)。時間になると、てんでに遊んでいた子どもたちを集めて仕事開始、です。

「今日の主役は誰かな?」

「ボク、ボク!(と手をあげてとびはねるパブロくん)」

「おや~(とあらぬ方向を見やって)、どこにも見当たらないねぇ」

とか、軽いギャグで子どもたちを笑わせていきます。手品を披露したり、ダンス・コンクールをやったりして、遂にみんなのお待ちかね、Piñata(ピニャータ)の時間。

 Pinada de Pablo

ピニャータは針金で骨格を作り、新聞紙で形を整え、最後にPapel China(パペル・チナ、色のついた薄い紙)で仕上げをした張りぼて人形のこと。子どもの体よりもずっと大きいこのピニャータ、子どもたちのパーティーの主役です。これを天井からつるし、棒を持った子どもたちが順番に叩いて壊し、中から出てきたキャンディーを拾い集める、という、何と申しましょうか、なかなか野蛮なゲームです。

 

この日のピニャータは遊戯王の遊戯くん(ちょっと目がつりあがりすぎで、顔がコワイ)。パーティーによっては目隠しをして叩かせることもありますが、今回は目隠しなし。子供たちや遂には大人たちからボコボコに殴られて全身打撲の遊戯くん、最後には哀れにも腰のところで真っ二つ、でした。

 

キャンディーがばっとちらばると、ゴキブリ・・・・・・、いえ、アリのようにさっと群がる子どもたち。大量のキャンディーはあっという間に片付く(我が家もこういう風にさっとモノが片付くといいんだけれど)。

 

その後は軽食が出て、バースデーケーキ(これも遊戯王)があり、食べ終わったところで適宜退散。この時、子どもにはSorpresa(ソルプレッサ、びっくり!の意)が渡されます。キャンディーや小さなおもちゃが入った袋、なのですが、今回はこれに遊戯王のカードつき!

 

仲良しのパブロと遊びまくり、ケーキも食べて、カードまでもらえた息子は大満足!自分の誕生日(9月)はどうしようかと、今から何やら考えているようです。




[ 2005/04/27 03:31 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

サッカー国内リーグ 

 

らくぜんさんから
>
世界各国のサッカー情報を集めてるものなんですが
> グアテマラ国内のサッカー情報がなかなか集まりません。
> 特にグアテマラの国内リーグについていくつか質問があります。
>  1 グアテマラリーグはプロリーグですか?
>  2 もしプロなら選手はどれくらい給料貰ってるんですか?
>  3 観客はどれくらい入ってますか?
>  4 グアテマラでは海外のサッカーリーグもテレビ放送されるんですか?
     メキシコやアメリカのプロリーグとか放送されます?
>
> もし何か分かったら大変ずうずうしいんですが
> 教えてくださいお願いします。

 

というコメントを頂きましたので、とりあえず、知っている範囲でお答えします。

 

1 プロリーグです。

  Liga Nacional(リーガ・ナシォナル)という変哲のない名前。

  トップリーグは10チームで、前期と後期があり、両方の優勝チームでその年のチャンピオンを決定します。

  現在は後期戦の最中で、Municipal(ムニシパル)が今のところトップ。

 

2 給料・・・・・・、良く知らないです。

  チームによって財政状況が全然違うので、かなり差はあるとは思いますが。

  そのうち、調べてみます。

 

3 観客も試合によりけりですが、Clasico(クラシコ)と呼ばれるMunicipalComunicaciones(コムニカシオーネス)という首都のチーム同士の試合になると、両者のファンでスタジオはぎっしりになります。

  それ以外の試合も、まあまあ入ってはいますよ。

 

4 ローカル放送は地元リーグの放送だけですがアメリカのケーブルテレビ(ESPNとかFOXとか)が入るのでスペイン、イタリア、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、アメリカ、メキシコなどのサッカーリーグが見れます。

 

と、とりあえずこんなところです。

地元のサッカーネタ、書きたいんですけど、あまり、話題がなくってねぇ。




[ 2005/04/26 03:51 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

Velada -本番編 

domadores

Veladaの会場は学校の体育館。階段席もあるこの体育館、観客でぎっしり埋まっています。この国では、学校行事に父親が参加するのって、当たり前。Veladaのような行事になると、父親だけではなく、祖父母や親戚辺りまで一緒に来ていたりするから、大賑わいになるのも当然、なのかもしれません。

 

Veladaのテーマはサーカス。出し物には、バンド、ピエロ、手品、ヘビ使い、力持ち、調教師、自転車の曲乗り、パントマイム、歌とダンスなどがありまして、どの出し物に参加するかは子どもたちが自分で決めています。

 

ちょっとおもしろいのは、一つの出し物の中にいろんな学年の子どもが混じっている、というあたりでしょうか。身長の差もさることながら、たとえばダンスひとつにしたって、年上の子と年下の子では「踊れ方」が全然違うし、不ぞろいです。

 

でも、すごく楽しいんですよね、見ていると。それぞれが自分のできる範囲でやっているし、大きな子は小さな子を助けながら演技をしている。息子がやったトランプ手品は6人が組になっています。司会役の子、カードをめくる子、カードをまとめる子など、ちゃんと役割分担していて、一番チビスケの息子は、大きなトランプの陰になりながらカードをめくる係。それでも一生懸命やった本人は、大満足でした。

 

写真は動物の調教。調教師役の子と動物役の子に分かれて演技をします。パントマイムのように、かなりの演技力を必要とする出し物もあれば、力持ちのように、無茶苦茶重たいバーベルを持ち上げているフリをするお笑い(ドリフ系?)ありで、十分楽しめました。

 

衣装つくりから解放された私も、やっと肩の荷が下りた気分。帰り道で息子、曰く。

「来年は、ボク、ヘビ使いするんだ。だってあれ、学校で衣装を貸してくれるから」。

・・・・・・親思い、って言っていいんでしょうね、これ。




[ 2005/04/26 03:25 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

Velada -準備編 

息子の学校は、なぜか4,5月に学校行事が集中しているのですが、この4月は91623日と三週連続で土曜日に「親も参加する行事」アリ。はたらくお母さんとしては、貴重な土曜日がなくなってしまうという大問題に直面するのですが、息子のためとあってはイヤな顔もできないし・・・・・・(おかーさんはつらいよ)。

 

さてその最後を飾る23日の行事はVelada(ベラーダ)。夜会、夜のパーティー、夜の公演などという意味の通り、午後は6時から始まる、グアテマラ版「学芸会」といった出し物です。

 

初等科の子どもたちは全員このVeladaに参加するのですが、初等科は?(小0~2)と?(小3~6)に分かれておりまして、それぞれ別の日にVeladaを行います。

 

息子がやるのは手品。たった一つのトリックを舞台で披露するために、3月は週に1回、4月に入ってからは週23回の練習がありました。その度に「明日はお弁当持たせてください。3時のバスで下校します」という連絡があり、あわただしくお弁当をこさえる日々。

 

それだけではありません。衣装を用意するのも親の役目。手品師は「銀色のマントと銀色のシルクハット、銀色のネクタイ」を用意するようにというお達しがあり、大いにアタマを悩ませました。

 Mago

黒のマントなら、貸衣装というか、貸仮装屋さんで扱っているのですが、銀色となると・・・・・・。はああ(嘆息)。自分で用意するしかありません。ぶーぶーいいながらも、銀色の布その他を用意。

 

しかし、です。夏休みの宿題、と言えば夏休みが終わる頃にならないとやり始めなかった私のこと。本気でやり始めたのは、やっぱりVeladaの一週間前。夜なべもしながらつくった衣装が写真です。

 

タイミング悪く風邪を引いて仕事がはかどらなかったこともあり、仕上がったのは当日の午後1時・・・・・・。取りかかるのは遅いのにギリギリでなんとか間に合わせるというグアテマラ人の特技が、どうやら私にも身についてきたような(喜んでいいのかな?)。

 

さてVelada本番のお話しは、また改めて。




[ 2005/04/25 21:34 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

どっちの味方?グアテ外交の不思議 

ジュネーブで開かれている国連人権委員会。この人権委では毎年、キューバに対する非難決議が提案され、ほぼ毎年のように採択されてきています。

 

現在、グアテマラはこの人権委のメンバーです。「人権問題」で非難されることが多いグアテマラ政府が国連の人権委・・・というのはなんとも皮肉ではありますが。そのグアテマラ、今回のキューバ非難決議には、賛成票を投じています。

 

さて数日後、今度はキューバがアメリカのグアンタナモ基地で行われている人権侵害について国連の立入調査を提案。結果は・・・・・・、賛成7、反対22、棄権23であっさり否決。賛成票を投じたのはベルルーシ、シリア、マレーシア、ベネズエラ、メキシコ、北朝鮮、そしてグアテマラ。反対はヨーロッパ諸国、ペルー、ホンジュラス、コスタ・リカ、カナダetc.、だそうです。なかなか興味深い。

 

それにしても、グアテマラは一体何考えてるんだ?(メキシコも同様)

 

もちろん、サムおじさん(Uncle Sam, アメリカのこと)には逆らえない。だから賛成票を投じた。ところが、その後キューバとメキシコの間が、ちょっと揉めてしまった。それでちょっと慌ててフィデルおじさんのご機嫌でも取ってみようか、ということなのかな???

 

実は、決して豊ではないキューバですが、グアテマラには医療援助を行っています。医師のいない地域などに派遣されているキューバ人医師は、現在も国内にかなりの数いるはず、なんですよね。

 

まあ、真相はわかりませんが、とりあえず、グアテマラってのは、やっぱり腰のすわらない国だなーということだけは、実によくわかりました。




[ 2005/04/23 20:32 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

オトコがいるんだ 

スペイン語って、日本人には比較的発音しやすい言語ですよね。母音はまったく同じだし、子音もいくつかを除けば、日本語と同じ。ポイントになってくるのはアクセントや会話の際のリズムだったりします。

 

逆に、アメリカ人のスペイン語、ってかなりなまってます。子音はともかく、母音の発音が難しいみたい。ちょっとクセのあるスペイン語を話されています。

 

そんなわけで、いささか危ういのが

Tengo hambre. テンゴ・アンブレ、お腹がすいた)

という、スペイン語を覚える人なら誰でも知っているフレーズ。

 

アメリカの方がこれを発音されると、なぜか

Tengo hombre. テンゴ・オンブレ)と言っているように聞こえてしまう。

tengoは「持つ」という意味の動詞tenerの一人称形、hombreは「男」)

 

そう、「お腹がすいた」ではなく、「オトコがいるんだ」

ちょっと、意味深すぎ、ですよね。




[ 2005/04/22 20:53 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

クビになった大統領-エクアドル情勢 

エクアドルの情勢が不安定なのは、昨日、今日に始まった話ではありません。しばらく以前から政情不安が報道されていましたし、数年前にも経済不安で窮地に陥ったことがありました。それ以来、南米大陸からアメリカン・ドリームを目指して北上する不法移民では、エクアドル国籍の人が一番多いはず。といっても正式な統計などあり得ないので、途中で摘発されている人の中では、エクアドルが最多数を占めている、ということになります。

 

そのエクアドルでルシオ・グティエレス大統領(Lucio Gutiérrez)が罷免される事態になってしまいました。日本語では罷免と言いますが、使われているスペイン語はdestituirクビにする、解雇する、という意味の単語です。民選の大統領を国会が「職務を放棄している」としてクビにする、というかなり異常な事態になっています。

 

騒ぎはそれだけでは治まっていません。国会は副大統領であったアルフレッド・パラシオ(Alfredo Palacio)を新大統領に任命しましたが、国民はこれを拒否。新大統領のみならず、国会議員の辞任も要求しており、集まった群衆は暴徒化して、付近の店舗を荒らしていると伝えられています。

 

国会がグティエレス大統領をクビにした本当の理由については、今のところ報道がないのですが、就任当初(20031月)から国会の支持を得られず、政治的には厳しい状況が続いていたといいます。そんな中で、昨年末に最高裁の判事の過半数を「クビ」にしたことから、政治的対立が高まっていたとか。

 

民選の大統領は、国民の支持がすべて。国会がクビを決めても、国民の支持さえあれば復帰は可能ですが、今回は国民もどうやら見放しているよう。

 

ヘリコプターで大統領府から逃れ、ブラジル大使館に亡命を求めているというグティエレス「前」大統領。「新」大統領は未だに国民からの支持を得られておらず、エクアドル情勢、しばらくは混乱しそうです。




[ 2005/04/22 04:05 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

教皇の椅子 

265代教皇がヨーセフ・ラッツィンガー枢機卿に決定しましたね。誰がなっても大変だろう、と言われているヨハネ・パウロ二世の次、ですが、どうやら枢機卿団は前教皇の路線を踏襲することを選んだようです。

 

さて、ヨハネ・パウロ二世の容態の悪化から今日まで、ローマ、特にバチカンの風景が連日報道されています。それを見るにつけ思い出されるのが、1990年に友人と二人でイタリアを旅行した時のこと。

 

フラ・アンジェリコの、息がとまるほど美しいフレスコ画のあるサン・マルコ修道院(フィレンツェ)や、中世を切り取ったままのようなアシジは、私の大のお気に入り。かなうならば、再び訪れてみたい場所です。そしてバチカンの方には、あの時限り、の大切な思い出があります。

 

システィナ礼拝堂やバチカン博物館といった見どころは、残念ながら時間がなかったので行けなかったのですが、大変な偶然と幸運に恵まれ、一般の人が入れない、バチカン宮殿の中に入れてもらうことができました。

 

様々な部屋や広間を通って、入れてもらった教皇の執務室(残念ながら教皇はいませんでしたが)。そこには机をはさんで椅子が並んでいます。教皇用の椅子と、来客用の椅子。見た目は同じ椅子にしか見えません。でも、さわって見ると・・・・・・。

 

クッションがきいているのは来客用の方で、教皇が腰かけるのは硬い椅子。そう、実はまったく異なる椅子だったのです。

 

執務室で教皇と会い、その椅子に腰かけて会話をされる人の、誰がこれに気づいているでしょう。

 

10億のカトリック信者の頭で、ペトロの後継者である方のこの自己犠牲、その余りのさりげなさゆえに、いつまでも心の底に残っているエピソードです。

 

きっと、ベネディクト十六世も、もうあの硬い椅子に腰かけて、仕事をなさっていらっしゃるのでしょうね。




[ 2005/04/20 18:18 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

ラテン・アメリカ・コンクラーベ 

humo

ローマでは次期教皇を選出するコンクラーベが行われていますが、実は、ここグアテマラでは、「ラテン・アメリカから教皇を選出しよう!」とする人たちがひそかに集まり、ラテン・アメリカ・コンクラーベが行われています。

残念ながら、黒い煙!まだ、候補がしぼりきれていないようです!!

 

 

・・・・・・というのはまったくのウソで、写真は毎日のように方々のビルから吐き出されている、単なる黒煙です。普通の商業ビルやアパートなどから出るのですから、一体何を燃やしてるのだろう?と、ちょっと不思議になるのですが。

 

ラテン・アメリカ・コンクラーベ(スペイン語ではCónclave、コンクラベ、「コ」にアクセントあり)の話はまったくのジョークでしたが、この地域は世界10億のカトリック人口のほぼ半数を占めています。

 

ヨーロッパの教会離れとは逆に、ここでは信者人口が増えている(子供の数が増えているから)。ですから、ラテン・アメリカから教皇を、という声は、かなり以前から上がっていました。どこぞの国で大司教が枢機卿に任命されると、「すわ、次の教皇だ!」という声が上がったり。

 

80年代、ラテン・アメリカ各地で内戦が起こっていた頃、民衆と共に戦おうと「解放の神学」を掲げる神父らが生まれました。しかし、保守派のヨハネ・パウロ二世は、これを「共産主義」として受け容れなかった。そのため苦労された神父も多く、その影響は現在にも及んでいます(その一方で、ヨハネ・パウロ二世はあのカリスマ性ゆえに、心から愛されていますが)。

 

そういう苦しい過去を経た地域であるからこそ、今度は教皇輩出で大きな実りをつけてほしい、と私も内心思ったりはするのですが。やっぱり、無難にヨーロッパの方になるのでしょうか。




[ 2005/04/19 18:38 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

おひさまは、きいろ 

            Pintura     息子が「ボク、絵を描きたい」と

言い出したのが、1ヶ月くらい前

のこと。何でも、絵具で絵が描きた

い、のだそうです。

 

絵具の瓶に指をつっ込んで描く

タイプのものはもう持っていたので、

                                 「手で描くのがあるでしょ?」と聞いたら、

                 「筆で描きたい」とおっしゃる。

 

日本では、絵具を使うお絵かきって、1年生からやるんじゃありませんでしたっけ?グアテマラでも、もちろん図工の授業はあるのですが、絵具を使って絵を描く、というのはもう少し先のようです。そんな訳で、我が家には絵具などありません。

 

まあ、折角本人がやりたいと言っているんだからいいでしょ、と思いまして、早速画材屋さんへと出かけました。

 

「こんにちはー!水彩絵具ください」

「これね」

「筆もください」

「じゃ、こん中からほしいの取って(と筆の一杯入ったカンを差し出す、それにしてもしょぼい筆ばっかだなー)」

「えーっと、パレットは・・・・・・」

「水彩用のはないよ(あったのは油彩のだった)」

 

相変わらず、グアテマラってのは、お店の人の方が偉そうです。ついでに、水彩絵具というのが、子供用のものではなく、結構高価なことも判明しました(TT)

 

それにしても、パレットなしでどうやって水彩絵具を使うんだ!?ペーパートレーを使うってのも考えましたが、「そうだ!日本に頼んじゃえ~(←私って、アタマいいー)」。

 

善は急げ、と日本の爺婆へメール。

「ぱれっとオクレ、ツイデニ フデモ」。

 

数週間後、日本からパレットと筆とその他大量の荷物が届きました。いよいよお絵かき開始!

 

というわけで息子が始めて描いた水彩画が写真のもの。日本ではおひさまは赤ですが、こちらでは黄色で描くのが普通です(欧米あたりは大体そのようですね)。おひさまは金色という発想からなのではないかと思うのですが、実際のところはどうなのでしょう?赤じゃないと、ちょっとさみしい気もしますが。

 

ま、何はともあれ初めて筆を持った我が家の画伯は、ご機嫌でした。




[ 2005/04/18 21:15 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

どうでもいいんですが。 

どうでもいいんですけれど、このブログ、

ご覧の通り、グーグルのアドセンスをはっています。

大体想像がつかれると思いますが、ほとんど稼ぎがないです (><)

 

まあ、それはいいんですが、

このアドセンスに、最近不動産広告が並ぶようになってビックリ!

多分15日に「まるで子供のケンカ-市の境界線紛争」というブログを

アップしたのが原因・・・だと思うのですが

このブログ読んで不動産広告クリックする人は、

まずいないと思うんですけれどもねー。

(ここに「不動産」なんて書くと、またしてもクローラが

 「このページは不動産広告でOK!」って思っちゃうんだろうか)

 

グーグルのクローラって、一体何を拾ってるんでしょ???

クローラさん、このブログは 

海外生活、とくにグアテマラってのがテーマなの。

 

えっ、そんな広告ない???

・・・・・・せめてエアーチケットとか、トレッキングとか、

そっちにしてよ。

 

 




[ 2005/04/18 07:06 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

デビューせん 

Futbol 1きょうは、ボクのデビューせん。

さっかーぶの しあいがありました!

 

プレパ(しょうがっこう0ねんせい)とP1(1ねんせい)の、U-8(8さいいか)のチームです。

 

ふだんのれんしゅうとちがって きょうはママもきているし、

おとながいっぱい みにきています。

だいかんしゅうのまえで ぼくのかれいなるプレーを 

ひろうできるのだとおもうと、

ぶるぶる、って むしゃぶるい してしまうくらい かんげきです。

(ママは、さむいの?ってきいたけれど

 ママなんかには ボクの このかんどうが わからないのです。

 でも、そのあと「はなみず でてるよ」っていわれたのは

 いっしょうのふかく でした)

 

あいてのチームは・・・・・・がっこうです。

(なまえ おぼえられなかった)

 

???ボクは せんぱつメンバーじゃないの???

そっか、えーっと、しんうちは あとからとうじょうする、

っていうやつでしょうか。

 

ボクのようなスーパーサブは 

ピンチやチャンスのときに とうじょうして

ささってシュートをきめて かっこよく ひきあげるのが しごと。

しあいのあいだじゅう、はしりまわって あせだらけになるなんて、

くたびれちゃうからね。

 

しあいは、ぜんはん、ダンゴじょうの かたまりから、

まず あいてが 1てん。

 

こうはんになると、ともだちのフアン・パが

かおにボールをぶつける、っていうアクシデントもあったけれど、

またしても、あいてにデフェンスをやぶられてとくてんされ、

2-0でまけてしまいました。

 

ボクのでばんは なし(ピンチもチャンスも なかったからです)。

ボクがでなかったんだから、このけっかも しかたないでしょう。

じかいは、ボクがゴールをきめてかっこよく かつぞー!




[ 2005/04/17 18:35 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

教皇の死と死刑制度 

グアテマラは死刑を採用している国の一つである。

 

数年前までは、なんとそれも銃殺刑!でも、久々に執行された銃殺刑がテレビで生中継(+録画で何度も)されたから、さあ、大変。予想されたこととは言え、「余りにも残酷すぎる」という世論がわき起こった(銃殺隊の撃った弾だけでは即死しなかった、というのも理由の一つ)。

 

残酷だと思うなら、見なきゃいいのにね。子供まで一緒になってテレビを見ているから、「死刑ごっこ」なんてぞっとするような遊びが、その後しばらく流行ってしまった。当時、私はテレビを持っていなかったので、新聞でしか見ていないのだけれど、最近の記憶力後退にもかかわらず、未だにちゃんと覚えているのだから、やっぱり強烈な印象を受けた、のだろう。ま、そんなこともあって、その後は薬殺制度に変更された。

 

さて、2002年にローマ教皇がグアテマラを訪問した時、当時のポルティーヨ大統領にお願いしたことの一つが、死刑制度の廃止、だった。

 

先日、教皇が亡くなって、現在のオスカル・ベルシェ大統領は、どうやら教皇のこの願いを思い出し、「グアテマラへの最後のお願い」を叶えてあげる気になったらしい。いきなり、「死刑制度の廃止を検討する」って言い出した。

 

でも、これにはまだまだ反対の声も多い、というよりは反対の声の方が多い、というのが現状。死刑が犯罪の抑止力になる、なんてのとは全然関係ない。「凶悪犯くらい死刑にしてくれないと、安心して生活できない」、と誰もが思うくらい、司法制度が腐敗しているからだ。

 

終身刑だと、いつか脱獄するかもしれない。数年前、凶悪犯だけを収容する最重警備刑務所から数十人が脱獄した、なんて前例も存在しているわけだし。

 

加えて、刑務所、っていうのは完全な無法地帯。刑務所を仕切っているのは当局ではなく、囚人。お金さえあれば、刑務所の敷地内に快適な家を持つことだって不可能ではないし、持込禁止のはずの携帯電話を入手して、外の世界へ恐喝の電話をかけている、って輩も多々いる(もちろん、外の世界に協力者あり)。

 

そういう現状を無視しての「死刑制度廃止」だったから、賛成の声が聞こえてこない。そのため、大統領も、最近いささかトーンダウン気味、多分これは実現しないだろう。まずは、もっときちんとした刑務所制度・司法制度改革から始めなければ(もちろん、死刑を廃止するよりも、こっちの方がよっぽど難しいけれどもね)。

 

いきなり死刑廃止、では、喜ぶのは凶悪事件を引き起こした死刑囚ばかり、になっちゃいますよ、大統領さん。




[ 2005/04/17 04:00 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

まるで子供のケンカ - 市の境界線紛争 

今、グアテマラ市とサンタ・カタリナ・ピヌラ市との間で、両市の境界線をめぐって壮絶なバトル・・・・・・というよりは、子供のケンカみたいな争いが繰り広げられている。

 

このどこにあるのか誰も正確に知らない境界線、グアテマラ市の南部から国内東部(エル・サルバドル国境方面)に向かう、金持ちの家が並んだあたりにある。つまり、

★ポイント

 ・地価が高い。

 ・固定資産税が高い。

わけで、この境が少し動くだけで、税収が大きくかわってしまう、のがケンカの原因らしい。

 

サンタ・カタリナ市のコロ市長が大通りにいきなり「ここが境界線」という看板を立てたかと思うと、グアテマラ市のアルスー市長はそのちょっと先に突然信号を取り付けて、サンタ・カタリナからの交通を妨げる作戦を展開(そのため、サンタ・カタリナからグアテマラ市に入る路線は毎朝大渋滞)。

 

アルスーは看板撤去を求めて裁判所に訴え、この請求が通ると2時間後にはまたしても交通を妨げつつ看板撤去(と同時に信号も撤去)。コロはと言えば、この判決に対する保護請求訴訟を別の裁判所に起こし、今度はこれが通ってしまった。グアテマラ市は2日間以内に、この看板を再度取り付けなければならない。

 

この問題、原因はいい加減な土地登記にある。この付近が宅地化されたのは3040年ほど前だろうか。宅地化(おおまかな地番すらなかったような土地に、番号を振っていく作業)するにあたって、グアテマラ市よりもサンタ・カタリナ市の方が固定資産税が安いのに目をつけた業者(あるいは住民)が、グアテマラ市ではなくサンタ・カタリナ市の土地登記所にこの土地を登記してしまった・・・・・・という話らしい(といっても、この国の固定資産税、実にびっくりするほど安いです、これはまた改めて)。

 

大変なのは地元住民。固定資産税をどこに支払えば良いのかも定かではないし、払わなければ不動産差し押さえだし、水道といった基本的なサービスすら、どちらから受ければ良いのかも、わからない。

 

この住民不在の仁義なき子供のケンカ、まだまだ続きそうである。今度はアルスーがどんな手にでるか。目が離せない。




[ 2005/04/16 03:22 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

銀行へ行くという苦行 Part II 

前日ぶーぶー文句を書き連ねたばかりの、銀行に行ってきた。

 

そろそろ生活費が底をついてきたので、嫌々ながらも先月のお給料のチェック(外銀のドル・チェックなので、為替扱い)を換金しなければいけなかったのだ。

 

グアテマラのフツーの会社が給料を支払う15日と月末は、長蛇の列となる銀行も、13日なら空いているはず!といのが私のヨミ。中に入ると、列がない。待つことなく、サービス・カウンターへ。それ見たことか!と内心にんまり。

 

銀行によって若干システムは違うものの、この銀行は、外国為替の両替の場合、まずサービス・カウンターで計算書を作ってもらう。この時、同じビルの4階にある外貨部門の責任者の決裁が必要。電話で確認して、レートと決裁番号をもらう、ってだけなのだが、今日はカウンターのお兄ちゃんが電話をしても、誰も応答してくれない。

 

何ヶ所かに電話した挙句、にっこり微笑んだ、彼曰く:

「今、責任者がいないんで、ちょっと、待ってもらえる?」

 

え゛ーっ、そんなのありぃ~!?混んでる時にはありえない、空いているがゆえの落とし穴。昼休みをつぶしている私としては、顔は何とか笑っていても、内心では日本語・スペイン語でありとあらゆる罵詈雑言を浴びせている。

 

実は罵られているとはチラリとも知らないホセ(=お兄ちゃん)は

「新しい商品があるんだけれど、どう?」

って、グアテマラ人には珍しい、愛想顔で話しかけてくる。年利4%!という超オトクな普通預金口座の話だ。そりゃー、ケッツァル高がこのまま続いてくれるんだったらいいけど、アテにならないしね。

 

待つことしばし、約10分(割と早く済んで、内心安堵)。決裁がおりて、計算書ができて、

「じゃあ、外貨カウンターの方へどうぞ」

「ありがとー!今度口座つくるねー!!」

と身も心も軽やかに外貨カウンターへと向かった。

 

物語はここで終わるはず・・・・・・だった。ところが、である。


だ、誰もいない。どころか、カウンターが閉まっているじゃないかーーー!


これも、空きすぎているがゆえのカウンター・トラップ。愛想はいいけれど、周りの状況が良く見えてなさそうな、ホセの言うことを信じた私がバカだった。と気を取り直す。ってことは、多分、一般のカウンターでやってくれるんだろう。ま、彼が計算書持ってくる時にでも聞こうかな。


そう、例の計算書は、未だホセの手に握られている。これを、彼が向こうのカウンターからこっちのカウンターまでトコトコと歩いて持ってきてくれないことには、いくら列がなくったって、誰にも相手にしてもらえない。


・・・・・・ところが、肝心のホセが(より正確には計算書が)やって来ない。列もないのに待ってる私がとってもむなしいぞー!


ここでも待つことしばし。ホセではなく、ジョハナちゃんが書類を持ってきてくれて、ようやく一件落着(やっぱり、頼りになるのは女性の方だと、しみじみ実感)。いそいそとカウンターに向かうが、外貨の取扱いに慣れているようには見えないオスカルで、大丈夫かな・・・。


と思ったら案の定。外貨の両替には、なんとここでもカウンターの責任者の決裁がいる。コンピュータに入力したデータ(基本的にはレート)を確認、パスワードを入力してもらうだけなのだが、この責任者ってのは、カウンターの後ろにでん!と座っているわけではない(そういう日もあるが)から大変だ。ドア一枚隔てた部屋にいるボスを、トコトコトコっと、呼びに行くオスカル。


私がした取引では3つの決裁が必要だったのだが、こういう時、外貨カウンターのお兄ちゃんたちは、データだけを先に入れて、まとめて決裁、なんて要領のよい方法をとっている。しかし、オスカルときたら、決裁をもらうのは一件ずつ。


更に、あろうことかこのボス、わずか数十秒(ホント、一分もかからないのよね、カウンターでの作業なんて)を待つことすらできず(客の方は辛抱強く待ってるってのにさ)、決裁一件ごとに部屋に戻ってしまうという、とんでもない横着者。はあああー、時間だけが一生懸命過ぎてゆく。


そんなてんやわんやの末、やっとのことで全部終了した時には、昼休みはほぼ終わりの時間。

フトコロが若干暖かくなったのはいいのだけれど、過ぎさった私の昼休みは帰ってこない。


[ 2005/04/15 03:43 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

あっ、桜の花! 

Maquiliguat

 

 

 

 

お花見シーズンですね。おや、グアテマラにも桜の花が・・・・・・。

 

正体を知りたい方は過去ログをどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/monjablanca/archives/13588077.html 




[ 2005/04/14 18:31 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

銀行へ行くという苦行 

グアテマラで銀行に行くってのは、結構な苦行である。口座からの自動引落や振込制度が発達していないため、この手続きはこの銀行、あの手続はあの銀行、と駈けずり回る必要がある、なんてのは、まあ、いい。

 

日本の銀行だと、窓口で行員が一旦受け取って、客が椅子に座って待っている間に処理をし、出来上がれば名前を呼んでくれる、ってのが普通だ。

 

グアテマラだと、まず、列につくところから始まる。小さな支店だと、中に全員を入れず、雨が降ろうと槍が降ろうと、外(つまり路上)に並ばせるところすらある。というのは、窓口では列の人を一人ずつ応対していくからだ。最初の人が終わらないと、次の人はアテンドしてもらえない、ってことになる。その間、ずっと辛抱して列で待つ。


そうしてやっと窓口に到達する。
書類やお金を渡してしばし待機。
この間、行員の方はと言えば、ちんたらちんたら仕事中。
同僚がやって来ればキスやら握手やらで挨拶を交わし、
別の同僚が話しかければ、会話が終わるまで手が止まる。
上司の決済が必要な時には、トコトコ歩いて決済をもらいに行く。
短い昼休みに銀行までダッシュせざるを得ない身としては、
とにかく、イライラさせられる話だ。



まあ、それでも住んでいる私たちはまだマシかもしれない。
ツーリストにとっては最悪だ。
米ドルで大量の現金を持ってくる人はまだいい。
困るのはトラベラーズ・チェック。
どうしてなのかはわからないけれど、
グアテマラでは銀行によって両替できるT/Cが決まっている。
アメックスならこの銀行、ビザならこの銀行、という具合
(間違っても東銀のT/Cは持ってこないこと)。



それだけではない。
更に、両替できる限度額も銀行や支店によって決まっている。
それがわずか$100ぽっきりだったりするから大変だ。



まだある。
T/Cを両替しようと銀行に行くと、
まず、窓口ではなくサービス係の方の列に並ばなければいけない。
そこでレートを計算した書類を作ってもらう必要があるからだ。
それを受け取ると、今度は再び窓口の方の列に並ぶ、てな次第。



このような難行苦行の末にやっとたどり着くことのできる現金。
どんなに汚くても、ボロボロの札でも、
とーっても愛しく見えてしまうから、不思議。



[ 2005/04/14 03:29 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

地震大国 

最近、あちこちで地震が起こっているような気がするけれど、グアテマラも地震国だ。以前の首都アンティグアが崩壊して、グアテマラ・シティーに遷都したのも、地震のためだった。

 

アンティグアの人たちって、未だにその時、崩れたガレキを後生大事にして「遺跡だ」と言い張っている。修復できないだけなんじゃないの?って気がするが(実際には、遅々とした修復が続いているようだ)、まあ、それはおいておいて。

 

グアテマラは環太平洋火山帯に位置しているので、火山が多い。だから地震も多い。お隣のホンジュラスは、火山がない→地震もない。その代わり、土地も肥えていない。温泉もない。ないないづくしだ。

 

個人的には、地震があってもグアテマラの方がやっぱ、恵まれているかな~、と思う。

 

とは思うんだけれど、やっぱり、揺れるとコワイ。さっきも食器を洗っていると建物がミリミリって言い出したかと思うと、ぐらっと揺れた。直ぐに揺れは止まったものの、何だかいつまでも体が揺れているような気がする。

 

地震が多いのは、雨季の始まりと雨季の終わり、って聞いたことがある。雨季の始まりに多いっていうのは、雨が降り出す→雨が火山を刺激する→地震になる、という構図で、雨季の終わりってのは雨が激しく降るから、ってことらしい。ちょっとこの眉唾の説、少なくとも火山活動については、ちょっとあたっているかも・・・・・・という気がするのだけれど、さて、もうすぐ雨の始まる5月。今年はどうなることやら。




[ 2005/04/12 19:25 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

いきなり、プロセッション 

息子のサッカーの練習につきあおうと、昼過ぎ、自宅近くのラス・アメリカス通りにある公園へと向かった。

 アルフォンブラ

そこで、通りでアルフォンブラを作っているのを発見!

「あ、今日はプロセッションがある!」

てなわけで、サッカーの練習はそこそこに、アルフォンブラとプロセッション見学をした。

 

セマナ・サンタに繰り広げられる、聖像を載せた御輿行列には欠かせないこのアルフォンブラ(Alfombra, 絨毯)。教皇ヨハネ・パウロ二世来訪時には空港から宿泊先の教皇庁大使館まで、またそこからその行く先々まで、一面に敷き詰められたこともあったが、今回は、どうやらヨハネ・パウロ二世の追悼プロセッションらしい。

 

 

アルフォンブラ2プロセッション
それにしても、どうやら急に決まったものらしく、アルフォンブラを作成している人たちが超少ない。市場関係者、地元ラス・アメリカス通り近辺の人たち、の他、士官学校生グループ、通信運輸インフラ省の人たちもアルフォンブラを作っている(アルフォンブラに作成者の名前が堂々と入っているので、バレバレ)。この国って、確か、政教分離のはずなんだけど・・・・・・。



通りにはアルフォンブラを見学する人たちに加え、駄菓子、アイスクリーム、おもちゃ、更には写真や小旗、キーホルダーと言ったパパ(教皇)・グッズを抱えた物売りたちもまた多い。



そう言えば、イタリアでの教皇の葬儀のニュースを職場で見ていて、同僚たちと:

「すごい人出だねぇ」

「うん、寝るところもなくて大変みたいだね」

「それどころか、ずっと並んでいてもグアテマラみたいに物売りがいないから、物が買えなくて大変だよねぇー」

なんて会話をしていたのを思い出した。人の集まるところに黙っていれば、うるさいほど物売りがやってくる、そんなグアテマラは案外便利なのかもしれない。



やがてマーチング・バンドの音が響き、迫力のあるブラスバンドがゆっくりと歩を進めてやって来る。「ようこそ、ヨハネ・パウロ二世」と書かれた、非常に場違いな横断幕を手にした人たちが後に続く(きっと新しいのをつくっているヒマがなかったのだろうけれど)。



そして真打のお御輿は、女性8人で担ぐ、マリア様の小さなお御輿(これも用意しているヒマがなかったんだろうな、きっと)で、いささか拍子抜け。



華奢な女の子たちがアルフォンブラを踏みしめて通っていくと、グアテマラ初の聖人(と言っても、出身はカナリア諸島だったりするのだが)聖ペドロ・ベタンクールの像を積んだ小型トラックがやってくる(これも、本当はお御輿にしたかったんだろうけれど、時間がなかったんだろうな、きっと)。



プロセッションはそこまでで終了。その後に控えているのは、グアテマラ市のお掃除隊で、ホウキやスコップでアルフォンブラの残骸をすくうと、ホイールローダーの口(?)に突っ込む。ホイールローダーの方は、溜まると隣を伴走しているトラックに積み込むという次第。その後を2台の道路清掃車がお掃除しながら通り過ぎ、後は何事もなかったかのような道路に戻ってしまう。



一瞬の、踏みしめられる瞬間のためだけに、何時間もかけて作成されるこのアルフォンブラ、作る方はホント、ご苦労様です。



写真は、某お役所のアルフォンブラ作成風景。真中には白砂を使っているあたり、さすが「道路系お役所!」という感じ。それ以外の部分は着色したおがくずをつかっている。この手のアルフォンブラは、作成するのに時間がかかるので、松の葉をベースにしたアルフォンブラも多かった。市場関係者の、野菜や果物や花を並べたアルフォンブラは、いろんな意味で注目を集めていたようだったけれど?




[ 2005/04/11 19:21 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

学園祭 

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学校によってはKerme’s(ケルメス、一体何語?)と呼ぶところもあるが、息子の学校ではMañana Deportiva(マニャーナ・デポルティーバ、「スポーツの朝」、ってところか)と呼ぶ。

多分、違いはスポーツ行事が含まれているかいないか、によるのだと思うけれど、そのMañana Deportiva9日、息子の学校であった。

一言で言えば、日本の学園祭・文化祭と同じようなもの。ただし、食べ物やゲームに参加するために支払われたお金は、主に体育施設の充実のために使われることもあり、かなりお金をかけている&お金がかかる行事だ。

 

加えて、親が積極的に参加しなければならない。ゲーム用の賞品やら何やらを提供するのもそうなら、どのようなゲームにするかを決めるのもそうだし、ゲームやお店の番をするのもそうだ。さすがに中学生以上になると、生徒がイニシアティブを取っているところもあるが、基本的には親の仕事。そんなわけで、例によって、お父さんもお母さんも大変なのである。

 

もちろん、スポーツもある。陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、チェスが学校対抗で行われる。上位入賞者には、表彰式でメダル(紙製だけど)が授与されるという特典付。

 

ちらりと見たサッカーやバレーは、熱のこもった熱い試合だった。若さ溢れる様子を見ているうちに、今さらながら自分がもう若くないということを思い知ったりもするけれど。

 

さて、私たちが到着した10時半頃は、あちらもこちらも人込みで、移動するのも大変なくらい。息子についてゲームをしたり、食べたり飲んだりとうろうろしているうちに、あっという間に時間がたつ。

 

息子はゲームさえできれば十分であるが、もう少し大きな生徒用にはディスコもある。普段は縁のない他校の生徒たちと知り合う絶好の機会で、中・高生には大人気の出し物。入場料はいささか高めだが、それでも常に満員。もちろん、踊りの好きなお父さんやお母さんたちも混じっているらしいが・・・・・・。

 

今年から加わった出し物に、Túnel de Terror(トゥネル・デ・テロール、恐怖のトンネル)があった。日本風に言えば、お化け屋敷。息子も、入りたいけれど一人じゃ嫌だ、と言うので、二人分を払って列に並んだ。ところが、中から聞こえる悲鳴やら何やらで段々怖気づいてしまったらしい。「やっぱり、ボクやめる」って、そんなことはチケット渡す前に言ってくれ~!

 

これも新しい出し物で超人気だったのは、プロのカメラマンによる仮装写真撮影。古風なロングドレスやら奇妙な帽子やら、適当にひっかぶって写真を撮り、その場で写真を渡してくれる(グアテマラでよく見かけるポラロイド撮影ではなく、デジカメとプリンターのコンビ)。仕上がった写真を見ると、顔がほころばずにはいられない、楽しい企画だった。

 

青空の下、あちらへ行ったりこちらへ行ったり、かき氷を食べながらサッカーを見たり・・・・・・。楽しかったのだけれど、帰宅後、どっと疲れが出た。息子の方はけろっとしているのに、ちょっと悔しい気分。


写真は、バレーボールの試合風景。
隣にはバスケットのコートがあり、
その周りのテントは、食べ物の屋台。

おもしろいことに、
バレーとバスケはアウトドアで、
ハンドボールがインドア。
これって、日本と逆だよね。


[ 2005/04/10 22:42 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

日食 

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数日前から、「直視しないように」、「カメラでのぞかないように」、「望遠鏡なんてとんでもない」といういささか禁欲的な?注意が流れていた。日食、である。

 

残念ながら、今回皆既日食が見られたのはパナマ以南ベネズエラあたりまでだったかで、グアテマラは70%程度の部分食。それでも2時過ぎから段々と欠けはじめ、4時頃には三日月のような太陽となり、あたりは不気味に薄ぐら~くなった。

 

私の職場では、「直視しちゃダメなんだよ」っていって、恐るおそる空を見上げては次の瞬間目を伏せるような地元の人たちに対して、「おー、よく見える!」とじっと眺めていたのは日本人ばかり。民族性の違いなのか、はたまたパーソナリティーか。

 

確かに、しばらく見た後は、目がまぶしいし、あちらにもこちらにも黄色いお日様のような影が見えたりしたけれど。でも、なかなか見られない太陽のショーを見られて、ラッキーな気分。あたりにたくさんのお日様が見えるのも、なんだか得をしたような気分・・・・・・?

 

グアテマラ市のラ・アウロラ公園では、ライオンくんも・・・・・・


グアテマラ市のラ・アウロラ公園では、
ライオンくんも日食用メガネ?着用で
日食見物をしたそうです・・・・・・?


[ 2005/04/10 00:14 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

てじな 

ボクはいま、がっこうで てじなを ならっています。

こんげつ、「ベラーダ」 っていう ぎょうじがあるのですが

そのとき、みんなのまえで てじなを ひろう しないといけないからです。

 

きょうは ママに ぼくの てじなを みせてあげました。

21まいの トランプのなかから 

ママが えらんだ スペードの 10を

みごと あてることができたので

ボクは はな たかだか!でした。

 

ママときたら めを まんまるくして

くちを ぽか~ん とあけて

びっくりぎょうてん していました。

 

トリックを おしえて、って いったけれど

これは、 てじなしの ひみつ だから

ママには おしえてあげられない っていいました。

 

するとママは 

「おしえてくれたら ハワイアン・ピザを かったげるよ」

って ボクを ばいしゅうしようと しましたが

ボクは ひっかかりませんでした。

 

・・・・・・でもやっぱり、ハワイアン・ピザのほうが よかったかな?

 




[ 2005/04/09 03:32 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

国名とブログ・タイトル 

今さら、という気がとってもするのですが、今回はこのブログのタイトルの意味をご紹介。

 

スペイン語を少しでもかじったことのある方ならおわかりの通り、mal (女性形はmala という形容詞は 悪い、いけない、ダメだ、アンポンタン、なんじゃこりゃ、といったあたりの否定的な意味を持つ単語です。

 

そのため、Guatemalaという国名は、えてして”mala”だけを強調されるという、悲惨な運命にあるわけですが、どんな子供だって、お前は悪い子だ、悪い子だ、って言われ続けると、本当に悪い子になる、っていいますよね。そう、潜在意識に刷り込まれてしまうわけです。

 

それと一緒で、Guate”MALA”, Guate”MALA”、といわれ続けているうちに、グアテマラの人たちも本当に「私たちは悪いんだ~」と刷り込まれてしまった、と。

 

そこで私の新説を発表:「グアテマラが問題を抱えるばかりで、ちっとも前進しないのは、国名に問題があるせいだ!」

 

これを解決するためには「国名改名」が一番手っ取り早い、というわけで、新国名候補の一押しが、Guatebuenaななのでありました。カンの良いあなたはもうおわかりですね。buenamalaの反対の意味。これでポジティブな刷り込みを行おう、というわけです。

 

え?安直すぎ???そう思われるむきには、Guatemejor, Guatesúper, Guatechilero, GuateRangerなどなど、各種取り揃えておりますが、やっぱり、Guatebuenaがシンプルかつ美しい!って気がしませんか?(えっ、しない?センスわるいなー)

 

そういうわけで、このブログは国名改名を目指すという、実は大変大それた野望を持っているのでありました。

 

だったら、どうして日本語で書いているんだ・・・・・・とは突っ込まないように。




[ 2005/04/07 23:48 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

声なき者の声-ロメロ大司教のこと 

声なき者の声(La voz de los sin voz)、と呼ばれた人がかつてエルサルバドルにいました。
サン・サルバドル大司教だったオスカル・アルヌルフォ・ロメロ (Oscar Arnulfo Romero)


70年代、冷戦を背景にアメリカは中米地域に過激な軍事援助を行っていました。
各国で軍部が権力を握り、一方でそれに対抗する勢力が生まれ、
グアテマラ、ニカラグア、エルサルバドルで壮絶な内戦が勃発してゆきます。


エルサルバドルで権力を握ったのがロベルト・ダビッソン少佐。(Roberto d'Aubuisson)。
殺人部隊を率いたとされるダビッソンは、敵対する人々を次々と暗殺していきます。


そんな時代に、軍の(ひいてはアメリカの)横暴に堂々と立ち向かったのがロメロ大司教でした。
アメリカに軍事援助を中止するよう要請し、
兵士らには兄弟姉妹である農民を殺害するようなまねはするなと、懇々と呼びかけた、
1980年3月23日のこの説教は「火の説教(Homilia de fuego)」と呼ばれる有名なものです。


おもしろくないのがダビッソン。
1980年3月24日、ミサを捧げていたロメロ大司教を(それもミサの一番大事な瞬間に)
スナイパーの銃弾が捕らえます。
ダビッソンが首謀者と見られるこの殺人事件を引き金に
エルサルバドルでは本格的な内戦が勃発。


この内戦は、大統領への野望を抱きながら、かなわないまま
1992年2月20日にダビッソンが舌癌で死亡してやっと終息を迎えるのです。


このロメロ大司教、エルサルバドル人からこよなく愛されている人です。
数年前から「殉教者」として福者の称号を与えるための列福調査が行われていました。
(注:生前及び「死後」の功績が認められて、カトリック教会で正式に崇敬の対象とすること。
 尊者、福者と聖人の3つのランクがある)

没後25周年に当たる今年、どうやら調査が終わり、福者ロメロが誕生しそうだという話です。


教皇ヨハネ・パウロ二世が亡くなられたニュースに隠れ、
復活祭後に行われた没後25周年の行事は余り大きくは取り扱われなかったものの、
殺されることを覚悟の上で言うべきことを言い続け、
政府(軍)でも左翼ゲリラでもなく民衆と共にあったロメロ大司教のことは、
ささやかでもここに書きとどめておきたいと思うのです。



[ 2005/04/06 18:01 ] エルサルバドル | TB(0) | CM(0)

オリの中の暮らし 

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グアテマラって、気候はいいし、野菜や果物も豊富だし、家は広いし、なかなか快適なところだ。しかしいいことづくめじゃない世の常、困ったところも一杯ある。その中でも、現在の最大の頭痛のタネは治安問題。なんといってもグアテマラは、コロンビア、エル・サルバドルと並んで、堂々とラテン・アメリカ三大危険国に入っているような国なのだから(でも目指すはやっぱりNo.1)。

 

こういう国では、まっとうな人間の方が、檻の中で生活する。小さな商店には鉄格子がついていて、お店の人の方が鉄格子の中で客の応対をする。一番最初に見た時には、さすがにぎょっとしたものだけれど、今ではすっかり、おなじみの風景・・・・・・。

 

民家だって、学校だって、しっかり四方を塀で囲み、ドアは締め切りが大原則。誰かが来てもいきなりドアを開けるなんてことは絶対にしない。まず鉄の門扉についたのぞき窓を開けて外を見、相手を確かめる(最近は、防犯カメラをつけた家も増えてきた)。通りで子供達だけで遊んでいる姿ってのは、まず見かけない(市内でも、郊外の方に行けば、まだそういう地域もあるけれど)。

 

お陰で、国内のしょぼい経済を尻目に、警備業界は止まるところを知らない成長ぶり。成長している、ってことは、それだけ警備員の要員がいる、ということだが、こちらの方は心もとない。何といっても、地方から上京してきたぽっと出のお兄ちゃんたちばかりなのだから。こんな人たちに銃とか渡して(それもピストルだけじゃなくて、ショットガンみたいな当たると結構ダメージのある長銃とかアリ)、ほんとーに、大丈夫なんだろうか???強盗よりも、警備員の方がコワイ、って思う時、やっぱりあります。

 

写真は、そんな危険なグアテマラ市に住むための必須アイテム・・・・・・


写真は、そんな危険なグアテマラ市に住むための必須アイテム、忍び返し(一番売れいてるタイプ)。写真のように2段重ねにもできれば、高圧電流も流せるという、スグレモノ(でも実際に電流を流している家は余りないようだけれど)、なわけですが、余りにもこういうのが多いと、ホント、なんだか刑務所の中にでもいるような気が・・・・・・・。



写真の家は、電気メーターが裸のままだけれど、これも周囲に檻をつけて鍵をかけて大事に大事にしまってある家がよくある。というのは、これも、盗られちゃうから。泥棒が市場に持っていって売る → 取られた人が買って取り付ける → また泥棒が持っていく そうして、永遠のいたちごっこが繰り返される・・・・・・。



実は、私も経験あり(もちろん、盗った方の経験じゃなく、盗られた方)。1度盗られてすぐ付け直したけれど、またすぐ盗られてしまった。盗られると電気が使えなくなるので、くらーい中、一日を過ごすハメになる。今思い出しても、腹が立つ!



そんなこともあるから、何でもかんでも大切に檻の中にいれて、内側から鍵をかけてしまっておかないといけない、それがグアテマラ。もっとも、檻の中にあれば、100%大丈夫ってワケでもないけれど、その話はまたの機会に。



[ 2005/04/05 20:23 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

せいせきひょう 

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きんようび、がっこうで せんせいから せいせきひょうを もらいました。

そのとき、せんせいが

「クラスのいちばんは チニート(ボクのこと)だったよ。 がんばったね」

って いいました。

 

ボクは ママに せいせきひょうを みせて そういいました。

とたんにママは こおどりして

(おどっている、っていうよりも、しらずに とうがらしを たべて

 とびまわっている オランウータンみたい でした) 

「さすがは アタシの むすこ!」

と おおよろこび でした。

(きっと、 アパートの ひとたちは じしんだ! と おもったと おもいます)

 

それから ねこなでごえで

「がんばったねー。 ごほうび かってあげようか」

っていいました。

(へんな さけびごえ をあげて こおどりしてたのに

 きゅうに めつきまでかわって ねこなでごえに なったので

 ボクは せすじが ぞくぞく、って しました)

 

でも ぼくは(そんなことには なれているので) ここぞとばかりに

「ゆうぎおうの カードがいいな」って、いいました。

 

で、いっしょに かってきたのが、コレ。

 

たんじゅんなママで あつかいやすくて たすかります。




[ 2005/04/04 18:14 ] できごととか | TB(0) | CM(0)

ヨハネ・パウロ二世の追悼ミサ 

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Plaza Berlin(ベルリン広場)という正しい名前よりもJuan Pablo II(ヨハネ・パウロ二世)と言った方が分かりやすい広場がある。教皇の巨大な像があるためなのだが、日曜日には、スケボーやローラースケートの若者たちで大賑わいする場所でもある。

 

その広場で、今日42日午後6時、亡くなられた教皇ヨハネ・パウロ二世の追悼ミサが行われた。

 

今日は晴天ではあるものの、朝から冷たい強い風が吹きまくる天気。それでも広場にはどんどん人が集まってくる。思い思いに、花やロウソクを持参し、教皇の像の下に供えてゆく。グアテマラ名物のアルフォンブラ(着色したおがくずなどで、地面に鮮やかな模様や絵を描いていくもの)を作成している人たちもいる。

 

日が暮れても風はやまず、夏なのにブルブル震えながらの野外ミサとなった。聖書の朗読は追悼ミサ用のものではなく、明日曜日の復活節用のものだったのが印象的。復活節とは、キリストが死に打ち勝ったことを祝う期間。だからこそ、使命を全うされて天に帰っていかれた教皇には、復活後のキリストの物語が語られるこの福音こそがふさわしいような気もした。

 

私たちはミサが終わると早々に退散したものの、今晩は広場で夜通し祈りが捧げられるそうだ。世界中が一人の人のために祈り続けている。私もやっぱり、今日は胸が一杯だ。

 

写真は・・・・・・


写真はベルリン広場。

ヨハネ・パウロ二世のグアテマラ訪問を記念して建てられた巨大な像がある。
(多分、そのうち正式にヨハネ・パウロ二世広場と
 呼ばれるようになるのでしょう、ここは・・・・・・)


[ 2005/04/03 18:46 ] できごととか | TB(0) | CM(0)