大乗寺山 

私が育ったのは金沢市の南部の方なのですが、
この付近は室町時代に加賀の守護大名となった冨樫氏の城跡が近くにあり、
一向一揆ではおそらく鍬や鎌を持った農民たちが城に向かって走っていった・・・
らしい地域です。


現在実家のある野々市市はその金沢市南部に接している場所なのですが、
冨樫氏はその辺に住居を構えていたとか、
そう言えば冨樫氏といえば勧進帳でお馴染みの安宅の関の関守だったりとか、
現在一般的に観光名所となっている金沢の兼六園とか金沢城よりも
古くからの歴史が残されているのであったりします。
あ、そうそう、金沢の地名の由来となった芋掘り藤五郎さんもこの付近に住んでいた方でありました。


まあそうは言っても金沢と言えば兼六園とか武家屋敷とかいった江戸時代から残る場所や
最近では21世紀美術館が有名どころで、
そういった名所が並ぶ金沢市の中心部からちょっと外れた南部の方を訪れる観光客はさすがにいないのではないかしら。。。


唯一例外かもしれないのが大乗寺。
永平寺の流れを汲む曹洞宗の禅寺で、座禅堂では一般の方が座禅を行うことも可能で、
遠くから来られる方もいるのだとか。
もっとも私は座禅したことないけれど。。。


私は中学・高校と、この大乗寺から遠くないところにある学校でしたし
小学校ではちょっとした折にこの大乗寺のある山(文字通り大乗寺山)に遠出したりしていたこともあり
懐かしい場所なのですが、
数年前に開通した山環道路がこのすぐ近くを通っていて風景が一変してしまい、
数回通った今でもまだ迷子になってしまいそうな、そんな気になるところでもあります。


そんな大乗寺山ですが、
お寺の隣の丘陵部が整備されて大乗寺丘陵公園というのができあがったのが昨年のことだとか。
この付近、昔はずーーーーっと田んぼだったよなぁ~、などという感慨にふけりながら
金沢を一望してみました。


20120611 1613 daijoji park

向こうの方に見えるのは日本海。
それ以外の建物は、私には何がなんだか・・・
左側の大きな建物は多分泉が丘高校で、右側のは多分長坂台小学校。
私の母校はこの方向だとちょっと見えてないな・・・


20120611 1614 daijoji park

も少しアップ。
こじんまりとした町なんですよね。
金沢駅周辺や香林坊付近にはも少し高い建物もありますが、
この辺りはそういうものもあまりないかも。


小学校の低学年の頃、冬、この付近にスキー遠足に来たことがあります。
スキーというか、そりだったんですけれどね。
スキー場があるわけじゃなくて、雪が積もった田んぼを皆ですべりまくるという。


基本田んぼや畑ですから、そんなに傾斜はついていないのですが、
もともとが斜面ですから上の田んぼと下の田んぼの間は斜面じゃなくて段差になっていまして、
ここをソリでぶっ飛ぶのが楽しかったという記憶があります。


もっとも滑った後はソリをひっぱって上まで自力で登るわけで、
スキー場みたいに圧雪されているわけじゃないから、
あちこちではまりまくって大変なことになるんですけれどね・・・


でもそんなことを覚えているくらいだからきっと楽しかったんだろうな(笑)


20120611 1615 daijoji park

丘陵公園の反対側を向くと黒雲でした。
不思議なオブジェがあったり、紫陽花が咲き始めていたり。
もともと田んぼが多くて開けた山だったような記憶がありますが、


20120611 1616 daijoji park

こっち側はまだ林か森かが残っていたり。
そ言えばどこに言ってもカラスがカァカァうるさくて、
最初の頃はものめずらしげに見ていた小僧もやがては煩くなってしまったらしい。


20120611 1622 daijoji park

ちょいぶらりと立ち寄っただけだったので、
マップにある見晴らしハウスや見晴らしの丘には行ってませんが
視界がすっと開けて遠くが眺められるこういう空間って気持ちいいですよね。


お弁当持参で行って絵を描いたり歌を歌ったりしたら楽しそうだな~。
いや、日本ではそんなことしませんが(グアテマラでもそんなことしませんけれど)。


[ 2012/07/17 23:56 ] 旅行記 | TB(0) | CM(0)

日本旅行 VI 立山編 帰り道 

立山を潜り抜けて安曇野に出てきた翌日は、当然ですが帰途になります。
松本から梓川沿いを遡り、木曽路を横切ると岐阜県の神岡を通過して神通川沿いに富山に出るというルート。
山また山、温泉また温泉の景勝地続きで、子供の頃、夏休みの旅行などで訪れた場所も多々あります。


20120607 1838 Wasabi

安曇野の宿の夕食で出た生わさび。
自分でおろして食べるのですが、おろしているだけでもワサビの辛味が鼻に突き刺さる。
なんでこんなにおいしいんだろうって鼻の奥をツーンとさせながら味わったのでありました。
お刺身なくてもワサビだけで十分食事が進んだかも・・・


余談ですが、グアテマラ人なんかは日本に行くと寿司や刺身についてくるわさびを見て、
「オー、グアカモーレ!!!(マッシュアボカド)」と感激し、
そのグアカモーレらしきものをつかむとまるごとペロリ!と飲み込み、
3秒後には鼻をつんざく刺激に身もだえする・・・なんてことがあったりします。
そんなラテン系をどこかで見かけたら、まるごとペロリすると大変なことになるよ、と教えてあげてください。
間に合わなかったら、大量の水をあげて下さい。。。


辛いものは嫌いというよりは食べられない小僧でも、この生わさびは美味しかった模様。
というわけで翌日はまず安曇野名物わさび田を見に行くこととなりました。


20120608 0855 wasabi farm

豊富な湧水を利用してわさびが栽培されている大王わさび農場。
わさびソフトクリームとかわさびコロッケとかも食べてみたかったのですが、
朝食をたらふく食べた直後でさすがに食べる気にならず。。。
生わさびがよっぽど気に入ったらしい小僧は、売店で一本買っておりました。
それから数日間、皆でわさびを堪能したのは言うまでもありません!


松本からは梓川沿いの国道158号線で西へ。
水量豊富な梓川沿いには水力発電ダムがところどころにありましたが、
どれも東京電力なんですねぇー。
そんなこと気にしたこともなかったけれど、最近はダムがある度にしみじみ見つめてしまいます。
長野県は中部電力管内だけれど、東京電力の電気が供給されているのが松本だとかなんだとか、
そういう話がwikipediaに書かれていました。
ここら辺のダムも見事です。


観光バスが行き交いする上高地入り口を通り過ぎ、
安房峠のトンネルをくぐり、平湯温泉で休憩。
平湯からは国道471号線に乗り換えます。
ちなみに158号線をずーっと行くと、高山を経て福井へと到達するのだそうです。
石川県と岐阜県って県境を接しているのですが、両県を繋ぐ道路ってないんですよねぇ。
そんなわけで、岐阜から金沢へ行こうとすると基本富山経由になってしまいます。


20120608 1048 hida

まあでも遠回りしてもいいかなって思えるくらい景色がきれい。
471号線は高原川とつかず離れずの関係ですが、高原川は神通川の支流、つまり日本海側に流れていく川です。
私たちが通ってきた道だと、安房峠の辺りで太平洋側と日本海側に分かれる分水嶺がある感じ。


奥飛騨温泉郷上宝の道の駅で昼食を取り、次は宙ドーム・神岡って名前の道の駅で休憩。
ホントに車で旅行するのに便利ですよね、道の駅。
日本はどこへ行っても綺麗だしトイレもあちこちにあるし、
旅行するのに何の心配もいらなくていいなぁ~、とつくづく思います。


さて神岡と言えばスーパーカミオカンデですが、
このスーパーなカミオカンデのレプリカがここの道の駅に展示されています。
スーパーカミオカンデには直径40m、深さ41.4mの超純水入りタンクがあり、
その内面に11,200本の光電子増倍管が並べられているそうですが、これがそのレプリカ。


20120608 1315 super kamiokande (replica)

スーパーカミオカンデと同じ間隔で並べられているのだそうで、これが40mぶん・・・。
物理とか宇宙線とかはチンプンカンプンというよりはトンチンカンチンな私なので、
そこに展示されていたリアルタイムモニターについても「うひょー」という以外の感想が述べられないのが悔しいところです。
というわけで、私の説明は抜きでスーパーカミオカンデのサイトのイベントディスプレイの説明をペタリ。


それにしてもモニタリング情報がこんなところでも見られるなんてビックリです。
売店にはJAXAグッズもいろいろあって、見てて楽しかったです。


余談ですが、グアテマラからの経由地のヒューストンにはNASAの宇宙センターがありますので、
ヒューストンの空港にもNASAグッズがあったんですよね。
妙なところで宇宙と縁があるようなないような。いや、多分ないです。


神岡を抜けると後はゆるやかに下って行き・・・


20120608 1402 jinzu river

ここはもう富山市。
この神通川水系はやたらとダムやら発電所やらのありまして、
写真の向こうの方に実はダムがあるのでありますが、これではわからないかも・・・。


20120608 1404 jinzu river

この付近はもう山地を抜けて扇状地に出たところ。
最後のダムが確かこの木の陰に写っているはず・・・。
写っているのだから見えるはず。
そう、多分きっと心の目で見れば見えるんです!


ここまで来ちゃえば、後は普通に市街地を通って金沢方面へ帰ります。


こうして北アルプスを半周の旅はおしまい。
景勝地だらけの場所をさささーっとつむじ風のように駆け抜けるという贅沢旅(?)でしたが
水は豊かで緑の美しい季節の日本の山は最高!!!


と今でもしみじみ思うのでありました。


[ 2012/07/10 23:30 ] 旅行記 | TB(0) | CM(0)

日本旅行 V 立山編 黒部ダム 

室堂からはトロリーバスで立山の下を通過し、立山の東側へ。
そこからはケーブルカーとロープウェイを乗り継いで黒部ダムへと降りて行きます。


20120607 1547 Kurobe ropeway

ロープウェイからの眺めが見事。
この区間がロープウェイになってるのは景色を楽しめるようにだろうなぁ・・・
などとぼけーっと外を眺めている間に駅に到着。
黒部湖をはさんで向こう側は後立山連峰です。


駅から徒歩でダムを渡ります。
雪溶け時期のダム湖は水量豊か。


20120607 1442 Kurobe Dam

山肌に貼りつくように建設されている事務所や売店、駅舎などを見ると、
山全体が水源と言ってもいいくらい、どこからでも水が涌いているような感じでした。
湧水が飲めるようになっていたのですが、冷たくておいしい!
そういうのが珍しい小僧は、
飲みかけのペットボトルを空にして、水を詰めてきたのでありました。


20120607 1438 Kurobe dam

6月26日から観光放水が始まったそうですが、私達が行った頃はまだシーズン前。
ダムの下はほんのちょっぴり水があるだけで、下を覗き込むのもおっかなびっくり。
なんつっても高さ186mですからね・・・・・・
山肌にへばりついている階段に登るのもちょっと怖かったのですが、
ダムを背景に写真が撮れる絶好のスポットでもあり。
んなわけで、パチリ!


20120607 1407 Kurobe Dam

おほほほほ~!


ダムの壁面に通路が見えますが、こんなところで作業するのはさぞかし怖そ。。。
と思ったら、芥子粒ほどに小さい小人さんたちが仕事をしていました。


20120607 1403 Kurobe dam

拡大しても爪の先ほどの小人さんたちですが、
観光放水の時に開かれる水門付近をいじっているようでした。
こういう小人さんたちのお陰でダムと発電所は守られているわけですね・・・。


おつかれさま!と言ってもここは地元の北陸電力ではなくて
関西電力のものだからウチの実家付近にはあんまり関係ないんだよね。
もちろん北陸電力ではこの規模の設備を作ることは不可能ではあります。
グアテマラだとたとえお金があったとしても実行できないような気が。。。


ダムからはトロリーバスで後立山連峰を抜け、
長野県大町市にある扇沢駅に到着。
ここで車を転がしてきた父に拾ってもらってその日は安曇野泊。


もう少しゆっくりできたら良かったとか、夏の立山を散策したいとか
いろいろと注文はあったりするわけですが、
駆け足の立山黒部越え、満喫しました。


山は青く、水は清く豊かで、やっぱり美しいな、日本は。



[ 2012/06/26 23:29 ] 旅行記 | TB(0) | CM(0)

日本旅行 IV 立山編 美女平から室堂へ 

さてでは美女平から室堂平を目指してバスで出発!


20120607 1056 Bus

雲が低いとやっぱりグアテマラにいるような気分。
違うのはバスの乗り心地が良くて運転が丁寧で道路の舗装が良いところかな・・・。


20120607 1057 Bus

弥陀ヶ原付近かな?
視界が開けて周囲に雪が残ってきます。
風の影響を受けた低木ばかり~


20120607 1110 Bus

ここはもう室堂近くの雪の大谷。
バスルートの中では雪が一番深いところです。
前を走るバスの高さよりも高い雪の壁がまだ残っているんですよねぇ。
室堂の標高は2450mで、まだまだ雪の中でした。


20120607 1122 Murodo

室堂ターミナルの屋上から、来た道の方を眺めるとこんな感じ。
道路の向こうの方、人影が見える辺りが雪の大谷。
ターミナルの中は6月の平日に何でこんなに!と思うほどの人混みでした。


室堂付近はまだ散策にはちょっと早い時期。
溶けかかった雪は柔らかくて滑りやすく、気をつけないとこけてしまいそう。
でもそんな雪はそり遊びをするにはもってこい!


20120607 1130 Trineo at Murodo-daira

そんなわけでそりができる一角がちゃんとあるのでありました。さすが!
10m弱のスロープですが、これがよく滑って楽しい!
こんな屋外にも係の方がいらっしゃって、ご苦労様なことでした。
写真に写っているのは係員ではなく小僧です。


20120607 1146 Murodo-daira

上の方がガスってますが、こっちの方角が立山山頂。
稜線に小さい影が写っているのはゴミではなくヒト。
あそこまで自力で登り、スキーをされているようでした。


立山は子供の頃山頂まで登ったことがあり、私にとっては懐かしい山です。
室堂まで乗り物があり、1時間程山登りすれば3000m超の山に登ったことになる(最高峰の大汝山が3015m)立山は
子供にとっても登りやすく、楽しめる山です。


まあちょっと乗り物代が高いような気はしますが(笑)。


また夏場に行ってみたいなぁ~。



[ 2012/06/22 23:53 ] 旅行記 | TB(0) | CM(0)

日本旅行 III 立山編 立山駅から美女平へ 

日本滞在中の小僧のリクエストの一つが「立山行きたい!」というものでした。
8年前に立山駅からケーブルカーに乗って美女平まで行ったことはあるのですが
冬のことだったのでそこから先は断念。


16.07 Bijodaira 4

地上は晩秋でしたが、美女平は既に初冬の趣。
それはそれで素敵なのですが、寒い!


今回は緑の美しい季節ですし、立山黒部アルペンルートも開通してるから
天気の良い日に立山まで行ってこよう!ということになりました。


今回の美女平はこんな感じ。
前の写真とは写ってる方向が違うけれど。


20120607 Bijodaira

周囲の山は青く、空気も澄んでいて爽やかです。
ちょっとグアテマラシティの高原の空気に通じるものがあるかも・・・(笑)。
静か・・・ではありましたが、
乗り継ぎのバスを待っている間に何台かの観光バスが通過して行きました。
美女平までのケーブルカーも室堂までのバスも比較的空いていたのですが
室堂から先はどこへ行ってもすごい混雑!
日本語に加え、韓国語や中国語も聞こえましたが、ツアーで来られる方が多いってことなんでしょうね。


ちなみに実家からケーブルカーの立山駅までは車、
そこから先は父が車を転がして長野県側に回り、
母と小僧と私で立山黒部アルペンルートを通って来ました。


20120607 1001 Tateyama Sta.

立山駅。
この駅も山の方の立山も、富山県の立山町にあります。


ホームに入るといきなりの急勾配。
客車の手前側についているのは貨車。
立山黒部ルートというのは元々黒部ダム建設のために開発されたため、
このケーブルカーのルートも元々は資材や道具を運ぶためのものだったとか。
その名残りとして?今も貨車が連結されたままとなっています。


高低さ500m、距離1.3kmを7分で上るこのケーブルカー、
外の景色もなかなかのもの。
上りはいいんですが、下りはかなり怖そうな・・・。


このルートの駅には他の駅付近のライブカメラが設置されているのですが、
立山駅で表示されていた室堂駅付近の様子は・・・

20120607 0958 in Tateyama Sta.

若干雲はあるものの、さほど冷え込んでいるわけでもなさそう。
標高約1000mの美女平から室堂まではバスに乗り継いで行くのですが、
その話はまた改めて。



[ 2012/06/21 23:23 ] 旅行記 | TB(0) | CM(0)