雨の被害 

先週の日曜日から断続的に降り続いた雨は、
今日の未明から朝方にかけての激しい雨を最後に
どうやら一段落したような気配。


この辺りの雨はスコール型で、激しく降ってからっと上がることが多いのですが
今回の雨は断続的に降っては止み、降っては止み、また降っては止み・・・と
無限ループに陥ったかのような降り続き方。


雨季の末期で既に土壌も川も空気さえも水分たっぷりだったところに
そんな雨が降り続くとどうなるかは自明の理。
山肌はガラガラと崩れ落ち、川は水嵩を増して決壊する。
高地は土砂に埋まってドロドロになり、低地は泥水に浸ってドロドロになり、
そんなドロドロが国内の広範囲で起こったのが今年の水害の特徴でありました。


特に被害が大きかったのは南西部。
犯人は先週の日曜日に太平洋側からやってきたのが12-Eという熱帯低気圧で、
この低気圧が太平洋側から進入すると最初の山地と衝突して
低地と高地の間の斜面、ボカ・コスタと呼ばれる地域に大量の雨を降らせたわけです。


降水量マップの赤い地域が降水量(累積と書かれているけれどいつから?)の多い地域。
被害の大きい南西部のボカ・コスタが猿のお尻のようにまっかっか。
このボカ・コスタから太平洋の扇状地に流れる川は急流が多く、
雨が降ると一気に流水量も増加、岩やら石やらも転がしながら下流で決壊するわけです。


毎年のように繰り返される出来事なのにいつまでたっても予防ができないのは何故。
せめて川の浚渫工事やれば、もう少しマシになるんじゃないかとか思うんだけれど、
乾季が半年も続くお国柄、
降らない時にはそんなことしてどうするのよってのも、わからないじゃないけれど。


同様に国内の幹線道路は、毎日のように土砂崩れが起こっては発掘作業の繰り返し。
限りなくシシュフォスの神話に近い作業に人的資源と資金がわんさかとつぎ込まれており
こうして一国の資産は悪化していくのだな・・・と冷静にケーススタディやってる場合ではなくて。


こんな時にも先頭に立って陣頭指揮の出来ない大統領がいる国は不幸だよな、
とお隣エルサルバドルのフネス大統領を横目で羨ましく眺めながら思ったり。


ま、そんなこんなで、雨こそは治まったものの、
いろんなことが平常どおりに戻るまでには若干時間がかかりそうではあります。


[ 2011/10/20 00:04 ] 気象・災害 | TB(0) | CM(0)

熱帯低気圧12-E 

日曜日くらいから普段よりも雨の多い日が続いていましたが、
そこへやってきたのが熱帯低気圧12-E。
熱帯暴風雨まで成長していたらケネスっていう名前がもらえたらしいんですが、
大きくなる前に上陸しちゃって成長が止まり、
12-Eっていう整理番号しかついてません。


しかしそんな12-Eがもたらした雨による被害が
グアテマラの西部及び太平洋岸を中心に出ています。
グアテマラシティはそれほどでもないのですが
幹線道路はあちこちで土砂崩れや崩落、更には橋が流されたりして寸断され、
川は増水や決壊で、浸水した町も多々。
昨日だけで亡くなられた方は10人超えています。


昨日の午後から雨は弱くなり、今日も曇り空ですが
気象庁はまだ雨が降ると言っているし、
雨が止んだ後でも、流域の広い川は増水する可能性があるので注意は必要。


雨の少ない雨季は末期にどばっと降って被害を出すことが多いのですが
今年もどうやらそんな年だったようで。


早く乾季にならないかな。ふぅ。



[ 2011/10/13 07:25 ] 気象・災害 | TB(0) | CM(0)

雨のラス・アメリカス通り 

数日前から政府が「ハリケーンが来るから注意を!」というキャンペーンをやっていたのですが
その肝心のマシュー君、ついにハリケーンに成長することないまま
グアテマラの北部に上陸したと思ったらふにゃふにゃと形を失い、
熱帯暴風雨から熱帯低気圧に成り下がったと思ったら
その後間もなく普通の低気圧になってしまったのでありました。


根性なし!


あれだけ大騒ぎして、何だか肩透かしをくった気分・・・。
いやもちろん、その方がいいんですが。


そうは言っても北部の方にはかなり大量の雨を降らせたようで
(グアテマラシティは午前中は普通に雨でしたが、午後は日も射すお天気でした)
川の増水、土砂崩れは各地で起こっています。
まだ北部に留まっているので雨が降り続いてるところもあるみたいだし・・・。


とにかく今年の雨の多さにはうんざりしているのは事実なのですが
国内で起こる他のことが、余りにもあまりなために
天災である多雨はまだ我慢できるかも。
そちらの方はおいおい書くか、
それともあまりに希望がなさすぎる話なので書かないか・・・。


で、ですね。
雨が降ると瞬時に道路が川に変身するのはグアテマラの常ですが
私が良く通るラス・アメリカス通りというのも
ちょっと雨が降っただけで川になる、排水の悪い道路です。


水が溜まるのは特定の区間だけなのですが、
直線道路で時速60キロ制限だし、
ちょうど渋滞を抜けてすーっと走れる付近だし、
で下手にスピードを出して走ると
車が浮いてブレーキが効かなかったり。


そんな道路の様子を映したビデオがあったので貼り付けておきます。
あまりにアホらしいビデオなんだけれど、
まあ一緒にラス・アメリカス通りを走ってるつもりになってくださいね。
いきなりぶちっとビデオが切れるのが残念なのですが
水をはねかけられた瞬間、怖くて思わずストップしちゃったのかも?





[ 2010/09/25 23:38 ] 気象・災害 | TB(0) | CM(2)

空港再開とか 

アガサによる犠牲者は152名となりましたが、
今日辺りはもう新たな被害というのはほとんどなく。
ほとんど、というのは新たな土砂崩れがあったからですが、
犠牲者を出すというレベルには至っていません。


そんな中、先週の木曜日から閉鎖されていた
グアテマラのラ・アウロラ国際空港が再開。
まだ大型機の運転は見合わせているようですが、
こちらも少しずつ正常化に向っています。


いやでもまだパカヤが噴火したり溶岩流を流したりしているので
こちらの方も今後どうなるかは言い切れませんが。


パカヤとアガタが残した経済的被害もまた気になるところ。
アガタが連れてきた強風と大雨でダメになった農作物多々。
その中には日本にお馴染みの深いコーヒーも含まれています。


そういう深刻なニュースが気になる一方、
なぜか世界的に大穴の方が話題になっているのは、
わからないではないのですが、
そっちばかりに注目するのってちょっとどうよ?って気が。


気はするんだけれど、私も昨日ブログに書いたばっかりだし
あんまり他人のことは言えないかもだけど。


ついったー見ててもSinkholeというトピックがトレンディングに上がっているし。
Sinkholeって台所のシンクの穴のようなグアテマラの穴のことです。
アガサがもたらした大雨はこの穴から流すのね。
排水口ができた場所がちょっと間違っているとは思うけれど。


というわけでSinkholeという言葉を覚えたのが今日の収穫。
マヤ遺跡にあるセノーテのこともSinkholeとも言うらしい。
確かに穴の感じが似ているし、
グアテマラシティーの穴のこともセノーテと呼んでいいんじゃないだろうか。
水ありませんけれど。


ま、そんなわけかどういうわけか、sinkholeとguatemalaの2語で検索すると
今回の穴やら前回の穴やらがいろいろとヒットします。
写真や動画もありますので、穴が好きな方はお試しを。


さて、まだまだなんだか落ち着かないグアテマラですが
明日からしばらく旅行に出かけてきます。
行き先はグアテマラ国内、南西部。


道路は多分通行可らしいけれど、果たして一体どうなのか・・・。
そういうわけでブログは今週一杯は更新できないと思いますが、
ついったーはできる範囲でついーとしてみます。
興味関心ある方はhttp://twitter.com/xiroroをご覧下さい。


で、もしかしてひょっとして、
「濁流に流されたなう」とか「トンネル潰れたなう」みたいなついーとがあったら
関係当局にご一報のほどを。


いや、今のは冗談ですが「パンクなう」とかならあり得るかも・・・?




[ 2010/06/01 23:35 ] 気象・災害 | TB(0) | CM(2)

地震 

ここのところ急に夏らしい日々となり、
少し外に出ていると日射しの強さにくらくらするのですが、
そこはグアテマラ、湿度が低いので日陰に行けば快適。
イースターに合わせてやっと暑くなって来たなと思ったら
先週の土曜日、体感地震が4度ばかり起こったり。


この、寒い季節から暑い季節に一気に移行する時期というのは
なぜか火山活動や地震活動が盛んになります。
そんなわけでフエゴ火山もパカヤ火山もモクモクと煙を吐くのみならず
ちょっと溶岩や火山灰も噴いて気分転換。
今年は寒い日が多かったから、暑くなって気分もウキウキってところかも。


まあ火山は見える脅威だし、ある程度は予測もできるけれど
予測できないのが地震。
グアテマラ近辺にはプレートが衝突している場所がありまして、
太平洋沖ではココスプレートとカリブプレートがぶつかり合って地震が頻発。
ココスがカリブの下に沈みこんでいるんだそうで、
確かココスがぐぐっと沈み込む時に地震が発生する、という話だったと思うのですが、
今回の群発地震はちょっと違って、震源はハルパタグア断層。


ハルパタグアというのはエルサルバドルとの国境にある町の名前ですが
震源地はグアテマラシティーの南30km地点で
ハルパタグアからはかなり遠い。てか、長い断層ですかね、これ。
なので、M4程度の地震とは言っても、かなり強く揺れた感じ。
一度は縦揺れがあったので、ちょっとどきっとしたのですが
すぐに横揺れに変わったので、あ、大丈夫かな・・・と。


それでも震源の近くでは、アドベ(日干し煉瓦)で作られた家が壊れ、
10軒が全壊、40数軒が半壊だとか。
負傷者がなかったようなのは何よりでした。


そして今日。昨日までの暑さとはうって変わって
寒い朝から始まった1日だったのですが、
9時過ぎにさっそく、大地が「寒いよぅ~」とブルブル。
暑くなって来た午後過ぎには今度は「暑いよぅ~」とブルブル。
根性なしの大地のお陰で計2回の体感地震と無数の無感地震があった模様。


それでも、イタリアのような大被害を起こした地震のことを思えば、
こうしてガス抜きをしてくれるのは本当にありがたく、
これくらいなら1日1回くらい揺れてくれたっていいよ、と思う私なのでした。


ついでですが、地震のモニタリングサイトをリンクしておきます。
円が大きい程、規模の大きな地震、
赤が今日、オレンジが昨日、黄色が過去2週間、ピンクは過去5年間。
中米のマップはこちらになります。
グアテマラ付近に輪が集中しているのが何やら剣呑ではありますが、
ここは地震大国。
地震ともうまくつきあって行く知恵は必要なのだろうな、という気は致します。


まだ揺れるのかな、明日も。



[ 2009/04/07 11:58 ] 気象・災害 | TB(0) | CM(0)